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 第1回WASEDA CLUBシンポジウム (早稲田大学国際会議場 2月10日)

 第1回ワセダクラブシンポジウム開催

 早稲田大学国際会議場で第1回WASEDA CLUBシンポジウム「2003年度 大学ラグビーシーズンを振り返って」が開催され、場内にはWASEDAサポーターズクラブ会員や早大一般学生が詰め掛けた。

 村上晃一氏(ラグビージャーナリスト)、水原恵理アナウンサー(TV東京)による開会の挨拶に始まり、まずは2003年度対抗戦〜大学選手権までのダイジェストVTRが放映された。その後清宮克幸ラグビー蹴球部監督(平2教卒)が登場し、昨年11月に亡くなった奥克彦・在英国大使館参事官の略歴がスクリーンに映し出され、奥氏を偲んで生前の活躍や奥氏が早稲田ラグビーにもたらしたものについて語った。

 清宮監督による2003年度シーズンの総括は、大学選手権決勝の関東学院大戦に焦点を当てて行われた。会場のスクリーンには早大、関東学院大両校のフェイズ数、ラインブレイク数、チャンス数のデータが映し出され、いずれにおいても早大が上回っていたことをデータで示した。全体的には早大の方が高かったタックル成功率については、両校のポイントとなるポジションの選手の成功率を比較するなど詳細な検討が行われた。また、ミーティングで使う早大各選手の仕事量の平均値を数字化した「分析シート」を公開し、個々の選手のデータを関東学院大戦のVTRと照らし合わせながら敗因を検討していった。先制点を奪われたシーンについても、前半同じディフェンスのときに同じマークミスがあったことを指摘し、会場からは詳細な検討に納得のため息が漏れた。

 後半はこの3人にゲスト、コーチを加えたトークセッションが行われた。ラグビー蹴球部のコーチ経験もあるゲストの藤島大氏(スポーツライター)が開口一番、曽我部佳憲(教1)の負傷がチームに与えた影響について触れると、清宮監督が本来SOである曽我部を可能性の薄いポジションから試していったところ最後のインサイドセンターが当たり、今季の大活躍につながったというエピソードを披露した。曽我部については吉雄潤BKコーチ(平4人卒)、古庄史和ジュニアコーチ(教4)もコメントし、古庄コーチは「あの突破力とパスがあれば僕も昨年試合に出られましたね」と苦笑いする場面も。話はFWに移り清宮監督がスクラム重視を強調すると、小山義弘FWコーチ(平6商卒)がスクラムについて熱弁。森島弘光FWコーチ(平2教卒)を相手選手と仮想して実演する場面も飛び出し、会場を沸かせた。大田尾竜彦主将(人4)や曽我部などのケガの話から選手のルックスに関する話に変わると、清宮監督の現役時代にまで話が及んで盛り上がる場面も。清宮監督が「華がある存在じゃないと連覇できない」として大田尾を主将に押したことも明かした。また、来場者に事前に行ったアンケートの質問には、清宮監督が有望な高校生を見抜ける理由としてリクルートの際に高校生を見るポイントを明かしたり、監督の契約延長期間である2年については「2連覇して」自分の仕事が終わると言い切り会場から拍手が起きたりといずれも丁寧に返答し、場内から直接質問を受けると、キャプテンを選ぶシステムを公表するなどした。また、清宮監督から現役早大生に向けて「自分が所属するチームを応援できる機会はめったにない。早稲田の学生は応援できる仲間がいるのだからやらないとつまらない」とコメントし、トークセッションで数々の裏話を披露して場を盛り上げたラグビー蹴球部で広報を担当する疋田拡氏(平14政卒)とともに日本選手権では学生を含む多くの早稲田ファンで競技場を埋め尽くしてほしいと語ってシンポジウムは幕を閉じた。

 帰り際にはシンポジウムの前半に放映されたVTRを「2003年度 早稲田ラグビー 大田尾組の挑戦」と題し収録したビデオテープが無料で配布され、お土産も付いて来場者には大満足のひとときとなった。

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