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第44回全国大学選手権決勝 対慶大
1月12日 国立競技場
大学王座『奪冠』!権丈組『荒ぶる』
すべてはこの日のためのプロセスだった。2季ぶりの覇権奪回を狙う早大は、39季ぶりの早慶対決となった決勝戦で、26−6と勝利。国立の雨空に最高の『荒ぶる』を響かせた。
前半、林監督が率いる慶大が選択したのはキックゲーム。タッチに蹴り出すキックではなく、風上を利用して早大陣内深くに蹴りこむハイパントで陣地の獲得を狙った。対する早大は、スタメンに復帰したFB五郎丸歩(スポ4)がほぼ確実にキック処理はこなしたが、左ひざのケガの影響からかその後のタッチキックが冴えない。地域が取れず、「かなりタックルも激しくきていた」(ロック橋本樹=スポ3)ことで、スコアレスのまま試合は進む。
ゲームが動いたのは18分。慶大陣内奥深くで得たペナルティーから、FWがスクラムで攻め抜き最後はNO・8豊田将万(スポ3)がインゴールへ持ち込みトライ。今季の早大のストロング・ポイントであるFWが決勝でも力を発揮し、先制する。しかし、その後はCTB長尾岳人(教3)のタテへの突破やFW戦で攻め立てたものの、慶大の低いタックルを突き崩せず。逆に37分には慶大FB小田のPGで3点を返され、7−3ときん差で前半を折り返す。
後半を迎えて、点差はわずか4点。しかし、中竹竜二監督(平9人卒)が「きょうは一瞬たりとも負ける気はしなかった」と言うように、早大が揺らぐ場面は皆無だった。フランカー有田幸平(スポ4)が中央で激しいタックルを度々見舞うなど、ディフェンスは最後まで一切ぶれず。慶大にチャンスらしいチャンスを作らせなかった。
そして、試合を決定付けたのが16分。慶大ゴール前マイボールスクラムから持ち出した豊田が慶大SO川本を引き付け、SH三井大祐(教4)へパス。そして、最後は中央へ走りこんできた長尾へ。「慶大はあそこでは、必ずSOが詰めてくるので、ぎりぎりで放れば開くというのはわかっていた」(豊田)という「決勝戦用でつくった」(三井)スペシャルプレーで、粘る慶大を突き放した。
流れをつかんだ早大はその後も、モールと相手のミスからのトライで加点。「最後の最後まで去年の悔しさを忘れず、激しく、今季らしくできた」(ロック権丈太郎主将=スポ4)早大が26−6という点差以上の内容で慶大を圧倒し、2季ぶり14度目の栄冠をつかんだ。
「この『荒ぶる』は権丈とか五郎丸とも話したが、僕ら4年だけのものではなくて、権丈組という1年から4年を含めた全員のもの。全員の『荒ぶる』です」(プロップ畠山健介=スポ4)。昨季の大学選手権決勝戦での敗退から始まった長い道のり。全員で歩んだ権丈組の旅路は、最高の形でひとまずの終わりを迎えた。
(富永俊矢)
早大出場メンバー
背番号
名前
ポジション
学部・学年
1
瀧澤 直
プロップ
理工3
17
山下 達也
→後39分入替
商4
2
臼井 陽亮
フッカー
スポ4
3
畠山 健介
プロップ
スポ4
4
権丈 太郎
ロック
スポ4
5
橋本 樹
ロック
スポ3
19
寺廻 健太
→後39分入替
教4
6
有田 幸平
フランカー
スポ4
7
覺來 弦
フランカー
スポ4
8
豊田 将万
NO・8
スポ3
9
三井 大祐
SH
教4
10
山中 亮平
SO
スポ1
11
中濱 寛造
WTB
教1
12
長尾 岳人
CTB
教3
13
田邊 秀樹
CTB
スポ2
14
早田 健二
WTB
スポ2
15
五郎丸 歩
FB
スポ4
早 大
慶 大
前半
後半
得点
前半
後半
1
3
T
0
0
1
2
G
0
0
0
0
P
1
1
0
0
D
0
0
7
19
計
3
3
26
合計
6
【得点】▽トライ 豊田、長尾、臼井、橋本 ▽ゴール 五郎丸3※得点は早大のみ
◆コメント
中竹監督
