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  第5回 競争心 SO? 

 ポスト大田尾に名乗りを上げる男 久木元孝成(教3)

 SOは言わずと知れたラグビーの花形ポジションである。ワセダでも数々のスタープレイヤーが生まれてきた。ここ3年間は大田尾竜彦(現ヤマハ発動機)が不動のSOであったため、現在ポスト大田尾の座を狙うべくSOのポジション争いが熾烈になっている。久木元孝成(教3)はこの花形ポジションの座を争う一人である。

 大分舞鶴高時代、CTBとして2年次に花園ベスト16、3年次にはキャプテンとしてチームをベスト8まで導いた。更に九州選抜、U−19日本代表と、将来を期待され早大に入学し、ポジションをCTBからSOに変更。昨年はくしくも控えに甘んじていたが、大田尾、安藤栄次(人4)が怪我で戦線離脱していたため大学選手権に出場するという機会を得た。そして3年、今年は安藤・更には菊池和気(人4)がライバルとして台頭している。

 身長176?、体重86?。今季の早大のSOでは恵まれた体格だ。最大の武器は「思い切ったプレー」。ヨコだけでなく、タテへのパワフルな突破がチームにリズムを与える。また、仕掛けの早さにも自信がある。しかし、久木元自身が「AチームとBチームの違いはミスの多さ」と認めるように、パスやキックの小さなミスが目立つのが現状だ。対する安藤はパス、キックと安定した堅実なプレーが特徴だ。菊池は入学後今季までCTBだったが、先日の日体大戦では、SOスタメン出場。ディフェンスに定評があり、これから経験を積めば更に強力なライバルとなるだろう。

 今季の対抗戦も中盤に差しかかった。ここからが久木元の正念場。強みのアタックと思い切ったプレーで、SOのポジション争いを更に激しいものにし、そしてポスト大田尾の座を奪ってほしい。なぜならその熱が早大の対抗戦優勝、そして日本一に繋がっていくのだから。
(永井佐和子) 
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