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東京選手権
10月8〜10日 明治神宮外苑アイススケート場
中野が会心の演技で完全優勝
昨季は思うような成績が残せなかった中野友加里(人2)が、ついに開眼した。前日のショートプログラムを首位で折り返し、迎えたフリーでノーミスの完璧な演技を披露。しかもジャンプ、スピン、ステップとそのすべてが高難度のプログラムだった。フリーで122.20点、合計181.84点という昨年の自身の得点を約40点も上回る高得点を獲得し大会を連覇。最高の形でのシーズン開幕となった。
最終グループの6分間練習から中野の独擅場だった。「ジャンプの調子が良かった」(中野)と、トリプルアクセルは3度試み、すべて成功。本番でもそのトリプルアクセルを確実に決め、続くトリプルルッツ、フリップ、ループ、サルコウ、トウループをきれいに着氷。女子では極めて異例となる全種類のトリプルジャンプを成功させたのだ。さらには体力が落ちてくる終盤にトリプルトウループからダブルアクセルのジャンプシークエンス入れる「攻め」の姿勢を見せた。もちろん中野の技術はこれだけではない。スパイラルやスピンも様々なポジション変化で高レベルをマーク。その出来映えも良く、全ジャッジから加点をもらった。後半は盛り上がる音楽に調和したステップで会場を沸かせ、ラストのスピンを終えると思わずガッツポーズ。すべての観客の目は中野に釘付けになっていた。
このシーズンオフはすべての基礎であるスケーティング技術の向上を目標に、地道な練習を重ねた。その努力が、まずはここで結果となって現れた格好だ。今後はグランプリシリーズ2試合、昨年優勝したアジア選手権に出場する。今季こそ、ここでつけた自信を力に変え、世界での飛躍を目指す。
(七田 惇)
★中野がNHK杯に出場
中野がグランプリシリーズ第6戦・NHK杯(12月1〜4日 大阪・なみはやドーム)へ出場することが決まった。
◆結果
順位
選手名
SP
FS
得点
1
中野
1
1
181.84
5
木部崎奏(教4)
5
5
108.98
15
神保藍子(国教2)
13
17
81.16
※SPはショートプログラム、FSはフリースケーティングの順位
◆コメント
中野
(すごい得点が出ました)いい出来でした。久しぶりに良かったと思える演技ができました。(ガッツポーズは)それも久しぶりにしてしまいました。ちょっと恥ずかしかったですけど…。(ジャンプも良かったですね)先生からも「上出来だったよ」と言ってもらえました。(ショートプログラムでトリプルアクセルを入れないと、気が楽になりますか)どっちみちプレッシャーというのはあります。(今回の出来だとトリノ五輪も見えてきたのでは?)候補にだけでも食い込みたいですね。(今後の試合に向けて)去年みたいな演技ではなく、今日みたいな演技をまたしたいです。
木部崎
(総合結果は5位、昨日今日通して振り返って)今日は足がすごい痛かったけど、やれることはやりきった。順位はやっぱり3位以上がよかったけど、それはそれとして次への課題にします。ショートもフリーもきちんと滑れました。(今日のフリープログラムのテーマは?)私としては曲調が重いので、以前オリンピックでアイスダンスの組が同じようなボレロの曲で滑っていたのをイメージしてやりました。(新しいプログラムには慣れましたか?)ショートは練習が足りなくて。その分、フリーは賭けていました。普段の練習から雑念なくできていたし、自信はありました。やるだけやったという感じです。(ケガの影響は?)やっぱり痛かったですね。痛み止めの薬は飲んでいたんですが、レイバックをする時が特に痛くて。でも、気持ちでは負けたくなかったので、思い切ってやろうと思っていました。(ジャンプのコーチをつけたと伺いましたが、成果は出ましたか?)本当はトリプルをやりたかったんです。練習で感じが掴めていたので。でも、掴めてからすぐケガをしてしまったので、感覚を取り戻せなくて…それが残念です。ダブルアクセルはいつもはマイナス評価だったんですが、今回はプラス評価をもらえたのでよかったです。(やはり、最後の年という気持ちはありますか?)そうですね。すごくあります。(東日本に向けて)次の全日本には必ず出たいので、そのためにショートもフリーも気持ちで負けないように集中して練習して、悔いが残らないようにしたいです。
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