|
|
|
|
第55回早慶サッカー定期戦
(6月26日 国立競技場)
|
|
2年連続の早慶戦勝利ならず、引き分け
| 早大 | | 慶大 |
| 1 | 前半 | 0 |
| 1 | 後半 | 2 |
| 2 | 計 | 2 |
得点者31分矢島(早大) 77分島村(早大) 82分池田(慶大) 89分奧田(慶大) |
[ メンバー表はこちら ]
そろそろ試合も終了ー時計を見てそう思った瞬間、慶大観客席の歓声と共に慶大選手のシュートが早大ゴールに突き刺さった。ア式蹴球部の2年連続の早慶戦勝利が目の前からすり抜けていった瞬間であった。
前半は圧倒的な早大ペース。前半11分に兵藤慎剛(スポ1)から中央ヘのセンタリングを高橋周大(人3)がうまく合わせるもポストに当たるという決定機を作ると、その後も積極的に攻め続け、ついに前半31分、ペナルティエリア内で高橋周のシュートがポストに当たり、その跳ね返りを詰めた矢島卓郎(人3)が持ち込んでシュート、先制点を決める。守備陣もGK植草裕樹(人4)を中心に危ない場面をほとんど作らせず、1−0で前半を折り返す。
後半になると慶大の積極的な攻めが次第に見られるようになるが、対する早大も玉田英史(商3)、島村毅(スポ1)を投入するなどして追加点を狙う。そして後半32分、代わったばかりの島村がエリア内での矢島からのパスを冷静に決め、2−0とする。しかしこの追加点で気が緩んだのか、それとも慶大の意地か、後半37分、慶大に1点を返されると、後半44分、ついに同点に追いつかれる。そしてそのまま試合終了。今年の早慶戦は2−2の引き分けという結果で幕を閉じた。
引き分けという結果だったが、内容では充分に早大が上回っていた。その中で一際目立っていたのが矢島だろう。1ゴール1アシストという結果もさることながら、何度となく相手ゴールを脅かした。また途中出場でしっかりと役割を果たした島村の存在も大きい。チャンスを確実に決める決定力は今後重要なカギとなることは間違いなく、これからに期待を抱かせるものであった。そして豪華な顔ぶれとなった中盤陣も、徳永悠平(人3)や兵藤、鈴木修人(スポ1)が何度も攻撃の起点を作った。しかしこれからの課題が明確に見えた試合でもあった。終盤で追いつかれ、勝ち切ることができなかったこの展開に金田隼輔(スポ2)はこのチームには「勝負強さや意識が必要」と言う。3ー5ー2というシステムにまだ慣れていないということもあったのだろうが、多くの選手が課題に挙げた「集中力」を切らさず、意識を高くして臨むことが今後必要になってくるだろう。
秋には関東大学リーグ2部への昇格を懸けた、大切な戦いが待っている。それまでに個人個人がこれまでの戦いの中で見つけた課題を克服し、チームとしてまとまることができれば、きっと大きく成長したア式蹴球部を見ることができるはずだ。
(市川淳一朗)
◆コメント
大榎監督
(今日の結果について)1点取られたあとバタバタしてしまった。落ち着けなかった。選手はよくやった。組織として戦えるようにならないといけない。相手ペースのときにこらえられないと。この展開なら0点、せめて1点に抑えないといけない。観客の期待には応えられなかった。経験にはなった。次につなげたい。(課題は)DFの修正。チームとしてのDFをできるように。
近藤主将
本当に勝ちたかった。出してもらえたのに悔しい。悔しがっても仕方ない。負けたわけではなく、引き分けだからプラスにとらえたい。もうひとつ山を越えれば。さらに厳しくやっていきたい。(最後にチームに何か言った?)これから、大会を支えてくれたメンバーにありがとうと伝えたい。
植草
(感想)悔しかった。勝ちたかった。4年ひとりで、やっぱり早慶戦は最後の学年が一番思い入れがある。
4年でも出たいやついっぱいいて、そのぶんもがんばりたかった。4年ひとりだったことにプレッシャーは感じなかった。気持ちを体現できたらいいと思っていた。(後半始まる前に言ったこと)「相手も1−0だったらもっと来る。油断しないでやれ。落ち着いてやろう」と言った。(2点目の失点)ここに来ると思った。飛び出したまでは良かった。でもむこうの気持ちに負けた。ファールだと思った。審判にやられたとその直後は思った。(試合の流れ)ディフェンスは悪くなかったとは思う。金守とかいい動きをしていた。中盤とFWがコンパクトになっていなかった。1失点から修正できなかった。回せてたけど入らなかった。前半はうまく回して、点も取れた。後半はパスがFWに通らなくなって、低い位置でボールを取られるようになって疲れてきた。徳永が抜けたときにバランスを崩した。(これから)すぐにうまくはならないと思う。でも秋まで時間なさそうに見えて実はあると思うから、少しでも練習してうまくなりたい。
徳永
(早慶戦は)たくさんの人が応援してくれる。(勝てなかったのは)残念。積極的なプレーが出来たのはよかった。怪我は大丈夫です。
矢島
(今の気持ちは?)いやーあかんね、引き分けじゃ。最後はうわーって感じだった。(点取ったけどどう?)
