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新しいSHを目指して 矢富勇毅(スポ2)
球捌きの手腕が問われる9番SH。ワセダのSHともなれば求められるものも高く、伝統の重みと戦わなければならない。今季、その座を自分のものにするために戦い続けているのが矢富勇毅だ。
ルーキーながらAチームに絡み続けていた昨シーズンは、どんなポジションでも良いから試合に出たいという気持ちが強かった。大学選手権での出場でその思いはかなったが、出場を果たしたことよりも、法大戦、同大戦に出られない悔しさの方が大きかった。大学選手権決勝では、残り15分で先輩の後藤翔太(教4)に代わってSHとして出場したが、そこでは優勝を逃し、悔しさが残った。だが、この決勝での出場は、SHの名をほしいままにしてきた後藤の座を揺るがすSH矢富がいることを意味した。
1年目での経験を通して、「万能BK」と言われてきた矢富は、今年「SHでいく」と決めている。日本人SHとしては176?、84?という大きな体格、そしてサイド突破を得意とする矢富はそんな自分の長所を活かして、新しいSH像を作ろうとしている。清宮監督からも「自分の長所を忘れるな」と良く言われるとか。ただ、「それだけではワセダのSHが務まらない」ことも自覚している。ここという時に素早く、的確なパスを出す球捌きが必要なのだ。ワセダのラグビーをしていくうえで、SHは責任の大きなポジションだ。現在はSHに後藤がいる。同期の三井大祐(教2)もライバルだ。SHとして定着するために、「後藤さんを目標にして、抜きたい」と話す。矢富は、自分の長所を最大限に活かせる新しいワセダのSHを目指している。SHとして大きな可能性を秘める2年目の矢富から目が離せない。(廣瀬理沙)
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