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 対抗戦 対青学大 9月24日 埼玉県営熊谷ラグビー場



 対抗戦が開幕!常勝ワセダ青学大に大勝

後半からはCTBに入った曽我部。ロングパスを連発した  関東大学対抗戦がいよいよ始まった。新指揮官率いる王者ワセダは、終始相手を圧倒し、97−0と青学大に大勝した。後半、SH矢富勇毅(スポ4)をWTBに、SO曽我部佳憲(教4)をCTBで起用するという、新しい攻撃の形も見せた。100点ゲームこそならなかったが、対抗戦6連覇に向け好スタートをきった。

 「連続トライをとるというテーマ」(中竹竜二監督=平9人卒)。その言葉通り、攻めては15トライ、守っては相手にゴールすら許さぬディフェンスで無失点と、力の差を見せつけた。トライ劇場の幕を開けたのはWTB菅野朋幸(人4)。前半3分、敵陣スクラムからポイントを作り、矢富から出たボールは豊田将万(スポ2)を経由し菅野のトライへ。さらに7分後、中央付近から曽我部の約20メートルのピンポイントパスが菅野に通り、右すみにトライ。今季あまり見ることの出来なかった、BKとの息がぴったり合った絶妙なロングパスだった。この後もトライを重ね、気づいてみれば9トライ。57−0で前半を折り返した。

この日3トライを挙げた菅野(左)。右は瀧澤  後半、SH矢富をWTBに、SO曽我部を2年ぶりにCTBとして起用し、今までにない攻撃スタイルを見せた。この中竹采配は早速的中する。後半2分、モールから出たボールをSH三井大祐(教4)が矢富につなぎトライ。矢富は後半3トライをマークし、見事WTBとしての期待に応えた。試合終了間際の37分にはプロップの瀧澤直(理工2)が相手ボールをターンオーバーし、そのまま中央にトライ。FWのトライに会場も沸いた。

 中竹監督が「これだけ攻めてミスが少なかった、というのは学生を評価する」と言うように、今まで目立っていたノックオンや、スローフォワードといったミスも少なくなってきた。FWとBKの連携、パスの速さも試合をこなすごとに上がっている。着実に成長していく中竹ワセダ。6年連続となる対抗戦全勝優勝、さらには「荒ぶる」への長き道がついに始まった。

(渡邉絵梨香) 


早大   青学大
前半 後半 前半 後半
57 40 得点
97 総得点


早大メンバー
背番号
名前
ポジション
学部・学年
瀧澤  直
プロップ
理工2
種本 直人
フッカー
スポ4
16
小沼 智彦
→後22分入替
社3
鈴木 崇大
プロップ
人4
17
橋本  樹
→後17分入替
スポ2
権丈 太郎
ロック
スポ3
後藤 彰友
ロック
理工4
18
寺廻 健太
→後12分入替
教3
上田 一貴
フランカー
教2
豊田 将万
フランカー
スポ2
19
近藤  嵩
→後0分入替
スポ4
林  徹
NO・8
スポ4
矢富 勇毅
SH
スポ4
10
曽我部佳憲
SO
教4
11
三原 拓郎
WTB
商3
20
三井 大祐
→後0分入替
教4
12
長尾 岳人
CTB
教2
21
南薗 洋一
→後22分入替
二文4
13
今村 雄太
CTB
スポ4
22
谷口 拓郎
→後12分入替
人4
14
菅野 朋幸
WTB
人4
15
五郎丸 歩
FB
スポ3


◆コメント

中竹監督
初戦ということで、最初のステップにしようと学生には伝えた。これだけ攻めてミスが少なかった、というのは学生を評価する。連続トライをとるというテーマで試合に臨んだ。ただ、トライの後のキックオフをきちんと取れていなかったのは課題です。これから修正していきます。(後半の布陣は:矢富→WTB、曽我部→CTB)三井はゲームのテンポを作れる選手ですし、矢富はボールを前に持っていく力がありますから。最初のテストでしたが、うまくいきました。曽我部のCTBについては、球を動かせる力を評価してのものです。前半の最初のトライは外の判断でとれたトライで良かったと思う。(瀧澤のランについて)彼は昨年からJr.でランニングを見せていたし、もともと走れる選手。今年は少なかったが、今日それが戻ってきたかな。(課題としては)テンポが速すぎる場面がある。これはいい意味での課題で、考えてテンポを落とすところは落とすというのをやっていきたい。0点に抑えたのは大きい。