まぁあれはたいしたことないけど。祭りだからちょっと喜んだ。でも決定的な場面で外しすぎ。チームとしてもっと取れたはず。(何を心がけてプレーしてたか?)相手が引いてくることはわかってたから、ボランチとバックラインの間で起点になろうと。それはふつうにできた。(今日のチームについて)3-5-2だったんだけど、途中からよくわからなくなった。ひとがいろいろ変わってバタバタしてしまった。(今後に向けて)チームとしてまだまだ。もっとできるはずなんで頑張りたい。
岡
勝ちゲームを逃した。引き分けでよかった。(昨年はリザーブででれなかったが今回は先発出場)久々に緊張した。今季は下からのスタートだったが、めげずにやれたのがよかった。(3バックでしたが)練習してなかった。でもそこまではやりにくくなかった。(2失点目は)どこにいたかも覚えてない。慶応の執念に負けた。
高橋周
(最後の最後に追い付かれました)ダメですね。2点差が危険なのは分かってたのに。気を引き締めないといけなかった。油断した。(今日は3‐5‐2でした)久しぶりのトップ下でした。いい感じでした。(1点目の起点になった)シュートは外したぁって感じでした。(今後の課題は)勝負強くなること。勝ちぐせをつけたい。
金田
(試合を振り返って)もったいない。勝てた試合だった。(交代について)俺もバテてたんで。左脚炎症おこしてて痛み止めうっていたのもあって。でも膝は調子よかったし、芝生で久々にやった攻め疲れが(理由)。(交代後中盤がすかすかしてしまった?)DFラインとFWラインの間が間延びしちゃった。(鈴木)修人は飛び出すから、DFラインは吸収せざるをえない。前の選手が落ちて来て埋められたらよかったかなと。(交代するまでの展開について)1点入った後で追加点を取りに行くべきだった。もっと高い位置でボールもらわなきゃいけなかった。(やり慣れない)3−5−2だったんでバランスが取れてなかった。でも4−4−2でも3−5−2でもどっちでも対応できるようにしないと。ありえるという予想はしていた。高校のとき3−5−2だったんでわりとそのままできたし。(やりたいと言っていた「楽しいサッカー」はできた?)前半はわりと。ただ勝てなかったのが。4年生最後なんで…。まぁ下向いててもしょうがないんで次に次に。(最後に「孝介9」って書いたシャツを着ていたけど?)去年出られなかったとき(高橋孝介が)声かけてくれたりした。ずっと同部屋で、今日も悔しいはずなのに声かけてくれた。同じピッチでやってるってことをカタチで表したかったから。(2点先取して追いつかれたこの結果について)甘さ。ここで勝てないと本当の強いチームじゃない。上手さ・個人技はあるから、勝負強さや意識が必要。これからの経験で身につけたい。練習中から球際にいくなどすることが必要。逆に引き分けたことで、引き締めてやれると思う。(秋の都リーグに向けて)簡単な試合にはならないし、何が起こるかわからない。都リーグよりもっと高いレベルのサッカーを練習中からやりたい。そうすれば秋までに結果は見えてくる。
松橋
(慶大はどうでしたか)関東二部でも同じ学生だし、勝ちに行こうと思ってた。でもやっぱり一番の差は粘り強さのちがいです。(前半はよかったですね)自分たちのサッカーが出来てたと思う。足が痛くて動けなくなって交代したけど、今日は替わりたくなかった。(二度目の国立でしたが)一年の時から出してもらってるし、このまま4年まで一回も負けないで行きたいと思ってたんですが。(ワセダに足りないものって感じましたか)最後に集中力が切れてしまう。試合終了のホイッスル聞くまでは油断しちゃいけないです。
金守
