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 対抗戦 対立大 10月9日 東京・秩父宮ラグビー場



 勢いに乗るワセダ、完封2連勝!

WTB菅野はフィニッシャーの存在感十分に3トライを挙げる活躍  雲一つない秋晴れの中、立大を相手に対抗戦第二戦が行われた。立大のチャレンジャー精神あふれるプレーに圧倒される場面もあったが、やはりそこは王者ワセダ。結果は55−0、前節に続く完封勝利となった。

 「相手のペースにはまって自滅してしまった感じ」(SH三井大祐=教4)というように、前半は立大の激しいディフェンスに苦しみ、ブレイクダウンで劣勢に。しかし前半15分、立大のラインアウトをフランカー豊田将万(スポ2)がキャッチ、プロップ畠山健介(スポ3)を経由してモールで押し込み、最終的にロック後藤彰友(理工4)がトライ。さらに29分、今度はマイボールラインアウトから畠山がトライ。その7分後にもラックを重ねながらSO曽我部佳憲(教4)を中心に展開し、豊田が30m独走トライ。終わってみれば19−0で前半を折り返した。

 苦しんだ前半から一転、後半になると選手達が声をそろえて「修正できた」と振り返るように、試合はワセダペース。開始3分にはWTB菅野朋幸(人4)がトライ。菅野はこの後7分、10分とトライを決める。スタメンも従来とは違う起用が見られ、リザーブとの入れ替えも多かったが、CTB谷口拓郎(人4)、WTB田中渉太(スポ2)とリザーブのメンバーが次々トライを決め、ワセダの選手層の厚さを見せつけた。

 前半こそ押されたものの、春からの課題である修正力が身に付いてきているようだ。毎試合ごと、着実に成長していくワセダ。「完封できたことは自信になる。どんな相手でも狙っていきたい。」(フランカー東条雄介主将=教4)。モチベーションを新たに、大学選手権3連覇にむけて中竹ワセダがさらに邁進する。

(圷萌奈) 


早大   立大
前半 後半 前半 後半
19 36 得点
55 総得点


早大メンバー
背番号
名前
ポジション
学部・学年
瀧澤  直
プロップ
理工2
18
宮崎 潤野
→後半10分入替
理工4
種本 直人
フッカー
スポ4
16
臼井 陽亮
→後半22分入替
スポ4
畠山 健介
プロップ
スポ3
近藤  嵩
ロック
スポ4
後藤 彰友
ロック
理工4
笠原  歩
フランカー
スポ4
豊田 将万
フランカー
スポ2
19
寺廻 健太
→後半20分入替
教3
林   徹
NO・8
スポ4
三井 大祐
SH
教4
20
伊勢昌幸人
→後半10分入替
政経4
10
曽我部佳憲
SO
教4
11
三原 拓郎
WTB
商3
22
田中 渉太
→後半28分入替
スポ2
12
長尾 岳人
CTB
教2
13
今村 雄太
CTB
スポ4
21
谷口 拓郎
→後半0分入替
人4
14
菅野 朋幸
WTB
人4
15
五郎丸 歩
FB
スポ3


◆コメント

中竹監督
前半は立大が良いディフェンスで来て、懐に入られてそれに吸い込まれるようにしてブレイクダウンで劣勢になった。自陣でのラインアウトやスクラムをモノに出来なかった。後半は修正できた。ミスが出たりして学生の中には良くなかったと思う選手もいるかもしれないが、自分は良い試合が出来たのではないかと思っている。(後半修正した点は)ブレイクダウンで交わし切れずにすぐ倒れていたので、そこを何とか交わして前に出て、2人目のフォローを早くするように言った。そしたらWTBでトライも取れたので、春から言っている修正力が身についているのではないかと思う。(選手起用について)今村の途中交代はケガですね。ちょっと前から悪かったのですが、前半の終わりで危ないと思ったので代えました。東条は来週くらいからですね。矢富は練習中にケガをしてしまって。深刻ではないのですが。常にベストの布陣、ベストのパフォーマンスというのが大前提なので。(WTBについて)菅野はミスの少ない選手。しっかり力は出してくれている。田中はチャンスではしっかり仕事をした。前半の相手が動けるうちにどれくらい出来るかをこれから見たい。WTBは副将の首藤もいますし、まだこれからですね。

東条主将
(試合を振り返って)前半苦しかったが、後半は修正できたと思う。(前半ペースを掴めなかった要因は)ゲームに対する意識や、相手の激しいプレッシャーに慣れていない部分があった。(2戦連続の完封ですが)点を取られると悪い点が分かるが、完封できたことは自信になる。どんな相手でも狙っていきたい。今年は特にディフェンスからアタックに移るというのを心がけているので。(今日はスタメンやリザーブが多く入れ替わりましたが)みんな自分の役割というのが分かってきているので、自分達のプレーが出来ていると思う。今後リザーブやその他の部員の力というのは絶対に必要になってくるので、そういう点ではいいゲームになったと思うが、先日Bチームがジュニア選手権で負けたりしたので、まだまだ課題もたくさんあると思う。(これから中堅との試合となりますが)相手もワセダや強豪を倒すために必死にくると思うので、受けずに攻めて行って、新しいこともやっていきたい。

