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第18回全日本距離別選手権
10月29、30日 長野・オリンピック記念アリーナ(M−Wave)
赤神、連日の自己新も「もう少し行きたかった」
懸命に滑る赤神
全日本距離別選手権の2日目は1000メートルと5000メートルが行われ、早大からも5人の選手が出場した。なかでも期待がかかったのが長距離のスペシャリスト赤神康亮(スポ3=北海道・釧路北陽)、由井大陽(スポ1=長野・佐久長聖)を擁する5000メートル。最初に滑ったのは赤神で前日の1500メートルに続く自己ベストの更新を狙った。出だしからぐんぐん相手選手を引き離す。自分のペースで、一周一周しっかりとタイムを刻んでいく。先を行く前の組まで抜かそうかという勢い。だが、このペースが続くほど甘い距離ではない。本人も「課題はラストの4周・5周」というように最後は少しばててゴールインとなった。タイムは6分51秒43。自己ベストを6秒更新する好タイムではあるが、40秒台後半を目指していただけにやや物足りないものになった。それでも2日間通して「毎年よりは成長した自分が感じられた」と手応えのある大会ではあっただけに、今後の大会での更なる飛躍が期待できそうだ。
小田は1000メートルも2大会連続の14位
一方赤神よりも速いタイムを自己ベストに持つ由井には上位進出への期待がかかった。しかし、序盤から相手に離され失速。終盤やや持ち直したが大きく遅れたラップを取り戻すことが出来ずにゴール。自己ベストにも届かない6分53秒68というタイムで終わり、課題の残る内容となった。
加藤条治、長島圭一郎(共に日本電産サンキョー)ら短距離の選手も出場する1000メートルには昨日1500メートルを制した小田卓朗(スポ1=山形中央)ら3人が出場。それぞれが自己ベストのタイムをたたき出す中、最後に登場した小田もいつもと変わらない力強いスケーティングで1分12秒28の自己ベスト。それでも「目標は11秒台だった」と決して満足はしなかった。世界の舞台で堂々と滑るため、課題のトップスピードを上げるためにこの種目に出場している。だからこんな平凡なタイムでは満足しない。もうすぐ開幕するワールドカップへ、頼もしいワセダのエースは世界を見据え戦っていた。
(記事 奈良圭、カメラ 辻耕平)
◆結果
▽男子1000メートル
14位 小田
28位 黒岩聖矢(スポ2=群馬・前橋育英)
32位 森永一帆(スポ3=山形中央)
▽男子5000メートル
19位 赤神
22位 由井
◆コメント
黒岩聖矢(スポ2=群馬・前橋育英)
――ただいまの感想をお願いします
今日も自己ベストだったのですが、スタートの時にスラップがくっついてしまいました。くっつくことはたまにあるのですが、「あー、やってしまった」という感じです。
――調子はいかがでしたか
調子は悪かったのですが、その割には記録が出たのでよかったと思います。
――滑り終わった後に険しい表情をされていましたが
リンクコンディションも良いし、自分の同級生で12秒台で滑っている選手とかが多かったので、12秒台を目指していました。しかし、自分が悪いのですが、アクシデントが起きてしまって、残念でした。
――反省点は見つかりましたか
ちゃんと道具の管理をするということです。また、昨日と同じ答えですが、スタートとコーナーをもっと磨いていけたらなと思います。
――全日本距離別選手権では大学生になってから初のエントリーだったわけですが総括してお気持ちはいかがですか
前年度はその前の記録が足りなかったので、出れませんでした。この大会はワールドカップの選考を兼ねているのですが、自分はまだそのレベルにはいないです。ですので、どっちかといえば、本番はこの後に行われるジャパンカップとか、学生選手権です。距離が縮まっているなと感じる人もいたので、それに向けて良いステップになったと思います。
小田卓朗(スポ1=山形中央)
――今日は1000メートルでしたが、得意の1500メートルに対してどのような意識で滑っていましたか
落ち幅は少ないと思うので、最初おもいっきりつっこんでいく感じで行ったんですけど、まだ上手く周れていなかったのかなって思うので、そこをまた練習していきたいです。
――5000メートルでもいいタイムを持っているが1000メートルに出場している理由は
やっぱり1000、1500メートルの選手としてやっているので、5000メートルももちろん滑れる選手を目指していますけど、ここ1、2年の課題がトップスピードなので、1000メートルの練習をしてスピードになれるっていう、そういう意味でも1000、1500メートルにしました。
――今日の出来は
最初が遅すぎましたね(笑)目標は11秒台だったので、ちょっと悔しいです。
――1500メートル同様、1000メートルももう少し延ばしていけると考えていたのでは
