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総理大臣杯全日本トーナメント
7月10日 大阪・長居スタジアム
炎は燃え尽きた…7年ぶり日本一逃す
早大
関大
0
前半
2
2
後半
1
2
計
3
得点者
松橋、兵藤
エンジの炎は消えてしまった…。二回戦では大会3連覇中の駒沢大を死闘のすえ倒し、準決勝では昨年の関東一部準優勝校・流通経済大をも下した早大。関東一部所属の強豪たちに打ち勝ってきた早大(関東二部)が7年ぶり日本一まであと一歩となった。決勝の相手は、準決勝で筑波大を倒し、波に乗っている地元・関西大。結果は2−3の惜敗。全国でここまで大暴れしてきた早大だが、最後は静かに幕を閉じる結果となってしまった。
前半4分、流れの中からいきなりの失点を許してしまう。早大も攻め立てようとするが、中盤でのボール回しがうまくいかず思うように攻めることができない。この日先発となったFW高橋周大(人4)が得意のドリブルで持ち込みシュートを放つもシュートはバーの上へ。すると前半30分、その高橋に代わりFW渡邉千真(スポ1)を早くも投入。その後、ゴール前でもつれるシーンなど惜しい場面が何度か訪れるも、得点とはならない。このまま前半終了かと思われた44分、コーナーキックから追加点を頭で押し込まれてしまう。 後半は始めからFW松橋優(スポ3)が出場。大榎監督は2枚しかない控えFWのカードをここで使い切った。後半6分、その松橋が渡邉のクロスに足で合わせゴール。この得点で流れを掴んだ早大は前半と打って変わって、猛攻をしかける。さらに勢いづけるために大会初出場となるMF中島健太(社2)を入れると、その中島のクロスをペナルティエリア内でキープした渡邉がMF兵藤慎剛(スポ2)へパス。それを兵藤が落ち着いて蹴りこみ、見事同点弾となった。これで完全に早大ペースとなるも、ここで悲劇がたて続きに起こる…。相手コーナーキックからまさかのオウンゴールが決まってしまうと、「引っ張られていた感じがした」と話す松橋がシュミレーションにより退場となってしまう。
その後、何度もロングボールを蹴りこみ、追いつこうとするも得点は生まれなかった。そして、そのまま2−3で試合終了。7年ぶりの日本一を逃したうえ、天皇杯への出場も逃してしまった。また、6日間で4試合という日程に選手たちは疲れきっていた。決勝まできたのに…。その思いが選手たちを苦しめた。
しかし、エース・矢島卓郎(人4)抜きで戦った今大会。関東二部の早大は大きな経験値を得ることができた。次の目標は天皇杯出場。火は再び自分たちでつければいいだけ。早大イレブンが全国で暴れる日はそう遠くはない。
(杉渕敦)
■今後の試合日程
・天皇杯東京都予選学生系1回戦 VS駒澤大学(7月16日 駒澤大学G)
・天皇杯東京都予選学生系決勝 VS国士舘大(7月18日 東学大G)
★早大から3人がユニバーシアード代表最終メンバーに選出
今年8月にトルコ(イズミル)で行われるユニバーシアード夏季大会のサッカー男子日本代表に早大から主将のDF徳永、GK時久、MF兵藤の3人が選出された。同代表は7月17日から26日まで、ドイツにて強化合宿を実施予定。
◆コメント
大榎監督(昭和63年教卒)
追いつけたのは素晴らしかった。三点目は誤算でしたね。本当は前半0−0ぐらいで折り返したかった。松橋・渡辺は疲れていたから。ただし、流れを変えられるのは彼らだけ。それが出来るようにスタメンからは敢えて外した。でも(渡辺)千真は最初から行けたかな。今回は今まで出られなかった選手たちに力を爆発させて欲しかった。全体を見て全国に出られたことは良かった。(駒沢戦も含めて)粘り強く戦うことが出来た。点を取られても取り返す、そしてひっくり返す。でも点を取られないサッカーをすることが大事だね。
徳永主将