東条主将
(対抗戦初戦を迎えましたが今日の出来は)まずまずやりたいことは出来た。ブレイクダウンで有利に立てばあれくらい試合を支配できる。点差が開いても切れずにやれたし、まずは合格点を与えられる感じ。(完封できたことは大きいですか)あれだけ自陣でやる時間が長かった中で、ミスのカバーも出来ていたし、ターンオーバーしたりこぼれ球を拾ってトライ出来たりした。そういうプレーが本当に大事だと思うので、これからもっと出来るようにしたい。(ご自身のコンディションは)今はあまり良くはないです。でも、次の立大戦くらいからは出れそうなので、その点では良かったかなと思う。(オ大戦での足のケガですか)そうです。(接戦を続けてチームがまとまってきた印象がありますが)これから相手のプレッシャーがもっときつくなっていく中でどれだけやっていけるか。力の差がある相手との試合の中で、自分達の力がしっかり出せるようにやっていきたい。

後藤副将
初戦を0点に抑えることが目標だったので、体調が悪かったが実行できてよかった。今週は矢富がWTBに入る形で練習していた。スクラムはこっちのほうが高さもあったんで、特に対策もしませんでした。(瀧澤選手もトライをあげました)やっとFWが目立てた。今まではおとなしかったが、練習でやってきたことがやっと形になった感じ。でも、今日の試合はもっとトライが取れた。コミュニケーション不足によるロングゲイン後のパスミスを少なくすることが課題。

瀧澤
(ランニングについて)いつも狙ってるんですけどね。ステップは得意です(笑)。こればかりは相手次第になってくる。きょうは格下相手だったので、うまく走れたんですが…強い相手にもできるように鍛えます。

種本
完封は大きい。今年は一つのミスで沈んでしまうとみんな思っていて。後藤コーチには「一人一人のプレーをせめたり、ミスをカバーできないやつは公式戦のジャージーを着るな」とも言われました。今日、結果が出て気持ちが変えられた。でも今日はあくまでスタート。これからです。(100点の大台にあと3点)得点は関係ないので。交替するときも小沼に「得点を気にするな、プレーが軽くなるから」と言って送り出しました。もっとひたむきにやらないと。メンバーが替わってもワセダとして全員が責任と信頼を持っている。今日はそういう責任が果たせた。(モールでトライ)今までBKに頼ってる部分があったので、信頼関係もできたしFWとしての責任も果たせたと思います。(強化すべき点は)アタックでまだミスがあったり、人が足りなくなって途切れたところです。(今後の練習方針は)来週から2部練がなくなって1部になるので、走り込みや意識の部分で4年生として常に声を出して下を引っ張っていきたいです。

豊田
0点に抑えられて良かった。アタックでも取り切るところで取れていた。(セットプレーは)前の試合でそこが課題だったので、クリアできた。(自分のプレーに関して)自分は周りを引っ張っていくべき立場。プレーで引っ張れるように頑張りたい。

三井
入りのゲームでいい形で入れた。連続トライはチームのテーマで統一できたが、キックオフをきちんと取れなかったり、課題もある。試合前から、「責任」と「信頼」をみんな意識するようにした試合中も互いに口にしてやっていた。これは日本一になるためには、個々が「責任」を果たして、そこから信頼を生もうとして、みんな意識した。BKはすごいプレイヤーがそろっているので、そこでBDを取れれば、2次、3次、ともっといいアタックができると思う。

曽我部
きょうはチームがいい雰囲気でプレーできた。ミスをしても周りで励ましあっていけたのが一番良かった点。前半、点差が開いたが、後半もゆるくならずに、集中できたのも良かった。メンバーが変わっても後半に点もとれましたし。(後半からCTBだったが)ぶっつけ本番です。CTBから見るラグビーもいいものです。

長尾
(試合を振り返って)練習通りに出来た。ボールを振った後の返しのフェーズで流れをうまく作れた。今日は外ばっかりだったのでインサイドをタテに切るプレーをこれから自分がもっとやっていきたい。(今日はタッチキックを蹴ってましたがその意図は)曽我部さんの調子が悪かったので蹴ってみろと言われただけで、特に深い意味はないです(笑)(BKが仕上がってきている印象がありますが手応えはありますか)ありますね。だいぶパスで切るイメージで出来てきた。オ大戦あたりから良くなってると思います。(激しいポジション争いが続きますが今後に向けて)Aチームには少しずつだけど馴染んできた。タテの強さや、余った時のパスといった持ち味を出して、これからの公式戦に出たいです。

菅野
(3トライを決めて理想通りの出来でしたか)そうですね。試合中に声を出せてよかった。後半はバテてしまっていけなかった。今後の課題として、今日のように前半をしっかりとこなして後半も走れるようにしたいです。あとBKから前に出て相手を止められるように。(今日の試合では)外側のスペースが空いていたため、ボールを集めてもらえました。(次回立教戦に向けて)個人的には相手が立大だと特に意識はせずに、今日の試合をステップにチームのまとまりを出していきたいです。(対抗戦では)試合の流れが悪いときや苦しいときに声を出していけるように練習からもしっかりと声を出し、トライを決めていきます。

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