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第45回日本選手権 対東芝ブレイブルーパス
3月1日 東京・秩父宮ラグビー場
権丈組、終幕
1回戦でタマリバクラブに快勝し、勝ち進んだ2回戦の相手はトップリーグ(TL)4位の強豪・東芝ブレイブルーパス。「本気で勝つつもりで挑んだ」(ロック権丈太郎主将=スポ4)ワセダだったが、TLの厚いカベが立ちはだかる。社会人の実力を見せつけた東芝に終始ブレイクダウンで圧倒され、24−47と無念の敗戦を喫した。
前半4分、沈黙を破ったのはワセダだった。FB五郎丸歩(スポ4)の蹴ったキックは大きく伸び、敵陣右隅のタッチラインを割った。ここから今季の攻撃の核・モールでひたすら押し切り、NO8豊田将万(スポ3)がトライ。TL相手の先制トライに、秩父宮が沸いた。しかし東芝も黙ってはいない。その後13分、18分、22分とたたみかける様にトライを重ねられ、ワセダは攻めあぐねたまま5−21で前半を折り返した。
後半に入っても東芝の攻撃の手は緩まない。ワセダは6分に再びモールでトライし、10−26と差を縮めるも、27分までに立て続けに3トライを奪われてしまう。だが、学生王者は最後に輝きを放った。35分には田中渉太(スポ3)が独走トライ、44分にゴール前ラックから豊田が飛び込み、ボールを地面に叩き付けるように意地のトライを決めてみせた。諦めずに果敢に挑み続けたワセダに、終了間際観客席からは「ワセダ」コールが響き渡った。
「悔しいの一言」(権丈)。それでも、一昨年43−0で負けた相手に4トライ。確実にワセダは進化している。「ワセダは勝つことが全てなので」(権丈)――この思いは必ずや来季へ受け継がれることだろう。試合後の後輩たちの涙がそれを物語っている。そして、熱く激しく『勝』への思いを貫き通(penetrate)した戦いの軌跡は、いつまでも人々の記憶に残り続ける。 権丈組の一年が、幕を閉じた。
(圷 萌奈)
早大出場メンバー
背番号
名前
ポジション
学部・学年
1
瀧澤 直
プロップ
理工3
17
山下 達也
→後30分入替
商4
2
臼井 陽亮
フッカー
スポ4
16
有田 隆平
→後31分入替
スポ1
3
畠山 健介
プロップ
スポ4
4
権丈 太郎
ロック
スポ4
5
橋本 樹
ロック
スポ3
18
中田 英里
→後31分入替
スポ1
6
有田 幸平
フランカー
スポ3
19
上田 一貴
→後36分入替
教3
7
小峰 徹也
フランカー
スポ4
8
豊田 将万
NO・8
スポ3
19
小峰 徹也
→後26分入替
スポ3
9
三井 大祐
SH
教4
20
櫻井 朋広
→後30分入替
スポ2
10
山中 亮平
SO
スポ1
11
中濱 寛造
WTB
教1
22
田中 渉太
→後28分入替
スポ3
12
宮澤 正利
CTB
スポ1
13
田邊 秀樹
CTB
スポ2
14
早田 健二
WTB
スポ2
15
五郎丸 歩
FB
スポ4
早 大
東芝
前半
後半
得点
前半
後半
1
3
T
3
4
0
2
G
3
3
0
0
P
0
0
0
0
D
0
0
5
19
計
21
26
24
合計
47
【得点】▽トライ 豊田2、臼井、田中 ▽ゴール 五郎丸2※得点は早大のみ
◆コメント
権丈主将
(どのような気持ちで挑んだ)本気で勝つつもりでやりました。(モールトライで先制も)そうですね。絶対いけると思ってました。(ディフェンスが崩壊したのでは)思わぬ形でとられたのはありました。相手のSOにプレッシャーを上手くかけられず、いいようにプレーされてしまいました。(試合終了後の気持ちは)悔しいの一言です。(今季を振り返って)本当に成長できた一年だと思います。多くのことを学ばせてもらいました。最高の一年でした!
