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ア式蹴球部女子、インカレ優勝インタビュー(2)

〜選手編〜
堀飯豊監督が日本一のキーパソンとして挙げた河田優(社4)、渡辺夏奈(スポ3)、佐藤衣里子(スポ2)、岸星美(スポ1)。今年ユニバへ出場した4人の選手に今シーズンを振り返っていただいた。
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(1)佐藤衣里子×岸星美
――よろしくお願いします。今は長期オフですよね。長期オフは何をしているんですか
佐藤:今はあと一週間でオフが明けるので体を動かすようにはしてます。
――自主練はみんなで一緒にやるんですか
佐藤:個人です。友達同士で誘ってくる人もいるみたいですけど。
――岸さんはおととい(11日)までU-20日本代表候補のキャンプに行っていたんですよね。どうでした
岸:楽しかったです。
――結構慣れているメンバーなんですか
岸:はい。
――では、今日はインカレ優勝チームの強さに迫る!という企画なのですが
佐藤:強くない…
――いやいや(笑)。準決勝では神大に公式戦で2敗しているのに勝ちましたよね?それは何でだと思いますか?
佐藤:点が入ったから…
――負けたときも点は入りましたよね?
岸:最初3−0で、次が3−2。
――先制点を取ったのがよかったですか
佐藤:準決の日は負ける気がしなかった。
――決勝は余裕でしたか
岸:先制されてあらっ!
佐藤:私は勝つと思ったよ。
岸:別に入れられても大丈夫かなとは。
――延長に入っても平気でしたか
佐藤:私は延長は想定外。
岸:入れられる気はしなかった。
――今年は飛躍の年でしたが、監督はその要因を意識が高かったからっておっしゃっていたのですが、チーム始動当初はどうだったんですか
佐藤:その前も意識は高かったと思うし、今年の方が去年より抜きんでてよかったわけではないと思うし。確かに一年生にいい選手が入ってきたことは大きかったと思うんですけど。去年は手を抜いてたわけではないし。
――では今年結果が出たわけは…
岸:自分たちで考えているから?前は知らないけど。
佐藤:個人的には昨シーズンも今シーズンも変わらないと思います。
――昨シーズンはインカレ予選敗退ですよね。それで今年優勝ってすごいじゃないですか
佐藤:予選で負けた相手は今年3位の大阪女子体育大学なので、考えてみるともし今年予選であたってたら予選で負けてたかもしれない。
――岸さんは今年入学してこのチームはどんなチームだと思いますか
岸:自分たちで考えてやっている。与えられるばっかりじゃない。
――練習内容は監督が考えているんですか
佐藤:今年はそうです。
――戦術的にはどういうチームですか
佐藤:戦術を固めたことは一年間なかったです。選手同士で個々が動きやすいように話して。
――攻撃的なチームだと思うのですが、練習は攻撃練習が多いですか
佐藤:そうですね。ディフェンスの練習は個対個の練習はしてたんですけど、組織で守る練習はあまりしてなかった。もしやってればもうちょっと楽に戦えた部分もあったのではないかと思うんですけど。
――岸さんはどういう練習をされていたのですか
岸:キーパーですか?週に1回来ていただく方に教わるのと、男子の浦上(GKコーチ)さんにたまに、前期に時間があれば教えていただいたりとか、あといろんなところで習ったりして出た課題をここでします。結構自分たちでメニュー考えるので。自分が主導権もってやってます。
――チームの雰囲気はどんな特徴がありますか
岸:要求しやすい。
――あまり上下関係はないですか
岸:サッカーに関してはないです。
――佐藤さんはどうですか
佐藤:部員みんながサッカーが好きで、話しやすいですね。
――ほかのチームとここが違うというところはありますか
佐藤:部員の数(笑)
岸:少ない(笑) ※17年度の部員は25名
――多くなってほしいですか
佐藤:紅白戦ができるくらいには。
――新歓とかやっているんですか
佐藤:今年はやって、その成果で入ってくれた部員もいるし。でも今の1年生は新歓で誘うよりも自己推薦とかで入ってくる子の方が圧倒的に多いです。
――ではなぜ早稲田を選んだのか聞きたいのですが
岸:これからのチームだったのもありますし、キーパー的に、ボールこないチームにいっても仕方ない。
佐藤:強いチームにいっちゃうとキーパーにボールがこないから。
岸:それは嫌なんですよ。でも早稲田は惜しいし、知っている人もいるし、(佐藤)衣里子さんとか(渡辺)夏奈さんとか代表でかぶったことあったから。そんな人たちがいるのもあったし、楽しそうだったから。
――お二人は入学する前から話しとかしていたんですか
岸:お世話になりました。
佐藤:ホシ(岸)とは付き合いが長いです。
岸:ほんとに長い。自分が中3で衣里子さんが高1。まぁいろいろとねぇ(笑)
佐藤:二人で落ちたり。
岸:二人で外されて(笑)
――代表をですか?
