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 春季オープン戦 対帝京大 6月17日 早大上井草グラウンド



 主将欠場も奮闘!帝京大を寄せ付けず

チャージする有田幸。勝負の4年目は充実  うだるような暑さ、焼け付くような日差しのなか、今季初となる上井草グラウンドでのオープン戦が行われた。明大、関東学院大を破り波に乗っている帝京大相手とあって、スタンドは超満員。ワセダは権丈太郎主将(スポ4)をケガで欠いたものの、危なげない試合運びを見せ31−14で勝利を収めた。

 WTB田中渉太(スポ3)が魅せた。ケガの影響で、「麻酔打って、痛み止め飲んで」(田中)臨んだこの試合。開始早々先制トライを奪われるもすぐさま同点に追いつき、迎えた前半12分。ターンオーバーから、圧巻の60メートル独走トライで逆転に成功する。同39分には裏に抜けたロック橋本樹(スポ3)から決定的なラストパスを受けインゴールに飛び込み、この日2トライ目。ワセダは前半だけで4トライを奪うなど試合の主導権を手中に収め、26−14で前半を折り返した。

 前半の勢いそのままに後半も行きたいところだったが、敵陣でプレーする時間こそ多かったもののトライには結びつかない。結局後半の得点はプロップ畠山健介(スポ4)が後半15分に挙げた1トライのみにとどまった。前半挙げた1トライと合わせて、この日2トライ目を奪うなど気を吐いた畠山。FWの要として、また、欠場した権丈の代わりに務めたゲームキャプテンとして、プレー面でも精神面でもチームを引っ張り、存在感を光らせた。

この日も強さは抜群の五郎丸  権丈主将が欠場しても確実に勝ちを手に入れられたのは、大いに評価していいところ。だが課題もあった。多くの選手が反省点としたのが、「モールで取りきれなかった」(畠山)こと。モールで引き倒され、あと一歩のところでトライを奪えないという場面も。また、「BKのデイフェンスが最悪だった」(田中)という声も聞かれるようにスコアの上では快勝とはいえ、FW、BKともに修正すべき点の見えた試合となった。

 次の戦いは春最大の山場、宿命のライバル・関東学院大戦だ。「去年、慶応と関東に負けて春負ける恐さは分かっている」(権丈主将)。この一戦の重みは、誰よりも選手たちが一番身にしみて感じているはずだ。最高の状態で夏シーズンを迎えるためにも、負けは絶対に許されない。2週間後、三ツ沢で春の集大成を見せる。

(加藤咲耶)


早大出場メンバー
背番号名前ポジション学部・学年
瀧澤  直プロップ理工3
臼井 陽亮フッカースポ4
畠山 健介プロップスポ4
寺廻 健太ロック教4
橋本  樹ロックスポ3
有田 幸平フランカースポ4
渡辺 千明フランカー社2
豊田 将万NO・8スポ3
三井 大祐SH教4
10山中 亮平SOスポ1
21田邊 秀樹→後0分入替スポ2
11田中 渉太WTBスポ3
12長尾 岳人CTB教3
13佐藤 晴紀CTBスポ3
14早田 健二WTBスポ2
15五郎丸 歩FBスポ4
早 大   帝京大
前半 後半 得点 前半 後半
26 14
31 合計 14
【得点】▽トライ 早田、田中2、畠山2 ▽ゴール 五郎丸3
※得点は早大のみ


◆コメント
権丈主将

相手も自信を持って来ていたので、勝てて良かった。コンタクトで勝てたことが大きい。キックの蹴り合いになってゲームのテンポが遅くなってしまって、難しかったとは思う。いくつかあったモールでのチャンスでトライが取れなかったのが課題。ゲームの中で要所要所で理解して修正していけるようにしないと…。こういう展開になって、FWはきょうは、しんどかったと思う。その中でFWの動き出し、内側のディフェンスをもう少し鍛えたい。BKは、出てくる相手へのディフェンスは、うまくなっている。ターンオーバーからのトライも取れたし、徐々に良くなってきていると思う。ただ、五郎丸に頼りすぎという点はある。(次は関東学院大、モチベーションの持っていき方は)特に意識はない。僕らは一戦一戦を大切にしている。去年、慶応と関東に負けて「春負ける恐さ」は分かっているので、春のゲームの大切さはみんな理解している。なので、常に大事な試合と位置づけている。全員がベストを尽くせるように。ただ、関東は負けられないので、そこでモチベーションが上がらない奴はいない。去年負けた相手に負けて初めてスタートが切れると思っている。(けがは間に合いますか)大丈夫です。

畠山
きょうの試合は権丈が試合に出なかったので僕がキャプテンをしましたが、やっぱり権丈がキャプテンなのでそういう気持ちを持って試合に臨んだ。権丈がいない中で一人一人プレーに責任を持ってやろうということは話をした。でもコンタクトプレーの精度が甘かった。それにフィットネスの無さがそのまま試合に出てしまった。後半になって動けなくなってしまったし、タックルも甘くなってしまった。そういう意味では課題の出た良い試合ではあった。(きょうは2トライ)チームの練習の成果が出た。裏でもらってつなぐという意識でトライ出来たのは良かった。(FWとしてきょうの試合で注意したことは)帝京大のビデオはなかったんですが、とにかくタックルをしっかりしていこうということは意識した。ただ、実際はモールで取りきれなかった。ゴール前のモールでトライを狙うことやスクラムでプレッシャーを与えることをFWで拘ろうと言っていたが…反省点が多かった。(関東学院大戦に向けて)春やってきたことを出す。1点差でも良いので必ず勝つ。やっぱり関東学院大は特別な相手。何が何でも勝つという気持ちを15人全員が持たなくてはいけない。FW全体でのモールでのトライ、そしてFWでプレッシャーを与える。この2つが出来ればおのずと結果はついてくると思う。カントーに勝って、いい流れで夏合宿を迎えたい。

