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春季オープン戦・早大対三菱重工相模原
6月3日 東京・早大上井草グラウンド
社会人相手に快勝
オープン戦4戦目の相手は三菱重工相模原。春季唯一の社会人チームとの対戦となったこの試合で、早大は45−14で快勝した。
開始直後から試合は動いた。キックオフのボールを奪い取り素早く左へ展開。待ち構えていたWTB巴山儀彦(法4)がゴール左へ飛び込み幸先よく先制する。この間試合開始からわずか45秒。12分にはFB五郎丸歩(スポ3)もトライを決め、上々の滑り出しを見せた。しかし、「ブレイクダウンのところとか、学生にはない激しさを味わえたのは勉強になった」(五郎丸)と振り返るように、大学レベルよりも一枚上の、強く激しい接点での攻防に苦しみその後追加点を奪えない。外国人選手を擁する相手の重くて強いアタックをFL東条雄介主将(教4)中心に粘りのディフェンスでなんとか耐え続けたものの、突破からついにトライを奪われてしまう。相手に流れが傾きかけたところだったが、早大もすぐさま反撃。トライを決められた直後のキックオフのボールを奪うとSO曽我部佳憲(スポ4)が見事なステップで相手ディフェンスをかわしてゴール中央へトライ。嫌な流れを断ち切る見事なノーホイッスルトライで点差を広げ、19−7で前半を折り返す。
後半に入っても接点での激しい攻防は続いた。両チーム共に体を張ったプレーで相手に主導権を握らせない。どちらも追加点を奪えないなかで、売り出し中のスーパールーキーWTB早田健二(スポ1)がその均衡状態を打ち破る。五郎丸からのパスを受け、ゴール右へ見事に3試合連続のトライ。その後も再び右サイドを疾走しトライを決め、高い決定力を証明しチームに勢いを与えた。モールからのトライも決まり、FW陣も強さを見せつけた早大は一気に勝負を決めにかかる。終盤に相手の突破から1トライを許すも、最後はこの日13番で先発出場したCTB佐藤晴紀(スポ2)が豪快に相手を跳ね飛ばしながらトライを決め、ノーサイド。終始社会人レベルの強さに苦しめられたものの、勝負所で突き放すことに成功し、45−14で見事勝利を収めた。
収穫はなんといっても接点での攻防。大きな相手との激しい戦いを経験したということは、発展途上のチームにとって今後必ずプラスになるはずだ。次はライバル慶大との一戦が控えている。気持ちよく勝利し、6月末の大一番・関東学院大戦へつなげたいところだ。
(八木圭太)
早大
三菱重工相模原
前半
後半
前半
後半
3
4
T
1
1
2
3
G
1
1
0
0
P
0
0
19
26
得点
7
7
45
総得点
14
早大メンバー
背番号
名前
ポジション
学部・学年
1
瀧澤 直
プロップ
理工2
2
臼井 陽亮
フッカー
スポ3
3
畠山 健介
プロップ
スポ3
4
権丈 太郎
ロック
スポ3
5
関 卓真
ロック
教4
6
東条 雄介
フランカー
教4
19
槻木 亮太
→後31分入替
商3
7
有田 幸平
フランカー
スポ3
8
豊田 将万
NO・8
スポ2
18
覺來 弦
→前35分入替
スポ3
9
矢富 勇毅
SH
スポ4
20
三井 大祐
→後38分入替
教4
10
曽我部佳憲
SO
教4
11
巴山 儀彦
WTB
法4
12
須藤 明洋
CTB
スポ2
13
佐藤 晴紀
CTB
スポ2
14
早田 健二
WTB
スポ1
15
五郎丸 歩
FB
スポ3
◆コメント
中竹竜二監督(平9人卒)
(今日の試合は?)(相手に)外国人が4人ほどいて、だから試合をお願いしたんですが、今までの試合のなかでブレイクダウンが一番激しくて勉強になった。三菱重工相模原は、ビデオで見ていたよりは断然強くて、思ったより激しかった。ディフェンスはだいぶ意識できていた。ミスはあったが、意識は高まってきている。意志統一もできていたと思う。(先週鍛え直すと言っていたFWは?)頑張っていたと思う。モールからも取ったし。一週間でちゃんと修正すべきところはできた。(春のオープン戦4試合を終えて全体の仕上がりは?)Aチームは去年の意識が継続されているのでいいと思う。でもまだまだです。
東条主将
(先週の早明戦の出来も踏まえて、今日の試合でのテーマは)(早明戦は)まだFWはスクラムとか、マイボールラインアウトからモールの場面とか、そういう部分が課題。BKは天候の関係もあってミスが多かった。(今日の課題は)FWはセットを安定させること。BKは去年から新しいことをやったりもしていますが、取るべきところで取るということです。安定してきてはいます。(試合を振り返って)社会人相手で外国人もいて、接点での激しさとかを実際に経験できたのは良かった。(社会人相手に得るものはやはり多いですか?)そうですね。近場や接点でもっと激しく強くいって、そこで勝たないと自分たちのペースは生まれないので。(春シーズンも折り返しですがチームの仕上がりや雰囲気は?)まだFWは、去年のチームを夏までに超えるという目標ですが去年に及ばないところもあるので、精度を上げたい。BKは競争です。去年のメンバーがいるなかで、いかに試合に出るか。JAPANでいない選手の代わりに下の選手がアピールしたりも出来ているので、良いと思います。(春シーズンあと1ヶ月あまりで詰めていく部分は)細かいことを挙げたらきりがないですが、激しさやセットプレーなど、絶対に試合中にある場面での意識です。そういった意識の競争がないと、カントーや強いチームには勝てないと思うので。
瀧澤
