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 一日警察署長 8月24日 愛知・江南市



 一日警察署長・中野が青少年に喝!

中野友加里  夏休みも終盤にさしかかった8月24日。家族連れや若者ら大勢の買い物客で賑わう大型ショッピングモールに警官の制服姿で中野友加里(人3)が登場、地元・愛知県江南市の江南警察署一日署長として「秋の非行防止等キャンペーン」を行った。

 地元のヒロインを一目見ようと会場では多くの人々が開始前から列を作り、さらには「千葉から来ました」と言う熱心なファンの姿も見られ、ごった返したモール内広場を江南署員が“交通整理”。中京テレビの取材も入り、熱気が高まるなかキャンペーンが開始された。

 まず、地元の中学生が民舞を披露。鳴子を持った『YOSAKOIソーラン』、北海道・稚内南中学校を舞台に映画化もされた『南中ソーラン』の2曲で集まった観客を楽しませた。

ミスタードーナツ前でおまわりさんが“交通整理”  そして中野がマイクを手に演説。「小さいころは両親の言うことをうるさく感じたこともあったが、今では両親の助言に感謝している」という自身の経験を振り返りつつ、「お父さん、お母さんの言うことをよく聞きましょう」「大人になったら自分で考えて行動しましょう」と青少年へメッセージを送った。

 その後は来場者に記念品を手渡し。殺到するファンの握手や撮影にも気さくに応じ、最後はパトカーに乗り込み会場を後にした。




中野友加里21歳、「私の歩んできた道」


中野友加里  一日警察署長を務めた翌日、今度は舞台を特産ブドウ『ナイヤガラ』で有名な長野県中信地方に位置する塩尻市に移す。市内在住の熟年者による生涯学習の場『塩尻ロマン大学』市民公開講座において、中野が今年3度目となるトークショーを行った。

 ショーはレザンホール(塩尻市文化会館)大ホールを会場に、中野のアルバムから写真を紹介しテレビ松本ケーブルビジョン永田和彦アナウンサーと対談する形で進行。中野のご家族も見守るなか、これまでの人生を振り返った。

 実はこの日(8月25日)が21歳の誕生日。ケーキが用意され、会場全員で「ハッピーバースデイ」を合唱し中野がろうそくの火を吹き消す場面も。

中野友加里  小さい頃は「やんちゃで、活発で、負けん気が強くて」髪が短かったこともあり男の子によく間違えられたとか。運動会では「一番じゃないと気が済まなくて」フライングしてしまうこともあり、学芸会では「人より目立つことばかり考えていました」とおどけながら幼少期を語った。どうやらこの“向上心”が現在の成功につながっているようだ。

 また、以前「寝坊したり、練習に遅刻したことはありません」と語っていた中野だが、ぎりぎりまで朝練をしていたため「学校にはよく遅刻して、先生に怒られていました」と意外な一面も見せた。朝は6時から夜は11時まで練習に明け暮れ、小学校5年生でスロベニアの試合に派遣されて以来は海外遠征の機会も多くなり、中・高の修学旅行といった学校行事に参加することができなかったそう。それでも「クラスの全グループがお土産を買ってきてくれた」のがうれしい思い出として残っているという。

中野友加里  写真の紹介が終わると、激動の昨シーズンをともに戦ってきたフリープログラム『ドン・キホーテ』の衣裳とスケート靴が登場。「色はピンクと白が好き。腕を出したくないので長袖で、軽い素材で作ってもらいます」と衣裳へのこだわりを披露した。さらに、昨年獲得したNHK杯の金メダルとトロフィー、グランプリファイナルの銅メダル、今年3月に受賞した早大・小野梓記念賞の賞状も並べられ、会場からあたたかい拍手を送られていた。

 最後は質問コーナー。「どこに行っても質問される」というバンクーバー五輪についても、「目指せると思ったら目指したい」と、昨年末の全日本選手権終了直後に比べると前向きな発言に変わってきているように思われた。

 1時間半に及んだトークショーは大喝采のうちに終わった。「中野さんに会えて、人生長らえて良かった」と笑う男性を始め、「本当にかわいらしいお嬢さん。長野(NHK杯)にも応援に行きます」と語る女性グループなど、同様の声はあちこちで聞かれた。「何度やっても慣れなくて恥ずかしい」と言いつつも、率直に自分の言葉ではきはきと、かつユーモアも交えながら語る中野の姿に多くの人が虜になったようだった。



中野友加里  今回のようなイベントは必ずしも中野やフィギュアスケートのファンというわけではない人々に向けて行われる。だが、そこで新たなファンを増やすことができるのも中野の魅力。そして、選手にとってファンの存在は非常に心強い。「多くの人に応援をいただけるのは本当にうれしい」――中野が常に口にしている言葉だ。

 4年に1度、五輪シーズンだけの盛り上がりに終わらせない。このような生身の選手とのふれ合いで、今後フィギュアスケートというスポーツへの理解がより深まり、多くの人々の生活に根付いていくのかもしれない。

 10月にはいよいよ、再びスケートシーズンを迎える。

(七田 惇) 







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