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夏季練習試合・対関東学院大
8月20日 長野県・早大菅平グラウンド
矢富2トライ!関東学院大下し、1勝1敗に
「今日負けたら終わりって思って挑みました」(SO曽我部佳憲=教4)。早大は、この夏の最大のターゲット、関東学院大戦に15−5で勝利し、春のオープン戦のリベンジを果たした。これで今季の対関東学院大の対戦成績は1勝1敗となり、「春、夏連勝したチームが大学選手権を制する」という、ここ5年間のジンクスが破れた。
「関東に勝って、やっと中竹ワセダのスタートが切れた」試合後、SH矢富勇毅(スポ4)は語気を強めた。春のオープン戦では関東学院大の決勝トライのきっかけとなるミスをした男がこの試合2トライ。自らの突破で得た後半30分のトライは、昨季の活躍をほうふつさせるものだった。
序盤から接点での激しい攻防が続き、こう着した試合を打開したのも矢富だった。前半13分、右サイドでWTB早田健二(スポ1)の突破から矢富に渡り、ゴール右隅に飛び込み、貴重な先制点をあげた。その後はFWを中心にブレイクダウンで相手を圧倒、前半を10−0で折り返す。
早大にピンチが訪れたのは後半8分、No・8林徹(スポ4)がシンビンになった直後に関東学院大に1トライを返される。そして林が戻った直後の19分に今度は、この試合ゲームキャプテンを務めたロック後藤彰友(理工4)がシンビンに。しかし、チームの支柱が抜けても「FWがすごく頑張ってくれた」(曽我部)とチームが一体になりこのピンチをしのぎ切った。そして迎えた歓喜のノーサイド。その場に倒れこむ選手、抱き合う選手、笑顔の監督、スタッフ。夏合宿で取り組んできた練習が実を結んだ瞬間だった。
この試合、「ディフェンスができてよかった。練習でやってきたことができた」とプロップ瀧澤直(理工2)が語るように中竹竜二監督(平9人卒)の掲げる、ディフェンディングラグビーが見事に体現されたゲームを展開した。春のオープン戦で敗れ、「大きな課題を与えられた」と語った中竹監督。その課題を克服し、早大は“大きな勝利”をつかんだ。時計の針が再び動き出した中竹ワセダ、26日には春に苦杯を舐めた慶大戦を控える。いい形で合宿を締めくくるためにも、連勝を期待したい。
(本間裕二)
早 大
関東学院大
前半
後半
前半
後半
1
1
T
0
1
1
0
G
0
0
1
0
P
0
0
0
0
D
0
0
10
5
得点
0
5
15
総得点
5
早大メンバー
背番号
名前
ポジション
学部・学年
1
瀧澤 直
プロップ
理工2
2
種本 直人
フッカー
スポ4
3
畠山 健介
プロップ
スポ3
4
権丈 太郎
ロック
スポ3
5
後藤 彰友
ロック
理工4
6
上田 一貴
フランカー
教2
19
笠原 歩
→後19分入替
スポ4
7
豊田 将万
フランカー
スポ2
8
林 徹
NO・8
スポ4
9
矢富 勇毅
SH
スポ4
10
曽我部佳憲
SO
教4
11
松澤 良祐
WTB
スポ4
12
長尾 岳人
CTB
教2
21
谷口 拓郎
→前38分入替
人4
13
今村 雄太
CTB
スポ4
14
早田 健二
WTB
スポ1
22
菅野 朋幸
→後9分入替
人4
15
五郎丸 歩
FB
スポ3
◆コメント
後藤副将
今日はミスが起きても集中が切れずにディフェンス出来たところが良かった。反対にチャンスでミスが起こったり、ゴール前でのラインアウトはよくなかった。ラインアウトはこんなもんです。もちろん決勝までには完璧にするんですけど。スクラムはまだあってない。これからです。今までは接点で負けてしまっていたんですが、今日は接点にこだわることでBKに展開出来た。(合宿の成果は)今までの練習は正直楽というわけではないんですけどぬるかった部分があって。でも前回関東に負けてからはつらい練習をしてきました。今日集中が切れなかったのもこの練習があったからだと思います。(今日は主将も出場せずゲームキャプテンでしたが)大変でした。自分だけでなくチームのことも考えなければいけないし本当に大変です。キャプテンはすごいなと。(シンビンになってしまいました)よくわからないんですけど蹴ったらしいです。人生初シンビン。最悪です。(5年連続で春夏勝利した方が秋勝利するというというジンクスは)気にしてませんでした。ただ夏はやり返してやろうという気持ちでした。(来週は慶応戦です)今まで今日の関東戦のことしか考えてなかったんで気持ち作りはこれからですけど。関東に勝ったからって浮かれずに臨みたいです。
瀧澤
(今日の試合を振り返って)とにかく、うれしいです。勝ててよかった。同じ相手に二回も絶対負けるわけにはいかなかったので。(フォワード陣のプレーについて)ディフェンスができてよかった。練習でやってきたことができたと思います。(秋につながる勝利ですね)まあ、つながるかどうかはわからないですけど、この後もしっかりやっていきたいです。頑張ります。
上田
(試合を振り返って)この2週間、勝つことだけを考えて死ぬ気で練習した。春の試合で関東学院に負けてから、ディフェンスをしっかりさせてボールを取り返すために繰り返し練習してきた。今回の試合でも気持ちの面で負けないように、絶対勝つというつもりで闘った。(対関東学院戦でAチームのスタメンだったが個人的にはどんな心境だったか)嬉しいという気持ちよりも、大きなものを背負った緊張が大きかった。(来週の慶応戦に向けて)今回の試合での課題が出てくると思うので、そこを中心的に練習する。ディフェンスで相手をしっかり止めること。強い気持ちで臨みたい。
