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第6回アジア冬季競技大会
1月28日〜2月4日 中国・長春
アジア制覇!世界選手権へアクセル全開
昨年末の全日本選手権でうれしい世界選手権代表となった中野友加里(人3)。以前から派遣が決まっていた4年に1度のアジア冬季競技大会で、堅実な演技でショートプログラム2位から逆転、昨季NHK杯以来となる国際大会のタイトルを手に入れた。中野にとって今大会は、前回青森大会で国際大会シニアデビューを果たしさらに3位となった思い出の大会。試合前は不調に不安を抱えていたなかでのこの優勝は、世界選手権(3月19〜25日 東京体育館)へ大きな弾みとなった。
スコア
順位
SP
57.36
2
フリー
105.02
1
総合
162.38
1
――大会を振り返って
世界選手権前の最後の試合として、弾みをつけるためにはいい一戦でした。
――試合前はどんな気持ちでしたか
もちろん緊張しましたよ。青森のとき(前回大会)は何もわからないまま出ていたんですが、今回は大きな大会、という認識があったので。
――その前回大会と比べていかがでしたか
すごく、アウェイな感じで(苦笑)でも、その中でも優勝できたのは自分にとって良かったです。プラスになります。
――演技の出来は
SPにしても、フリーにしても、レベルがあまり良くなかったです。スピンは…手抜きしたのかな?少し甘い考えでした。
――それでも、逆転優勝
フリーは順位をあまり気にしないで臨んだことが結果につながったのかなと思います。
――トリプルアクセル回避は
やった方が良かった、と後からは思いますけど、あの時やっていたら必ずと言っていいほど失敗してました。
――直前の練習で決断したのでしょうか
もちろん、事前の練習もですが、当日の練習の調子を見て決めようと思っていて。それで(調子が)良くなかったので、その時点でやめました。
――結果としては、跳ばずに大きなミスなく終えたことが優勝につながりましたね
トリプルアクセルを跳ばないことで、先生と「他は絶対ちゃんと跳ぶ」って約束をしていたので、そこは気をつけました。でも振り返ってみると、そこまで、演技がすごい良かったという気持ちはないです。不満は残ります、スピードがなかったですし。トリプルアクセルを跳ばないなら他を完璧にしたいですけど、スピンにしても回転数が不足していたりするので、そこが課題になりますね。
――大会前は滑りの調子が悪かったとのことですが
本当に心配だったんですけど…、会場がショートトラック用の氷だったので良く滑りました。氷に助けられた気がします(笑)
――中国での試合は今季2度目でした
日本でやるほうがもちろん応援してくださる方も多いんですが、それでもたくさん拍手をもらえて嬉しかったです。
――そういえば、ここ何年か中国での試合に出場することが多いですよね
記者さんたちにも「中国にファン多いんじゃない?」って言われました(笑)何度も中国に来ているので、だんだん覚えてもらえているのかなぁ。本当に嬉しいことです。あ、でも一つ残念なのは今シーズンはマイルが全然貯まらないことです(笑)
――次はいよいよ世界選手権ですが、海外での練習も考えていますか
いえ、ここで練習します。行って帰ってくるだけで時間もかかるし、疲れてしまいますから。
――試合までの残りの時間をどう過ごしますか
先生には「力を1回抜きなさい」とは言われています。あと1ヶ月、氷に乗って、滑れるだけどんどん滑り込んでいきたいです。
――初出場だった昨年とは意識は違いますか
もちろん、大きな大会だということは意識してますけど、日本で開催されるの
ですごく楽しみです。
――トリプルアクセルも是非見たいですが…
まだ、もうちょっと調子を良くしていって、今度はトライできたらと思っています。
――回避する場合はダブルアクセルにするのでしょうか。他のトリプルジャンプを跳ぶのでしょうか
せっかく日本で開催されるのでファンの方たちも見たいと思いますし、あまり跳ばない場合の構成は考えていません。調子が悪いという前提の話ですから。
――プログラムの手直しなどの計画はありますか
このまま行くつもりです。もしかしたらスピンは手直しするかもしれないですが、2月中には固めます。
――オリンピックがあった昨年とは違い、先生とみっちり練習できますね
去年の今頃は1人で練習していたので、今年は緊張感を持ってできますね。
――具体的にどのような練習をしていきますか
こんな練習、というよりは体力のあるうちは氷の上にいたいと思ってます。
――課題は
失敗を引きずらないように、ということですね。いい加減勉強しないといけないです(苦笑)あと、SPが良くないです。取りこぼしが多くて。今回から世界選手権は予選がないので、SPがすごく重要です。
――今回着た白い衣裳を世界選手権でも着るのでしょうか
今回は寒かったので長袖の白い衣装にしました。
――と、いうことは
はい、今のところは…(世界選手権は)母の(ピンクの)衣装を着るつもりでいます。
――先生から何か言われていることはありますか
結果は気にせず、先生の口癖なんですけど「自信を持って、普段どおりにやればいい」って。
――毎回課題に挙げるステップのレベルは
難しいですね。エッジの乗り方なんですけど、昔で言うコンパルソリーの色んなステップが混じっていると本当に難しいんです。基礎からやり直さないと。重
点をおいてやっていこうとは思っています。
――SPのストレートラインステップはレベル3、フリーのサーキュラーステップはレベル2でした。滑る感覚は違いますか
もちろん、ストレートラインとサーキュラーは全然違います。でも、どちらがレベルを獲りやすいっていうような差はないです。それは同じです。
――体調管理も重要ですよね
そうですね。トレーニングもしっかりして、世界選手権のためだけに体調を整えることをやっていきたいです。
――息抜きはされていますか
息抜きは…最近はあんまり。でも今はマリーアントワネットを見に行きたいんです。ドラリオンはなかなかチケット取れなかったんですが、2週間後の公演でやっと取れました。
――それでは、最後に意気込みを
終わった後に、出られて良かったな、出て良かったなと思える試合にしたいです。今シーズンは、自分の責任ではあるんですけどそういう(良くない)演技が結果に反映されて悔しい試合が続いたので…。コンディションをうまく整えられなかったり、緊張したり。
――調子が万全でないなか優勝できたアジア大会はいい思い出になりますか
そうですね、君が代も聞けたし、良かったです。
(取材・編集 服部愛子、伊藤奈緒美、藤田真理子、七田 惇)
◆中野友加里(なかの・ゆかり)
1985(昭60)年8月25日生まれ。今春4年生となり、フィギュア部門主将就任が決まっている。
■プレーバック全日本選手権&インカレ
■プレーバックNHK杯
■プレーバック中国杯
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