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| 日本選手権 対タマリバ 2月4日 東京・秩父宮ラグビー場 |


タマリバを下し、「打倒・トップリーグ」へ

涙の「荒ぶる」から1カ月、寒空のもとで行われた日本選手権1回戦の相手は昨年と同じく全国クラブ大会を制したタマリバ。オフや試験期間を挟み、久々の公式戦となったこの日は、「ゲーム勘、フィットネスを得ることがターゲットだった」と清宮克幸監督(平2教卒)が語るように、12日の2回戦を見据えた戦いとなった。試合は、タマリバの激しいディフェンスに苦戦したものの、47−7と勝利を収め、トヨタ戦へ弾みをつける結果となった。
前半8分、CTB 今村のゲインからの生まれたチャンスに、SO曽我部のロングパスを受けたWTB菅野がゴール右隅にトライを決め先制。早い時間の先制点にこのまま試合のペースを握るかと思われたが、強風の風下というコンディションからか、思うようにゲームをコントロールできない。ゲームは一進一退の攻防が続き、7−0のまま前半を終える。「前半はタマリバが下に下にとひたむきに来ていて、集中力も高くやられっぱなしだった」(フランカー松本)と振り返るように、タマリバの高い集中力と組織された激しいディフェンスに、ロースコアの展開を余儀なくされた前半となった。
追加点を奪いたい早大だったが、後半開始早々2分、一瞬の隙を突かれトライを許し、7−7の同点にされてしまう。しかし、直後の6分、CTB池上が自ら切り込んでトライ。これを皮切りに後半計6トライを奪い、タマリバを圧倒した。またこの日、ケガの五郎丸歩(スポ2)に変わってFBに入った高橋が強風をものともせず、難しい位置からのコンバージョンを次々と成功させるなど安定したパフォーマンスを披露。試合終盤にはリザーブ選手も全員出場させ、終わってみれば47−7と大学日本一の貫禄を示した。
「(タマリバは)ひたむきで、ワセダがトヨタと戦う上で重要な部分があった」(佐々木主将)。試合後、選手たちは口をそろえるように、タマリバのひたむきさについて語った。負けたら終わりのトーナメントの試合だからこそ、ひたむきさや1試合に懸ける姿勢が大切だということを再確認したに違いない。「社会人と学生に差があると言われているが、今年ほど(勝てる)可能性が高いと言われているのは1番なのではないか」(清宮監督)。早大の次なる相手はトップリーグの強豪トヨタ自動車。昨年の日本選手権で、あと一歩のところまで追い詰めた相手との再戦に選手たちのモチベーションも高まっている。ひたむきさを胸に、史上最強佐々木組は目標とする「打倒・トップリーグ」を実現すべく、今季の集大成の「ULTIMATE CRUSH」を見せてくれるに違いない。
(本間裕二)
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| 早大 |
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タマリバ |
| 前半 |
後半 |
前半 |
後半 |
| 1 |
6 |
T |
0 |
1 |
| 1 |
5 |
G |
0 |
1 |
| 0 |
0 |
P |
0 |
0 |
| 7 |
40 |
得点 |
0 |
7 |
| 47 |
総得点 |
7 |
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早大出場メンバー
1前田航平(人4)→17瀧澤直(理工1)、2青木佑輔(教4)→種本直人(スポ3)、3畠山健介(スポ2)、4内橋徹(政経4)、5後藤彰友(理工3)→権丈太郎(スポ2)、6豊田将万(スポ1)、7松本允(人4)、8佐々木隆道(人4)→19東条雄介(教3)、9三井大祐(教3)→茂木隼人(教3)、10曽我部佳憲(教3)、11首藤甲子郎(スポ3)→勝田譲(人4)、12池上真介(人4)、13今村雄太(スポ3)→谷口拓郎(人3)、14菅野朋幸(人3)、15高橋銀太郎(人4)
