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 対抗戦 対明大 12月4日 国立競技場



 明大に完勝で史上初の5年連続全勝優勝達成!

 降りしきる雨の中行われた伝統の一戦。序盤こそロースコアの展開だったが、その後はトライを重ね、40−3で勝利。「今日の試合に限れば課題は見当たらない」(清宮克幸監督=平2教卒)という言葉どおりの完勝で、対抗戦史上初の5年連続全勝優勝の快挙を成し遂げた。

 前半、チャンスはあったものの、雨の影響でハンドリングのミスが出るなどトライに結びつかない。しかし、20分ラックでNO・8佐々木隆道主将(人4)から出たボールをSH矢富勇毅(スポ3)が、自ら切り込みゴールポスト付近にトライを挙げ先制すると、流れは早大へ。33分、フランカー豊田将万(スポ1)のゲインをきっかけに展開し、FB五郎丸歩(スポ2)からパスを受けたWTB菅野朋幸(人3)が右隅にトライ。39分にもモールで押し込んで矢富がこの日2本目となるトライを決め21−3でリードして前半を終える。

 波に乗る早大は後半に入ってもその勢いは止まらない。後半2分、モールから押し込み、プロップ畠山健介(スポ2)がトライを決めると、35分までにさらに2トライを追加し40−3と大差をつける。リザーブを全員出場させ迎えた残り5分。「リザーブが7人入った状態で特に最後の5分間はあそこが我慢できたことが完勝の要因」と清宮監督が振り返ったように、土壇場で意地の猛攻を仕掛けてきた明大に対して、粘りのディフェンスで突破を許さない。実力の差を見せつけた早大が最後まで守りきってノーサイド。早慶戦完封勝利に続いて、早明戦もノートライに抑えるまさに完勝だった。

 この試合スクラムなどのFW戦で圧倒したが、そのなかでもラインアウトは「予想通り。試合のビデオを見て徹底的に研究してあれだけ取れた」(豊田)というように抜群の安定感で、チームに再三のチャンスをもたらした。「出られない4年生が上へ上がってこれるチャンスを与えられるように勝ちつづけたい。」(佐々木主将)チームの思いを胸に、歴史をぬり替えた早大が次に挑むは連覇のかかる大学選手権。チーム一丸となって臨むワセダに死角はない。

(山田崇代) 


★紙面上クイズの正解発表!
『早明ラグビー号』6面で使用した体のシルエットは、今季の対抗戦にもフランカーやNO・8として出場した期待のルーキー・小峰徹也(スポ1)選手のものでした。

早大   明大
前半 後半 前半 後半
3 3 T 0 0
3 2 G 0 0
0 0 P 1 0
21 19 得点 3 0
40 総得点 3

早大出場メンバー
1前田航平(人4)、2青木佑輔(教4)→種本直人(スポ3)、3畠山健介(スポ2)→市村茂展(理工4)、4内橋徹(政経4)→寺廻健太(教2)、5後藤彰友(理工3)、6豊田将万(スポ1)、7松本允(人4)→東条雄介(教3)、8佐々木隆道(人4)、9矢富勇毅(スポ3)→三井大祐(教3)、10曽我部佳憲(教3)→高橋銀太郎(人4)、11勝田譲(人4)、12池上真介(人4)、13今村雄太(スポ3)→谷口拓郎(人3)、14菅野朋幸(人3)、15五郎丸歩(スポ2)


◆コメント
清宮監督
ワセダの完勝と言っていい試合になった。リザーブが7人入った状態で特に最後の5分間はあそこが我慢できたことが完勝の原因。(課題は?)今日の試合に限れば見当たらない。(史上初の5年連続全勝優勝ですが)ワセダは自分たちでやるチームづくりに努力してきた結果。相手があることで、高いレベルでの競い合いでの記録なら喜ぶかもしれないが、毎年観客数減る早明戦は困る。4年間同じことを繰り返していると思った。ワセダは毎年1年1年の積み重ねがあり、選手たちは去年のチームに負けないという思いがある。その積み重ねがなくならずにきている結果、5年間ということになる。メイジはいったいどうなっているんだと思う。この前(早慶戦)はそういう話にはならなかった。残念です。(大学選手権へ向けて)佐々木についていくように指導します。プレーヤーとしてもリーダーとしても素晴らしい佐々木のような選手が、この5年間の積み重ねで出るべくして出てきた。そういう部分を見て欲しい。

