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関東大学ジュニア選手権決勝 対東海大
12月9日 東京・秩父宮ラグビー場
アカクロ予備軍が一足先に『奪冠』達成
アカクロ予備軍がAチームより一足先に『奪冠』を達成した。各校のBチームによって争われる関東大学ジュニア選手権。9月から始まった今大会もついに決勝を迎えた。昨季は決勝で涙を呑んだ早大(ファーストフェイズ1位)は、東海大(同3位)に自力の差を見せつけ51−19と快勝し、2年ぶりの優勝を決めた。
ここまでの歩みは決して順風満帆ではなかった。ファーストフェイズで明大、関東学院大にまさかの連敗を喫し、どん底まで落ちたチーム状態。選手の向いている方向がバラバラで、力が思うように発揮しきれない…。そんなBチームを立て直したのが、ケガから復帰したフランカー松田純平(スポ4)を中心とする4年生だ。決勝の舞台においても、経験の浅い選手が主体の若いチームをまとめる4年生の姿があった。
前半開始3分、ラインアウトモールから幸先よく先制トライを挙げたものの、その後は不用意なペナルティから自分たちのペースがつかめない。前半20分には、ディフェンスのミスから逆転トライを許し、流れは完全に東海大のものになってしまった。しかし、ゲームキャプテン・松田が「こういう時こそコミュニケーションをとろう」と声をかけて軌道修正すると、Bチームは本来の輝きを取り戻していく。その後、WTB坂井克行(スポ1)の見事なキックカウンターから逆転トライが飛び出し、24−14で前半を折り返す。
後半に入ると、アカクロに懸ける選手の思いがプレーに表れた。まず、松田が鋭く突き刺さるようなタックルでチームを鼓舞すると、課題のスローイングで抜群の安定を見せたフッカー有田隆平(スポ1)が新人離れした突破で観客を沸かせた。また、特長であるBKの機動力を活かすためにハイパントを多用し、ターンオーバーからの切れ味あるアタックでトライを重ねた。このような充実の試合内容に、早い球出しで攻撃にリズムをつけたSH櫻井朋広(スポ2)も「後半は自分たちのラグビーができた」と胸を張った。
「Aチームの勢いもジュニアの決勝で変わってくる」(フランカー上田一貴=教3)との言葉を裏づけるデータがある。ここ3年、ジュニア選手権を制した大学が1月の大学選手権も制しているのだ。Bチームが一足早く達成した『奪冠』が、Aチームに与える好影響は計り知れない。アカクロを身に纏うための競争は、さらに激しさを増していく。
(亀本勇也)
早大出場メンバー
背番号
名前
ポジション
学部・学年
1
横谷 祐紀
プロップ
教2
17
山下 達也
→後35分入替
商4
2
有田 隆平
フッカー
スポ1
16
安福 宜孝
→後31分入替
政経3
3
山下 高範
プロップ
スポ3
4
寺廻 健太
ロック
教4
5
中田 英里
ロック
スポ1
18
岩井 哲史
→後29分入替
教1
6
松田 純平
フランカー
政経4
7
上田 一貴
フランカー
教3
19
中村 拓樹
→後10分入替
教1
8
小峰 徹也
NO・8
スポ3
9
櫻井 朋広
SH
スポ2
20
清水 智文
→後31分入替
一文3
10
掛井 雄馬
SO
人4
11
坂井 克行
WTB
スポ1
12
井上 隼一
CTB
スポ2
13
宮澤 正利
CTB
スポ1
22
牛房 佑輔
→後29分入替
スポ1
14
大野 雄也
WTB
商4
21
三原 拓郎
→後10分入替
商4
15
飯田 貴也
FB
教1
早 大
東海大
前半
後半
得点
前半
後半
4
5
T
2
1
2
1
G
2
0
0
0
P
0
0
0
0
D
0
0
24
27
計
14
5
51
合計
19
【得点】▽トライ 上田、山下、坂井2、櫻井、中村、小峰、有田、牛房 ▽ゴール 飯田3※得点は早大のみ
◆コメント
櫻井
(きょうの試合)とにかく決勝だから思いっきりやろう、みんなで力いっぱい出し切ろうと意気込んで試合に臨んだ。悔いを残さないように集中してプレーできた(自身のプレーに関して)早い球出しをしていいリズムを作るというハーフとして当たり前のことを心がけた。それが思うようにできてよかった。イメージしていたプレーをたくさんできた。もっとスクラムからうまく攻撃を展開できるようにしたい。(FW陣が中心となって攻めていたが)FWは自分たち自身からよくまとまってプレーできていた。その中でトライをとってくれたので本当に助かった。きょうはFWのまとまりが勝ちをとってくれた。(優勝 したいまの気持ちは)ずっと目標にしていた事なので一段落したなという感じ。優勝できたことで自分としてもチームとしても自信になった。またこの自信をもってがんばっていきたい。(後半になって変えたこと)後半になったら相手が日差しに向かってプレーするようにタッチが変わったのでハイパントを使ってうまく攻めようとした。後半はディフェンスの段階から集中して、狙っていた形でトライが取れた。前半は均衡していたが、後半は自分たちのラグビーができた。(来年はAチームでのプレーが期待されるが)まだぜんぜん来年がどうこうというのは考えていない。いましっかりといいプレーができなければ 来年はないと思っているし先のことはわからない。またBチームでいいプレーをしてAチームにいけるようにがんばるだけです