◆コメント
清宮監督
今日のゲームは、ゲーム勘、フィットネスを得ることがターゲットだった。前半からスクラムも多く、FWにとってはその点で良かったのでは。試合は、タマリバが良く、ワセダは悪かったということだと思う。矢富が出なかったことで、接点で来るタイミングやBKの立ち位置が違ったり、ハンドリングエラーも3回くらいあった。そのあたりがいつもと違ったところ。社会人と学生に差があると言われているが、今年ほど(勝てる)可能性が高いと言われているのは1番なのではないか。そういう状況であるわけだから、最高の状態で迎えたい。過去4回戦ったが、どんどん差は縮まっていると思うし、それは事実だと思う。いかにベストパフォーマンスが出せるかどうか。今日は良い課題ができた。来週は矢富は問題なく出られる。五郎丸はリハビリを始めて1週間くらい経ち昨日軽くコンタクトの練習をしたりしている。週半ばの状態次第ではメンバー入りもあり得る。
佐々木主将
(負傷交代でしたがケガの状態は?)大丈夫です。(来週は?)行きます。(どういったシチュエーションで負傷を?)モールであり得ない角度から刺さられて。(今日の試合を振り返って)良くなかったです。一つ一つのプレーが緩かった。(タマリバの印象は?)ひたむきで、ワセダがトヨタと戦う上で重要な部分があった。(大学選手権から間隔も開き、調整は難しかったですか?)その期間もしっかり(全体で)トレーニングをしていたので、その辺は問題なかったです。(あと1週間、どんな部分を詰めていきますか?)気持ちですね。いかにまとまれるか。本気で勝ちに行く人間が何人いるかだと思います。(戦術面では?)やりきっているので、することはないです。勝ちます。
青木副将
(今日の試合、ご自身としては?)圧倒したいという気持ちが大きかったが、シーズン中のようないつも通りの試合運びができず、いいところがなく終わってしまった。本来の力を出したかったけど、まだまだです。(次の試合はFWの出来が重要になりますね)今日のタマリバさんのようなプレーができたら勝機はある。ひたむきに、一発一発タックルで止めたりとか、この試合にかけるという、背水の陣というか、その勢いでいかないと。(その試合までの約一週間、チームを作る上で意識したいところは?)負けたら最後だという気持ち、挑戦者の気持ちでいかないと。シーズン中の意識にまだ戻っていない。2人目の早さだとか、ミスボールやこぼれ球への反応だとか。(次の試合、ご自身のプレーでココを見て欲しいというところは?)セットプレーですね。(スクラムはこだわりますか?)こだわります。絶対負けません。
内橋
最後の日本選手権なので一つ一つのプレーを後悔しないようにしたい。前半は自分たちのプレーが出来ずよくなかった。ラインアウトは、けが人が出たのでプラン変更を余儀なくされた。桑江(崇之=平17人卒)が対策してきた。タマリバはクラブチームでみんな仕事しているなか、自分の時間を使ってラグビーをしていて、すごいと思う。ひたむきさ、チームの一体感など学ぶところがあった。(大学選手権からどんな練習を?)チーム全体では試験があってなかなかみんなそろっての練習は出来なかったけれど、一人一人コンタクトの練習などをした。自分は、モールや接点の練習が中心だった。(次戦はトップリーグ上位チームと対戦ですが?)技術より意識、ひたむきさが大切だと思う。勝てない相手ではない。
松本
(今日の試合ではどこにポイントを置いて臨んだか)接点でのコンタクトの感覚など、試合勘を戻すことを目標とした。(今日のチーム全体の出来は)前半はタマリバが下に下にとひたむきに来ていて、集中力も高くやられっぱなしだった。後半は一人一人前に出て行けるようになったので、そういう面では修正出来たといえるのではないかと思う。(個人の出来は)途中から隆道が抜けたりしたので、チームを引っ張る立場にもなった。内容的にはそこそこ満足出来たというぐらい。(大学選手権からしばらく期間が空いたがどういう調整をしてきたか)大学選手権の決勝前の状態やモチベーションに戻すことを中心にやってきた。(来週までの調整はどんなところにポイントを置いてやっていくか)今回タマリバとやって、接点とかひたむきさがいい勉強になった。そこを修正していきたい。(意気込みは)勝つという気持ちで社会人に挑んでいきたい。
