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東日本大学セブンズ
5月6日 東京・秩父宮ラグビー場
宿敵・カントー相手に屈辱の敗戦
ゴールデンウィークの暖かな陽気の中、多くのラグビーファンでにぎわう秩父宮ラグビー場で東日本大学セブンズが行われた。早大は1回戦の帝京大戦に敗れ、コンソレーションにまわることとなり迎えた決勝戦、因縁のライバル・関東学院大との対戦は、17―33と完敗。コンソレーション準優勝という結果に終わった。
終了間際の逆転トライにスタンドがどよめく―第1試合に登場した早大は、今村雄太(スポ4)や豊田将万(スポ2)など「本気で勝ちに行く」(久木元孝成監督=BKコーチ)豪華なメンバーを揃えたが、地に足が着いたプレーができず帝京大にラストプレーでの逆転を許し、まさかの敗退。コンソレーションにまわることになった。青学大、道都大に磐石の試合を見せ、迎えた準決勝の相手は、外国人選手を多く揃える立正大。この1戦、後半途中から出場した松田純平(政経3)の外国人選手にも当たり負けしないタックルと献身的な仕事で前半の悪い流れを取り戻し、17―17の同点で試合を終え、辛くも抽選で決勝進出の切符を得た。
コンソレーション決勝、奇しくも関東学院大との顔合わせとなることに。「セブンズとは言え、ワセダのライバルであり、負けてはいけない相手」(今村)との対戦に選手たちはアカクロを身にまとう者としての責任、重圧を感じつつ、因縁のライバルへの闘志を燃やしていた。しかし、こちらもワセダを倒すべく十分の気合で臨んだ関東学院大の継続ラグビーに「我慢比べの部分の粘りで負けてしまい、集中力が切れた」と今村が語るように、完全にペースを握られ、17対33で屈辱的な敗戦を喫してしまった。
本格的な春のシーズン開幕前に、宿敵・関東学院大に“先勝”されてしまった早大。しかし、この日の屈辱を心に刻み、春シーズンを駆け抜け、その集大成を6月25日、関東学院大相手に見せてくれるだろう。新生ワセダのスタートはほろ苦いものとなったが、今週から始まるオープン戦で本来のワセダラグビーを見せてほしいところだ。
(本間裕二)
★ルーキー2人がアカクロデビュー
昨季同様、今季もこの大会で新入生が初めてアカクロを身にまとった。その選手は、ともに先日のU19世界選手権日本代表メンバーに選出され、即戦力としての期待が高い大島佐利、田邊秀樹(ともにスポ1)。大島は「重みのあるジャージーで、緊張感がありました」とその印象を振り返った。アカクロデビュー一番乗りを果たして2人の存在が、他の新入生の競争心を駆り立てる原動力となっていくだろう。
早大メンバー
背番号
名前
ポジション
学部・学年
1
今村雄太
CTB
スポ4
2
菅野朋幸
WTB
人4
3
谷口拓郎
CTB
人4
4
豊田将万
フランカー/No.8
スポ2
5
茂木隼人
SH
教4
6
三井大祐
SH
教4
7
若野祥大
WTB
スポ4
8
大島佐利
CTB/WTB
スポ1
9
小峰徹也
フランカー
スポ2
10
田邊秀樹
FB
スポ1
11
大野雄也
WTB
商3
12
上田一貴
フランカー
スポ2
13
松田純平
フランカー
政経3
14
佐藤晴紀
CTB
スポ2
◆結果
1回戦 ●早大14―19帝京大○
▽コンソレーション
1回戦 ○早大33―0青学大●
2回戦 ○早大21―0道都大●
準決勝 ○早大17―17立正大●(抽選勝ち)
決勝 ●早大17―33関東学院大○
◆コメント
久木元監督
