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 権丈太郎、畠山健介、五郎丸歩インタビュー



 王座奪回へ向けて…リーダーたちの胸中

 春の関東学院大戦から約3週間、学生相手に全勝で春シーズンを終えた権丈組。その中核をなしたのは、やはりこの3人だ。チームの先頭に立ち体を張った権丈太郎主将、強力FWの要・畠山健介、BKリーダー五郎丸歩(すべてスポ4)。春シーズンの手応えと課題、そして夏に向けて――。それぞれの思いに迫った。
五郎丸
 ――春のシーズン、最後は関東学院に勝利し、今のチーム状況は
 権丈 今は、オフではないんですが、個人に任せた時間が多くて、ゆったりとした感じでやっています。カントー戦が終わった後から、いい意味で自信と余裕を持って、練習に臨めていると思います。

 五郎丸 良くなってきていると思いますよ。下の学年でまとめようとしてきているし、4年生は各チームで引っ張ってきている。だからカントー戦も4タテできたと思います。

 ――関東学院戦大戦前は恐さがあったと話していましたが
 畠山 4年ということは意識しませんでしたけど、大事な試合の前は恐いですね。帝京戦もそうでした。太郎(権丈)がケガでいななってからは、どうなるのかなと思いました。どうにもなりませんでしたけど(笑)。

畠山
 ――2年前の佐々木組のときと似通う面がありました
 畠山 そうですね。隆道さん(佐々木隆道元主将=平18人卒、現サントリー)のいない状況でもカントーにいい流れで勝てて、そこからチームは波に乗っていけたと思う。そういった意味でも、ぼくらもしっかり波に乗って、キャプテンが帰ってきたときには、いいチームになっていられるように、意識しています。

 ――関東学院大に勝利してチームに慢心が出ないかを気にしていた選手もいたが
 権丈 今の段階ではよく分からないですが、やはり去年負けた悔しさを忘れずに練習してきたことが、今回、カントー戦で出た訳であって…今年のチームのいいところは、オンとオフの切り替えが、しっかりできること。なので、練習になってもすぐにスイッチ切り替えるやつが多い。自分たちが倒さなきゃいけない相手は、やはり(大学選手権)決勝でのカントーなので、慢心に関しては大丈夫だと思います。

権丈主将
 ――今季は、オープン戦が始まる前にU21・U23日本代表での試合もあった。薫田監督からも指導を受たが
 権丈 清宮さん(清宮克幸前監督=平2教卒)と中竹さん(中竹竜二監督=平9人卒)で、今までやってきましたが、薫田さんのラグビーというのは、二人とはまた違った。特にコンタクトの面で立ってプレーすることを、すごく意識した練習が多かったです。そういった点で今年、自分たちがやろうとしていたラグビーにプラスになることが多くて、とても勉強になりましたね。

 ――代表シリーズがある前からチームとして、立ってプレーすることは掲げていた
 権丈 そうです。漠然とですが、BK、大外に回したときに、簡単に倒れすぎということと、外側でプレッシャーを受ける場面が多かった。そういった点で薫田さんは外側に回ったときでも、BKだけでボールを確保できるような練習もあったので、とても勉強になりました。

 ――そしてオープン戦が始まった
 権丈 一番初めの高麗大戦は、勝つことでスタートしたいということもあって、緊張した面もあったんですが、試合を重ねるごとに出来たこと、出来なかったことが出てきた。それを次にどうつなげるかを毎週、委員会開いて、そこを「今週これができなかったから、次はこうできるようにしよう」ということはしっかりやってきたので、どんどんいい方につながっていったと思います。

モール
 ――今季はモールへの意識は強い
 権丈 モールに関しては、今年武器にしようということでスタートしました。慶応は相手が弱くて、(トライを)取れてしまったという感じはありました。でも、メイジ、帝京、カントーと強いFWが続いて、モールで取れていない。帝京はモールを作る前に、引き倒してくるんですけど、それに対応ができなかった。カントーはロック北川の上から来るディフェンスに対しての対応がまったく出来ていなくて、それらをどうしようかというのは、これからの課題ですね。まだまだです。

 畠山 春、試合をする段階で、今年はFWに拘ろうと言っていて、FWで何に拘るかというとスクラムとラインアウトとモール。中でもモールは、BKが困ったときや、チームの流れが悪くなったときにモールで立て直していこうと掲げてきた。春はそれに取り組んできて、徐々に成果が出始めていたんですが、帝京とカントーからモールトライが取れていないのが、意識の問題かなと思います。カントーやメイジや帝京のようにFWが強いチームとやるときは、流れが一方的にこっちに偏ってくる訳じゃない。悪い流れの時に、モールで取り切れれば、いいんですが、そういうときに取れないと、帝京大戦のように苦しい試合になってしまう。カントー戦はスクラムとブレイクダウンで優位に立てたんですが、スクラム、ラインアウトでイーブンだった帝京大戦では厳しくなってくる。

 ――春はスクラムよりもモールに拘った
 権丈 はい。でも今度の合宿ではモールもやっていくんですが、どちらかというとスクラムに重きを置いて、秋へ向けて仕上げていく感じですね。

スクラム
 ――スクラムの完成度については
 畠山 今年からルールが変わって、そこをどう対応しようかと話し合ってきて、試合を重ねるごとに、成長してよくなって来たと思います。カントー戦のスクラムは夏以降の参考にはしないようにはしています。メイジ、帝京にも押せているかといったら、押せてはいない。カントー戦であれだけいい押し方が出来ると、みんな前の試合を忘れてします。押せていなかったときのスクラムを振り返るほうが今度に向けては重要だと思います。

 権丈 春、ウエイトトレーニングをしてきたこともあるし、橋本(樹=スポ3)がロックに入ったということもあって、重さという面では武器になります。ただ、カントー戦にしても相手の3番が原田じゃなかったし、その点もあって自分たちのスクラムは強いとは思っていないです。これから本数増やしていくんですが、去年の今の段階よりは良くなっているとは思います。

 ――スクラムに関しては佐々木組のスクラムが目標
 畠山 はい、そこを超えられるようにやっていきたい。

 ――BKから見てのFWは
 五郎丸 カントー戦は、ラインアウトを連続でミスしたのと、モールからトライを取れなかったのがこれからの課題となると思います。

ヤマハ発動機戦
 ――ヤマハ発動機に惜しくも敗れた試合(21−24)もあった
 権丈 チームを立ち上げたときからすると、あそこまでいくとは思っていなかったですヤマハとやって、自分たちが春やってきたことが出せたし、チームの方向性が間違っていないと思って自信になった。コンタクト負けもしなかったし、1対1の局面でも負けなかったです。

 ――学生相手に全勝だった
 五郎丸 結果的には予想以上の出来だったですけど、他のチームが悪かったので。春やった成果は出たので、成功だったかなと思います。夏はまたゼロからやっていきます。

 畠山 1試合1試合勝っても、正直、最後に勝つまで不安は消えないですね。春シーズン終わって気持ちを切り替える期間が出来るので、そこで切り替えて、五郎丸が言ったように、夏ゼロからスタートしようと思っています。

 ――他大の印象は
 五郎丸 どこも春の段階での出来が悪いだけで、いいメンバーがそろっているので、伸びしろはたくさんある。他へ対する恐怖心というのは消えないと思います。

 ――明大も好調のようですが
 権丈 メイジは相変わらず大きいし、その中でも去年と違ってFWは走るし、BKも今年は力を入れているという話なので、去年とは違うというのは感じますね。

 ――最も警戒する相手は
 権丈 やっぱり、カントーじゃないですかね。







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