池上
(今日の試合を振り返って)前半、相手が頑張ったといえど、本来の力が出せなくて、必死さが足りなくて、前半の苦しさにつながりました。それで目が覚めて、もっとやらなきゃ駄目だと、気持ちを切り替えてやりました。タマリバの姿勢が来週の僕らの姿勢で、見本になると思います。(前半トライが取れませんでしたが?)試合前に久しぶりの実戦で、うまくいかない歯がゆさがプレーに出て、イライラするのはやめようと言っていた。セットプレーから前に出られないのが悪い流れを作っていて、修正しました。(大学選手権から、一ヵ月間をどのように過ごしましたか?)まず、優勝の余韻にひたって、少しずつ切り替えていきました。選手権が終わって、寮で風邪がはやって、一週間くらいチームで練習する時間が取れなくて、遅れたんですけど、トヨタ戦に向けて対策をし始めて、練習は良い感じにできました。久々に試合で、試合勘みたいな、試合前の気持ちに久しぶりなんだっていうのを感じて、選手権決勝のような調子ではなかったですね。(トヨタ戦に向け、チームでやるべきことは?)東芝とやって、社会人の強さを経験して、接点のスピードや二人目の寄りだったり。意識でなんとかなる分は、しっかりやって、ビデオを見て、弱点なんかをついて、みなの意志が統一されれば、良い感じになる。(池上さん自身、どんな試合にしたいですか?)気持ちの面。僕はもう負けたら最後ですし、少しでも長くこの環境でやり続けたい。勝ちたいです。
曽我部
今日の試合は自分の出来はまだまだ全然だった。ただ三井とのコンビネーションは練習でもやっていたし問題なかった。この日本選手権の初戦に向けては、大学選手権から間があいてたけど、(大学選手権の)決勝戦の前の一週間のひたむきさにもどろうってみんな調整してきた。試合に対する姿勢に大学生と社会人との違いを感じた。タマリバは気持ちがすごかった。次の試合は、今日のタマリバの選手のような姿勢で臨みたい。
菅野
(今日のゲームの感想)タマリバに前半から圧倒された。自分達がやりたいことができなかった。コミニュケーション不足だった。(個人的な課題)外から声を出して情報伝達をしなければいけない。あとはディフェンスが課題。大学選手権でも僕のところでトライをとられたので。(タマリバには1トライに抑えた感じですか?それともとられた感じですか?)
とられた感じです。(タマリバにはワセダの先輩もたくさんいましたが)気持ちの入ったプレーだった。接点のタックルなど。プレー一つ一つから学べた。次の社会人相手に学生の自分達がそのようなプレーをしたい。 (今日の自分のトライについて)あまりイイトライではない。自分の力ではなかったので。(試合展開について)敵陣に入った後フィニッシュにこだわらなければいけない。敵陣に入ってもすぐ返されたのが多かったので。(来週にむけて)いつもの通りトライをとるということとあとはディフェンスをしっかりしたいです。
高橋
(今日の試合の位置づけは?) 大学選手権決勝で最高に持っていったモチベーションをまた、最高のところに持っていこうという話はしていました。(前半ロースコアでしたが?) あそこまで点が取れないとは思ってませんでした。風下という不利な状況もあったと思いますが、細かいところでの連携ミスや、コミュニケーションで足りないところがあったりと、そういうのがああいう展開につながってしまったと思います。(いくつか難しいキックを成功させていましたね。) (選手権) 決勝の最後で外したのがトラウマになっていたので、個人的に練習はしました (笑)(いよいよトップリーグチームとの対戦ですが)相手がどこであろうと、ワセダのラグビーをするだけ。展開力でなら社会人とでも勝負になると思う。FWでも、今年のワセダは強いので、勝ちたい。
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