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第4回日韓大学交流試合・対高麗大
5月13日 ソウル(韓国)・高麗大グラウンド
権丈組上々の滑り出し…高麗大に逆転勝利
韓国で行われた高麗大とのオープン戦は、早大が26−17で逆転勝ちし、今季初戦を幸先よく勝利で飾った。FWは再三好機を逃すなど、課題が残る試合となった一方でFB五郎丸歩(スポ4)が3トライ3ゴールの活躍、好調をアピールした。
慣れないアウエーでの勝利、それでも煮え切らない。「FWとしては不満が残ります。今季の大きなテーマ『FWで崩してBKで仕留めること』ができなかった」(ロック権丈太郎主将=スポ4)。前半終了間際のラインアウトモールから二度、インゴールを陥れたように思えたが、トライは認められず。韓国人レフリーの“アウエーの洗礼”を浴び、前半のFW戦は不完全燃焼。「FW拘るぞ」とたびたび飛んだ権丈のゲキとは裏腹に、相手を崩しきれず、次戦へ向け課題を残した。
それでも異国の地で確かな収穫もあった。個々の身体能力に優れた高麗大相手にブレイクダウンでは終始優位に立ち、ゲームを支配した。
「最後は関東学院大にコンタクトで力負けしていた」(権丈)という昨季の反省から、オフから春にかけて、徹底的なウエイトトレーニングを敢行。1対1に負けない、個々の強さを強化した。「徹底的にウエイトに取り組んだこともあって、コンタクト負けもしなかったし、その成果は出ている」(権丈)。
特にこの試合、3トライを挙げた五郎丸は、積極的なライン参加で高麗大ディフェンスを置き去りにするスピードを披露。「体は大きくなったが、走力も落ちてない」とオフシーズンの成果に手ごたえを感じているようだ。
中竹竜二監督(平9人卒)も「全体的に初戦としては勝ったし、悪くない」と上々のスタートを切った権丈組に及第点を与えた。20日には、昨季のメンバーが多く残る慶大との招待試合が控える。昨春は敗れた相手だけに「勢いがあるチームだと思うので、我々は確実なプレーをして勝ちにいきたい」と中竹監督。打倒ワセダに燃えるライバルとの一戦で最初の真価が問われそうだ。
(本間裕二)
★橋本がロックで出場
橋本樹(スポ3)がロックでのスタメン出場を果たした。これまでのポジションはプロップ。異例ともいえるコンバートだが、中竹監督は橋本の身体能力を買っての起用で、フィールドプレーやモールでの働きに期待している。この日は不慣れなポジションながらフィールドプレーではゲインを切る場面も見られた。「もっとボールもらってモールもガンガンいかないと」と反省点を口にした橋本。ラインアウトも含めまだまだ課題は残るが、今後『ロック橋本』がチームのカギを握るかもしれない。
早大出場メンバー
背番号
名前
ポジション
学部・学年
1
瀧澤 直
プロップ
理工3
17
横谷 祐紀
→後38分入替
教2
2
臼井 陽亮
フッカー
スポ4
16
安福 宜孝
→後38分入替
政経3
3
畠山 健介
プロップ
スポ4
4
権丈 太郎
ロック
スポ4
5
橋本 樹
ロック
スポ3
18
奥野 耕輔
→後31分入替
二文3
6
有田 幸平
フランカー
スポ3
7
覺來 弦
フランカー
スポ4
19
岸本 大路
→後24分入替
スポ3
8
丹下 聡
NO・8
スポ3
9
三井 大祐
SH
教4
20
後藤 悠太
→後38分入替
スポ4
10
田邊 秀樹
SO
スポ2
11
田中 渉太
WTB
スポ3
12
長尾 岳人
CTB
教3
13
成田 伸明
CTB
政経4
21
井上 隼一
→後19分入替
スポ2
14
早田 健二
WTB
スポ2
22
三原 拓郎
→後24分入替
商4
15
五郎丸 歩
FB
スポ4
早 大
高麗大
前半
後半
得点
前半
後半
1
3
T
1
2
0
3
G
1
0
0
0
P
0
0
0
0
D
0
0
5
21
計
7
10
26
合計
17
【得点】▽トライ 五郎丸3、有田幸 ▽ゴール 五郎丸3※得点は早大のみ
◆コメント
中竹監督
(初戦に勝利したがどう評価する?)グラウンドの問題、レフリー等でアウエーのゲームでしたが、全体的に初戦としては勝ったし悪くない。今年新しくやろうとしたことがいくつかできて、逆にうまくいかなかったところは、反省しなきゃいけませんけど。(具体的には)何度かあったのは、ディフェンスの裏に出て立って(ボールを)つなぐプレーが、全員ではないですが、数人には見られました。裏に出た後、すぐ倒れてしまうプレーもあったので、まだまだ立って、ディフェンスにプレッシャーを与えなければいけないですね。(FWで崩してBKで仕留めるという目的は)結果的には、できましたが、もっともっとFWでいけるはずです。チームとしてまだまだ走れると思うので。(田邊選手のSOでの起用は)彼自身、初めてですが、よくやった方じゃないですかね。(来週から国内でのOP戦、まずは慶大戦)今年、一番メンバーが残っていて、勢いがあるチームだと思うので、我々は確実なプレーをして勝ちにいきたい。
権丈主将
