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対抗戦 対筑波大
10月29日 宮城・ユアテックスタジアム仙台
開幕4連勝ながら課題も露呈
対抗戦の折り返しとなる筑波大との対戦の地は仙台。遠征の影響で「試合に対する全員の気持ちが集中してなかった」(フランカー東条雄介主将=教4)との言葉通り、「先手」をテーマに挙げておきながらも、試合後に誰もが口にしたのは「入りの悪さ」。徐々にペースを取り戻し47−8で勝利を収めるも、今後の上位校との対戦に向けて修正すべき課題が多く見られた試合となった。
ミスが目立つ立ち上がりながらも先制したのはワセダ。相手ラインアウトをターンオーバーすると、BK、FWが一体となって左右に大きく展開し、最後はロック寺廻健太(スポ3)がインゴールに飛び込む。そこから自分たちのペースで試合を作りたいところだが、その後もミスや反則が重なり、なかなかリズムに乗れない。17分には自陣ゴール前でモールを押し込まれ、ついに今季公式戦初失点となるトライを喫すると、さらにはPGも決められ7−8とリードまでも許してしまう。そこでスイッチが入ったのか、すぐさまSO曽我部佳憲(教4)が自らタテを突いたトライで逆転し、28分にはFWが相手ゴール前でお返しとばかりにモールを押し込んでトライ。21−8で前半を終える。
流れをつかみたい後半。5分、9分と続けてトライを重ねると、17分にはスクラムを見事にコントロールしたスクラムトライで完全に突き離す。25分にはCTB今村雄太(スポ4)がこの日2本目のトライを奪って47−8。自陣ゴール前まで攻められる場面もしっかりと凌ぎきり、追加の失点は許さなかった。結果的には力の差を見せたとはいえ流れを支配したとは言い切れない展開。試合後は選手からも「ブレイクダウン」「モールディフェンス」「コンタクトスピード」などと様々な課題が聞かれた試合となった。
次戦は「最初の山場」(中竹竜二監督=平9人卒)という帝京戦。課題を克服し、頂点を見据えた戦い方を見せることができるか。「一度そこでチームの状態をピークに持っていく」と監督、主将ともに語るその試合こそ、今季のチームの力を計る大事な一戦となる。
(細野恭代)
早大
筑波大
前半
後半
前半
後半
3
4
T
1
0
3
3
G
0
0
0
0
P
1
0
21
26
得点
8
0
47
総得点
8
早大メンバー
背番号
名前
ポジション
学部・学年
1
瀧澤 直
プロップ
理工2
17
橋本 樹
→後半33分入替
スポ2
2
臼井 陽亮
フッカー
スポ3
16
種本 直人
→後半6分入替
スポ4
3
畠山 健介
プロップ
スポ3
4
権丈 太郎
ロック
スポ3
18
近藤 嵩
→後半29分入替
スポ4
5
寺廻 健太
ロック
教3
6
東条 雄介
フランカー
教4
19
有田 幸平
→後半18分入替
スポ3
7
豊田 将万
フランカー
スポ2
8
林 徹
NO・8
スポ4
9
矢富 勇毅
SH
スポ4
10
曽我部佳憲
SO
教4
11
早田 健二
WTB
スポ1
12
須藤 明洋
CTB
スポ4
13
今村 雄太
CTB
スポ4
21
佐藤 晴紀
→後半26分入替
スポ2
14
松澤 明洋
WTB
スポ4
22
菅野 朋幸
→前半12分入替
人4
20
伊勢昌幸人
→後半29分入替
政経4
15
五郎丸 歩
FB
スポ3
◆コメント
中竹監督
ファーストプレーの入りの部分で受けてしまい、リズムを作るにもカラダが動かなかった。ディフェンスのコンタクトスキルを上げることがチームとしては課題。あとは、筑波さんの仕込まれたモールは低くて良く固まっていた。モールのディフェンスはもう1度やり直したい。(選手起用について、後半戦に向けメンバーの構想は固まったか)まだまだ調子の良い悪いがあるので、調子の良い人間を使っていきたいというのがある。不動というわけではないが(前半戦で)だいたい(選手の)力は見えてきた。(帝京戦の位置付け)1度そこでチームの状態をピークに持っていく。最初の山場。ブレイクダウンで負けないで、ボールを動かしてアタックで優位に立ちたい。(帝京戦まで2週間ですがその間に社会人合同練習などは?)やりますね。
東条主将
ファーストプレーから流れが作れず、入りが良くなかった。激しいプレッシャーで生きた球を出せず、ブレイクダウンでも1人目がすぐに倒れてしまい、2、3人目の寄りも遅かった。(対抗戦初トライを許したが)意識がバラバラで、コミュニケーションも取れてなく(相手の押し込んでくるFWに対して)どう押すか決まってなかった。東京に戻ってそのあたりをまた練習していきたい。(入りで流れに乗れなかった原因は?)昨日の前日練習や今日のアップから、試合に対する全員の気持ちが集中してなかった。ファーストスクラムや、ラインアウトへの拘りだとか。移動があったりして浮ついたというか、普段やってる雰囲気で出来なかった。(今日出た課題は)先手を取ることとブレイクダウン。今まで出来ていても今日出来なかったということはまだ自分たちの力にはなっていないので。(今日は後半20分で交代。徐々に時間を伸ばすという感じでしょうか?)そうですね。カラダ的には問題ないので、最後まできっちり出来るようにしたい。(帝京戦に向けて)(相手の)サイズも大きいので、個々で負けないこと。まずチーム状態をピークに持っていくし、勝たないと次は見えてこないので、ベストの調子で臨みたい。ワセダらしいグラウンドを大きく使うラグビーというのも見せたいし、FWでもモールスクラムなど、すべての面で圧倒したい。
臼井