五郎丸
FWで取りきれなかったのが課題となった。それ以外はしっかりとれたのでよかった。個人としては、後半の最後走れてないのでそのへんをもう少しあげていきたい。(後半の攻撃について)敵陣に入ってる時間が多くそこで取りきれなかった。そこがカントーに向けての課題。(帝京戦の対策は)特になかった。ビデオもなかったので。キーマンにあげていた堀江に関してはプレーッシャーをかけてたけどまだ甘かった。(よかった点)自分たちが予期していない形で点をとれたのが進歩した点。(春カントーにむけて)内容うんぬんよりチームにとっては勝つことが大きいことなのであと2週間勝ちにこだわってやっていきたい。

寺廻
(権丈選手に代わっての出場)あまり権丈の代わりだということは意識せず、今期初のAチームで上井草のゲームだったので、他のチームにも同じ視点でAチームの試合を見せるということで、しっかりとしたプレーをしようと思った。けれど簡単に倒れてしまった。(トライまであと一歩が多かった)ラインアウトからのモールで取りきろうと話していたんですが、ことごとくミスしてしまった。BKのミスも多かった。(ディフェンス面での反省は)最初の失点はバックチャージからなので仕方ないがBKのミスが目についた。FWは一つ一つのプレーの精度をあげてターンオーバーを多く取れるよう練習から意識してやっていきたい。(ロック橋本との連携は)練習の時から合せることをしてきたので違和感はなかった。(帝京大の印象は)関東学院大や明大に勝つだけあってFW一人一人が強くて試合運びもよかった。きょうは内容よりとにかく勝つことが目的だった。(次は関東戦)権丈が出られるか分からないが、きょうの課題をもう1回みんなで話し合ってしっかりと2週間準備をして試合に臨みたい。

渡辺
きょうは初のスタメンだったが、スイープや運動量の多いプレーなど自分ができることをした。序盤、風下で劣勢になりBKが抜かれたりしたが、取りきるところで取りきれたことはよかった。ただ、モールなどでFWがしまらない部分もあった。(Bでは突破を持ち味としていたが)Aでは突破できる人がたくさんいる。自分は、影の仕事人に徹するということを心がけている。帝京大は普段自分がAでやっていないこともあるのか、そこまで力の差は感じなかった。逆に、味方の強さを再認識した。レギュラー奪取に向けては、手応えはある。自分ができることをこのままやっていけば、結果はついてくると思う。だが、まだ周りに比べて役不足ということも感じる。もっと自分の武器を磨いていきたい。関東学院大戦では自分のやることを突き詰め、きょう以上に運動量を増やしていきたい。

田中
春シーズン、Aが上井草でやるのはきょうだけなので、情けない試合はできなかった。厳しくやろうと思った。(前半2トライ)きょうはトライさせてもらったという感じ。ケガは8割くらい直っているけど、麻酔打って、痛み止め飲んで試合に臨んだ。激痛だけど、リザーブもいないので。(後半は)きょうはBKのデイフェンスが最悪でした。大外に振られて、早田が止められなくて。BKのディフェンスから、FWを前に上げようと思ってやっていた。(暑い中での試合でしたが、スタミナ面は)後半は追い風だったので、大丈夫だった。とにかく足が痛かった。(オープン戦も終わりに近づいてきたが、完成度は)FWがうちは強いんで、前へ上げるプレーが求められる。BKはトライを取る力はあると思うの。(カントー戦に向けて)対面の朝見さんと、高校の先輩の中園さんに負けないように、トライをとりたい。

長尾
(帝京大の印象は)関東学院大にも明大にも勝って、強いのが分かってた。きょうは上井草で今年初めてやる試合で、下のチームも全員見てたので絶対負けられないし、負けたくないと思っていた。(帝京大の対策としては)いつも通りで、まずFWで。相手もFW強いっていうのが売りみたいだったので。FWでとって、BKで前に前にっていう感じ。自分のところでタックル抜かれる場面がけっこうあった。次は大きな試合、関東学院大戦なので、100パーセント止められるように、ディフェンスしっかりやりたい。(関東学院大戦に向け)去年負けて、今までで一番悔しい思いをしたので、絶対勝てるように。今まで以上に公私ともにぺネトレイトしていきたい。

佐藤晴
前半は風下で厳しい展開だったが、取るところでしっかり取れたので良かったかなと思う。ただ、後半は取りたいところで取れなくて、リズムに乗れなかった。ゴール前でのミスが響いてしまったかなという感じ。BKとしては、一次で強い長尾がゲインして、そこから五郎丸さんがゲインするという形を意識している。ただ、五郎丸さんに頼りすぎかなとは思う。(修正すべき点は)個人的には、もっとボールをもらえるように、あとはキックチェイス。

早田
(きょうの出来は)トライとれたのはよかった。でもディフェンスで躊躇してしまっていかれたところがありました。次は春最後のカントーなので、その点を修正して臨みたい。(帝大対策について)帝京はFWが強いので、FWで勝って、BKで地域とってしっかり攻撃していくというのを意識した。キックで敵陣に行けたのはよかった。

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