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| 日英大学対抗戦2006 対オックスフォード大 9月17日 東京・秩父宮ラグビー場 |


東条組リスタートは辛勝

小雨模様の秩父宮ラグビー場で、日英大学対抗戦2006最終戦、早大対オックスフォード大学(オ大)戦が開催された。関東大学対抗戦の行方を占い、夏合宿の成果の試金石ともなるこの一戦は、4日前に宿敵・関東学院大が17‐7で勝利しているが故に、ワセダも負けられない。試合は「BKは去年と同じメンバーなのでかなりいい」(FB五郎丸歩=スポ3)と言うように、前半は自慢のBK陣で3トライをあげて先行。快調な滑り出しを切り、後半、逆転トライを許したものの、終盤にPGの成功で再逆転。22‐20の辛勝となった。
オ大のキックオフで開始した前半6分、敵陣内でのラックからSO曽我部佳憲(教4)が好ロングパスでオープンに展開。ラストパスを受けたWTB菅野朋幸(人4)が右隅へ渾身のトライを挙げ、先陣を切った。その後、PGで3点奪取されるものの、2分後には曽我部の絶妙なパスを受け、CTB今村雄太(スポ4)がオ大ディフェンス間を猛進し、トライ。コンバージョンも決まり、その差を9点とした。中盤、オ大に1トライ返されるが、続く24分、スウィフトなパスリレーを繋ぎ、WTB三原拓郎(商3)がトライを決め競り合う。前半を19‐15で折り返した。
雨も本降りとなり迎えた後半、戦線はこう着状態だった。ただ「ハーフタイムに話をし、オ大の組み方に対応して組み直したら修正できた」(フッカー種本直人=スポ4)というように、序盤、翻弄(ほんろう)されたスクラムへの戸惑いは消えた。動きがあったのは同27分。途中出場CTBクリスに逆転トライを奪われ、先手を打たれた。勝利を待ち望むスタンドから失望の声が漏れる。再逆転トライを狙い攻め立てるが、ミス、反則に苦戦を強いられトライに結びつかない。ついに37分、チャンスは訪れた。ゴールポスト正面で得たペナルティーで、PGを選択。五郎丸が再逆転となるPGを慎重に決め22‐20でノーサイドを迎えた。
手に汗握る試合展開であった。相次ぐミスに、スローフォワードやノックオンといった反則も重なり、終盤は攻撃のリズムは崩壊。大事なところでのチャンスも活かしきれていなかった。辛くも勝利を収めた早大に残された課題は少なくない。しかし「勝ったことに意義がある。」(プロップ瀧澤直=理工2)。東条組のリスタートを苦しみながらも勝利で飾ったこの一戦。「1試合1試合が大切なので悔いの残らないような1日1日を過ごしたい」(曽我部)。いよいよ新生中竹ワセダの対抗戦が始まる。
(田村理紗)
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| 早大 |
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オ大 |
| 前半 |
後半 |
前半 |
後半 |
| 3 |
0 |
T |
2 |
1 |
| 2 |
0 |
G |
1 |
0 |
| 0 |
1 |
PG |
1 |
0 |
| 19 |
3 |
得点 |
15 |
5 |
| 22 |
総得点 |
20 |
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早大メンバー
| 背番号 | 名前 | ポジション | 学部・学年 |
| 1 | 瀧澤 直 | プロップ | 理工2 |
| 2 | 種本 直人 | フッカー | スポ4 |
| 3 | 畠山 健介 | プロップ | スポ3 |
| 4 | 権丈 太郎 | ロック | スポ3 |
| 5 | 後藤 彰友 | ロック | 理工4 |
| 6 | 東条 雄介 | フランカー | 教4 |
| 7 | 豊田 将万 | フランカー | スポ2 |
| 8 | 林 徹 | NO・8 | スポ4 |
| 9 | 矢富 勇毅 | SH | スポ4 |
| 10 | 曽我部佳憲 | SO | 教4 |
| 11 | 三原 拓郎 | WTB | 商3 |
| 12 | 長尾 岳人 | CTB | 教2 |
| 13 | 今村 雄太 | CTB | スポ4 |
| 14 | 菅野 朋幸 | WTB | 人4 |
| 15 | 五郎丸 歩 | FB | スポ3 |
◆コメント
中竹監督
きょうはミスをしてもいいから思いっきりやって来いと言った。今までBKで取れなかったが、きょうは少ないフェーズで取るイメージで取れたことは評価できる。スクラムはきょう1番のテーマだった。マイボールをうまく出せなかったが、後半は修正できた。1次からゲインできた場面も見られ、合宿ではディフェンスやブレイクダウンばかりをやってきて、山を降りてアタックをやり始めたが、その成果が出たと思うので、今後も伸ばしていきたい。関東学院大、慶大との試合では春負けたこともあって緊張感が大きかったが、オ大は2年に1度やる相手で、今季はもう戦わない相手という意味で、いろんなチャレンジが出来る相手だったので、ミスしてもいいからと思い切って行かせた。全体の精度にはこの時期だしまだ拘っていない。ディフェンスしている時の反則はこれからの課題。
