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関東大学対抗戦 対青学大
9月24日 埼玉・熊谷ラグビー場
2戦連続の100点ゲームで対抗戦連勝
青学大戦を迎えた早大は、対抗戦では2試合続けての100点越えでの連勝だった。しかし、細かい部分では幾度となくミスを犯し、反省材料が残る試合となった。
格下である青学大戦はモチベーションを保ちにくいなかこの日のテーマは「コミュニケーション」だった。試合開始早々1分、前回のケンブリッジ大(ケ大)戦同様に、WTB田中渉太(スポ3)がBK展開から左隅へトライを決め先制。さらに、同4分に再び田中、同8分にはNO・8小峰徹也(スポ3)がトライを挙げ、「入りの10分間をしっかり」(ロック権丈太郎主将=スポ4)の言葉通り、17−0と青学大を突き放す。しかし、同25分には「完ぺきにBKのディフェンスミス」と権丈が語るように、一瞬の集中の途切れからか、青学大にトライを許してしまう。その後はプロップ畠山健介(スポ4)の力強い突破からの独走トライやCTB長尾岳人(教3)のトライなどで、青学大を圧倒し続けた。また、ケ大戦の課題の一つでもあったペナルティもなく、57−5と大差で前半を折り返す。
後半も開始2分でフランカー豊田将万(スポ3)がトライを決めるが、その後はプレーに精彩を欠いた。ボールは手に付かず、粗いパスをするなど、「コミュニケーション」不足のためか、細かいミスを何度もしてしまう。守備の面では、青学大を無得点に抑えられた。しかし、攻撃面では後半の中盤以降で攻めきれない場面も。それでも、「後半最後にディフェンスがしっかりして、逆にトライを取れたのはこの前からの成長」(権丈)。後半38分以降に3トライを集め、集中すべき時間帯に集中できたことは成果となった。
次は日体大戦。ワセダにとってはこれからも格下相手との対戦が続く。「今年の早大はきょうのような相手でも油断をしない。どんな相手でもどんな状況でも100パーセントを出せる、ブレのないチームを目指してやっている」と中竹竜二監督(平9人卒)。その通りにモチベーションを切らさずに、常にぶれの少ないチームとなれるか。もう一段階上のレベルへ――。チーム一体となった「コミュニケーション」がカギを握る。
(林修史)
早大出場メンバー
背番号
名前
ポジション
学部・学年
1
瀧澤 直
プロップ
理工3
2
臼井 陽亮
フッカー
スポ4
3
畠山 健介
プロップ
スポ4
4
権丈 太郎
ロック
スポ4
5
橋本 樹
ロック
スポ3
6
有田 幸平
フランカー
スポ4
7
豊田 将万
フランカー
スポ3
8
小峰 徹也
NO・8
スポ3
9
三井 大祐
SH
教4
10
山中 亮平
SO
スポ1
11
田中 渉太
WTB
スポ3
12
長尾 岳人
CTB
教3
21
井上 隼一
→後25分入替
スポ2
13
田邊 秀樹
CTB
スポ2
14
中濱 寛造
WTB
教1
15
五郎丸 歩
FB
スポ4
早 大
青学大
前半
後半
得点
前半
後半
9
7
T
1
0
6
5
G
0
0
0
0
P
0
0
0
0
D
0
0
57
45
計
5
0
102
合計
5
【得点】▽トライ 田中3、小峰、豊田4、畠山2、長尾、臼井、瀧澤、五郎丸2、中濱 ▽ゴール 五郎丸11※得点は早大のみ
◆コメント
権丈主将
きょうは入りの10分間をしっかり、そして後半の最初10分、それと最後の10分間の集中をしっかりていこうという話はしていた。最初の10分はトライを取れたが、キックオフでミスがあったりして、チームとしてフワフワしていた。得点を取っていた割りに自分たちのリズムではなかった。いらないパスでノックオンがあったり、自陣で危ないプレーをしてしまった。コミュニケーションを取ろうと言っていたが、連続でミスが出てしまったり、相手のアタックに対するコミュニケーションがもうひとつだった。もう一段階上のコールをできるようにしたい。それを佐々木組のときはできていた。ゲームのなかで停滞しているというか、ミスの時に状況を打開するにはそういうコールが必要。次のステップに上がるために修正していかなくてはいけない。トライを取られてしまったシーンは完ぺきにBKのディフェンスミス。トライを取った後のキックは強い相手とやるときには大事になる。そこを押さえれば自分たちのペースにもなる。常にぶれの少ないチームにできるようにしていきたい。前半最後にディフェンスがしっかりして、逆にトライを取れたのはこの前からの成長。一つずつ伸びてきていると思う。
畠山
きょうは大量点で勝つことが出来たが、1トライを許して失点してしまったし、締まらない試合だった。個人的には調子はそんなに悪くなかった。ただ、細かい部分においてはまだ完璧ではないので、徐々にウエイトや個人練習を通してシーズンの中で状態を上げていきたい。(きょうのスクラムの出来は)相手のスクラムも堅かったので、マイボールやエアボールを支配するのに苦しめられた。新しいオプションなどもきょうは試したが、それがこれから戦う高いレベルの相手でも出せるようにしないといけない。(2トライを決めた)確かにトライを取ることができたが、BKとFWのコミュニケーションがうまくいかなかったこともあって、まだ攻撃がバラバラの感は否めない。またインターセプトをされたりもしたので、そこは反省しないといけない。(次の試合に向けて)とにかくワセダのラグビーをしていきたい。もっと激しく、ワセダの持ち味を出してプレーをしていきたい。
五郎丸
