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早大を支える、“陰の戦士”たち(3)

自らもア式蹴球部の選手としてプレーしながら、学連のメンバーとしても頑張っている高橋稔裕(政経4)の話。
Q.学連ってなんですか?
A.学連は関東学生連盟のことで、大会の運営などをしています。
Q高橋さんはどんな仕事をしているのですか?
A.僕は学連の早稲田大学サッカー部幹事長で、学連と部をつなぐ仕事をしています。普段はサッカーの練習をしていて、週1回 会議があって、大会の注意事項やアップ場の状況を聞いて、例えばアップ用の靴が必要だったりとか、主務に伝えたりします。
Q.やることが多くて大変そうですね
A.仕事は多いですね。学連の仕事をしっかりしつつ、サッカーを楽しんでいます。
Qこの仕事のやりがいは?
A.チームを背負っているということです。
Qこの仕事を始めたきっかけは?
A.学年で一人、2年の後半あたりにみんなで決めるんだけど、1年の時から雑務をしていて「お前なら」ということになった。
Qこの仕事をしていて楽しいことは?
A.いっぱいあります。ほかの人が聞いたら楽しいとは思はないかもしれないけれど。まずはチームを背負っているんだという気持ちがある。大会のエントリー表を出すのに選手の生年月日や出身校やJFAの登録番号を書くんだけど、それをミスすると選手が試合に出られなくなってしまう。だから何回も確認して、最終的に「よし」と。あとは、ほかの大学の人と出会えて自分の成長につながることだね。
Q.具体的には?
A.サッカーだけやっていたら見えないこと―大会運営のこととか、見れることで、視野が広くなったと思う。
Q.苦労したことは?
A.登録。あとは就活と学連の仕事と学業の両立。
Q.学業との両立はやはり大変ですか?
A.授業に出られなくて、そうすると流れがわからなくなってしまう。ア式のやつも協力してくれるけど… 忙しくて寝られない日もあるし。やっぱり学連優先だから。チームを背負っている意識があるからね。
Q.失敗談とかありますか?
A.失敗すると本当にしゃれにならない話も…。結局見つかったんだけど、書類やお金の入った袋をなくしたこと。青ざめたね。
Q.逆にうれしかったことや思い出に残っていることは?
A.去年の暮れのミーティングだね。4年生の間で、自然に「1部に上がりたい」というふうにみんなが言って、「全国で1番になろう」というふうに、本当に自然に話がまとまって、そういうのを支えられるというのは嬉しいことだなと。
1年のときに久しぶりに1部に上がったんだけど、連敗街道まっしぐらになって、その時は自分はチーム付きをやってて雑用やお茶くみをしてたんだけど、同じ1年も徳永(悠平=人4)とか高橋周大(人4)とか、試合に出てたし本当に悔しくて。そのときの4年生はお兄さんみたいな感じで、怖いけど信頼できる、みたいな感じだったんだけど、連敗して、混乱して、チームがばらばらになってしまって。2部でも負け癖が付いちゃってて都リーグに落ちちゃって・・・。で、昨年新しい監督を迎えて、2部に上がって、1年のときは2部に落としちゃったけど、最終的に今年1部にあげる立場になれるのは光栄なことだなと。
Q.今年は絶対昇格できますよ
A.いや、何が起こるかわからないですよ。でも今は油断がない。スタッフも試合に出られない選手も気のゆるみがない。上を目指すだけだから。1部に上がれるチャンスを生かしたい。
Q.先ほど監督の話が出ましたが、監督はどんな人ですか?
A.根が明るくて人格者。
Q.監督が来て変わりましたか?
A.変わったね。こういうとなんでも監督のせいにするみたいで嫌だけど、チームの雰囲気がよくなった。
Q.選手の裏話とかも聞きたいのですが
A.みんなバカだよ。ウイイレを夜な夜なやっている。寮の王者とかいる。ア式のウイイレレベルはかなり高い。徳永はうまいよ。
Q.早慶戦のMVPを予想して欲しいのですが
A.高橋周大。お祭り男だし派手好き。でも影で努力している。
Q.将来の夢は?
A.今考え中なんだよね。まず今の仕事をしっかりして、その中から何が見えてくるか考えたい。サッカーに関わらなくても、人を支える仕事がいいな。今はとにかく学連の仕事をしっかりして、サッカーもして、勉強もして、大学4年間を終わらせたいです。
(※取材は早慶戦以前に行われたものです)
“陰の戦士”たちは、それぞれが独自の立場でア式蹴球部を見つめ、支えている。しかしその視線は一筋の光で繋がっている。向かえる早慶戦。監督、選手、そして彼らの力が融合した時、本物の早大が見られる時が来る。

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