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2年生 大島佐利×田邊秀樹×早田健二

今村雄太(平19スポ卒=現神戸製鋼)らスター選手が抜けたBKの今季で活躍が際立つのが2年生の3人だ。大島左利、田邊秀樹、早田健二(すべてスポ2)はBKの中核を担いつつある。激しいポジション争いや、中竹監督についてなど、大いに語ってもらった。リラックスした雰囲気に思わず本音も飛び出した!?
1年生の成長は…正直怖い(大島)
――対抗戦3連勝(取材時)、チームの状態はどのように感じていますか。
大島 チームでディフェンスを中心にやっていこうというのがあったので、この前の試合(日体大戦)で0点に抑えられたことがすごくよかったと思います。
田邊 個人的には、やっとCTBに慣れてきたかなという感じです。…とりあえず大島にはサインを覚えてもらいたいです。
大島 頑張って覚えてます(笑)
――早田選手はケガですが。
早田 はい、ケガしていて試合には出れていなかったんですが、やっぱりこれから厳しい試合が続いてくると思うんで、そこでワセダらしさを出して勝てるかっていうのが、目標だと思います。それに対抗戦7連覇もかかっているのでそこをやっぱり途切れさせないようにしっかりやっていきたいです。
田邊 お前かっこいいこと言うなあ!
――1年生のうちは仕事とか慣れない生活でがむしゃらに過ごしてきたと思いますが、2年生になって変わったことや、見えてきたことは。
早田 やっぱり後輩ができたんで、その(仕事とかをやらない)部分で余裕ができたんで、ラグビーのプレーにしても、自分が引っ張らないとっていう自覚はできました。ラグビーの意識っていう点でも1年生の頃よりは変わってきたと思います。
大島 変わった気する? 特に変わってないですね(笑)まぁただたんに仕事がなくなったっていうだけで。(プレーでも)特には何も変わってない、何も考えてないっていうんですかね。
田邊 僕は特に変わってないですけど、試合とかで引っ張っていくとかっていう気持ちは、去年から僕自身は持っていたんで別に変わっていないですかね。(去年から)遠慮したら負けだと思ってたんで、だから先輩に言いたいこととかもなんでも言ってきたし。
――今季は1年生の成長が著しいですね。
大島 今のところ1年生がどんどんやってきてくれて底上げになってるし、自分たちが今後4年になった時に、1年生がまたどれだけ底上げしてくれるかっていうのが問題になってくると思います。
田邊 自分が底上げせい!
大島 だって正直怖くない?
早田 怖い。
大島 怖い、怖さはありますね。
――SOに定着した山中選手と一緒にプレーしていてどうですか。
田邊 やっぱ素直に上手いと思うし、こいつはどんどん上に行くんやろなぁって思いますね。スケールでかいって言うか、そこが知れないっていうか。
大島 まぁ…
田邊 お前、オレが言うたこと言うなよ!(笑) いつもこいつは人がいったことパクりますからね。
大島 (苦笑)。僕はまだ1年生の成長は頼もしいとは思うんですけど、やっぱり怖いっていうのもあるし…でもすごい刺激になります。
――山中選手と曽我部佳憲選手(平19教卒=現サントリー)の違いは。
早田 うーん、山中はパスとかめちゃくちゃ速いんですけど、曽我部さんは速いのもありながら、こう…エンジェルパスっていうか受ける側としてはとても取りやすいボールでした。そこは違うかなと感じる面ではあるんですが、まだ(チームに入って)最初の方なんでもっとすごい選手になると思いますね。
し烈なポジション争い…ライバルは同期
――田邊選手と大島選手は今シーズンポジションが変わりましたが、変わった経緯と現状を教えてください。
田邊 僕はもともとFBで、FBがやりたかったけど、FBには五郎さん(五郎丸歩=スポ4)がいるんで。で、試合出るには違うポジションにいったほうがいいし、SOがあまりいないっていうので、考えた結果、やっぱ試合に出たいんで、「SOやります」って中竹さん(中竹竜二監督=平9人卒)に言って春はSOで出てたんですけど、春の早慶戦で手首骨折して手術して、復帰したときには山中がSOでチーム作り始めていて。でも、そこでこのまま頑張って山中と違うところ…体張ったりタックルしたりっていうところを出して、SOもレギュラーになれるかなとか思っていたら、そこを見ていてくれたのか、CTBで一回出てくれって感じになって、夏の法大戦もCTBで出てもうそこからずっとCTBですね。一応FBにこだわりはあるんですけど、今年に限っては試合に出れたらどこでもいいと思っているんで、「ポジションどうのこうのっていうより試合に出たい」ということは中竹さんに伝えました。ポジションが変わって、若干求められるものは違いますけど、タックルだとかゲームコントロールとか自分の強みを出すっていうことには変わりないんで、多少違いますけど特には…大丈夫です。
