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【世界氷準】スケート部フィギュア部門・中野友加里
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新たな経験を新たな力に
■新たな経験を新たな力に(1)へ
―そして、2度のトークイベントも経験されましたが
いやー、緊張していないつもりが緊張していたみたいで。なんだかんだ言って。
―それはご自身を客観的に見て、ですか
何か、人が近くて(笑)。なんていうか、例えばの話ですけどテレビだと目の前に誰もいないじゃないですか。誰が見ているかもわからないですし。特に、録画だったら必要ないところは切ったり編集してくれるでしょうし。でもこれはそうは行かないじゃないですか。その場限りですからね(苦笑)人に話しかけるように話さなきゃいけないのが大切なんだなぁ、って自分で学びました。
―人前で話すことに慣れてる感じでしたね
いやっ、そんなことないですよー(笑)。2週間くらい前から「どうしよどうしよどうしよどうしよ」ってずっと言っていて、ものすごい心配だったんですから(苦笑)
―虫歯の日に行われた八千代市のイベントは『歯』に関するお話でしたが、フィギュアスケートは難しい技をしても歯を食いしばっているイメージがないですよね。特にスパイラルなんかは力技と笑顔をよく両立できるなぁと感じます
先生がよく例えに出すんですけど、カモって結構、優雅に泳いでいますよね?でも「足ではすっごい漕いでるんだ」って言って。たぶん、そういうことじゃないかと思います。すごく足は辛いんですけど上は笑顔で、っていう。要は、人に『頑張ってる』ところを見せないように、ということですね。カモであれ、です。
―小さい子どもも多く見に来られていましたが、普段は小さな子と接する機会はありますか
小さい子はリンクにいっぱいいますよ。でも、(トークショーだと)返答も考えなきゃいけないじゃないですか。大人に話すのと子どもに話すのとでは違いますし。そういう点にも注意してしゃべらなきゃな、というのは八千代市の方では感じました。
―観客に「努力を惜しまずに…」というメッセージを向けていたのが印象的でした。まさに、昨シーズンはご自身の努力が実ったシーズンだったと思いますが
そうですね、先生からもいつも「努力は決して裏切らないから練習はしたほうがいい」とは言われています。
―スケーター人生としても特別な1年でしたか
一番充実したシーズンでしたし、自分にとって一番プラスになった試合が多かったシーズンでした。
―今シーズンのモチベーション、目標はどこに持っていきますか
やっぱり(シーズン)最後の東京での世界選手権に少しでも近づけるように、練習していくことです。でも…今は日本女子のレベルがすごく高いので、(世界選手権に出たいと)口では言えますけど簡単にはいかないことですからね。まずは目先の試合を大切にしていきたいなと思っています。
―先生からの目標設定はありますか
もちろん色々なことを話し合っていますけど、最終的には頑張って世界選手権に近づけるように…ということをお話しして。 課題も色々ありますよ。プログラムのことだったり、基礎のことだったり。やらなきゃいけないことはたくさんんあるんですけど、まだ体がうまくついていってない状態です。
―トリプルアクセルの挑戦についてどう考えていますか。カナダでの世界選手権で回避したように、臨機応変な対応をしていくのでしょうか
それはもちろん、そのときの調子を見て対応していく感じです。すべての試合で跳べる調子にある、ということもないでしょうし、毎試合で去年のようないい調子に戻せるかと言うとそうはならない可能性もあるので、「(必ず)跳ぶ」とは言えないです。
―跳ばないと決めているわけでもないですよね?
できれば挑戦できたらいいな、とは思っていますけど。
―今年のグランプリシリーズの振り分けはまだ発表になっていませんが(※)、過去2年間ヨーロッパの試合には出場していませんよね
ヨーロッパ…そういえば最近ヨーロッパの試合は行ってないですね。アメリカとカナダばかりです。
(※現在は決定済み。今季の中野は中国杯とNHK杯に出場する)
―選べるとしたらどの試合に出たいですか
希望ですか?希望としてはNHK杯ですね。
―カナダ好きとのことなので、スケートカナダを挙げるかと思いました
私はやっぱり日本が一番好きなので。
―もしまたNHK杯に出られたら、連覇にも挑戦できますね
いえ、そんな簡単なものじゃないですから。世界のレベルは高いです。
―そして今シーズンはユニバーシアード(2007年1月17〜27日 イタリア・トリノ)もあります。視野には入っていますか
トリノですね(笑)もちろん出させていただければ頑張ってきたいです。それからアジア大会(2007年1月28日〜2月4日 中国・長春)もありますし、出られたらいいなと思っています。
(※4年前の冬季アジア大会は荒川が優勝、早稲田スポーツ364号の一面を飾った。2位は村主章枝=平15教卒、現エイベックス。当時高校2年生の中野は3位で、日本がメダルを独占した)
―トークイベントの最後では「バンクーバー五輪のメダル獲得を期待して」拍手で送られていました。以前もお聞きしましたが、次の五輪を目指す気持ちは
まだ、何にも決めてないです。まだ終わったばかりじゃないですか、トリノが。 4年後まだやっていられるかもわからないですし、人間、考えなんてしょっちゅう変わりますからね。
―今後はまず7月15〜17日に、昨シーズンのターニングポイントにもなったショー『ドリームズ・オン・アイス』が行われますが
うーん…、プログラムがないんですよ、まだ。エキシビションを作るのがもし間に合わなかったらたぶん、またショートプログラム(『SAYURI』)を滑ることになるんじゃないかな、という気がします。まだわからないですけど。
(取材・編集 伊藤奈緒美、藤田真理子、七田 惇)
◆中野友加里(なかの・ゆかり)
1985(昭60)年8月25日生まれ。人間科学部通信教育課程3年。フィギュア部門主務。
自身のファンブログでは好きな食べ物におつまみの代名詞とも言えるチーズを挙げていたが、お酒は「炭酸が飲めないので、あまり(種類を)楽しめなくて」好きではないのだそう。ジュースもそれほど飲まず、「基本はお茶です」!
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