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 GPシリーズ・中国杯 11月9〜12日 中国・南京



 プレーバック中国杯

 今季GPシリーズ初戦に臨んだ中野友加里(人3)。昨季までとは状況も大きく変わり、優勝候補として期待がかかったが結果は惜しくも2位だった。ショートプログラム(SP)でトリプルルッツが2回転判定を受けたほか、スピンでもやや精彩を欠き2位発進。フリーは得点を伸ばせず、こちらも2位となり不完全燃焼に終わった。また今大会ではフリー演技直前に観客がリンクに向かって投げ込んだぬいぐるみがぶつかったり、帰りの航空機が欠航し北京で1日足止めされるなど多くのアクシデントに見舞われた。


 スコア順位
SP54.90
フリー96.37
総合151.27


中野友加里(写真は全日本選手権のもの) ――2位という結果は
 やっぱり去年の成績も気にしていたのか、銀メダルではあるんですけど悔しいです。

――ファイナルは十分狙える位置ですが
 ファイナルうんぬんよりも、自分の納得のいく演技ができなかったこと、優勝できそうでそれを逃したことが悔しいですね。

――SPではトリプルルッツの回転不足が響きました
 それも含めて、もったいないことが多かったです。レベルも取れるレベルを取れていなかったりして。そういうのが敗因の一つだと思います。

――フリーでトリプルアクセルを回避したのは
 もう、すごく迷ったんですけど。6分間練習が終わってから決めたいとは先生に言っていたんです。2回転判定されることが多いし、今回は自信がなかったので。でもやっぱり、多少の後悔はあります。

――今年の四大陸選手権でも僅差で2位。そのときはトリプルアクセルに挑戦しました
中野友加里(写真は全日本選手権のもの)  四大陸は、悔しかったけど納得できる演技だったので仕方ないです。それは満足しています。ただ今回はほとんどのことでできなかったのが残念です。

――足換えコンビネーションスピンでレベル1がついてしまっていたのは驚きました
 具体的には、1つのポジションで2周以上回らないといけないのを1周半しかしていなかったと思うんです。後からビデオで確認したんですが。それでレベルが上がらなかったんだと思います。やろうとしたことができなくて取りこぼしが多くて、ささいなことに見えますが得点には響きますね。

――去年の成績を気にしているということが演技にも影響していますか
 去年の成績に伴わないと、というプレッシャーもあって、地に足がつかなかったです。

――ぬいぐるみの件は精神的に影響は
 それ自体は影響はありませんでした。でも、演技に向けてものすごく集中しているときに当たったのは、わざとでもわざとでなくても、私でも他の選手誰にとっても、本当にひどい話です。男子の試合でも、ちょうど私も見ていたのですが途中でジャッジが酸欠で倒れたりと、トラブルの多い試合でした。

中野友加里(写真は全日本選手権のもの) ――レイバックスピンは他の選手もレベル2〜3止まりで苦戦気味ですね
 そうですね。ビールマンを入れても、あとは回転速度の変化がないとなかなかレベルが上がりません。ポジションを変えて、だんだん速く回らないとレベル4には届かないと先生とも話をしました。

――スケートアメリカでの安藤選手の優勝は刺激になったと報道されました。代表権を争う日本人の活躍はプレッシャーになりますか
 プレッシャーはあったかもしれないです。記者さんたちには他の選手のことをどう思うかよく聞かれるんですけど、どの選手も「気にしない」と答えると思うんです。でもどこかで気になる部分もあるはず。私も、特別気にしているというわけではないですよ。

――スケートカナダの大会中は佐藤コーチが不在でしたが
 その間は久美子先生に見ていただいていたんですが、久美子先生も東日本(選手権)に行ってしまったので一人でした。一人の練習で一番怖いのは、ケガにつながりやすいことなんですが、先生がいない状況はこれから先もあると思うので、とにかくケガに注意することが大事だと思っています。

――ジャンプ構成など、プログラムの手直しは考えていますか
中野友加里(写真は全日本選手権のもの)  まだわからないです。先生ともまだ相談していないですし。このままかもしれないですし、NHK杯に向けて変えるかもしれません。

――昨年の活躍があって、今季初めての国際大会でしたが
 去年のことは気にしていないようでどこかでずっと気にしていると思うんです。でも、先生に言われたんですが、「おととし、あなたが中国大会に初めて出たときは何位だった?」って。「ショートプログラムで失敗したのに2位だよ。大きな進歩でしょう」と。欲ばっかり出さないで、しっかりやっていきたいですね。

――新しいエキシビションナンバー、良かったです
 3つ滑った中で一番良かったといろんな人に言われました(苦笑)ブロック大会が終わってから、1〜2日で、久美子先生に作ってもらったんですが、途中まだできていないところもあってアドリブで滑りました。

――エキシビションでループを跳んだのが、やるなぁと思いました
 一番苦手なのはルッツなんですけど、やはりループもすごく得意、というわけではないんです。なので、エキシビに入れて少しでも練習になればと思っています。ループを入れたところは自由に他のジャンプにもできますし。フリーで失敗してしまって、ループを跳ばずに帰るのがイヤだったので、やってみよう、と思いました。

中野友加里(写真はメダリスト・オン・アイスのもの) ――スピンもすごく長く回っていましたが、以前言っていたランビエール選手の影響ですか
 スピンが得意なほうなので、できるだけスピンの時間をとれるように曲を作りました。エキシビはいつもだいたい3分くらいなんですが、スピンを長く回ろうと思って3分40秒にしました。でも、もっと回れたらと思っています。

――NHK杯までの2週間は何を優先して練習されますか
 練習の量、長さよりも密度の濃い練習ですね。先生にも言われましたが、短期集中で。

――具体的には
 今回失敗したジャンプ、スピンやステップのレベル強化です。

――ところで、中国大会出場が決まったときは日本から近いと喜んでいましたが
 飛行機が飛ばなかったので全然です(苦笑)カナダやヨーロッパに行くのと一緒でした。トラブルが多かったです…。







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