きょうの決勝までに完ぺきな準備ができたので自信を持って選手を送り出した。きょうのマッチスローガンは『権丈ワセダ』。これはきょうしか使えない。去年の1月13日に味わった悔しさから1年間、権丈を中心とした激しさでプロセスを踏んで、最後は圧倒するという『権丈ワセダ』を証明してきてくれと言って選手を送り出した。プロセスの中で最初にチームをつくるとき、50−0で勝つ、この準備をしなければ勝利は確実なものにならない。そう言って挙げた不安要素、天候、ケガ人、レフリング、アンラッキー、相手の勢い。これらがあって最後決勝戦では人間やることだから、僅差になるという準備をして送り出したので。前半、見ている方にとっては、ワセダどうしたんだ。危ないんじゃないか?というのもあったかもしれないが、きょうは一瞬たりとも負ける気はしなかったし、彼らを信じ切ることができた。これがきょうの勝利につながったと思っている。素晴らしい選手に本当に感謝したいと思う。(きょうのゲームプランで慶大対策は)雨や慶大だからということはない。だからマッチスローガンが『権丈ワセダ』自分たちのことを相手に関係なくやるということ。(関東学院大が辞退したことについて、モチベーションの面では…)そもそもこのチームは去年の1月13日に負けてから『荒ぶる』を取ることが目標になったので我々は打倒カントーではなくて、可能性が一番高いだろうという意識だった。その中で戦う相手がいなくなったのは多少、学生の中でモチベーション管理が難しい面もあっただろうけれど、そもそも今年は何があってもブレないチーム作りを言ってきたので。権丈自らが貫いてくれたので全く心配はしていなかった。権丈をキャプテンにした理由は…今年のチームに必要な要素がすべて詰まっている。ペネトレイト、ブレないチーム、FWで崩してBKで仕留める。負けた悔しさを1年間ずっと持ち続けられるのはこの男だと思ったし、1年間激しくやる人間は権丈しかいなかった。いまどうのこうのではなく、この1年間毎日、やっぱりこいつしかいないと思ってやっていた。きょうは最後に『権丈ワセダ』を証明してくれの歩みが正しかったことを証明してくれて、本当に感謝している。(日本選手権)目標を『荒ぶる』しか考えていなかったので、今の気持ちとしては全然考えられない。社会人には目を向けていないので。僕のモチベーションとしてはこのいいチームを1日でも長くやりたい。そのためには日本選手権では勝ち続けたい。決勝に来る相手と50点差をつけるということでやってきた。それだけ準備してよかった。試合展開は厳しかった。20−0で勝つぐらいの準備なら苦しかったと思う。晴れならば50−0でいく自信はあった。五郎丸の状態は5、6割ぐらい。痛み止めを打っていて、かばってはいなかったが、踏ん張りのきいていないところがあった。五郎丸の状態に関わらず、キックを使っていくのはプラン通り。前半は繋ぎすぎてよくなかった。自分としてはもっと蹴ってほしかった。選手たちは決勝ということもあって、走ってトライを取りたかったっていうのもあったのかなと。向こうはボールを動かす時間を長くしたかったのだろう。胴上げは気持ちよかった。最初のトライは、スクラムでは圧倒できると思っていたので、あの選択は良かった。試合は決勝戦なので、という内容。力的には取りきれる場面でもミスがあった。もったいないなあと思いながら見ていました。うちとしてはディフェンスでターンオーバーしたかったので、慶大には展開して欲しかった。
権丈主将