岸:はい。
――佐藤さんはどうして早大に?
佐藤:私は、まず、(河田)優ちゃんと夏奈ちゃんが早稲田にいたので。小学校のときからちょっと知り合いだったので。それとあと堀野総監督がU-19の合宿のときにコーチでいらしていて、早稲田の監督をやっているってうかがって。ということは代表合宿でやるトレーニングとかを早稲田の部活とかでもやっているのかなと思いまして。それプラス知ってる人もいるし、その知ってる人もうまいし、スポーツ科学部の勉強も興味あったし。
――堀野総監督と掘監督はどちらが主導権を握っているんですか
佐藤:昨年の夏堀野さんがイギリスに留学されまして、部を離れるから、引き継ぎで堀さんっていう形を昨年はとってて、指導する方向性とかは二人とも同じらしくて、やってるもの、目指すものは変わりないですね。
――来シーズンは監督が代わりますよね
佐藤:今シーズン堀さんに代わってからは選手間のコミュニケーションがすごい濃密になって、選手たちがどううまくチームを運営していくかっていう方向に行ったので、新シーズンの監督に代わっても、今シーズンの後半から動いていたチームの流れで行くので、そんなにチームの変化はないと思います。
――堀監督はどういう監督でしたか?みんなに“なになにちゃん”って呼ばれているのを聞いたんですけど、親しみやすい感じですか
佐藤:いいちゃん?
岸:呼んでませんよ、そんなこと(笑)
佐藤:堀ちゃんか。長岡さんは堀ちゃんって呼んでる。堀さんはすごい努力家だと思います。大変だったと思います。
岸:勉強してますよね。
――堀野総監督はどういう方ですか
佐藤:頭がいいよね。
岸:サッカーに関する知識がすごい。
――インカレ優勝の要因として環境が整ったことも堀監督があげていらっしゃったんですけど
佐藤:見てのとおり人工芝に。グラセンの時間をアフターに使えたりもしたけど、かといってアフターをそんなにした覚えが個人的にはないし…
岸:キーパー的には最高ですけどね。やりやすいですよ。芝に近いし。土と芝じゃ違うから。だから逆に土でやるゲームになると戸惑う部分もあるんですけど。怪我少ないし。
佐藤:アクロバティック。
岸:アクロバティックに。逆にだめかも(笑)
佐藤:跳んじゃうもんね(笑)
――練習場や寮は男子と一緒ですか
岸:練習場所は一緒で男子と時間をずらして。
佐藤:2時間か2時間半くらい。
――男子は意識しますか?監督は男子は伝統も実力もあって追いつきたいとおっしゃっていましたが
岸:意識というか、うまいなぁって。
佐藤:目標になるよね。
岸:ああいうプレーすればいいのかとか。こういうこと言ってるとか。テレビだと指示とかなに言ってるかわかんないけど、直接見れて勉強になる。
――今、寮生活ですか
佐藤:民間の学生会館。
岸:女子の寮はない。
佐藤:早稲田の寮ではない。
――みんなばらばらですか
佐藤:ばらばらです。まぁ(岸とは)隣部屋だけど(笑)、たまたま。
――じゃあ普段から仲いいんですか
岸:一緒にご飯食べてますよね!
