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夏季招待試合 対法大
8月26日 長野・菅平サニアパーク
法大をノートライに抑える快勝
「きょう、こういう形で勝てて、結果も残したし、自分たちの自信になる。9月からいい形で対抗戦を迎えられる」(ロック権丈太郎主将=スポ4)。多くの課題が浮き彫りとなった宿敵・関東学院大戦から1週間。夏合宿の締めくくりとなる法大戦で、早大は73−3と快勝した。攻めては11トライ、守っては相手をノートライに抑えるなど、合宿の集大成を表すにふさわしい結果となった。
開始早々、ワセダが度重なるペナルティで自陣に攻め込まれる。しかし、「マイボールは確保できたし、ほとんどの相手ボールにもプレッシャーをかけられた」(プロップ橋本樹=スポ3)。関東学院大戦で最大の反省点だったセットプレーが安定し、ラインアウトでは相手ボールに激しく競り合い、法大に生きたボールを渡さない。また、春シーズン途中から課題だったラインアウトモールで2トライを奪うなど、前半の5トライすべてをFWが挙げた。
後半は、まさに「ディフェンスからトライを取ることをテーマとしていた」(権丈)との言葉通りのゲーム展開。まずは後半4分、FWがプレッシャーをかけて相手キックをチャージし、インゴールにこぼれたボールを権丈が押さえトライ。同31分には、敵陣でのスクラムで相手ボールをターンオーバーし、フランカー豊田将万(スポ3)が抜け出してトライをあげた。
また、この日のディフェンスで象徴的だったのは後半ロスタイムのラストプレー。法大に自陣深く攻められ、あわやトライという場面での必死のタックル。これがノックオンを誘い、ノーサイドの笛は鳴らされた。「最後の(トライを防いだ)場面は止めたいという気持ちが伝わってくるプレーだった」と中竹竜二監督(平9人卒)もノートライに抑えたディフェンスを評価した。
ディフェンスが目立ったこの試合、アタックでは選手個々の強さが際立ち、フィールドを縦横無尽に駆け回ったものの「形であまり(トライが)取れていない」(FB五郎丸歩=スポ4)面もあった。しかし、「合宿ではディフェンスをやってきた。9月からアタックをやる。昨年より断然成果は上がっている」と指揮官は更なるチーム力の向上に手応えを感じている。
いよいよ対抗戦が9月8日に迫ってきた。28日に権丈組は下山するが、『荒ぶる』奪還へ向けた公式戦はこれから始まる。シーズン開幕に向けて、選手には残された1日1日を『Penetrate』してもらいたい。
(亀本勇也)
早大出場メンバー
背番号
名前
ポジション
学部・学年
1
瀧澤 直
プロップ
理工3
2
臼井 陽亮
フッカー
スポ4
3
橋本 樹
ロック
スポ3
4
権丈 太郎
ロック
スポ4
5
寺廻 健太
ロック
教4
6
有田 幸平
フランカー
スポ4
7
豊田 将万
フランカー
スポ3
8
小峰 徹也
NO・8
スポ3
9
三井 大祐
SH
教4
10
山中 亮平
SO
スポ1
11
田中 渉太
WTB
スポ3
22
中濱 寛造
→後5分入替
教1
12
長尾 岳人
CTB
教3
13
佐藤 晴紀
CTB
スポ3
14
早田 健二
WTB
スポ2
15
五郎丸 歩
FB
スポ4
早 大
法 大
前半
後半
得点
前半
後半
5
6
T
0
0
4
5
G
0
0
0
0
P
0
0
0
0
D
1
0
33
40
計
3
0
73
合計
3
【得点】▽トライ 小峰、寺廻、豊田2、有田幸3、権丈、五郎丸2、田邊 ▽ゴール 五郎丸9※得点は早大のみ
◆コメント
中竹監督
試合前からディフェンス力は付いてきていると感じていた。きょうは結果さえ出してくれればと思っていたが、いい成果が出た。ヒヤッとする場面もあったが結果的にトライは許さなかった。最後の(トライを防いだ)場面は止めたいという気持ちが伝わってくるプレーだった。合宿ではここまでディフェンスをやってきた。9月からアタックをやる。(これから目指していく形は)80分を早大のリズムで戦えるようにしたい。きょうの試合は取りきるところで、一発できっちり取りきれた。そこがリズムに繋がった。(合宿を振り返って)昨年より断然成果は上がっている。予定通りきています。
権丈主将