東条主将
相手の大きいFW相手に自分達が受けてしまって、自陣で過ごす時間が多くなってしまった。セットプレーやブレイクダウンにもっと拘って、BKにいいボールを供給できるようにして、ボールを大きく動かすことが強みになると思うので、そこを対抗戦に向けて伸ばしていきたい。(最後はPGで逆転したが)なかなかトライを取れなかったので、まずはリードして、今自信のあるディフェンスで守りきろうと思った。(久々にゲームに戻ってどうか)出れない時期は、とにかく仲間を信じていた。後藤彰友(理工3)を中心にやってきて、戻ってきてサポートなどの声などが出るようになっていたので、やりやすかった。まだゲーム勘がないが、今後はもっとプレーで引っ張っていきたい。
後藤副将
きょうの試合はシーズン前に力を試すという位置づけでした。最近はウエイト重視で合宿の続きのようなきつい練習でした。練習でもミスが多いのが試合で出てしまって…でも今の課題がクリアー出来ればミスは減る。(体の大きい相手とのスクラムは?)強さは感じなかったけど、やっぱりテクニックがありました。(ディフェンスがたりていない場面がありました)相手のFWが近場にこだわってきたのでそっちを対応していたら、BKに回されて対応が出来ませんでした。(東条主将久しぶりのスタメンでした)存在は大きいです。自分も楽になるし、東条は体小さいですけどプレーでひっぱるタイプ。きょうもタックルが冴えてました。(対抗戦が始まります)全勝優勝目指して今は弱いけど、1試合1試合どんどん強くなっていくので応援よろしくお願いします!
瀧澤
(きょうの試合の位置づけは)合宿をやってる中で出てきた課題をこっちに帰ってきてからも練習して修正していった。FWで言えばスクラムとか。それが慶大とか関東とか、日本のチームじゃなくて外国のチームと対戦する中でどれだけ通用するかっていうのを試す感じでした。(スクラムで前半マイボールが出せなかった点が後半修正できたと監督がおっしゃってましたが)そうですね。でもそれは数本組んだ後で、前半のうちに修正したかったですね。(きょうはスクラムが回ってましたが)向こうとこっちの考え方の違いというか。あとはレフリーがどこまで許すかっていうのもあるんですけど、それでああいうかたちになってしまいました。(きょうはBKで上手くパスがまわって得点もうまれましたが)ありがたいですね。僕らがしっかりスクラムしてちゃんと出せば、BK陣もやりやすいと思うんで、頑張りたいです。(僅差での勝利でしたが課題は)勝ったことに意義がある。けど、まだまだミスがあるんで。BKのことについては何も言えないですけど、自分たちFWだったらやっぱりスクラムですね。ミスが目立ちました。(対抗戦に向けて)フロントはスクラム!そこが僕らの見せ場なんで注目してほしいですね。
種本
(後半苦しみましたが)ビデオで見るとおりFWが強くて、前に出られなかった。FWを封じる練習はしてきたんですが、食い込まれてしまった感じですね。前半はスクラムも反則気味で組んできてイライラしてしまいました。後半はスクラムに関しては修正できました。(前半のスクラムはどういう点でやりづらかったのでしょうか)強かった、というよりも、オックスフォード独特の組み方がありました。普通はやらないサイドステップで組んできてやりにくかったです。でもいい練習になりました。あれほどFWが出てくるチームは他にないですから。(どうやって修正しましたか)FWのスクラム練習をやってきてイメージしたものをやろうとして、それができなくてイライラしてしまったんですが、ハーフタイムで話をして、あっちの組み方に対応して右で組んでいたのを左で組みなおしたら修正できました。ただ、それを前半のうちからできれば良かったんですが。(ラインアウトの成功率も高かったですよね)雨は降っていたんですがロックとコミュニケーションが良く取れていて、キャッチしてくれていたんで投げやすかったです。(春、夏の試合よりもきょうはBKで展開してトライを取れましたが)BKがあれだけ前に出てくれていたのでFWも助けられました。1次でゲインしてくれるとやりやすいです。セットプレーも安定していたので。(課題を挙げるなら)接戦でも我慢して勝ったのは良かったですが、ショートサイドで組み込まれたり、ノットロールアウェイなんかのペナルティが多かったのは反省点です。(いよいよ対抗戦がはじまりますが、ここが成長した、と言える部分は)タックルだったり、倒された後の起き上がりが早かったり、圧倒できる部分がだいぶ出てきました。やりたいこと、スウィフトやセットプレーの素早さも良くなって先手をとれるようにもなってきました。あとはペナルティをなくしていけたらいいと思います。
