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山岳部壮行会・稲門会新年会
1月21日 大隈ガーデンハウス
南米最高峰アコンカグア登頂に挑む!
抱負を語る中山主将
山岳部が2月〜3月の約1ヶ月間、アコンカグアへの登山活動のため、南米大陸へと旅立つ。山岳部の成功を祈願して、早大の卒業生団体「稲門会」の新年会と併せて、壮行会が大隈ガーデンハウスで盛大に開かれた。早稲田大学競技スポーツセンター、山岳部0Bなど来賓の方々の激励を受けた選手9名がアコンカグアに向けた抱負を述べ、最後は応援部の力強い演武のもと「紺碧の空」を会場全体で歌い上げる形で、壮行会は締めくくられた。
アコンカグアへ、と一口に言ってもそこに至るまでの道は決して平坦なものではなかった。当初は2005年のヨーロッパアルプス以来の海外合宿として、2011年9月〜10月にかけて中国合宿が計画されていた。しかし現地当局からの登山許可が出発2週間前に急遽下りなくなり、計画は頓挫する。それでも、山岳部の海外に行きたいという情熱は消えなかった。部員達は一から計画を練り直し、監督・コーチはなお海外合宿に向けたトレーニングを課した。稲門会・大塚製薬の支援も、海外合宿の可能性を信じて継続された。幾多の献身的な努力が実を結び、決まった地が南米最高峰のアコンカグアなのだ。
OBと部員による記念撮影が行われた
「今まで経験したことのない様々な事態が起こる」と中山駿主将(教4=静岡・藤枝東)が話すように、アコンカグア登頂は容易ではないだろう。標高6952mはアジア以外にある山では最も高いのに加え、強風など天候条件の厳しさからか、登山する者の3分の1は登頂に至らないという。ほとんどの現山岳部員が登頂した中の最標高の山は富士山(3776m)であり未知の高さだ。また登山に限らず、そこは日本の裏側。文化・生活環境とありとあらゆる面での適応を強いられることは避けられないだろう。
だが、先人達はこれらの困難に打ち勝っている。1953年、日本人初登頂を果たしたのはワセダ山岳部なのだ。登頂に成功した後、アコンカグアがあるアルゼンチンの、当時の大統領ペロンから厚いもてなしを受けた。部員の一人であった日下田寛氏(昭28政経卒)はその後、標高8162mのマナスル世界初登頂という歴史的快挙を成し遂げた。その功績が称えられ、2009年には早大からスポーツ功労者賞の表彰も受けている。そんな偉大な先人達の意志を引き継ぎ、約60年の時を経て、山岳部は再び偉業に挑む。昨年創部90周年を迎え、「これからの山岳部の活動、未来につなげる」という中山主将の言葉のもと、新たな歴史を切り開く。
(記事 松坂和之進、カメラ 廣瀬元宣)
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