まず、ノートライに抑えられたことが大きい。ディフェンスからトライを取ることをテーマとしていた。きょうは前半、最初の方で連続してペナルティをしてしまったが、それ以降はペナルティも少なく良かった。相手もあまり攻め込んでこなかったし、危ない場面もつくらせなかった。アタックに関しては、ターンオーバーした後の反応で、FWとBKが一体となれたので、いい形でトライを取ることができた。(関東学院大戦での課題は克服できたか)スクラムでのペナルティに関しては、いまだにちょっと分からない部分があるが、そこは今後話し合って、反則を取られないようにしていくしかない。(モールでのトライも久々だった)そうですね、ただ相手が相手なのでそこまで評価できる問題ではないと思う。(シーズン開幕に向けて)きょう、こういう形で勝てて、結果も残したし、自分たちの自信になる。9月からいい形で対抗戦を迎えられる。今後詰めていくべき点は、やはりセットプレーをもう少し強化するのと、一次でのアタックです。(合宿を通じて得たもの)自分としては、ケガ明けの合宿で、ケガをしないで乗り切ることが第一だった。プレーとしてはディフェンスの部分ですね。動き出しの面でもだいぶ良くなりました。
五郎丸
春からやってきたディフェンスの成果がしっかり出た。これで次のステップに進める。(次とはアタックですか)はい。ただ、きょうは形であまり(トライが)取れていない。そこはしっかり修正していきたい。(合宿の個人的成果は)アタックの基礎がしっかりできた。対抗戦に向けてはいいスタートが切れると思う。
臼井
自分たちのゲームとしてはシャットアウト、ノートライに押さえるというのがテーマだったので。最後は危なかったんですけど、ノートライ達成できたということでまずまずかなと思います。(ラインアウトの調子は)相手のプレッシャーがそこまでなかったので、余裕を持ってできました。安定したボールが出せて、アタック回数つぶさなかったです。(スクラムの仕上がりは)自分たちの早いスクラムに対して、きょうはレフリーさんとの兼ね合いが難しかったですね。後半は、もうペナルティ取られてもいいから自分たちのスクラム突き通そう、と話してやるようにしたら何回かいい組み方ができたのでよかったです。(モールからのトライもあった)自分たちのスタイル、FWで崩してBKでとるというテーマに沿ってできたプレーです。この2007年のテーマをしっかり、この間の関東学院大戦で出せなかったことをできたように思います。(夏合宿を経てチームの仕上がり、雰囲気は)危ないところもあるんですけど、とりあえずディフェンスがテーマで、いいべースができていると思います。これから試合を重ねていく中で、自分たちの本当の姿を見つけていけたらいいかなと思います。(対抗戦に向けて)自分の仕事はセットプレーの安定なので、自分のミスでアタック回数を減らさないように。自分の持ち味をしっかりアピールしていきたいです。
橋本
なんとか試合を通してノートライで抑えることができた。ノートライで抑えられたのはいいかたちだ。(久しぶりのプロップとしての出場)プロップとして全然組んでなかった。プロップのしんどさがわかった。これからも(こういうことがあると思うので)やっていかないと。(先週の関東学院大戦から何を修正したか)セット(プレー)の安定を安定させ、FWで勝つこと。先週は崩されていた。(スクラムの仕上がり具合は)自分は全然うまくいかなかった。(きょうの)自分のスクラムにはいいところがない。ロックやりながらプロップやったので。(ラインアウトは)マイボールは確保できたし、ほとんどの相手ボールにもプレッシャーをかけられた。(ラインアウトからのモールで2つトライを取れました)モールで最近トライが取れていなかったのできょうはこだわっていた。(今後への意気込みを)きょうのテーマはチームとしてまとまって完封することだったが、まだスキがある。来週から対抗戦が始まるがFWでいければいい。
有田幸
結構試合前から一方的な展開になると分かっていた。攻めたときターンオーバーからの失点を防ぐことが課題だった。(相手の接点は)関東学院大ほどそんなに圧力はなかった。(ノートライに抑えましたが)きょうのチーム目標がノートライに抑えることだった。前半からペナルティをなくして敵陣で戦いたかった。(あえて課題をあげるとすれば)何回か冷や冷やした場面があった。反則をなくしてワセダのテンポでやること。(今後への意気込みを)シーズン通して自分の持てる力を出すこと。6番を着ます!