佐々木主将
今は寂しい気持ちでいっぱいです。でもまだ4年生にとってシーズンは終わりじゃないんで、出られない4年生が上へ上がってこれるチャンスを与えられるように、勝ち続けたい。4年間の最後の集大成ということで、最後まで笑顔でできた。出られなかった4年生も一丸となって万勝できたことが、ワセダにとって一番おおきな得たものだと思う。色々な思いを胸に、それをしっかりカタチに出せて幸せです。ワセダとしての思い、奥(克彦)先輩に対する思い、曽我部にしてみれば夢にまで見た早明戦の思い・・・一人一人がいいものをもって試合に臨んだ結果です。自信は練習からあった。(序盤ロースコアの展開は?)予想していた通り。そんな簡単に20分までにポンポン取れたら早明戦じゃないんで。(最後の守備は?)楽しかった。これが早明戦。やっと粘りが出てきた。ディフェンスの意識はすごく高くて、よかった。(大学選手権へ向けて)次は負けたら終わり。チーム一丸となって、僕についてきたら間違いないと言います。絶対に『荒ぶる』を取ります。僕はそれしか見ていない。

前田
(今日の試合は)スクラムトライを取れなかったことが残念。取りたいと言っていたんですけどね。相手が強いとかどうこうでなく、自分たちのミスが出た。もっとコントロールできたし、今日はマイボールでの細かいミスが多かったから、そこは修正が必要。でもラインアウトはビデオを見て分析しまくって、きちんと取れたし、最初点が取れていなかったのも、攻められていたからではなくいつでもこっちから点を取りにいける状態だったから、不安はなかった。(監督が「完勝だった」とおっしゃっていましたが)そうですね、最後のDFでも取られることなくできて、確かに完勝だったと思います。自身としても90点くらいあげられる出来。(選手権へ向けて)勝つのは当たり前だけど、内容にもこだわった良い試合がしたい。

青木副将
(今日の試合は)早明戦にあこがれてワセダに入っていて、今日は完勝できてよかった。3点取られなければ本当に完璧だったんで、そこは残念。ラインアウトは分析もしたけど、自分たちのプレーができた結果。スクラムトライは狙ってたけど、しなれていないし、練習もしていないから(笑)今日はとにかく良い試合ができてよかった。(対抗戦5年連続全勝優勝ですが)記録についてはあまり気にしていなかったですが、自分たちは負けたくないから勝っている。だから記録はまだまだ伸びていくと思いますよ。記録をのばしたいからとかじゃなくて、みんな負けず嫌いだから(笑)(選手権へ向けて)課題としては、今日はいらない反則から点を取られてしまって悔しい気持ちだけでなく、実際これからの試合ではそういう自分たちのいらないミスが命取りになってしまう。だから気を抜かずにやりたい。本当に強いチームは点を取られない。自分たちもしっかり押さえなければいけないなと思いました。2連覇に向けて、自分はセットプレーを安定させて、そういった要にならなければと思う。最後はやっぱり『荒ぶる』を歌いたいから。頑張ります。

畠山
スクラムと言えば早明戦。接点でも集中力があった。練習でもスクラムトライ意識した練習をしてきたし、試合前もスクラムトライを意識してマシンにぶつかっていたんですが、チームの作戦は裏切れないので。(2年連続トライです)去年はがむしゃらにやった結果。小さい頃からのあこがれの舞台で、去年トライできて嬉しくて、今年は精一杯やった結果またトライできて嬉しい。しかも2年連続のトライはなかなかないこと。突き破っていったのは、自分の持ち味、特徴なので。今日は前回に引き続き「粉砕」を自分のテーマにした。慶応もメイジもFWなので、自分から引っ張ってセットプレーで崩していけば勝てると思っていた。スクラム押せたしよかった。とりあえず大学選手権でも一戦一戦ULTIMATE CRUSHして、連覇したい。

