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 関東大学対抗戦 明大対帝京大 10月13日 東京・秩父宮ラグビー場



 【明大ラグビー情報】 アクシデントを乗り越え4連勝飾る

左隅へトライを決めるフランカー山本  9月から始まった対抗戦もこの日が折り返しの4戦目、ここまで格下が相手とはいえ危なげなく3連勝で日程を消化してきている明大。相手は同じく3連勝で好調を維持している帝京大だ。早大とあたるまで全勝を維持したい両校の直接対決で真価を発揮したのは明大だった。

 立ち上がり、「帝京大戦は春に大差で負けたので、一つの山場と見ていた」(フッカー上野主将)と意気込んで試合に臨むものの気合が完全に空回り。相手ラックからの展開でペナルティを連発してしまう。その中で、相手にペナルティゴールを2つ決められて0−6と帝京大にリードを許す。帝京大は、接点での消耗を避けるため早め早めのボール出しや、キック、明大のペナルティにつけこんで敵陣でプレーをする。明大自慢の重戦車軍団を封じるための帝京大のゲームプランが功を奏す。しかし接点、1対1では明大に分があった。FW陣を中心に粘り強いディフェンスでトライを許さず、だんだんと陣地を回復していく。そして敵陣22メートルラインの内側に入るとついに重戦車が目を覚ます。ゴール前で得たペナルティで迷わずスクラムを選択。4度にわたるスクラムのやり直しにもめげず押し続け、最後はWTB松本がトライを決め5−6と反撃を開始する。続いてその5分後、敵陣22メートル地点でラックからのモールで前進を続け、今度はフランカー山本が決める。これで12−6と逆転に成功。この後自陣で作られたラックから隙をつかれ、トライを奪われるも12−11とわずかながらリードを保って前半を折り返す。

後半途中からSHに入った井上  後半に入るとアクシデントが明大を襲う。後半3分にSH茂木、さらに同10分に代わって入ったSH金澤が負傷交代、フィールド上にSHを本職とする選手がいなくなるという事態に陥る。しかし苦境に立たされたことで「FWだけでやる事に集中できたから、それはよかった。」(ロック雨宮)、「とにかく前にいこう、力だけでいこう」(プロップ川俣)と逆に重戦車軍団は集中力を研ぎ澄ませさせた。

 アクシデントで混乱した時間帯をチーム一丸となって防ぎきり、後半17分にモールから雨宮がトライ。さらに急遽SOからSHの位置に入った井上がコンバージョンキックも決め19−11とする。これで主導権を握った明大が後半28分にもトライをあげ、食い下がる帝京大の反撃を終了間際の1トライだけに押さえ24−16で勝利を収めた。

 この勝利で対抗戦無傷の4連勝を飾った明大の視界は良好。公約としていた1試合1スクラムトライは実現できなかったものの、アクシデントをチーム全体で乗り越えて手にした勝利だけに収穫は多いはず。次戦は昨年苦杯を舐めさせられたタイガー軍団との明慶戦を控える。「絶対勝ちます」(川俣、WTB武田)。重戦車の歩みは止まらない。

(高井伸彰)


明 大   帝京大
前半 後半 得点 前半 後半
12 12 11
24 合計 16


◆コメント
藤田ヘッドコーチ
きょうはSHが2人退場という想定外の事態になった。前へ出るラグビーが危機感を持ったなかでもできたことはよかった。テーマは80分間体を張ったプレー。きょうはスクラムトライができず、みなさんとの約束が守れなかった。スクラムで落ちてしまう場面が多く、レフェリーにジャッジを聞いてみたい。FWがBKを守るというところで、力が出た。エリアマネジメントを理解してプレーができている。BKの構成はまだ変える。日永田が戻ってきたらまた良くなる。後ろから的確な指示を出してくれるので。

上野主将
勝ったことは正直にうれしい。気持ちで上回った勝利だと思う。(SH2人がケガ)逆に吹っ切れて、FWで行けるとこまで行こうと。それが結果的には良かった。帝京大戦は春に大差で負けたので、一つの山場と見ていた。気持ちの面で必死にやろうと臨んだ。技術はまだまだだが、気持ちは現時点の100パーセントを出せた。





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