きょうの試合に臨むまで、すべての準備を整えて、自信を持って試合に臨んだ。天候が、雨と風が強いということで、しっかり敵陣でラグビーをしようということを始めからゲームプランとしていた。あとは今年の自分たちの強みであるブレイクダウン、ディフェンス、セットプレーでしっかりプレッシャーをかけていこうということだった。前半は厳しいディンフェンスもありトライは1本しか取れなかったが、前半終わった時点で必ずいけるという手応えはあった。最後セットプレー、モールからトライ。ターンオーバーからトライ。今年のチームを象徴するゲームだったと思う。本当に最後の最後まで去年の悔しさを忘れず、激しく、今年らしくできたことがきょうの勝利につながったと思う。全く負ける気はしなかった。(ラインアウトは)スカウティングはBチームが慶大のサインを分析してくれて、試合するにあたってサイン通りのところもあったし、臨機応変似組み立てできた部分もあったが、ワセダは今年やってきたように反応することが出来た。Bチームがやってくれたからこそのターンオーバーだったと思う。慶大としては本当は外に回したかったと思うが、雨ということもあって後ろでラインアウトを取りたかったと思う。ワセダとしては前めのラインアウトは捨て気味にして、後ろで相手の獲得に対してはプレッシャーをかけようとした。前で取ったとしてもモールしかないので、そうなったら怖くない。そういう意思統一の下でやってきた。(2本目のサインプレーのトライは)決勝までは豊田のサイドアタックは起点にしていて、それがワセダの武器だった。サイドアタックするにあたって畠山の3番側でしっかりアップできるという分析の下、それは試合を通してしっかりできていた。あと慶大の10番の選手が外側を捨てて、豊田に詰めてくるので、前回の早慶戦もそうだったように、そうすれば長尾が空いているということで。あれは分析通りというか、流れを変えようとかは思っていないが、こちらが完全に取れると思ってのトライ。あの地域ではああいうプレーをしようと決めていたので。(慶大のモールは)慶大もワセダのアタックに対して有効的な角度でディフェンスしてきたし、そのプレッシャーを受ける中でワセダはもっとコミュニケーションを取ってずらしていきたかった。それは前半できずに、後半になって、まずはしっかり「まっすぐ組んで、もしそれがダメだったらずらしてみよう」と。最終的にはこちらが意図してまっすぐ取れてコンセンサスの通りです。(圧倒したいと試合前に言っていたが)雨でこういうスコアにはなったが、圧倒できたと思う。(決勝戦で五郎丸選手が復帰)本当にすごいやつです。尊敬しています、頭が上がらないです。(『荒ぶる』の感想とウイニングラン)本当にうれしかったし、この試合前に出られない4年生がTシャツにメッセージを書いてくれて、きょうは自分のためじゃなくて、出られない部員のため、東条組のため、体を張ろうと。それを体現出来てホッとしたという気持ちが今は一番強い。ウイニングランはイメージしたいたのは大歓声の中で、というのだったんですが、歓声はうれしかったんですが、雨ということで、少し寂しかった。
畠山
本当にうれしい。(4年生からメッセージがあった)優勝した1年と2年の時にも僕はメンバーだったが、こんなのはなくて。チームバッグを開けたら、出られない4年生からメッセージが書いてあるTシャツがあって。でも喜びの瞬間は4年だけじゃなくてチームが本当に一つになっていた。(スクラムは)ファーストでプレッシャーを与えて、豊田がトライというのは、前日練習でもスクラムは相手がどうのこうのではなくて、自分たちが1年間やってきたスクラムに自信があった。なのであれは当然と言えば当然。(優勝時は涙)去年負けたということももちろんあるし、人一倍勝たなきゃという思いもみんな持っていた。やっぱりやっていても余裕とかはなくて、2本目のPG決められたあとも単純計算で2トライ2ゴールで逆転される。安全圏とかは考えなかった。やれるところまでやろうと。試合中も常に言っていたが、僕らが去年受けた屈辱はこんなもんじゃない。本当はもっと突き放したかったが、慶大もいいチームだったので、こうなった。それでもチームがブレずに最後まで戦い抜くことができた。安ど感からくる涙だったと思う。勝った瞬間はうれしいというか言葉に出来ないですけど、うれしい。1年間じゃなくて4年間やってきたことが証明できたし、ホッとした。