後藤副将
自分は監督が言っていた、(今日のゲームが)良くなかったと思っている選手の一人です。自分達は去年チャンピオンになっただけで今年はチャレンジャーのつもりですが、立大の方がチャレンジ精神やひたむきさがあった。それに受けてしまってああいう形になった。見習わなければいけない部分もたくさんあったので、チャレンジャー精神を学んで今後に繋げていきたい。後半修正できて、なおかつ0点に抑えられたのは良かった。(先制トライについて)ゲームプランは、強いところをぶつけるというものだったが、ブレイクダウンを支配できずに浮き足だったというか。それで、取れるところで取るということで、モールを選んだ。(今日は東条主将、矢富選手、権丈選手がいませんでした)ケガです。大事な試合でチーム力が落ちることはないので問題はないです。ワセダとしてのゲームプランは変わらないですし。(トライを取りました)誰が取ってもおかしくなかった。偶然です。(今のワセダに足りないところは)修正力が付いてきたが、ゲーム中に直せないのでそこですね。ハーフタイムを挟めば修正出来るのですが、その場ですぐ変えられない。毎回同じモチベーションを保つのは難しいが、今日は立大の方が気持ちがあって、ひたむきで、激しく低くきました。ワセダはまだムラがある。練習でもむらがあるので、いい練習をしていい試合をしたい。

種本
(今日は)青学大戦に続き、点に抑えてナイスゲームを続けようと(監督から)言われていた。(前半苦戦したが)立大のディフェンスが激しく、低いタックルで来ましたからね。(接点でも激しく来た)慶大もあれくらいでくるので。ただこっちがやろうとしたことはできた。(トライを)取れる所は取れましたし。(セットプレーは)よかった。あとは相手が競ってきてどれだけできるかですね。仕上がりはだんだん上がってきたと思う。(FW同士で)罵倒するような言葉は出ないが、気づいたことは言い続けようとしている。(東条主将を欠いた状態だが)自分は4年生なので、(後藤)彰友と共に4年でどれだけ貢献できるかを考えている。ただ自分は口ベタなので。プレーで引っ張ろうと思ってやっています。青木(佑輔=平18教卒)さんもそうだったように。(成長を見せる)臼井(陽亮=スポ3)もフッカーに転向してこだわってやっていると思う。(次は日体大戦だが)現状に満足しないように。社会人との合同練習もあるのでいいステップにできると思う。

畠山
(完封勝利でしたが前半は攻めあぐねました)そうですね。立大のいいディフェンスのせいでなかなかアタックができませんでした。(最初のトライはモールからでしたが)試合の流れの中でFWで行けるんであれば、FWで取ろうということだったんで、ああいう形になりました。でもスクラムはそこまで練習で合わせてなかったので、まだまだな部分もあります。今週の練習でしっかり修正したいです。(ご自身のトライは)久しぶりだから嬉しかったですけど、内容が内容なんで素直に喜べないですね。前回出てなかったんで試合勘が心配だったりもしたし。そこは大丈夫でしたけど。(今日はフロント陣が前に出ていましたが)ボール持って前に出るっていうのは後ろの人にやって欲しいところでもあるんですけど、まぁ体が大きいぶん相手のタックルとかにも負けずにゲインできたんで。(そんな中すごいハンドオフがありましたが)あれは相手の体勢がよくなかったからうまくいきました。結果論ですけど。(次節に向けて)ワセダは一戦一戦強くなっていってると思うんで、次はもっといい試合をしたいです。

豊田
(2試合連続完封勝利)監督から0点に抑えたのは評価できると言われた、そこは次につなげていきたい。(試合を振り返って)アタック、オフェンスの切り返しができて、トライまでいくのができてきた。後半の最初のようなプレーを前半からできるようにしたい。前半は立教の低いタックルに向かっていこうと、正直にまっすぐいっていたが、後半はタックルさせないようにずらしながらプレーした。(満足度は)48.2点です。(セットプレー)安定していた。見て空いてるところにボールがいくので取る機会が多かったです。(トライは)たまたまです。意識して倒されないようにしようと。(次に向けて)日体は去年0点に抑えた相手なので、今年も0点に抑えたい。


(2試合連続で0点に抑えました)去年からディフェンスのスタイルは変わったけれど、より精度を高くしていこうとしています。春よりもかなり精度が上がっているので。(アタックについては)核となる選手が去年、多く抜けて、今は豊田、権丈に負担をかけ過ぎないようにやっています。自分としてはオフェンスでの仕事量を増やしていかなければいけないと思ってます。(個人的な課題は)オフェンスでの強さをもっと出していきたいです。(次戦で心掛けることは)次も0で抑えられるように。それとFWの動きの意識ですね。

三井
試合を振り返って、前半は相手のペースにはまって自滅してしまった感じです。相手の強いところを攻めてしまいました。でも後半に修正できたのは良かった点です。(監督は試合を良い試合と言ってましたが)チームのテーマが失点しないことなので。ただまだまだ課題はたくさんあるので改善していきたいです。(日体大戦ではどのようなラグビーをしたいか)アタックで1対1で勝っていきたいです。ボールをどんどん動かして、ワセダの楽しいラグビーを見せたいです。

