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ア式、新体制で始動
大榎克巳(昭63教卒)監督新体制となり新たな一歩を踏み出した早大イレブンは、現在J1に所属するFC東京との練習試合(35分×3本)に臨んだ。開幕を控えた強豪を前に臆することなく試合を進めた。だが、健闘もむなしく、トータルスコア0−8で敗れた。
1本目試合開始早々、早大はコーナーキックから先制点を奪われることとなる。高い軌道を描いたキックは早大DF陣の頭上を越えファーへ。そこで待ち構えていたかのように、ジャーン(東京)が飛び込みヘッドで合わせた。失点を喫した後はペースを乱されることなく、安定したプレイを見せる早大イレブン。今春入部予定の鈴木修人(千葉・市船橋高=スポーツ科学部入学予定)はボランチのポジションから左右に正確な展開を見せ、幾度となく相手ゴールを脅かした。また、同じく入部予定の兵藤慎剛(長崎・国見高=同学部入学予定)も自慢の突破力を武器に相手DF陣を翻弄。攻撃の要として機能した。守ってはGK植草裕樹(人3)のコーチングに鼓舞されたDF陣が相手のシュートコースをしっかりと消し攻撃の形を作らせなかった。
しかし、相手の強靭なフィジカル、高い打点、速いドリブルなどの身体能力に加え、正確なボールタッチ、速いプレッシャーにより、攻撃を組み立てられない。また、もう一つの敗因として来年度主将を務める近藤繁也(人3)は「一つ一つの判断が遅かった」と分析する。ボールをワンタッチでつなぐ相手に対し、早大は判断力では完全に遅れをとり、チャンスを生かせない。それどころか、逆にトラップミスやそのプレッシャーからミスを犯す早大を東京は見逃さなかった。さらに2本目以降は、守備力の差が明らかで、大量失点を余儀なくされる。3本終わって見れば0−8の大敗だった。それでも持ち味を生かし好機を何度も演出した矢島卓郎(人2)は、「個人の、チームのレベルが違う」と言う。自身はJ2川崎フロンターレの練習に参加し、その厳しさを身を持って体験していた。チームについては大榎監督もサイドのカバーリングやラインコントロール、また速いボール回しなどを課題として挙げた。
新戦力の台頭やエースの安定したパフォーマンスが見られたのは大変に頼もしい。またチームの雰囲気も良く、これから組織力の底上げが成されれば、その頼もしさは、より増してくるだろう。ア式蹴球部の二部復帰へ向けての本当の戦いが今、始まった。
(灰野研一)
◆早大ア式蹴球部平成16年度体制
監督 大榎克巳(昭63教卒)
主将 近藤繁也(人4)
主務 木藤大輔(教4)
副将 松尾英成(人4)
副務 安達尚子(人4)
吉村文宏(政経3)
※学年は新学年のもの
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