小峰
73点を取ったことよりも相手にトライを取られなかったのが良かった。(関東学院大戦からのテーマは)アタックでは、一次のブレイクにこだわってやってきた。カントー戦よりは良かったが、まだまだ甘いところもある。下山してからもっと詰めていきたい。(セットプレーの出来は)ラインアウトでしっかりボールを確保すること、スクラムの押し込みを意識してきましたが、まあまあです。スクラムに関しては、先週とレフリーが同じでペナルティを取られないように様子を見ていこうと話していたが、それで前半押せない部分もあった。(合宿)ボールキャリアーに何回もなれたし、ディフェンスも良かったので、合宿最後の試合としてはいい結果が出たんじゃないかと思う。(自身の課題は)ボールをもらうときにスピードが落ちたりしていたり、こぼすこともあったので。そこを100%にしていきたい。
豊田
(試合を振り返って)もう点数的にはだいぶ離れていたし、もっと内容にこだわっていければよかったです。(1週間前のカントー戦から中心に練習してきたことは)(カントー戦では)相手に接点で負けていたので、優位にたてるように練習してきました。(モールで2トライとれましたね)春の途中から全然とれてなかったのでよかったです。(きょうはフランカーでしたがNO・8との違いは)求められてくることが違うんでどちらもやっていけるようにしたい。後半からはNO・8やりましたし。(カントー戦で何回かやり直されたスクラムは)修正してきたし、レフリーともよくコミュニケーションとれていたんでよくなりました。(今年の合宿も終わりになります)ディフェンスをテーマにやってきて、ディフェンスで前にでれるようになったんで自分たちの武器が増えたと思います。これから始まるシーズンにむけて強みになった。(チームの手応えは)50%。残りの50%は(上井草に)帰ってからあげて頑張っていきます。
田邊
初めてのCTBだったんで、みんなにカバーしてもらいつつ、いっぱいいっぱいな試合でした。(法大の印象)今までの法大の結果とか見てて、完敗してるのが多くて。それが逆にプレッシャーというか、きのうの夜とか試合の前とかけっこう恐かったですね。(初CTBで出場の理由は)なんででしょうね。中竹監督に聞くと、ディフェンスとゲームコントロールの力を買われて。今どうしてもチームが五郎丸さんに頼ってる部分があるから、それをどうにかしてほしいと。(トライも)たまたまです。あそこは三井さんのアイコンタクトからで、啓光コンビなんで。(夏合宿を経てチームの仕上がりは)ディフェンスしかやってないんですけどね。きょうノートライに押さえられたということで、そこに合宿の成果は表れてるんじゃないかと。これからアタックとかやるし、チームのべースはやっぱりディフェンスなんで、そういう部分ではよかったと思います。(対抗戦に向けて)今季は僕の人生を大きく変えるくらいのものだと思ってるんで。とりあえずこの半年に懸けてがんばっていきたいと思います!
中濱
(ノートライで抑え圧勝)合宿のテーマがディフェンスだったので、ノートライで抑えられたことはとてもよかったです。(試合出場時間が長かった)やっぱりアカクロを着れたってのは大きいです。チームのために動かないとって気持ちが一層強くなります。(これで合宿も終わりになりますが、ワセダの合宿はいかがでしたか)やっぱり練習もハードだし、加えて1年は仕事をしなければいけないのでキツかったです。(9月から対抗戦が始まります)絶対に負けられないので、気持ちを切らさずに頑張っていきたいです。
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