曽我部
(2戦連続の完封でした)今年はディフェンスがんばろうってことなので、完封でそれが達成できたのはよかったと思います。(ご自身は)全然まだまだでした。(前半はなかなか点が入らない展開でしたが)でも特に焦りとかはなかったです。今日は挑戦者のつもりで戦いました。(後半はパスがよく通っていた印象でした)というよりも、ハーフタイムで修正できていたので、自分がっていうわけではないです。(後藤さんが立大に見習う点があるというコメントを残していましたが)本当にその通り。立大のひたむきさは見習うべきだと思いました。(今日は矢富選手が不在でしたが)特に問題はなかったです。控えのSHでもテンポよくボールを回せるので、好みは特にないです。(次節への抱負を)ひたむきに練習からしっかりしていきたいです。

今村
(青学戦に続いての完封勝利でしたが、今日の感想を)前半、立大がひたむきに攻めてきたんで、タックルや気持ちの面で押された部分もありましたが、後半に持ち直し、しっかり完封できたことはチームにプラスになったと思います。(軽いケガをされたとのことですが、大丈夫ですか?)はい、大丈夫です。先週練習で右足首をひねってしまったんです。今日もまた前半ひねったみたいで。この後病院に行くので状態を診てもらいます。 (今日SHがいつもと違いましたが)練習はしてきたのですぐ対応できました。特に戸惑うこともありませんでした。(ブレイクダウンでBKがうまく機能していなかったようにみえましたが)はい、そうでした。ワセダのテンポがでなかったのが要因です。ボールを持っているプレイヤーが早く倒れてしまい、なかなかリズムが作れませんでした。(日体大戦に向けての課題は)SOが中心となってゲームを動かし、外からはコールをだしていくことです。外からも動かしてもらうと、プレーしやすくなって楽になりますから。(フル出場は)どうですかね。ケガの具合によりますね。

菅野
(今日3トライ決めていましたが、ご自身での感想は)まだ全然課題が多くて、なかなか満足いく結果ではなかったですね。(前回の青学戦に続き、今日も完封戦でしたが、ディフェンスの仕上がりぐあいはいかがですか)少しずつよくなってきてると思います。(次回の日体大戦に向けて、修正したい点などは)今日の前半みたいになかなかうまくいかないところで、チーム全体でもっと早い段階で修正できるようにしたいですね。

五郎丸
(今日の試合は)個人的には全然パフォーマンスが上がってないです。(ライン参加も積極的にしていましたが)外で取ろうという感じだったので。でも立大のディフェンスがよかったのでいいテンポでできなかった。(今日の良かった点、見えた課題は)良かった点は2試合連続で0に抑えたこと、課題は修正能力です。後半はできたが、前半のうちに試合のなかでできないと。(今季、チームを引っ張る意識はより強くなりましたか?)自分のコンディションがまだできていないので、できてからですね。(これからの対抗戦に向けて、個人として、BKとして取り組んでいきたいところは)個人としてはパフォーマンスを戻すこと、BKとしてはもっと仕留めていくことです。

臼井
(試合を振り返って)前半から立大さんのディフェンスが激しくて、ワセダのFWが前に出られなかった。後半は修正できたと思います。(ケガはいつ?)春の早慶戦の前の練習でして、夏も同じヶ所をして、Bの関東学院大戦に出て、そこからずっとやってという感じです。右肘と右足首をやりました。リハビリは一ヵ月くらいですね。(リハビリ中はどんなことを考えていましたか?)とりあえず、自分に甘くなってて、9月に入ってから。昨日のジュニアのメイジ戦に出たんですが、自分のリードが足りなくて、引っ張ることが出来なかったんで、今日後半で交替して、チームをあおって、FWを前に出させることを意識しました。(今は種本さんが定着しているが、これからどこを押し出していくか)自分の持味である、ライン参加やスクラム、ラインアウトの制度を意識して、もっとボールをたくさんもらって、FWの格としてチームに貢献したい。今は番号が16で、2を着ないと意味がないので、今2番を着ている種本さんにプレッシャーをかけていきたいです。

田中
(公式戦初トライです)取らせてもらったという感じです。曽我部さんのパスのおかげなので。そういう意味では自分のトライでは無いです。次こそはスピードとステップで相手をかわす自分の形でトライを決めます。自分は体が大きいわけではないので。でも、一本出てよかったです。(久しぶりのアカクロでしたが)公式戦では初めてなのですが、重みを感じます。着たくても着れない人に恥じぬようプレーしました。(緊張はありましたか)最初は少しあったんですけど、試合の残り時間が少なくなっていくにつれて早く試合に出してくれという感じでした。(ポジション争いは激しいですが)今年は特にそうだと思います。首藤さんも復帰するので。なんとか早くAに定着したいです。高いレベルの争いなので、いかに自分の信念を持って細かいところまでこだわれるかどうかにかかっていると思います。


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