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| Road to TORINO Dreams on Ice 2005 6月25・26日 神奈川・新横浜プリンスホテルSC |


光る存在感、中野がアイスショーに出演(1)

演技終了後。少しの静寂、そして割れんばかりの拍手と大歓声。世界選手権代表選手たちに多くの関心が寄せられるなか、中野友加里(人2)への注目度はそこまで大きなものではなかったかもしれない。しかし日本のオールスター、海外ゲストの中でさえ、その存在感は圧倒的だった。『アメージング・グレイス』のメロディアスな旋律に乗りしっとりと滑る中野の姿に、会場では「中野が良かった」との声も数多く聞くことができた。ここ最近、試合ではプレッシャーに負けてしまうことも多い中野が、スポットライトを浴び生き生きとした表情で観客を魅了する。見るたびに新しい姿を見せる中野。今はまだまだ成長過程にいるものの、近いうち必ず大きく花開く。そう確信させる演技だった。
★ふたりでジャンプ!
最終日の最終公演で、中野はフィナーレでも驚かせてくれた。出演者がいったん引き上げたあとの誰もいないリンクに荒川静香(平16教卒・現プリンスホテル)とともに突如登場。そろってトリプルトウループジャンプを見せてくれた。思わぬ“共演”に観客からは大喝采。
★進化続ける荒川静香
キャッツより『メモリー』のナンバーで演技を披露。のびやかで美しい最高級のスケーティングで観客を感嘆させたが、最終日はラストのスピンコンビネーションに初めてビールマンスピンを入れた。新たな挑戦で進化を続ける荒川。「ひたすら楽しく、悔いの残らない生活を送りたい」。2月に迫るトリノ五輪に向け、新たな武器を完成させることができるか。
★氷上のエンターテイナー・村主章枝
村主(平15教卒・現ダイナシティ)は細やかなステップやボールを使った非常に凝った演出で観客を大いに楽しませた。さらにボールから取り出した小さな“宝”を観客席に投げ込む場面も。普段は“氷上のアーティスト”として名を馳せる村主だが、その姿は“氷上のエンターテイナー”でもあった。残念ながら筆者の方向に飛んできた“宝”は手が届かず、2列前の観客の手に…。
★中野友加里に聞く
―大歓声でしたが、滑り終えたときはどんな気持ちでしたか
すごい歓声でびっくりしました。演技が終わったあとまわりのみんなとも感想とか言い合ったりするんですけど、ボソっと「一番良かったよ」って言ってくれた人もいて、すごく嬉しかったです。
―記者席の間でもそうですし、観客の反応もかなり良かったですよ
そうですか?それはホントに嬉しいです。
―今まで滑ってきたエキシビションナンバーの中では手応えとしていかがですか
今回が番良かったなという気がします。自分でも『素晴らしい』滑りができたと思えました。実は今回、選曲をずっと迷ったんです。去年のエキシビションナンバー「シカゴ」が好評だったので、とにかく迷いました。去年の曲があまりにも自分に合いすぎていて、今年の「アメージング・グレイス」が全然違うスローな曲で、自信がなかったんですよ。でも関カレが終わってからこの1ヶ月間、集中的にこのナンバーを練習してきました。
―どんな気持ちでこの曲を滑りましたか
関カレ後にも言ったとおり、心を込めて祈るような気持ち、です。見ていただいてる人が飽きないように、語りかけるように、観客の方と会話しながら一人ひとりの顔を見て滑りました。
―振り付けにも挑戦した、とのことですが
と言ってもちょっとだけなんです。(佐藤)久美子先生が作って、最後の方をちょっと自分で組み替えたくらい。(資料を)提出した時点では自分でもっとやっていたんですけど、これは…(コレオグラファー名の欄は)自分の名前じゃないですね(苦笑)。
―今後も振り付けをやっていきたいという気持ちは
いやー…、振り付けは向いてないな、と思いました(笑)
―イナバウアーなど、試合では見られない技や祈りのポーズなんかはご自身で決めてプログラムに入れたんですか
構成は自分で考えて、それを久美子先生に申請して振り付けてもらう感じですね。やっぱり見ている人がどう感じるかが大事なので。見てる人の反応が良いもの(エレメンツ)も大事です。
―個人的には、ダブルアクセルの着氷姿勢を長くキープされていたのが印象に残りました
そういうジャンプの流れも大事なんです。やっていても、(他の選手を)見ていても大事だなぁと思って、強調しました。
―このプログラムの見所というのは何でしょうか
全体的に、です。それこそ普段は試合で見られないわたしの『引き出しの中』を見てほしいなと思います。
―特に気をつけている部分はありますか
スピンを重点的に速くしました。あとは雰囲気や滑りをキレイに…と思って滑りました。

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