勝てたんですが、FWとしては不満が残ります。今年の大きなスタイルとして、FWで崩してBKで仕留めるというのがあるんですが、モールで取り切れないところがあった。(高麗大は)個々の力でどんどんせめてくるチームに、ワセダが組織として立ち向かうという構図だったが、春徹底的にウエイトに取り組んだこともあって、コンタクト負けもしなかったし、その成果は出ている。(ロック橋本選手はどうでしょうか?)フィールドプレーだとか、ボール持ったところで力強いプレーができる。ただラインアウトはまだまだ課題ですね。(来週から国内でのOP戦、自信を得たのは)きょうは敵陣でプレーができたところと、ブレイクダウンを支配できたところが良かったところですね。慶応はBKで外に展開してくるチームなので、きょうとはまったく変わったゲームになると思いますが、しっかりその辺を詰めていきたいです。(課題は)モール、ラインアウトとFWの近場のディフェンスがうまくいってなかったところです。あとはミスキックのときのチェイスで抜かれることです。
畠山
きょうのゲームは色々と違う環境で、やろうとしたことの半分くらいしか出せなかった。(相手の1番が相当強かった)セットプレーとかよりは、フィールドプレーが強かった。見習うところがありました。高麗大は体大きいし、ワセダは大きいわけではないんで、そこで受身になってしまったら自分たちのラグビーができなくなると思いました。それが課題にもなったと思います。(これがオープン戦の始まりとなりましたが)大勝しておごるよりは、きょうみたいな引き締まったゲームができてよかった。オープン戦のファーストゲームとしてはよかったと思います。関東(学院大)との試合に向けて日々やっていきたいです。
五郎丸
FWが取り切れていないので、そこのところは修正すべきところだと思います。BKもチャンスを決めきれない部分がありました。(相手の裏を狙うキックが多かったが、その意図は)FWがあれだけでかいので、それを下げないように、前に出す攻撃的なキックという意味です。(ご自身の体のサイズも大きくなった)オフの途中からウエイトにだいぶ力を入れてきて、体は大きくなったが、走力も落ちてないので、成果は感じられます。(きょうがオープン戦の初戦だったが、これからの課題は)取るところで、取り切るところをしていかないと、これからの相手だときついと思うので、しっかりやっていきたい。
瀧澤
トライが取れなかったわりにモールとかで時間ばっかり使ってしまってしまいました。もっとBKにボールを渡せたらいいと思いました。(相手の1番は)スクラムとかよりはフィールドプレーがすごかったです。あのフィールドインパクトは見習うところがあります。高麗大は大きくて、タイトで強かったです。負けた感はないですけど、システム的にも課題が見つかったと思います。(これからは)試合ではもっとボールキャリアー的な仕事もこなしてディフェンスでも僕のところが抜かれるのでそこらへんは個人的な課題です。
橋本
FWでこだわりきれませんでした。そこで少し混乱してしまった感はあります。(相手の1番は)自分はタックル入ってなかったんですけど、強かったですね。(ロックは)自分としてはいまいちでした。もっとボールもらってモールもガンガンいかないと。そこらへんが課題ですね。(これからは)今はロックをやってますけど、とりあえず、試合に出れるように頑張っていきたいです。
有田幸
FWがワセダの強みとして、やってきたんですが、そのFWでトライが取れなかったので、きょうはBKに助けてもらった感じです。(高麗大のFWは)体が大きくて、タテに強かった。前半と後半の終わりに少し受けてしまったかなという感じです。そこはもうちょっとFWで返せるようにしっかりディフェンスしていかなきゃですね。(レギュラー定着へ向けては)きょうはあまり出せませんでしたが、自分の持ち味はタックルなので、そこでチームに貢献できれば、レギュラー定着できると思うので、タックルをやっていきたい。
田邊
きょうのゲームはしんどかったです。ポジション的にも精神的にも慣れない部分はありました。Aチームでやったこともあまりなかったので緊張しました。ミスもけっこうありました。(SOはどうですか)春はSO中心にやっていくと思います。できればFBでやりたいんですけど、チーム事情があるんで。まだまだ経験が浅いんで、その分やれることもあると思います。
早田
初戦は勝つということが一番大事だったので、その部分では良かったと思います。自分としては、きょうはもう少しボールに絡んで積極的にいきたかったんですが、いかんせん、あんまりボールが回ってこなかったので…今度の試合は積極的に自分から呼んで、トライを取りに行こうと思います。(来週は慶大戦)慶応、明治、関東には負けられないので、春シーズンしっかり勝利して、大学選手権までのいい流れにつなげていけるようにしたいです。
★春季オープン戦を速報します
早稲田スポーツでは春季オープン戦を速報します。ぜひご覧ください。
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