最後に慶大と試合で来たのは、ワセダに入った時から慶大には負けてはいけないと教えられてきたので、そういう意味では最高の相手だったと思う。(1、2年のときの『荒ぶる』とは違う?)正直全然違いますよ。この『荒ぶる』は権丈とか五郎丸とも話したが、僕ら4年だけのものではなくて、権丈組という1年から4年の全員を含めた全員のものだと思う。それは学年関係なく1年間頑張ってきた結果なので。形上ぼくらのものになるのはありますけど、全員の『荒ぶる』です。(下級生の活躍があったから?)少なからずあるでしょう。山中や中濱、有田隆平とか宮澤とか活躍しているやつらもいたし、2年生だと田邊とか早田。それでも、例え彼らが出ていなくても関係なかった。1年間努力してきた結果、まったく違うメンバーになっていたとしても、最後に勝てたのは全員の『荒ぶる』だと思う。他の1年2年もここで止まってほしくないし、もっと上を目指してほしい。せっかくワセダに入ってこれだけの人材と環境がある中でラグビーができるので。(ワセダの4年間は?)日本選手権があるので終わったとは言えないが、最高だった。一般の人からしたら変な生活をしているかもしれないですけど、いろんなものに耐えて、我慢して捨てて、凝縮したものが、きょうの結果なので、本当にうれしかったし、ホッとした。(胴上げもされたが)体重オーバーだと思ったので、まさかされるとは(笑)やってくれた仲間に感謝したい。最初で最後の胴上げでしょう。こういういい試合ができたのも、準決勝で帝京さんと、あれだけ激しい試合をしたから。この試合のブレイクダウンに生かせたかなと思う。堀江、ツイとかバックローが強烈だったので、タイトなゲームができた。引き締めて決勝に臨めたのは本当に大きかった。(ホッとしたという言葉も。重圧などは?)勝たなくてはいけないという思いと去年負けているからさらにその気持ちも強まったし、いろいろあるが、本当ホッとしたとうれしいとしか言いようがない。
五郎丸
雨の中地域が取れず、慶大もFWのところで譲らなかった。決勝らしい試合になった。相手がタッチに出さずキックをしてくるのは、想定の範囲内ではあった。風もあったし、回転も取りづらい回転をかけて蹴ってきていた。風下ということで、勝って後半を迎えられたのは良かった。雨なのでこういう展開になった。(試合を決めたのはどのあたりか)2本目のトライですかね。あれは100パーセント抜けるサイン。あのトライが一応決めたトライなのでは。(ディフェンスとブレイクダウンは)ノートライに抑えられたのは1年間の成果が出たから。すごくうれしかった。今季は自分たち4年生だけの優勝じゃない。下級生も含めてみんなで喜びたい。(今季を振り返って)難しいですね…。1月13日に負けてからスタートした中で、相手は違うが優勝できたのはうれしい。(試合が終わった瞬間は)うれしいというよりも、ホッとした感じですかね。まだ、最後という気はしなくて、これから先に最後に勝ててよかったと思うときがくるかもしれないです。前半は、自分のミスで自陣にいる時間が長かったが、FWがカバーしてくれた。後半もFWが頑張ってくれて、今季のワセダを象徴する試合ができた。ダイレクトタッチはスキル不足が出た。グラウンドコンディションは良かったが、雨が大きかった。1週間空くだけで、こんなにパフォーマンスが落ちるとは思わなかった。ゲームコントロールはしっかりできたと思う。ケガじゃなく、感覚もずれるし、キックも精度が落ちた。『荒ぶる』のときは、打ち合わせとかじゃなく自然と4年生が集まった。まとまりがない学年と散々言われたが、昨日の試合前ミーティングが終わったあとに、バックを開けてみたらひとりひとりのメッセージが入ったTシャツがあった。みんな、ワセダの15番はお前しかいないとか書いてくれて、びっくりしたし、すごくうれしかった。無理矢理仲良くなる必要はないと思ってやってきたが、最後に『荒ぶる』を通して、レギュラーとそれ以外の4年生がまとまれたというのはうれしい。この後の飲みも楽しみ。