(準優勝という結果は?)優勝しか考えてなかった。連日続く試合で疲れていた。でもその中で何が出来るかを考えていた。キツイなりに点が取れるようにしたかった。優勝してインカレ(全日本大学選手権)や天皇杯を目指したかった。キャプテンとしてチームを勝たせて優勝したかったんで残念です。ただ、やっている方向はまちがっていない。一人一人のレベルアップと細部の修正が必要なだけ。ただ結果としてタイトルが取れなかった。一からやり直しです。(ユニバでは)連覇がかかっている。優勝したい。
松橋
(ご自身あの退場については)最悪です。自分では引っ張られた感じしたんですけど。でも、決めるのは自分じゃなくて審判なんで。(大会準優勝という結果については)全然満足してないです。(なにか課題は見つかりましたか)連戦が辛かった。それを乗り越えられる体力をつけていきたいです。
時久省吾(スポ3)
(今日の結果については)しょうがないっちゃしょうがない。悔しいです。(ご自身何度か好セーブを見せていましたが、その中での3失点という結果については)サイドから崩される場面やセットプレーで決められるのが多かったんですけど、それは集中力でなんとかできるんで、カバーできるとこはあったと思います。(セットプレーの守備の練習は普段はやっていますか)やってないです。でもそれは精神的なものでカバーできるんで。(ユニバの候補に残っていますが(当時))いつもどおりのプレーをやって、いいとこを見せたいです。
兵藤
(この大会に臨む気持ち)予選を戦ってないから責任を感じていた。優勝させたかったけど自分もチームも力不足だった。(力不足だった点は)立ち上がりの集中力(自分にとってこの大会は)通過点。負けたのでさらに練習して力を蓄えて来年はこの大会で優勝したい。(試合を振り返って)前半引いて守るか前からやるかFWがわかってなかった。ボールは回せるけどシュートの意識がなかった。みっともない試合になってしまった。セットプレーだけ(でやられた)。それでも強いチームはそういうのもしっかり守って勝てるから、このチームはまだ強くなりきれていない。だから全国優勝もできなかった。(2部のチームよりボールキープができなかった?)ボールのキープ率はどことやってもうちのほうが高かったと思う。相手は早稲田にビビッてたし、引いて守ってきて、早稲田が得意な速い攻撃ができなかった。ボール回しでは負けてないけど、その後の攻撃の質が今後の課題。(この大会はチームにとって自信になったか)もともと勝てるチーム。一人一人それなりに自信を持っている。確かに駒大に勝って勢いも出たし自信にもなったけれど、結局優勝できなかったから、まだまだ自信をつけるほどではない。(ユニバについて)大学の代表として誇りを持って戦いたい。3連覇に貢献したい。
金守貴紀(社2)
(今日の試合について)前半の立ち上がりと終わりの、点を取られてはいけない時間にとられてしまったのでこの結果になった(相手FWの印象)足元のしっかりしているFW。でも崩されたのは1点目だけで恐いという印象はない(この大会を振り返って)自分自身はいい経験になって自信になった。駒大では粘り強さも出せてチームにとっても自信になったと思う。
中島
(総理大臣杯本戦初出場でしたが、どのような意気込みで臨みましたか?)出てなかったぶん、点をとりに行こうと思ってました。(途中出場でしたが、監督から何か指示はありましたか?)サイドでドリブルを仕掛けて、前ではってるように言われました。(相手の印象は?)ベンチで見てる時は、うちも崩されてたし、うまいなぁと思った。けど後半になってからはうちがペースをつかんだ部分もあって、相手に対して特に何とも思わなかった。(再三サイドを突破してボールをあげてましたが、自分のできは?)ドリブルは結構思うようにいった。あとはクロスの精度を上げていかなきゃ、と思いました。(早稲田がもっと上に行くために必要なモノは?)やっぱりこういう大会というか試合になると、選手層の厚さがモノをいうようになってくると思う。だから、自分も先発のレベルになれるように努力していきたい。
吉村文宏主務(政経4)
くやしいです。悔いの残る内容でした。全国は後輩に任せて、天皇杯と二部リーグで優勝します。
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