豊田
(前回はワセダらしさがだせなかったといっていたが)今日は気持ちが入っていたし、4年生中心にいいテンションを保っていた。(何か対策は)ラック、モールとセットでの激しさ、簡単に倒れないようにしようと。2週間関東戦に向けてそこを意識した激しい練習をしてきた成果が出たと思う。(試合のポイントは)セットプレー、ラック、モールでのセットの激しさです。(ラインアウトは)お互い研究しあっていたけど、結構取れていたと思う。(課題は)取るとこで取る決定力。我慢の時間で耐えることです。(夏合宿はどこを強化している)チームとしてはDF力を強化しています。個人としては、運動量を上げたいし、アタックも強化したいです。(次に向けて)慶応は負けちゃいけない相手なのでがんばります。
矢富
(今日の試合のポイントはどこでしたか)ディフェンスです。(春は負けてしまいましたが、その時から修正した点は)春は敵陣でのプレーができていなかったので、それを増やすこと。あとはディフェンスセットの早さです。それをだせない部分もあったけど、だせた場面では、上手く機能したので、勝利という結果に繋がったと思います。(今日はトライにタックルに活躍していましたが)トライは偶然です。ああいう形じゃなく、もっとしっかり組み立てて取れるようにしたい。結果的には自分のトライですけどチームでとったものだと思ってますから。タックルの方も偶然(笑)もっと自分が成長して上手くなっていかなきゃいけない。もっとしっかり入るようにしないと。(押し込まれていた部分もありましたが打開策は)動き出しの部分を意識してやることです。(合宿ではどのようなところを重点的に練習していますか)やっぱりディフェンスの対処を厳しくいくってところですね。(まだ合宿が続きますが、これからの抱負は)合宿に入って、関東に勝って、やっと中竹ワセダのスタートが切れたって感じなんですけど、気を引き締めていきたいです。春に負けている慶應をボコボコにしたいです。
曽我部
(ゲームプランは)春出来なかった、相手の陣地へ踏み込んでプレーすることを考えてましたが、あまりよくできなかったです。(春の関東大戦では負けを喫してしまいましたが)この2週間の合宿ではみんなが一つになって勝つことを目標に練習してきました。だから今日は楽しかった。(ジンクスがあるので)今日負けたら終わりって思って挑みました。なので勝てて良かったです。(ディフェンスを意識してたように見えました)はい。今年のラグビーがもともとディフェンスを意識している事もあって、アタッキングラグビーというよりは、ディフェンシブラグビーをしようと。(BKに球がまわってませんでしたが)今日はバックスにミスが多く、FWがすごく頑張ってくれたこともあり、こっちはディフェンスをやろうと。本当にFWは良かったです。(キックのキレが春より増しているのでは?)キックのキレは俺と矢富の生命線なので、いつも意識してよくなるようにしています。 (残りの夏、注意していることは)今日終わって、いい位置のスタートが切れました。勝ったからといって油断せず、今までやってきたテンションでやっていきたいです。 (秋へむけて一言)やるしかない。それだけです。
今村
(試合を振り返って)チームとして課題にしていたブレイクダウンで圧倒していたので、勝ててよかった。(今日、勝ったことは大きな意味を持ちますか)といってもまだ先があるので。スタートラインに立ったところです。(課題にすべき点は)相手のペナルティに助けられたところがあったし、ワセダのペナルティも多かったのが修正点。BKの展開が少なくて、チームで崩そうとするところを崩せなかったです。(ということはご自身のプレーには満足いかないですか)ボールを持ってないし、チャンスも作ってないし、ダメでした。(今のチームの状況は)雰囲気はよいので、この調子で行きたいです。(不在がちだった春と比べて、チームにフィットしたという感じですか)不在だった、というのは関係なかったです。春の試合を見ると、気持ちで負けていた。そこを修正して、今日くらいの気持ちがあればこういう試合ができるんです。あとは細かいプレーの違いです。(次の慶大戦もリベンジがかかりますが)春は負けてるので、今日と同じ強い気持ちを持って、次はもうないぞ、くらいの気持ちで臨みたいです。
五郎丸
(今日一番重視したことは)勝つことです。(勝因は何だと思いますか)試合前からの気持ち。今日は入りから関東を圧倒していたので。(改めて2ヵ月前の敗戦を振り返って。その間意識したことは)屈辱的でした。その間は激しさと、勝つための戦術をしっかりとやってきました。(今日はBKに球が渡る回数が少ないようでしたが)FWが自信たっぷりで行っていたので、それもいいんじゃないかと思います。BKとしては今後一発で取りきりたい。(秋に向けて)今日でジンクスが崩れたので、これから落ちることなくもっと自分達を極めていきたいです。
谷口
(今日の試合を振り返って)2人目のシンビンの時に点を取られなかったことは大きかった。関東はブレイクダウンや地域の強さなど春と同様に強かったけれど早稲田はこの2週間、どこにも負けない位激しい練習を積んできていたので自信を持って試合に臨めた。(夏に強化した点)春に負けたのはブレイクダウンや地域の点で関東に負けていたからで、この2週間で重点的に練習しました。(今後の課題は)敵陣に攻め込んで、自分達のミスで自陣に戻らされるのが目立ったので最後のところの精度をもっと高めないといけない。
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