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  アテネ五輪アジア地区最終予選 U-23日本代表 vs U-23バーレーン     (3月14日 埼玉スタジアム2002)

 日本まさかの完封負け、徳永も見せ場なし

 日本がバーレーンに0−1で敗北を喫した。終始、ボールを支配したのは日本の方だった。だが後半26分、相手のフリーキックから失点。その後は攻撃を果敢に仕掛けるも、焦りから精度の落ちたシュートを連発した。結局ゴールを奪えずに試合終了。徳永は右MFで先発出場したが、いつもの力強い右サイドアタックは見られなかった。

 もともと勝たなくてはならない試合だった。だが第1試合で、UAEがレバノンに引き分けたため、日本ラウンドは予想外にも試合前に日本有利な状況になった。誰もが安心してゲーム展開を見守っていたに違いない。だが前半27分に闘莉王(浦和)が負傷し退場。勝てば有利な試合が、負けたら後がない試合に変わった。闘莉王なくして、残り2試合を勝ち抜くのは厳しいからだ。先制点のほしい日本は積極的に攻撃を仕掛ける。だが、闘莉王に代わって投入された阿部(市原)、3日前に招集された根本(大分)のフリーキックからゴールを狙うも決定機は作れなかった。引いて守るバーレーンの前に、無得点で前半を終えた。  前半はあまり見られなかった徳永の右サイド攻撃だが、後半になり、徳永の運動量も上がってきた。しかし、徳永は開始早々の3分と12分に右サイドから仕掛けるも、展開できずに追い込まれてしまう。だがそれで得たコーナーキックは、ゴールには結びつかなかったものの流れを引き寄せた。その後日本は再度左サイドから攻め込み、攻撃の最後はシュートで終わるという展開で完全にゲームを支配した。23分にも、高松のシュートのこぼれ球を最後にはきちんと田中(浦和)がシュートで攻撃をしめた。だがそこからバーレーンにカウンターを仕掛けられる。後手に回った日本は、守り切れずに那須が警告。そして、フリーキックは壁に当たり、ゴール前のこぼれ球を押し込まれて先制を許した。点がほしい日本は、直後に石川(東京)を、34分には松井(京都)を投入。だが、焦った日本は、打ったシュートの本数が増えるだけでゴールネットを揺らすことはできなかった。ロスタイムは4分あったが、バーレーンに作為的に時間を稼がれ、最後の猛攻も見せられずに試合終了。勝ち点を落とした。

 ここまで無失点だった日本。だが闘莉王を欠いたDF陣が、初めて得点を許した。次のレバノン戦は那須が累積で出場停止、それに加えて闘莉王が出場できないとなると厳しい戦いを強いられるだろう。日本が敗れたために、日本、UAE、バーレーンが勝ち点7で並んだ。三つどもえの激しい争い、どのチームが抜け出すか。休む間もなく、明後日には再び決戦だ。
(鈴木昌恵) 
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