大島 僕は今年最初からずっとCTBをやっていて、今年はディフェンスを前に出て早い段階で止めるっていうことなんですが、僕自身がついていけてなくて、そういったことからアタックとかでも悩み始めたときに、何も考えないでWTBやってみないかって言われて、夏ぐらいからCTBとWTBの両方をやり始めて、夏合宿終わったあたりからずっとWTBやっていて、今はWTBやっているけど、僕なりにもポジションのこだわりはあって。試合に出ることが一番なんですけど、今年頑張って今13番で出ている秀樹(=田邊)こせるようになってというのも考えているし、もう出れるならどこでもっていうのも考えているし、まぁとにかく僕のプレーを出して、そのプレーが生きるポジションをできたらなって考えています。
――田邊選手は日体大戦では後半にリーダーとして指名されました。
田邊 やっぱり五郎さんが来年いないっていうのは決まっているんで、いつまでも頼ってられないっていうのは感じていて、そこでじゃあ次に(引っ張っていくのが)誰がっていう風になると、僕自身も僕がやらなあかんって思ってるし、そういう意味ではいい経験だったかなと思います。
――関東学院大と春、夏と戦ってみての印象は。
田邊 体もでかいし、組織がどうのこうのより個々が強いっていうか…ちょっとわかんないっす(笑)
大島 やっぱりカントーとかメイジとか体大きくて、能力高くて、そういう能力高い人たちに好き勝手やられるようになったら、絶対にワセダはしんどくなってくると思うので、その個人個人の力が怖いです。…ごめん、同じこと言ったね。
田邊 ほんまパクるの好きやなぁ!
――そういった個々の能力に対して、ワセダのとるべき道は。よく「ワセダらしさ」と皆さんおっしゃいますが、それはどのようなことですか。
田邊 (即答)その答えは早田が知ってます。
早田 (笑)チームスタイルがどこも違うと思う。ワセダはやっぱりFWで崩して、BKで取るっていうのがコンセプトにあるので、カントーとは違うトライの取り方で勝って、やっぱり完膚なきまでにやるっていう、それが「ワセダらしさ」です。
――2年生についてお話を伺いたいのですが、リーダーシップをとっているのは誰ですか。
田邊 大島ちゃう?
早田 そうですね、大島ですね。
大島 えっ中心…中心なの?(笑)
田邊 違う気がするな、自惚れ(笑)まぁなんていうか、嫌なことは大島に押し付けとけみたいな気がするな…。いや、今の言い方は間違ってまいした。大島やったら、やってくれる! 頼れる存在。
早田 そうそう(笑)
大島 あざーす。
田邊 まぁでも真剣な話し合いとかする時は大島が司会とかやってくれて。個人的には授業に行く時も、僕が朝起きれないんで(笑)
大島 結構多いです。行くぞーって起こして一緒に行きます。
田邊 早田は、なんていうか、いいとこ取りですね。なんかかっこいいコメントいう。自分だけ美味しいとこもってく。
早田 いやいや、そんなことはない。
田邊 (大島選手を見て)わかるやろ?
大島 わかるわかる(笑)
――大島選手は優しいですね。
田邊 こいつの欠点は優しすぎるところなんですけど、意外に頼りになります(笑)
大島 意外にって…。
――ラグビーの面では頼りになる、いいところは。
田邊 それ探すの難しい。
大島 探してないっしょ(笑)
田邊 まぁ困ったときは渡しとけみたいなのは、ちょっと言い過ぎなんですけど、攻め手がなくなったときはこいつに渡して突っ込ましとけみたいなのは…若干僕の中であります。
――早田選手から見た大島選手の良いところは。
早田 体がでかいんで、そこが羨ましいです。
――逆に大島選手から見た早田選手の良いところは。
大島 やっぱうまいし、自分は体がでかいのがいいって言われたんですけど、逆に小さい選手のほうが僕は(戦って)嫌なんで。1対1とかでディフェンスとかしてても、早田のほうが抜き合いとかは絶対うまいです。
――早田選手と大島選手はポジションが同じですが。
大島 僕は、していないわけではないです。やっぱ自分が出たいし、今年初めは13番でやってて、(ポジションを)取られたりして、正直悔しいんで。ライバル視というか、絶対いつかは取り返すと思ってるし、それで今年はWTBになってて、そんなすんなり早田に試合出させたくないっていうか自分が試合に出たいんで、僕の中では(ライバル視が)ありあます。
早田 試合に出るってことが一番なんで、プレースタイルは個人で違うと思うんで、自分の一番の「らしさ」をだして、試合に出してもらえるように一日一日勝負をしていきたいと思います。

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