行ける感じはしていたんですけど、1500とは違うスピードなので、周れていない、つながっていないなと思いました。
――でもシーズンの出だしとしてはよかったのでは
途中通過で26秒台を出せていないので、最後どれだけ抑えても去年と一緒でタイムも出ないですし、上位に組み込むことができないので、それは今年も課題にして、シーズン後半でももうちょっと早くまわれるようにしたいと思っています。
――順位は去年と全く同じ14位でした
あっ、同じなんですか(笑)。順位が同じっていうことはまわりも速くなっているので、負けないように、もっと早く滑りたいと思ったので、練習します(笑)
――加藤選手と練習したりソルトレークで練習することになったきっかけは
やっぱり山形中央高校の先輩ということでお世話になっているので、さそっていただいてぜひやりたいと思ったのと、トップ選手とやれる機会は少ないので、少しでも勉強して自分に活きるように吸収したいと思ったのがきっかけでした。
――アメリカでも基本的には練習は1人ですか
基本的にはそうですね。たまにつかせてもらうことはありましたがだいたいは1人でした。
――コーチがいなくて不安になったことは
すごいありました。何が正しいのかわからないので、自分で考えて、間違ってもいいからやる、とにかくやる、アレンジしてみるっていう感じでやっています。
――ソルトレークの高速リンクで滑ってみて
気持ちいです(笑)
――2連覇ということですが、高校での優勝と大学での優勝、違いはありますか
違いますね。去年は「出ちゃった」みたいな感じなんですけど、今年は意識したりもして、いろいろ考えることも多かったんですけど、そのなかでしっかり自分の滑り、力を出し切れたので、そこは成長出来たんじゃないかなと思います。
――最後に今後に向けての意気込みを
今日よりもいいタイムを出して、またそのタイムよりもいいタイムを出してっていうふうに1レース1レース成長できるように、考えてやっていきたいです。
赤神康亮(スポ3=北海道・釧路北陽)
――5000メートルを滑ってみて
一応自己ベストといえば自己ベストなんですけど、もう少し行きたかったっていうのがあって、ラスト5周、4周が、まだ練習、乗り込みも技術的にも足りないからこういう結果になったのかなと。目標も5、6秒速かったんですけどね。
――50秒台には行きたかった
6分50秒を切って、45とか6とかそのくらいは出したかったんですけど、課題はラストの4周5周が強くならないと行けないなと思います。
――レース後クールダウン中に由井選手のレースがありましたがどのような気持ちで見つめていましたか
自分のタイムに勝つように、あいつも行こうとしていたので、自分がそんなに早くないタイムだったので、抜くかなって思っていたんですけど、同じ感じで落ちていってしまったので、そこは練習をこれからどうしていくかっていう課題になるかなと思います。
――今後ジャパンカップなどありますがどのように滑って行きますか
とりあえず試合期に入ってしまうので、しっかりコンディションを整えて、一試合一試合経験値を積めるような、いい大会にしていきたいなと思っています。
――2日間を振り返ってみて
いつもよりは、毎年よりは成長した自分が感じられたんですけど、もう少し、シニアの中で戦っているので、もう少し力が必要だなと思いました。
由井大陽(スポ1=長野・佐久長聖)
――感想をお願いします
今季初のレースだったのですが、シーズン入っていく中で課題が見えたレースでした。そういう意味ではよかったですが、タイム的には自己ベストにも届かなかったので、悔しいという気持ちもあります。
――具体的にはどういう課題なのでしょうか
リズムの作り方とかコーナリング、粘り強さという面でもまだまだ上手くないし、ストレートの体重移動というところでも、速い選手に劣っていると思うので、そういうところから伸ばしていきたいと思います。
――大学初の試合ということでお気持ちはいかがでしたか
トライアルはあったのですが、公式戦としては初でした。しかし、自分の中では去年と同じ感じです。所属が変わりましたが、気持ちは変わらなかったです。
――他の選手からリンクコンディションが良いという話も聞かれましたが
いつもよりラップが早く出せるなとは感じました。
――どういうところをポイントとして考えていましたか
相手が結構早く入ってくる選手だということは分かっていたので、自分の中で粘りを出して、3000メートルまでに離されないようにと思っていました。しかし、最後に少し離されてしまったので、反省です。
――次戦への抱負をお願いします
まだ1週間くらいありますので、今日見つかった課題をしっかり良くしたいです。次回も室内競技場なので、自己ベストを目指して頑張ります。
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