(今日はミスが多い試合となったが試合を振り返って)今日は、ワセダとしては先手をテーマにしていて、ゲームプランを考えていたが、始めに接点でセービングがうまくいかないことが多く、ペナルティーが重なったのもあって、リズムが続かなかった。徐々に持ち直せたのは良かったと思うが、始めに掲げていた先手をとるという部分では体現できなかった。(課題の多い試合だった)帝京はスカウティングを徹底してくる大学なので、ラインアウトも研究されるので、今日、筑波とのラインアウトでの競り合いを参考にしつつ、組み立てていきたいです。(日体大戦、筑波大戦とスタメンでの出場が続いているが)今日は自分よりも種本さんの方が気持ちが強くて、良いプレーだったと思う。自分は思うように足が動かなかった。帝京戦でレギュラーに入れるなら、今季チームで掲げている「スウィフト・ラグビー」を体現して、種本さんとの対決に勝ちたい。(持ち味と言っていたアタックやライン参加が出来ていたように思うが)まだまだですね。もっと立っていられたところがあったし、自分から積極的にボールをもらって、FWの核として成長していかないといけない。(FW戦で押された部分は修正ですね)今日はモールでやられて、つめの甘さが出た。来週から接点での意識をもっと高めていかないといけないですね。自分たちのラグビーを突き進めていきたい。
畠山
(トライを奪われたことについて)FWとしては、モールディフェンスは徹底的につぶすべきだった。中途半端になってしまい、統一のないままだった。後半のようにやれていれば防げたと思う。東条さんとかからは、(地元だからといって)目立つプレーはするなと言われました(笑)。いいプレーは出来たが、運動量に課題が出たので、帝京大戦という大きな 試合に向けてやっていきたい。
須藤
(試合を振り返って)シンビンやっちゃったんで悔いが残ります。かなり気合いが入っていたのが空回りしてしまってチームに迷惑をかけてしまった。自分がいなかったときに8点取られてしまったので責任を感じています。(春に課題と言っていたタックルとディフェンスは活躍されていたと思いますが)意識してやっていたのですがまだ全然です。前回よりはよかったと思いますが、課題も出たのでレベルアップしていかないと。今日はディフェンスしようという意識が強すぎて全体を見れなかった。コミュニケーションを取ってチームとしてやらなきゃいけないのに、1人でやって飛び出してしまったり。(ポジション争いの激しいCTBですが、ご自身のプレーで出していきたいところは)相手のディフェンスラインを縦に切るスピードですね。BK全体では、曽我部や今村、五郎丸といったジャパンクラスのプレーヤーがいて、回して外で取る力はある。その中に入って自分が縦に行ってアクセントをつけられればいいと思う。(帝京戦に向けて)今日1トライ取られてしまったし、BKのところでも何回かゲインされたところがあったので、1試合を通してBK抜かれなかったぞ、という試合をしてみたいです。
今村
(けがの具合は)試合中は気にならないんですが、ベストではないですね。早めに治したいです。(今日の試合には満足していない?)ストレスがたまる試合といえば、ストレスのたまる試合でした。最初から先手とって、優位にいきたかったんですが…最初の入りか悪かった。(ディフェンスはどうだった?)けがで最後のほうは足引きずりながらプレーしたりだとか…もっともっとできたと思います。(アタックは)自分でもっとチャンスを作りたい。(帝京戦は)ブレイクダウンや1対1、そういうところに拘っていかないと負けてしまう。今日の課題を修正して臨みたいです。
早田
(今日の試合は?相手ゴール前に迫る場面も何度か見られましたが)大事な場面でコールが出てなかった。トライを取りきれなかったし、どんどんコール出してトライを取れるようなWTBになっていきたいです。ふりきってトライを取るのがWTBの仕事なので。(WTBもポジション争いが激しいですが、アピールしていきたいところは)1対1になったときにしっかりステップ踏んで相手をかわしてふりきるように。あと倒れないで大外でしっかりブレイクダウンを作ったり。勝負する力はついてきていると思うので、しっかり100%トライにつながるようなプレーをしたい。(春も出場し、今試合で公式戦初出場。春に比べて自信のついたところはありますか)チームになじめてきたし、しっかりと自分のしたいプレーも言えるようになってきました。これからは外からしっかりコールしていきたい。(帝京戦に向けて)今日はトライが取れなかったので、チャンスでトライ取って帝京に完勝したい。
有田
(後半からの出場でしたが試合を振り返って)前半終わった時点で、監督の方からコンタクトスピードが遅く、意識するように支持が出ていたので、出たらそこを意識してやろうと思っていました。(今日はAチームで公式戦初出場ですが、特別な意識は)そうですね、特に無いですね。普段の練習通りにやろうと思っていました。(持ち味であるタックル等のディフェンスが評価されての出場だと思うが、今後どんな点を意識していきたいか)コンタクトスピードをあげていくことと、モールディフェンスを意識して、より一層磨きをかけていきたい。タックルも絡めて。タックルの面では持ち味をもっと伸ばしていきたい。
伊勢
(Aチームでの試合出場が続いているが)自分としては1試合1試合自分のプレーすることを考えています。(自分のプレーとは)自分には他のSHにないディフェンスがあると思います。(今日の試合は)早くポイントへ行って、ボールを散らすようにという指示を意識しました。全体的な精度はもうひとつですね。(今後のアピールは)自分がいることで、他が安心できるようなプレーをしたい。ディフェンスでFWの信頼を得たい。
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