今までの『荒ぶる』は4年生に歌わせてあげたいという気持ちだった。今回はみんなの『荒ぶる』。みんなで歌いたい。後輩には、1年間を通して、勝ち方、気持ちを教えた。それがどんなときでもパフォーマンスを落とさないことに繋がったと思う。あとは、勝つことの大事さ。今の1年生は負けたら何も残らないということを知らない。そういう恐怖心を教えていった。去年の負けは、自分たちの代に関しては大きな財産となった。このことは主将ともよく話す。一年間通してモチベーションが下がることなくできた。(日本選手権に向けて)モチベーション的には難しいが、ワセダのアカクロを着ているという思いがあれば、自然とやれるのでは。(海外について)機会があれば海外に行って、ラグビーだけじゃなく色々見たい。ヤマハは出してくれるので、あとは個人の意思次第。
瀧澤
1年生の時に『荒ぶる』は歌ったが、その時はメンバー外だったので、きょうメンバーとして歌えてうれしい。もううれしい以外ないです。(きょうの自身の動きについて)あんまりですけど、勝ったのでいいです。
臼井
すごくうれしい。自分たちがやってきたことが間違っていなかったと証明できた。(試合のテーマも『権丈ワセダの証明』)FWで崩してBKで取るというのを形で示すことができた。権丈ワセダを証明することもできたと思う。(雨の影響は)前半、自分のセットプレーのミスで試合の状況をこう着させてしまい、すごく迷惑をかけた。後半になってサインを出す人間とうまくコミュニケーションを取って、自分たちに優位なラインアウトにできた。(前半は競った点数だったが)FWで負ける気は全くなかった。動揺もなかった。前半は競るだろうなというのは、分かっていたことだったので。(きょうのためにやってきて『荒ぶる』を取ったが)自分がここまで来れたのは色々な人に支えがあったから。そういう人たちへの感謝の気持ちを忘れずにプレーできた。(仲間にも支えられたのでは)1、2、3年、特に4年生には感謝している。自分が接点に速く行けたことや最後まで諦めずに走ることができたのは、彼らが自分の背中を押してくれた気がする。それが強みになって自分のプレーができた。(日本選手権があるが)しばらくはあまりラグビーのことを考えずに喜びに浸りたい。
橋本
優勝すること、『荒ぶる』を歌うことを目標に掲げてやってきたので、勝つことが出来て素直にうれしい。(トライも奪ったが)あれは周りの人たちがしっかりやってくれたお陰なので、自分のトライというよりチームのトライという感じだと思う。(慶大の印象は)かなりタックルも激しくきていたし、慶大らしいところもあった。そこが前半うまくいかなかったことにつながったところはある。(点数で言うと前半は僅差だった)BKは分からないが、FWはかなり優位に立っていたので、FWはいけると思っていた。全然負ける気はしなかった。(来季への思いも強くなったのでは)まだ来年のことは考えていないが、今年権丈さんたちと一緒に『荒ぶる』を歌うことを目標に考えていたので本当にうれしい。
有田幸
(優勝した感想は)祝勝会とかを徐々にやっていく中で優勝の実感がわいてきた。(きょうもタックルが光ったが)一発一発のタックルは良かったが、少し行かれてしまったところもあったので、それは次に生かせたらいい。(4年生にしてレギュラーになり『荒ぶる』を歌ったが)1、2、3年で悔しい思いをしただけに4年での優勝はうれしい。昨日、同期の出られないメンバーが寄せ書きしたTシャツをサプライズでもらった。それを試合前に見て勇気をもらったというか…みんなのおかげでああいうタックルができたのだと思う。
覺來