(今日の試合を振り返って)今日は自分のスクラムが良くなくて2、3番に迷惑をかけてしまった。相手が社会人だからといってスクラムに関してはそこまで強いというわけではなかった。自分が何度も(スクラムで)落ちてしまって迷惑をかけてしまった。(早慶戦へ向けて)今日自分のプレーがあまりよくなくて、次も出れるかどうかはわからないので早慶戦で出場できるように頑張りたい。
有田
(社会人との対戦)そうですね、うまい人たちとやれて、嬉しかったですね。課題もたくさん見つかったので。通用するところと足りないところがわかったので、修正していきたいです。(Aチームではじめて出場されました)最初はBチームだったのですが、Aチームの選手がケガをして、上げてもらって。チャンスだと思って、コンタクトプレーや力を出そうと思いました。(長いリハビリ中に支えになったものは)やはり、アカクロを着たいという思いですね。そのためにやってきました。(今季の目標と課題)このままAチームに定着することです。このチャンスを生かして。僕はアタックが得意ではないのですが、今日ブレイクが出来たので、そこを伸ばしていければいいと思います。ディフェンスが良いところだと思うので、生かしていきたいと思っています。コーチには運動量のことを言われ、もっと動くようにと言われたので、ボールに絡むプレー、あとディフェンスですね。そこをつめてやっていこうと思っています。
矢富
(今日の試合について)初めて脳震盪起こしてほとんど覚えてないです、すみません。(社会人相手でしたが)接点など強かったと思います。(エキサイトしたゲームでしたが)社会人相手に気持ちで負けたくないと思った結果だった。ラフプレーはよくないが、気持ちがでるのはいいことだと思う。(慶大戦へ)早慶戦は代表があって出れないけど、カントー戦はでます。やっぱり、球際とかFWが強いいい相手だと思う。勝っていい感じで春終われたらいいです。
曽我部
(今日の試合はどうでしたか?)みんなディフェンス頑張っていたので良かったと思います。(今季はタックルに取り組んでいるようですね)いやいや、まだまだ、まだまだです。中竹監督と続けていかないと駄目ですね。最終学年になって、体を張ることが仕事ですし、僕の一生の課題だと思っているので、学生のうちにやらないといけないと思いまして。(今季BKで取り組んでいることは?昨年と大きく違う点など)去年と変らないです。去年曖昧だったところを埋めていく感じですね。BKのサインプレーを極めていく感じです。良くなってきています。今の時期良い方だと思います。(BKにも新しい選手が入り活躍しているが)Aで出ているのは早田だけですが、Bには僕の後輩の村田賢史や田邊秀樹(ともにスポ1)、いい選手がいるので、今これだけ良くて、あいつらが4年になったときが楽しみですね。頼もしい選手たちです。(SH矢富と昨年+αで取り組んでいることは?)あまり二人でやろうとしずきないことです。昨年はそれでも通用した部分もあるのですが、自分らのプレーをしようとして崩れた部分もあったので、15人万遍なく回すように意識しています。矢富もそうだと思います。サインプレーを完璧にして、もっとディフェンスのコミュニケーションをしていきたい。僕らが抜かれなければ負担が減るので。抜かれないようにしていきたいです。
佐藤
(今日の試合を振り返って)外国人選手もいたし、コンタクトが強くてブレイクダウンを支配することができなかった。社会人の相手ということで、やっぱり接点は強かった。個人的にはディフェンスが課題。うまく前に出れなかった。オフェンスでもあんまりゲインを切れない時間があった。でも後半の最後に一本トライできたので今日の出来は50点ぐらいです。相手は結構エキサイトしていたけど冷静に戦えた。(早慶戦へ向けて)出場できれば、Aでははじめての早慶戦なので完封勝利を狙って、慶大にワセダと二度と戦いたくないと思わせるように頑張りたい。トライもとります。
早田
(今日の試合について)初めての社会人相手ということでどれくらいなのか不安だった。しっかり自分の力を100%出そうと思って臨みました。(2トライ決めましたが)ラストパスもらってあとは走るだけだった。WTBとして基本をこなしただけです。チャンスをしっかり生かせるようになりたいです。(社会人相手に戦ってみて)強かった。体ができてないんでもっと筋トレしないと。(エキサイトしたゲームでした)相手も学生相手で負けられないと思ったんだと感じました。僕も試合になると熱くなっちゃいます。(次へ向けて)14番のポジションはまだ確定していないので練習の中でどんどんアピールしていきたいです。
五郎丸
(今日はいいプレーが目立ちましたね)ディフェンスだったり、まだまだ課題がある。それを克服しないとチームを引っ張れないので、まず自分のことから固めていきたい。(対社会人でも当たり負けしなかったのでは?)ブレイクダウンのところとか、学生にはない激しさを味わえたのは勉強になった。でもまだまだだし、不完全燃焼です。(トライにつながるラストパスもありました)あそこは取らなきゃいけないところだし。(春のオープン戦、残り2試合に向けて)来週はU23の試合があるので出ないのですが、カントー戦はここでどれだけ戦えるかで1年が決まってくるので、個人個人がターゲットにした目標を克服して夏へつなげて行きたいです。
★なお、早稲田スポーツでは春季オープン戦をリアルタイムで速報中です。ぜひご覧ください。
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