きょうはまあ、良かった。試合の最後への意識はチーム全体としてあった。きょうのような相手だと、モチベーションの面ではすごく難しいが、結果は出ている。修正点は特にない。(アタック練習の進度は)まあまあ。(キックで切るか、繋いで攻めるかの判断は)ゲームコントロールをしようとしている。いろいろ試している。
臼井
(ラインアウト成功率100%)自分たちの原点に戻って、ワセダのテンポでやれた。(原点とは)サイン云々ではなく、空いている所に跳ぼうといった感じ。それに相手のプレッシャーとかあんまりなくて、動きやすかった、取りやすかったっていうのもある。(FWが好調だった)でもまだまだ。特にセットプレーはもっと高めなければいけない。あとキックオフもよくなかったので、来週までに改善していきたい。(監督もトライ後のキックオフが課題と)新しいことを試そうとして、それがうまくいかなかったので…。(コミュニケーション不足も課題に挙がっていたようだが)自分は結構とれていると思う。ミスがあったりして、外から見てて不足しているように映っているんだと思う。(日体大戦へ向けて)日本一をとるために戦っているので、どんな試合だろうと全力で、100%の力でやっていきたい。
豊田
(ケ大からの修正点は)後半ラスト10分で取られていたので、きょうはテーマを「コミュニケーション」として声を出していこうとした。結構取れていたと思う。(4トライを決めたが調子は)たまたまいいところにパスが来た。ごっつぁんトライです。(前半はノーペナルティだったが)反則しないでできたことは、チームとしてプラスになる。次は前後半ノーペナルティでいきたい。(後半は細かなミスが目立った)ミスが今後つながっていくと、自滅につながる。帰って修正したい。(ブレの少ないチームへの課題は)反則しないチームが強いと自分は思っている。クリーンにやっていきたい。(次に向けて)2週間空くが、気持ちを切らさないようにしたい。負けたら終わりという気持ちでやっていく。
小峰
相手がどこであろうと一戦一戦負けないように、という気持ちでプレーしている。優勝するためには常にチャレンジャーとして試合に臨まなければいけないし、相手が格下とかは関係ないと思ってやった。(FWのトライが目立ったが)きょうはコミュニケーションに重きを置いた。いつも以上に話そう、ということでFWで上手くコミュニケーションがとれた結果だと思う。今年は特にFWでこだわるってことを言っているので、それでトライをとれたことはよかった。(自身もトライ)はい、久しぶりに。捕まったら放ろうと思ってたんが、自分で行けたので。(スクラムから自分で突破する場面も)サインが出ていたので。普通BKの人が出してて、大体五郎さんなんですが、きょう自分が行った時は山中のサインで、それに合わせて動いた。前の試合で出来ていない部分だったので、今回は上手くいってよかった。(トライ後のキックオフが課題)最近ああいう形になっちゃってるんで、次までに修正したい。(今後へ)全試合にスタメン出場したいんで、次も出れるように頑張ります。
三井
きょうはどこかフワフワしていて、チームとして良くなかった。要因はキックオフでミスが出てしまったこと。締めるべきところで締められなかった。連続したミスもあったので課題。最後の10分間でしっかり抑えて、トライを取った部分は成長だと思う。格下でも、今後は1試合1試合やるべきことをやっていくことが日本一につながると思う。
山中
きょうの試合は全然悪くはなかった。でも(課題でもあった)軽いミスはまだ多かった。練習から意識しているけど、修正していかないといけない。(FWとBKのコミュニケーションは)やっぱりSOというポジションなので、FWとBKとのコミュニケーションを意識してやった。いつもよりFWに声をかけながらやりました。そうすることで、攻めが変わってきてよく出来たと思う。(次は試合地が新潟ですが)遠征でも、いつもとそう変わらない。いつも通りにすれば勝てる相手だし、頑張ります。
田中
ミスがでてしまい残念だった。攻め込まれたときには外に出す、とかそういいうことがチーム全体として徹底していなかった。これから相手が強くなっていくので、ミスをなくしていかなければいけない。(3トライを決めたが)トライの数はあまり意識していない。こういう試合では自分がいくつトライをとったかとかはあまり関係ない。(次の日体大戦)今年は必ず日本一にならなければならないと思うので、自分が活躍してチームを引っ張って勝利に貢献していきたい。
長尾
(きょうの試合の感想)個人的にミスが多くて、チャンスをつぶしてしまう場面があった。(自身のトライの場面は)普通にボールピックして、行っただけ。きょうのプレーは自分的には、フワフワしてたなと。自分の欠点ばかりが出てしまった。課題は、試合に向けて、気持ちを作っていくことと、SOからでなくても試合を引っ張っていけるようになりたい。
中濱
今回の課題のコミュニケーションをとるというに事に気を付けた。ディフェンスができてなかったりで1本取られてしまった。(スタメンには慣れてきましたか?)はい。(いつもは左WTBだがきょうは右WTBということで違和感は)前半はあったけど、やっているうちに慣れた。(AチームとBチームでプレーすることに違いは)Aチームは120人を代表してアカクロを着れる重み、プレッシャーが違う。(今後、自身のプレーで見てほしいところは)1対1の抜ききれるところや、決定力、人に強いところ。(次の日体大戦にむけて)1試合1試合を全力で次の試合も圧倒したい。
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