最高ですね。今年一番うれしい。もう一生こういう経験はないと思うので。(権丈組の1年を振り返って強みは)ラグビーはFWからということ。そこできょうは圧倒できた。スクラムから8単行ったんですが、スクラム押したことでトライを取れて、モールでも取れた。相手はPGしか取れなかった。それだけのディフェンスをうちができたし、そういう選択をさせた。相手が3点しか取れないところをうちは5点7点と取れたのが大きかった。(前半競ったが)圧倒しようとは思っていたんですけど、慶大も決勝までくるチームなので。(ハーフタイムの修正は)自分たちからラインアウトを取れていなかったので、新しいサインを即興で考えた。サインのチョイスミスで取れなかったのもあったので、焦りはなかった。こぼれ球への反応も後半できるようになった。(自身の役割は果たせたか)こぼれ球への反応や相手に刺さったりというのであったり…ラインアウトは取れなかったですけど、それでも勝てた。相手ボールにプレッシャーがかけられた。チャージはずっと狙っていた。あれは自分の役割だと思っていた。(次の目標は考えられるか)とりあえず、去年手術してからお酒を止めたので、今はお酒を飲むことで頭が一杯。1年4カ月です。ケガしたら酒飲んでいる場合じゃないので、大好きなんですけど。きょうは死にます。ほどほどにたくさん飲みたいです。
豊田
2本目のトライはスカウティング通りそのまま。慶大はあそこでは、必ずSOが詰めてくるので、ぎりぎりで放れば開くというのはわかっていた。1週間やってきた通り。あそこの場面は一番うれしかった。こぼれ球の支配率で勝ったのが大きかったと思う。下のボールでは競ったら負けないようにやった。前半はキックで入り込まれてうまいゲームをされた。五郎さん一人に負担がかかっていたので、きっちりFWが敵陣でラグビーをしようと。今年、逆境を乗り越えたのが、来年に続くと思う。ただ、まだ2カ月権丈組は続くので、得られるものは得ていきたい。前に出るディフェンスは、最初はとまどいがあったが、やってきて良かったなと思う。今までは網にかけるように、引いて守る感じだった。春の終わりには形になってきた。前に出たほうが相手にプレッシャーを与えられる。WTBまで回させずに、CTBのところでクラッシュしてしっかり止めることが大事。きょうは、FWが前に出て、ターンオーバーも多かったので成果が出たと思う。雨が予想されたので、近場でこだわって勝負した。やってきて一番辛かったのは準決勝。やはり後ろに五郎さんがいるのといないのでは安心感が違う。(日本選手権に向けて)今はとりあえず『荒ぶる』を取ったことに喜びを爆発させたい。
三井
去年の悔しい思いから1年間この日のためだけにみんな頑張ってきたので、最後にこういった最高の結果が出て、本当に良かった。(同期もスタンドにいたが)今年1年通してみんな試合見に来てくれたし、試合前に手紙とかもあって励ましてくれた。そういう意味でも感謝している。(8、9からのトライ)前回慶大とした時に、SOの川本君が豊田に外から詰めてきているディフェンスしていたので、そこで用意したプレーだった。決勝戦用でつくったプレー。最後は長尾が来ると信じて待っていた。一瞬長尾の影が見えたので、時間作って待っていた。あのトライはうれしかった。(終了後はグラウンドに突っ伏していたが)ホイッスルが鳴った時に、うれしいのももちろん、ホッとしたというか。みんなとの約束が守れたので、自然と涙が出てきた。約束を守れた喜びが一番大きい。去年勝てなかった同期に対する約束もあるし、今年の4年生に絶対勝って卒業させてあげるという約束、僕が残ったことによって出られなくなった4年生の気持ちが一番思うことがあったので、僕が出る責任というか、絶対自分がやらなくてはいけないので。(前半終了後は)やっていて、危ないとは思わなかった。今年のチームの強みとして、課題を修正できる。後半は、敵陣エリアでやろうと言っていた。そこでFWで圧力かけて前に行こうと決めて、意思統一してやっていた。前半の点差に関しては心配もしていなかった。(去年は前半でバラバラになった)去年、ああいう負け方をして、ブレないチームをつくろうと1年間やってきて、もしこの決勝でラインアウトを取れなかったとしても、僕らにはディフェンスがあったし、去年のような結果にはなっていないと思う。去年はああいった状況で原点に戻るというか頼るべきものがなかったのでもろかった。去年の経験でぶれないチームをつくるときに自分たちに頼るべきものとして、今年はディフェンスを中心にやってきたのと、FWで前に出てBKで仕留めるというのをやってきた。(残る決断は正しかったか)良かったと思います。
