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 関東大学対抗戦 明大対日体大 9月23日 東京・秩父宮ラグビー場



 【明大ラグビー情報】 開幕2連勝も課題が残る試合

果敢に突破を図る茂木  前戦の対抗戦初戦を勝利で飾った明大。日体大との第2戦でも前後半で計8トライを奪い勝利を収めた。内容は満足の行くものではなかったが、選手それぞれが弱点や課題を見つけるなど意義のある試合となった。

 「受けに回ってしまった」(藤田ヘッドコーチ)、「入り方が良くなかった」(フランカー趙)とそれぞれ振り返るように、前半は積極的な攻めが見られなかった。明大が誇る『重戦車』FW陣は見せ場を作れず、BK陣は幾度となく突破を試みるも相手ディフェンスに阻まれ最後はパスミスで自滅。6分と19分にSO井上とSH茂木がそれぞれ混戦から抜け出しトライを奪うものの、格下と言える相手に2トライしか奪うことができず、流れをつかめないまま前半を終える。

 後半になるとFW陣がようやくその実力を示し始める。1試合に1本取ることを目標にしているというスクラムトライを奪うなど存在感を見せた。パスミスも減り、後半30分以降はパスをつないでのトライを4つ荒稼ぎ。また前戦は精彩を欠いたSO井上のコンバージョンキックも今回は成功率を上げ、結果後半で点差をつけた明大が52−19で勝利を収めた。

 しかし、この試合では「まずFWで前半のうちに崩してモールでトライ、その後はボールをBKに散らしてトライ」(フッカー上野主将)という明大が理想とする得点パターンを作ることができなかった。さらに「明治らしさで圧倒することができなくて、1対1の勝負にこだわれなかった」(CTB衛藤)と話す選手もおり、1対1での対応も今後の課題となる。守備面では「内を突かれたときにFWが前に出るディフェンスが上手くいかなかった」(藤田ヘッドコーチ)との課題を残した。またこの一戦を通じて気づいた事は戦術面以外にもあったようで、「自信が過信になっていた。自分たちが強いと思い込み過ぎていた」と上野主将は反省しながら振り返る。確かに、油断からか試合中雑なプレーが多く見られた。格下相手だからと言って必ず勝てるという保証はない。次戦からはどの大学が相手でも油断することなく、気を引き締めて試合に臨むことだろう。

 「きょうの試合で弱いところが見えた」(藤田ヘッドコーチ)。弱点、課題を克服していかなければ1998年以来の対抗戦制覇は見えて来ない。対抗戦はまだ5試合残されている。この間に課題を克服し、ワセダのライバルとなれるか。今季のスローガンである『圧倒と結集』を胸に、メイジは前進していく。

(小南祐太)


明 大   日体大
前半 後半 得点 前半 後半
14 38 14
52 合計 19


◆コメント
藤田ヘッドコーチ
前半は受けに回ってしまった。ボールを持ち込んでもすぐに倒れてしまう。前に出て、倒れるのではなく立ってプレーしないといけない。ボールコントロールができていなかった。ドライビングモールなどの得点パターンでも取れなかった部分があった。広いディフェンスは問題ないが、内を突かれたときにFWが前に出るディフェンスが上手くいかなかった。ハーフタイムは怒鳴っただけ。受けに回るなと。怒られてやるんなら最初からやれと言いたい。メンタルに問題がある。今後は、パーツで練習していたのを組みあわせていきたいと思っていた。だが、きょうの試合で弱いところが見えた。今回を受けて『圧倒』にもう一度立ち返りたいと思う。

上野主将
1対1で圧倒するというのが出せなかった。意図的にとれたトライはきょうは1本もない。勝ったことだけ。自信が過信になっていた。自分たちが強いと思い込みすぎていた。理想とする得点パターンは、FWで前半のうちに崩して、モールでトライを奪う。その後は、散らしてトライを奪うという形。きょうはFWとBKのコミュニケーションが取れていなかった。日体大のスクラムのダイレクトフッキングに対処できなかった。最後の失点はフランカーの単純なタックルミス。スクラムの精度が低いということ。先週の八幡山合宿ではハードに追い込んだ。80分間プレッシャーをかけ続けることが大事。もうちょっと圧倒したかった。対応力をつけたい。スローイングは、青学大戦もきょうもノットストレートを1本ずつ取られている。そこを修正してきたい。





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