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FISワールドカップ 第1・2ピリオド
11月25日〜1月15日 フィンランド・クーサモほか
総合ランク29位できょう3日から後半戦へ
初戦で22位につけた渡部善
昨年の11月末に開幕したノルディック複合競技のW杯。ヨーロッパ各地をまわりながら全23試合を競うため、およそ3カ月半の長丁場となる。今大会に出場している日本代表選手は全7名だが、その中で唯一の大学生である渡部善斗(スポ2=長野・白馬)は、個人第12戦を終えた時点で総合ランク29位に入る好成績を残した。スキーのW杯においては、総合ランク30位までに位置することがトップグループのひとつの目安とされており、渡部善の力が世界に通用することが証明されたと言えるだろう。
W杯では各試合の入賞者にポイントが与えられ、その合計で総合優勝が決まる。1位の100ポイントから30位の1ポイントまで、上位30名が各順位に応じたポイント数を獲得できるという方式。渡部善は個人第6戦まで毎試合30位以内をキープし確実にポイントを積み重ねていった。特に個人第5戦においては、ヨーロッパの強豪たちを抑え自己最高の8位をマーク。1月12日の団体戦でジャンプ着地時に転倒して以降、個人戦では30位台にとどまっているが、後半戦での巻き返しに期待したいところだ。
初戦で2位に輝いた渡部暁
ノルディック複合は、その名のとおりジャンプとクロスカントリーを組み合わせて行う競技である。選手たちはジャンプのための瞬発力とクロスカントリーのための持久力、どちらも兼ね備えていなければならない。昨シーズンのW杯では第2ピリオドまで出場して総合52位だった渡部善。「ジャンプでは通用するがその分クロスカントリーが通用していない」と感じたという。今季の成績もクロスカントリーに比べるとジャンプの順位の方が総じて高いことは確かだ。しかし自分の弱点が分かっているのならばやるべきことは明白であり、持久力に関しては「時間をかければかけるほど伸びるような気がします」と、今大会前に語ってくれている。
いよいよきょう3日はイタリアで個人第13戦が行われる。前試合から半月ほどあいてのレース、渡部善が自身のコンディションをどこまで高めてきたかに注目したい。また兄である渡部暁斗(平23スポ卒=現北野建設)は2位に2度輝き、現在総合ランク3位。こちらには今季初優勝の期待がかかる。3月10日の最終戦を迎えたとき、渡部兄弟がどこまで躍進しているのか、そしてその先に待っている世界選手権やソチ五輪での活躍もおおいに楽しみである。
(記事 楽満賀奈子、写真 岩瀬孝文氏、写真提供スキー部 倉田秀道監督)
◆結果
▽渡部善斗(スポ2=長野・白馬) 11月25日 個人第1戦(フィンランド) 22位 (17位、33位)
11月26日 個人第2戦(フィンランド) 14位 (13位、36位)
12月3日 個人第3戦(ノルウェー) 28位 (6位、40位)
12月4日 個人第4戦(ノルウェー) 27位 (8位、27位)
12月10日 個人第5戦(オーストリア) 8位 (10位、18位)
12月11日 個人第6戦(オーストリア) 20位 (17位、30位)
1月13日 個人第10戦(フランス) 38位 (22位、41位)
1月14日 個人第11戦(フランス) 36位 (17位、42位)
1月15日 個人第12戦(フランス) 32位 (9位、40位)
※カッコ内の順位は前半ジャンプ、後半クロスカントリーごとの順位
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