つかれました(笑)人もたくさん入っていて、楽しかったです。(惜しい試合でしたね?)詰めが甘かったです。(同点にされた場面は)中盤が足が止まっていて、ディフェンスの枚数が足りなかった。(最後残り10分は)攻めにいかなければ、よかった。でも終わったことなのでしょうがないです。(前半は)いい感じでパスが回っていたと思う。パスとかのつなぎの部分では良かったと思う。(今日の試合は)自分では、結構がんばっていたと思う。(試合前に山口選手とはどんな話をされましたか?)当たりに行く時は、思い切って当たりに行けと。カバーリングは任せとおけと言われました。
鈴木修人
(初めての早慶戦はどうでしたか?)勝ちたかったですね。自分の学校の人がこんなにたくさん来てくれるなんて思わなかった。(後半になってチームがうまく機能しなかったのはなぜ?)前半攻めすぎて疲れました(笑)後半はディフェンスの形が変わって、バランスが悪くなってしまった。徳永さんが外れた時、一人少ない状態で入れられたのが痛かった。(慶應に追い付かれた時の気持ちは?)粘り強いなって思いました。慶應は少ないチャンスをものにした。後半になって慶應の思い通りの攻撃をさせてしまったのがよくなかった。(秋に向けて一言お願いします)負けなかったからよかった。2−0から2−2に追い付かれたのはまずいけど、今日の慶應から自分達も負けている時に諦めちゃいけないって思った。前半はよ
かったからあとは集中力が続けばいいと思う。
兵藤
(初めての早慶サッカーでしたが)楽しくやれた。ただ最後にああなってしまったのは集中力が足りない。
後半は自分たちのリズムでやれてなかった。ずっと(慶応に)やられてた。自分らのリズムでやれば勝てない相手じゃなかった。チャンスは何回かあったけど決められない。決定力がない。そこが課題。リーグ
に向けてそれがわかったのは良かったんじゃないか。(自身のプレー)もっとチャンス作れた。2本決定機があったしどちらかは決めておきたった。1本でも決めてれば違った。(システムが3-5-2に変わったが)監督がそのほうが戦術的にやりやすいんじゃないかということで。でもまだ慣れてないです。(具体的にはどこがやりやすいのか?)マークをFWに2枚つけられる。シンプルにマンツーでできる。なので相手にはまる。(全体的には押していた試合だったが)キープだけじゃ勝てない。2-0になった時、もっとシュートの回数が増やせられれば。DFとFWまでを縮めてコンパクトに試合を運べば勝てた。(U19のシンガポール戦に向けて)自分の生きるプレーを100%出せればいいんじゃないかと思う。あとはうまくアピール出来れば。
島村
(ゴールの感想は)うれしかったです!(途中からの出場だったわけですが?)緊張よりワクワクしていた。早く出たいなと思って。国立のピッチは最高でした。(点を取った直後に同点にされてしまったわけですが?)そうですね、点は取ったんですけど、あの時間帯は監督からもFWも戻って守備をするように言われたんですけど・・。(矢島選手とのコンビはどうですか)しっかりキープしてくれるからやりやすいです。(すっかりチームには馴染んでいる様子ですね?)自分としてはうまくいきすぎている部分がありますね。
|
|
|
wasedasports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
すべての著作権は早稲田スポーツ新聞会に帰属します。
なお学校長期休暇中のお問い合わせには応じられませんのでご了承をお願いします。
(C)2001-2003,Waseda Sports Press
|
|
|