山中
うれしいの一言。敵陣でラグビーができていた。地域を取って、ディフェンスもできていたので、焦るところは全然なかった。まだまだ先もあるので、この優勝を来年も再来年も続けていきたいという気持ちになった。(雨の中、ボールはすべったか)雨の日は確実なプレーをすることが大事。しっかりしたプレーをしたのが良かった。(これから必要なことは)先輩とのコミュニケーションをもっと取ることです。ディフェンスが大事という意識も付けられた。もっと伸ばしていきたい。今年の経験を生かして2年生になったら、もっとリードしていければ。後半は風上だったので、敵陣に行くことが大事だと。飛ばしパスは雨だからといってできないわけじゃない。テンポを出して、ワセダのラグビーをしようと。自分としては出来は良かった。キックもパスもしっかりできたし、悪かったとは思わない。一回ミスキックはあったが、そのほかは良かった。テレビでしか見れなかった舞台。そこでプレーできたのは感動した。(『荒ぶる』を歌ったときは)優勝したんだなというのを感じた。(来季以降の目標は)自分の代まで優勝し続けて、4連覇というのが目標。
中濱
最高の気分、めちゃめちゃうれしい。(自身の役割は果たせたか)ディフェンスは一本も抜かれてないので良かったが、アタックではボールが回ってくるのも少なかった。少ないチャンスを生かしたかった。(山田とは2回目の対決だったが)自信がすごくついたのが一番。アタックでも吸収する所がいっぱいあるの。きょうも勝ったというつもり。(1年目での『荒ぶる』は)あと3回あるので全部で『荒ぶる』歌いたい。
長尾
2本目のトライは今週から練習してきた通り。形どおりできた。(久々の試合、ケガの影響は)何とか大丈夫だった。痛み止めとアドレナリンでカバーした。(優勝した瞬間)めちゃくちゃうれしかった。4年生の笑顔が見たかったので。(来季は4年生としてのシーズン)まだ、今季のことしか考えていないが、この流れを途切れさせたくない。この思いを忘れずに、自分たちも4年生のときに優勝したい。
田邊
もう率直にうれしい。天候が天候だったので、まずはFWで行こうという感じで。ディフェンスでは絶対に抜かれないようにと思っていた。相手のキーマンが増田だと思っていたので、試合中はずっと「増田増田」と言っていた。(幻の先制トライについては)インターセプトは狙ってない。前に出てしっかり止めようということで、たまたまボールをとれた。やったと思ったんですけどね。悔しいです。(次は日本選手権)がんばります。来年もレギュラー争いが待っているので、そこにもつながるようにやっていきたい。
早田
去年負けて悔しい思いをして1年間頑張ってきた。最高の舞台で優勝できたことは、これからの自分のラグビー人生でとても大きなものだと思う。まだ2年あるので、去年できなかった3連覇を自分たちの代でできればいい。きょうはFW戦だったので自分はほとんど何もしていないが、自分にできる仕事はやるだけやったので、そこはしっかりできたと思う。
山下達
最高です。権丈組は気持ちでぐいぐい引っ張ってくれるチームだった。最後に出場できて、すべてが報われる感じがした。
寺廻
まだ正直実感は湧かないが、これから飲み会とかで実感が出てくるのかなという感じ。最後にグラウンドにいれたのは、みんなに出してもらったという感じ。それでも良かった。みんなのおかげです。『荒ぶる』を歌えるのと歌えないのでは全然違う。今まで4年間やってきたのが報われた感じがする。
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