(Aチームの主力をメンバーに送り込みましたが)今日は、勝ちに行こうということだったんですが、最初を落として、つまずいてしまったというか…(コンソレーションの決勝では関東学院大との対戦でしたが)やはり関東(学院大)は絶対に負けてはいけないライバルだし、選手も自ずと意識して戦ってましたけど、結果的には全然駄目でしたね。(松田選手が要所でいい働きをしていましたね)そうですね、こういうタイトなゲームになってくると、彼のディフェンス能力が必要になってきますから。特に立正大戦の時なんかは、いいタックルをいくつか決めて、チームを救っていたと思います。(今日起用した1年生については?)二人ともドバイから帰ってきたばかりで、どこまでできるか試したかったんで起用したんですが。大島に関しては、まだまだ経験が足りないというか、これからですね。田邊は、試合の大勢が決まってから投入したんですけど、いくつか良いタックルもあったと思います。(次週から始まるオープン戦へ向け、チームの強化ポイントは)夏には去年のチームを超えられるようにやっていくつもりです。チームの目標としては、まず学生相手にしっかりと勝てるチームにして、日本一になることです。そのために守備面での強化が必要だと思います。「ディフェンディングラグビー」を掲げているんでディフェンシブなチームにしていきたいですね。
今村
(この大会に向けての対策は)特別なことと言うより、例年と同じように全体での練習が終わった後、1、2時間練習で合わせてきた。今日の試合には出れなかったけど、ずっと矢富(勇毅=スポ3)がプレイングコーチとして引っ張ってくれていた。ただ、自分たちがやってきたことを最初の試合(帝京大戦)で出せずに、悪いところを後半修正でき なかった。(2試合目以降は)反省を生かすことが出来た。(コンソレーションの決勝は、奇しくも関東学院大との対戦でしたが)セブンズとは言え、ワセダのライバルであり、負けてはいけない相手。勝たなくてはいけない我慢比べの部分の粘りで負けてしまい、集中力が切れた。キャプテンという役割を任されたが、周りに助けてもらいながら何とかやったという感じで、自分は何もやってないので情けないし、悔しいという気持ちがあります。
大島
(アカクロを着てみて)重みのあるジャージーで、緊張感がありました。着ている限りは恥ずかしいプレーはできないと思いました。(今日は早稲田はあまりピリッとしませんでしたが、出場してみていかがでしたか)出場時間が少ないのはまだ実力が足りないからで、控えは控えなりにチームを盛り上げたり、もっとできることがあったなと思いました。(最後、関東学院大に負けて終わる、というのは苦い経験になったかと思いますが)この悔しさを忘れちゃいけないし、忘れたくないです。今度戦うときには圧倒して、悔しさを晴らしたいです。(遠征で入部式は不参加でしたが)部にもだいぶ慣れました。(早稲田のどんなところに魅力を感じて入学を決めましたか)早明戦などの伝統があるところ、大学選手権での関東戦を見て日本一のところでやりたいな、と思って決めました。(実際入ってみて、印象は)すごくいい環境でラグビーに集中してやらせてもらってます。先輩方もすごいし、いい先輩で、吸収していきたいです。(寮でもすごい先輩方と一緒ですね)みんな優しくて、色々話しかけてくれますし、寮も慣れてきました。(自分の持味は)強さ、です。でもまだ高校レベル。追いつけるように、そのウリが通用するように、練習から頑張って努力していきたいです。(これからの目標は)4年間、4回荒ぶるを歌いたいです。
田邊
初アカクロはいかがでしたか?)試合するまではアカクロの重みを考えていなかったが、先輩方を見ていたらワセダは常に一番じゃないといけない、絶対に負けられないと思った。それを経験できたことは大きい。自分の学年にも伝えていきたいです。(セブンズの経験は?)初めてです。(今日の自分のプレーは?)あんまり。先輩の足を引っ張ってばっかりで、できるだけ迷惑をかけないようにと思っていた。1年とか4年とか学年は関係なしに、負けたことが悔しい。(ワセダの環境はどうですか?)ラグビーをするのに素晴らしい環境やコーチ陣だし、そういうのに憧れてワセダに入りたいと思った。アカクロや伝統の重みを感じて頑張ります。同じポジションに五郎丸(歩=スポ3)さんという偉大な人がいるので、いる間に教えてもらって吸収したい。今日負けて、ラグビーがうまくなりたい、強くなりたいと改めて思ったので、毎日努力して今はひたむきに頑張るだけです。(今後の目標は?)一生負けません。
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