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  第3回 競争心 フランカー? 

 タックルを武器に争いに挑む、進化する仕事人 東条雄介(教2)

 名門・国学院久我山高校で2、3年に花園ベスト8を経験、3年では主将を務めた。U19日本代表候補にも選ばれた当時のポジションはCTB。「フランカーの方がタックルできるから」と大学1年の春にポジション転向の意思を監督に伝え、夏合宿から本格的に取り組み始めた東条は、その年の大学選手権で途中出場ながらアカクロデビューを果たした。

 168?78?、フランカーとして決して大きくはない。しかしワセダのフランカーは決してサイズだけではないことは周知の事実。同じBKからの転向組として、豊富な運動量とタックルで強烈な印象を残した羽生憲久(現日本航空)を思い起こさせる。だが「転向する前はフランカーの選手を見ていなかった」こともあり、むしろ影響を受けたのは「自分と似たタイプ。身近な目標であり尊敬している」川上力也(現日本航空)。言葉ではなく、去年一緒に練習することで技術的な面を教わることができたのは大きかったと言う。その川上同様、注目すべきプレーは瞬発力を生かし一歩前に踏み込んで相手を倒す「自らガツガツ入るタックル」。そしてオフェンスでのサポート・スイープといった「仕事」の部分だ。同じポジションの選手を意識はするが、それぞれタイプが違うので自分の持ち味を出すだけという東条は「サイズのなさを補えるだけのフィットネスを身につけて意識して動くこと」と「タックルの確実性」に磨きをかけて激戦のレギュラー争いに挑む。

 春はほとんどの試合でスタメン出場。「今はまだ無駄走りが多いが、試合に出るたびに、どこにいればプレーに参加出来るか分かってきた」と言う『フランカー東条』は実戦での経験を重ねさらに進化する。
(細野恭代) 
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