佐藤:(視線をそらして)食欲がなくて。うそ(笑)いっぱい食べちゃうね。
岸:嫌なことあったら一緒に話すしね
佐藤:ね。ずーとしゃべってる。
岸:カフェ行って。
――では目標としている選手や好きな選手はいますか
佐藤:小野(伸二、浦和)と久保(竜彦、横浜)を合わせた感じ(笑)
岸:めいわくー(笑)
――それすごい選手ですよね(笑)
佐藤:すごすぎるよね。
岸:違うじゃん、方向が。だから合わせたいのか。
――パスもできて点も決められるっていうことですか
岸:野生的な天才みたいな。
佐藤:エメルソンみたいな。
岸:じゃあエメルソンて言えばいいじゃん。
佐藤:あ、そうですね。すみません。
――やっぱりドリブル好きですか
佐藤:大好きです。
岸:うまい。
佐藤:でも切れないんだよね、スパッと。
岸:いや、うまい!うまい!この人天才?みたいなそっち系のうまさ。
――岸さんの目標とする選手は?
岸:衣里子さん。
佐藤:全然違うじゃん、方向性が(笑)
岸:笑。えっと、カンポス。メキシコの代表だった。背が低くて。超跳ぶんですよ。バネっぽく。かっこいい〜って。あとジダ。ブラジルの。
佐藤:知らない。
岸:カンポスっていうことで!カンポスはすごいんですよ。
佐藤:フィールドもできる。
岸:そう、フィールドもうまいんですよ。ユニフォーム着替えて出れるくらいうまい!
――ゴールキーパーを始めたきっかけはなんですか
岸:きっかけは…
佐藤:フジテレビ(笑)
岸:笑。きっかけは、私は小学校の男子のチームに入ってて、女子が何人かいて、小さい大会に女子チームで出ることになって、やっぱりキーパーとかいないから、「やりたい人!」「はい!」みたいな。なんとなくやって、そしたら賞をもらったんですよ。それで「自分はキーパーか!」って。
――ユニバでも最優秀GKになりましたよね。ユニバはどうでしたか
佐藤:スピードと強さが違う。すごい刺激になった。「これじゃーいかん」と。
岸:これじゃーいかん
佐藤:楽しかったね。すごい楽しかった。
岸:楽しかった。サッカーも勉強になったけど、選手村にどこの国の選手もいて、そういうのもいい経験になったし。
佐藤:食堂が一緒だったんですよ。そこで会話したりとか、支給品を交換したりとか。
――プレーの面では帰ってきてア女に教えたりするんですか
佐藤:教えるというか、感じてもらう。
岸:自分はフィールドの選手と違って、自分のプレーを見て周りが何か感じることとか少ないから、要求する部分。こういうコンセプトでやってるとか、ディフェンスに伝えたり、ア女でも使えると思ったら話し合ったり。
佐藤:私は、普通に練習を。
岸:厳しめに。
佐藤:体がユニバに慣れてるとユニバの動きでできちゃうんですよ。激しく。
岸:帰ってきてそれを終わらせちゃもったいないから。
佐藤:それが義務だよね。だけどそれがなかなか続かず…
――最後に来年、インカレ連覇するにはどうしたらいいと思いますか
佐藤:甘んずることなく練習する。…ちょっとかっこよかった(笑)?
岸:笑。別に自分らは強いとか思ってないし。
佐藤:強くないよね。
岸:やらなきゃいけないことをみんなが共通して意識もってやれば結果はついてくると思う。初心者もいるし、個人の目標を同じにすることは難しいけど、みんなが同じ方向を向いていればチームとしてよくなると思うんで。いいこと言った(笑)?

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