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第45回日本選手権 対タマリバクラブ
2月23日 東京・秩父宮ラグビー場
完封勝利で、トップリーグへの挑戦権獲得!
国立の地に『荒ぶる』が響き渡った大学選手権決勝から約1ヶ月。権丈組最後の戦いとなる日本選手権が幕を開けた。1回戦では早大OBも多く在籍するクラブチーム1位のタマリバクラブと対戦、安定した試合運びを見せ48−0で完封勝利を収めた。
最大のターゲット『荒ぶる』を手にして低下していたチームのモチベーション。中竹監督は戦闘モードへ切り替えさせるため、2月上旬に宮古島での合宿を敢行した。「みんなの気持ちを同じレベルに持っていけた」と権丈が語るように、気持ちの面で大きな成果の出た合宿となり、チームは再び最高の状態で日本選手権に挑むこととなった。
前半11分、フランカー覺來弦(スポ4)が左サイドラインを走り抜け先制トライを奪うが、その後は密集に人手と時間をかけるタマリバのスローペースに合わせリズムが上がらず、試合は膠着状態に。ゲームを動かしたのは34分、WTB田中渉太(スポ3)のランだった。CTB田邊秀樹(スポ2)からFB五郎丸歩(スポ4)へと繋ぎ、右サイドを走りこんできた田中がゴール中央へトライを決めた。
その直後、にわかに天気が風雲急を告げた。突風が吹き荒れ、競技場には砂塵が舞いあがり、視界は黄土色一色となる。しかし天候の急激な変化にも早大は全くブレることなく、後半に入っても攻撃の手を緩めない。31−0とした11分からは次々と選手を入れ替え、リザーブメンバー全員を出場させる余裕を見せる。坂井克行(スポ1)はアカクロデビュー戦でいきなりの初トライを奪い、SH櫻井朋広(スポ2)はテンポの良い捌きで攻撃に勢いを与え自身も1トライを決める大活躍。前後半合わせて早大は計8トライを集めた。
この日のマッチスローガンは「penetrate」。今季自分たちを支えてきたチームスローガンを掲げたことには「一年自分たちがやってきたこと、基本に立ち返ることを意識しよう」(中竹監督)という思いがこめられていた。監督が「日本一前に出るディフェンス」と称するBKのディフェンスについて「一年間常に意識を高く取り組んだ成果が出たと思う」と三井。一年の成果はスコアの上でも完封という目に見える形となって表れた。
ついにトップリーグ勢への挑戦権を獲得した早大。「本気で勝ちに行くつもりでいる。自分たちがやってきたことをしっかり出せれば勝てる」と指揮官はあくまで強気の姿勢を崩さない。2回戦はリーグ4位の東芝ブレイブルーバスが相手だ。トヨタを破った佐々木組のあの伝説の試合から2年。権丈組のすべてをかけて、いま再び「打倒・トップリーグ」を成し遂げるときがやってきた。
(加藤咲耶)
早大出場メンバー
背番号
名前
ポジション
学部・学年
1
瀧澤 直
プロップ
理工3
17
山下 達也
→後12分入替
商4
2
臼井 陽亮
フッカー
スポ4
16
有田 隆平
→後26分入替
スポ1
3
畠山 健介
プロップ
スポ4
4
権丈 太郎
ロック
スポ4
5
橋本 樹
ロック
スポ3
18
中田 英里
→後22分入替
スポ1
6
有田 幸平
フランカー
スポ4
7
覺來 弦
フランカー
スポ4
8
豊田 将万
NO・8
スポ3
19
小峰 徹也
→後26分入替
スポ3
9
三井 大祐
SH
教4
20
櫻井 朋広
→後30分入替
スポ2
10
山中 亮平
SO
スポ1
11
中濱 寛造
WTB
教1
12
長尾 岳人
CTB
教3
21
宮澤 正利
→後22分入替
スポ1
13
田邊 秀樹
CTB
スポ2
14
田中 渉太
WTB
スポ3
15
五郎丸 歩
FB
スポ4
22
坂井 克行
→後16分入替
スポ1
早 大
タマリバ
前半
後半
得点
前半
後半
3
5
T
0
0
2
2
G
0
0
0
0
P
0
0
0
0
D
0
0
19
29
計
0
0
48
合計
0
【得点】▽トライ 覺來、田中2、豊田、五郎丸、坂井、櫻井、中濱 ▽ゴール 五郎丸3、田邊※得点は早大のみ
◆コメント
権丈主将
(宮古島合宿の成果は)気持ちの面での部分が大きいです。みんなの気持ちが同じレベルに持っていけたと思います。きょうの試合を目指してやっていたのでとりあえず目標を達成できました。(強風の影響は)特にないです。そういうことにも、準備してやってきているので。(トップリーグ、正直どこと対戦したい、とかありますか)正直サントリーとやりたかったですね!でももうそれは叶わないので、どこであっても自分たちの強みをしっかり出して戦えればいいと思います。(課題は)セットプレーや、やっぱりディフェンスですね。(次戦に向けて)本気で勝ちにいきます。そんな僕たちの姿を見ていて下さい!
畠山
きょうは敵陣でプレーできていたのでそこはよかったと思う。個人としては全然だめたったので今後に向けて修正していきたい。(強風の影響は)チームのテーマとしてエリアマネジメントというものがあったが、キックが風でつぶされることなくうまくできたと思う。風が強くなった後でもバックスがちゃんと切り替えてできたのがよかった。(若手の選手が活躍しました)こうやって下級生がのびのびやってくれるのはとてもいいこと。彼らが上級生になった時にも今みたいにのびのびやってほしい。(宮古島合宿について)大学選手権優勝を達成した後だったのでモチベーションの維持が難しかったが、この合宿を通じて取り戻せたのでとても有意義なものだった。(次はトップリーグとの戦いです)トップリーグのチームに対抗するにあたってセットプレーやブレイクダウンが重要になってくる。この二つで後手に回らないで、決定力のあるバックスで決めたい。
五郎丸
(特に前半ミスが目立ちました)いつでもミスすることはあるし、試合中に修正できたと思います。(自身のトライについて)あれは自分というより、周りのゲインがあったからこそです。(ケガの具合は)まあまあじゃないかな。(宮古島では主に何に取り組みましたか)いつもとかわらない練習でした。(きょうまで意識を保つのは難しかったですか)いや、そうでもないです。(次戦への意気込みを)勝ちにいきます。
三井
(宮古島合宿ではどのようなことを)体を大学選手権の決勝の頃の状態に戻すこと、守備力の向上を狙って行いました。(パスワークに冴えが見られましたが)いや、なかなか自分たちのリズムではなかったです。ブレイクダウンもうまくいかなかったので、納得はできてないです。(完封しましたが、集まりも早かったですね)ディフェンスは一年間常に意識を高く取り組んでいたので、成果が出たと思います。(試合中に天候が急激に変化しましたが、プレーに影響は)どんな天候でもブレないような練習をしているので大丈夫でした。(メンバーを入れ替えても、終盤に3トライとたたみかけました)すごくいいことですし、これからにつながりますね。(次戦からトップリーグのチームが相手です)ディフェンスでどれだけ前でつぶせるかだと思います。遠慮せずに勝ちに行きます。
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