畠山
(きょうの試合は)前半はFWが良くなかった。後半は全体的にミスが多かった。(外国人相手のスクラムは)前半は良くないスクラムだった。後半に修正できたのはよかったが、ファーストスクラムを組んだ後から出来るようにしないといけない。(要因は)文化の違いですかね。相手が大きい体を活かして上から押しつぶす感じで組むのに対して、ワセダは小さいので突き上げる感じで組んでいた。相手はワセダが低いセットで組むので嫌がってましたね。桜岡主審もコントロールしづらかったと思います。こういうのが国際試合かなと思いますね。(オ大の印象は)今シーズン重さでは一番だったと思います。ただふところに入るタックルはできた。(東条主将が復帰しましたが)自分はキャプテンは体を張って引っ張っていくものだと思う。その点で東条さんは諸岡(省吾=平17法卒)さんにも(佐々木)隆道(平18年人卒)さんにも負けないキャプテンだと思います。ただ依存しすぎてはいけない。(夏は)激しい合宿でしたが、疲れも取れた。きょうは対抗戦を占う試合だと思っていました。昨季もシーズンに入ってから成長していた。今季も徐々に修正して高みを目指したい。
権丈
(スクラムは)前半、相手の3番が反則気味に来ていたが、後半修正できたと思う。(FWとして振り返ると)相手が、近場で来るのは分かっていたので、それをいかに前で止めるか、それと速いディフェンスセットに集中していた。でも相手の遅いセットに合わせてしまって、そこは課題です。カントー、ケイオーとやる時には、そこは修正していかなければいけない。(BKの3トライは)きょうはチームとして外で取ろうと統一していたので、BKでトライが取れた。
豊田
(この点差は)もっといけると思ったがこの点差になってしまった。チャンスでのミスが多かった。BKは良かったが、相手DFが悪かったというのもある。FWも内容は良くなってきているが、スクラムは8人のまとまりがまだうまくいってない。BKにいいボールを出せるように、セットプレーを安定させたい。
曽我部
(対抗戦開幕を目前にしての公式戦、相手オ大の印象は?)強かったし大きかった。(相手の10番にあたってみて、いかがでしたか?)アメリカ代表でもあったんで、強かったですね。SOとしてのいいところもたくさんありましたし。(きょうのゲームプランは?)BKでとりにいくことです。(きょうはタックルする姿も多く見受けられましたが)いや、まだまだです。相手に積極的にあたっていくことは心掛けていました。(勝利しましたが、敢えて反省点をあげるとすれば?)自分のキックですかね。練習します。(最後に、来週は対抗戦初戦ですが意気込みを)一試合一試合が大切なので悔いの残らないような一日一日を過ごしたい。
今村
きょうは「外に外に」というのを意識してプレーした、それがBKのトライにつながったと思う。アタックがダメだったので、ディフェンスをうまくやるしかないと思った。PGについては、トライで逆転をしたかったけれど、雨でミスが多かったし、セットが不安定だったので、ああいう選択になった、悪い選択ではない。(対抗戦は)それぞれ新たな課題が出てくるだろうから、それをひとつひとつクリアして強くなっていければいい。
菅野
(この試合に対する意気込みや、この試合の位置付けは?)個人的には久々にAでやれる試合なので、チャンスをいかしたいと思ってました。(最初のトライを奪いましたね)あれは内側がよかったので。(全体としてミスが多かったり、チャンスをいかしきれないようでしたが)やっぱりミスが多いというのはいけないことだし、そこが課題ですね。(終盤には今村選手に球が集まりましたが、そういった作戦だったんですか?)いや、結果的に球が集まってしまったのが今村だけになってしまって、僕はその外で頑張ろうと思ってました。(FWとBKの連携は?)FWは近場でやってたって感じでBKは外で取りきろうとしてました。前半はいいカタチをつくることもできたんですが、後半はあまりできなかったですね。(秋のリーグ戦が始まりますが、それにむけて意気込みや課題などは)大学選手権で優勝が目標なので、それにむけて一つ一つ勝っていきたいし、その中でステップアップしていきたいです。
五郎丸
(今回チームとしてどのようなことを意識して試合に臨みましたか?)夏合宿でやったことを一つ一つやろうと心がけました。(オ大の印象は?)一人一人の当たりが強かったです。(きょうの試合を振り返ってみての感想は?まずはチームとして)去年より課題の残る試合でした。(個人としては?)チームを引っ張っていかなければいけないのに、引っ張れませんでした。(前半いい形でトライがとれていましたが、夏が終わってBKの仕上がりは?)BKは去年と同じメンバーなので、かなり良いです。(対抗戦への意気込みをお願いします)1つ1つ目の前の試合をやっていきたいと思います。結果を残したいです。

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