松田
(優勝しての率直な感想を)嬉しいです。(きょうの試合に向けての取り組み)自分たちの力を出しきる、『ALL OUT』が課題でした。それをしっかり出せるようにしようと。(個人の意気込み)去年は負けてしまった。だからきょうに標準を合わせてきた。勝たなきゃいけない試合だったから、本当に勝ててよかった。(心がけようとしたプレーは)キャプテンとしてチームを引っ張る、体で表現するようなプレーをしようと思っていた。(それは出来たか)80点です。あとの20点はAチームで!(接戦だった前半、チームにした声かけは)前々からコミュニケーションをもっとしっかりとろうと話していたから、 こういう時こそコミュニケーションをとろうと声をかけた。あとは、プレーに関する細かい声を出していました。そこでしっかりコミュニケーションをとれたから、後半突き放すことができた。(ジュニア選手権をふりかえって)チームがどん底の時に自分は怪我から復帰して戻ってきた。そういう時に4年生が中心となって立て直していこう、とはなしてやってきた。それが優勝という形になったのはよかった。(やはり目指すはアカクロですか)当たり前です!(最後となる大学選手権への意気込みを)ピッチに立って、勝ちます。リベンジします。
掛井
(決勝にかける思い)キャプテンの松田を中心にやっていこうと。去年負けて今年も1ビズでは関東学院大と明大に負けて悔しかった。一時はチームがバラバラだったがもう一度4年がまとめようと言っていた。(優勝の感想)うれしい。最高にうれしい。(きょうのゲームプラン)東海大はキックでくるので、こちらも敵陣でやろうとした。ミスなどでトライを取られたが、話し合って統一して、修正した。流れがよくなって後半は良かったと思う。(ハイパンが多かった)チームの戦術だった。蹴って、ターンオーバーして、それからアタックをしていこうと。ただ単にタッチを蹴るのではなく、チームの特長である機動力を活かした。(後半は完全な早大ペース)作戦がはまった。一年が活躍してくれたので、一年さまさまだ。(ジュニア選手権を振り返って)僕は途中からだったが、入ったその関東学院戦で負けて悔しかった。一時のバラバラの状態からよく立ち直れたと思う。(Aチームにもいい刺激になるのではないか)Bチームはきょうで終わりだが、自分もどれだけAに挑戦できるか。最後まで諦めない。1月12日の国立での勝利の原動力になると思う。
有田
(ジュニア選手権決勝に向けて、どんな練習を)ワセダらしいラグビーをするために練習してきました。(きょうの試合のテーマは)「オールアウト」です。オールアウトしたんで忘れてしまいました(笑)(スクラムは優勢だったが)昨年のジュニア選手権決勝のビデオを見たら、コミュニケーションが取れていなかったので、きょうはしっかりやった。ずっとFW同士話し合っていた。(ラインアウトは安定していたが)ロック中田のジャンプ力に助けられた。まだまだです。(キックチャージの後、惜しくもトライが取れませんでしたが)足が遅かったです(笑)たまたまですが、チャージは意識してました。(モールで多くのトライを重ねましたが)相手にFWが勝てればいい感じでラグビーできるので。(前半と後半で変わったところは)前半はペナルティで自滅してしまった。後半は自分たちのラグビーができた。(大学選手権に向けて抱負を)思いっきりあと4試合やるだけです。今年やってきたことを出します。
上田
(決勝へかける思い)全部出し切るというテーマがありました。みんな優勝目指して必死でしたね。Aチームの勢いもジュニアの決勝で変わってくるところがあると思っていたし、自分のためにもチームのためにも、四年生のためにも頑張りました。(自身のトライ)まあモールなんで、ごっつあんです。モールは、練習から自信があって「モールでいこう」と話してました。しっかり出来たのでよかったです。(試合の感想)FWとしてはモールでとられたところは課題に挙げられるとは思うんですけど、それ以外はブレイクダウンとか激しく、しっかり出来たと思います。(東海大の印象)ファーストフェイズで一回当たっていて、やっぱり強かったですね。FWの勝負でした。(大学選手権でのメンバー入りについて)監督次第ですけどね。フランカーの層が厚いので、頑張りたいです。
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