畠山
(大学での公式戦が終わりましたが感想は)特にないです。ぼく的には来週もまた試合があるように感じます。これから追い出し試合などのイベントなどがいろいろあるので、そういう機会からだんだん感じるようになるでしょう。(トップリーグ4位の東芝が相手でしたが試合を振り返って)モールなどといった自分たちのやってきた強みを出すことができたと思う。(今日の試合から得た課題は)個人的にはコンタクトではないかと思っています。(来季に向けて選手としての個人的な目標は)とりあえず後輩たちに今までぼくがやってきたことを教えたいと思います
五郎丸
(佐々木組の完封負けに比べると対東芝では差が縮まった)そうですね。(きょうのプレーは鬼気迫るものがあった)集大成としてやろうとした。最後になるかもしれなかったので、最後までやりきろうとした。(来季の後輩)メンバーが変わった後もゲームを維持できたことに可能性をすごく感じた。(来季トップリーグでやっていく手応え)どうでしょうか。いけるような気はしました。
三井
(今季、ワセダの武器となったモールでファーストトライを奪いました)1年間FWにこだわってやってきましたし、あれがチームに勢いをもたらしました。(その手ごたえは)できなくはないなと思いました。(東芝の印象は)でもやっぱり一人一人のパワーが強かったですね。(自身のプレーを振り返って)後悔がなくできました。(ノーサイド間際のワセダコールは聞こえてましたか)聞こえてました。期待してくれているのだと思いました。自分たちより強い相手に勝ってこそワセダなので。(今季の総括)自分たちのアップディフェンスという武器ができ、少々のことではブレない芯が通ってました。それは権丈に力があったから。まわりもうまく協力して良いチームがつくれたと思いますね。(後輩達には)やっぱり良い試合をしても、勝たなければ意味がない。きょうに満足せずに、糧にして頑張ってほしい。(東芝での抱負を)同じポジションの人には負けたくないですね。
早田
(2試合振りの出場)思ったより体は動いた。ただ、スタミナが足りていないように感じた。(東芝のディフェンス)一対一が強かった。(トップリーグ相手の手応え)意外といけた感じ。もっと上にぶつかって力強くなりたい。まずは大学選手権に勝って、来年リベンジしたい。
田邊
(東芝との差はどこに)1対1ですね。まず体格が違いました。接点も含めて相手のほうが単純に強かったです。(対面は昨シーズンのトップリーグMVPの富岡選手でしたが)自分がどこまで通用するかを試したかったのですが、全然ダメでした。(開始早々にモールでトライを取るなど手応えもあったのでは)FWが強くて、BKが若いチームなので、モールではある程度勝負できると思っていました。来年は逆にBKに多くのメンツが残るので、BKでチームを引っ張っていきたいですし、核になりたいです。(4年生との最後の公式戦でした)本当に大好きで、お世話になったので、少しでも貢献して勝ちたかったのですが。一緒にできて幸せでした。今はもうできないことで少し淋しいですね。(来シーズンに向けて)まず試合に出ること、いっぱいいるライバルと戦って、レギュラー争いを制することです。試合ではプレー面でも精神面でも柱になれるように選手になりたいです。
宮澤
(トップリーグ相手の試合)試合開始ギリギリまで不安でしたが、いざ始まるとなんとかなりました。(相手CTBのマクラウド選手とは体格差があったが)低くタックルに入ることと、負けない気持ちを忘れずにいきました。(ノックオンで惜しくもトライを逃したシーン)トライ出来たと思ったんですが、ボールが抜けててあらっ、みたいな(笑)。(一年の総括)ディフェンス面は通用して並のレベルで出来ました。細かいスキルやアタック面をもっと強化したいです。(4年生と一緒にプレーして)こだわるところ、熱さ、気持ちの強さが参考になりました。(来季の目標)僕はレギュラー確定しているわけじゃないので、春からまた頑張りたいと思います!
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