豊田
(初の早明戦は)楽しかったですね。雰囲気とかも、なんか空気がピリピリしていた。自分も気持ちを高めてプレーできた。(トライにつながるビッグゲイン)あれはいってやろうかな、と狙っていた。五郎丸さんのマネしてみようかなと思って(笑)メイジは一人ひとりがやっぱり強かったですね。早明戦になるとやっぱり変わってくるなと思った。ラインアウトは予想通り。試合のビデオを見て徹底的に研究してあれだけ取れた。後半は少し対応できない部分もあったから出来は80パーセントくらい。満足はしていますけど、本当は全部取りたかったですね。

松本
(今日の試合は)メイジも思ったとおり全力できたけど、うちもそれに負けないで向かって行くことができた。個人としてはあまり良いプレーはできなかったけど、豊田が良いプレーしていたんで、負けられないなと思います。(選手権へ向け)チームも良い感じで仕上がってきていて、下のチームもゲバとかして良い流れでやっている。決勝までこの良い流れをキープしてやっていきたい。

矢富
メイジの圧力に受けにまわってしまって、ミスが多かった。(メイジは)球際とかが強かった。早明戦だし(厳しいディフェンスがくることは)分かっていたので、焦りはしなかった。(自身は2トライ。狙ってましたか?)前が空いただけです。(2トライ目は)あれは誰でもトライでしたよ(笑)早明戦は唯一出たことがない試合だったし、トライできて嬉しかったです。(大学選手権に向けては)今度は負けたらおしまいなので、1日1日を大事にやっていきたいです。

曽我部
(前半の始めは攻めあぐねましたが?)そういう展開になるのは予想通りだったので、焦らずにいきました。(明大の印象は?)さすがメイジという感じですね。大きいし、突破力はありますし。(中盤からリズムが出ましたが、修正した点などは?)早慶戦もそうでしたが、FWが前に出るようになって、BKが動きやすくなりました。(自身のトライについては?)おまけみたいなもんです(笑)国立でトライできて、嬉しかったですけどね。(ノートライに抑えたことについては?)最後に取られてしまったらメイジに先を見させてしまうので、抑えられて良かったです。(実際に早明戦のピッチに立って感じたことは?)お客さん多いなと思いました。(試合を終えての率直な気持ちと、今後に向けて)今まで支えてくれた人に感謝の一言です。今日はひとつ越えられたので、来週からまた1日1日を大事に過ごしたいです。

今村
今日は最初がダメで、思うようなプレーができなかった。ボールを持った時にドライブしてチャンスを作るのはできたとは思うんですけど、自分の満足のいく結果ではないです。プレーに対して。(明治を抑え完勝したと思うが?)この早明戦という舞台で、3点は取られたけどノートライ。慶応戦に続いてディフェンスもできたし、点数も取ることが出来たし、これからの試合にいいかたちで臨めますね。(前半0−0だったがその時の状況は?)メイジもひたむきに来ていたんですけど、焦りはなかったです。いいかたちでアタックできていたので。(どんな点で自身のプレーに納得していないんですか?)ミスもあったし、もっと、ボールを持つ機会も少なかったし、ボールを持った時にみせたかったですね。

池上
今日はFWが頑張ってくれて、もっとフィニッシュまで決められれば良かった。接点で無理につなげて、雨を考えないで違うことをやってしまって、チャンスを逃して、とりきれなかった。(早明戦初出場。どんな気持ちで臨みましたか?)4年生でこの試合に出れるというのはすごい。試合前とかも考えてて、たくさんの4年生がいる中で出られるのは一部で、責任もあるし。三角(公志=人4)とかの分まで自分が頑張っていかないといけないなと思いました。いつもの試合とは違う気持ちで臨みましたね。(大学選手権に向けて)次からは負けたら終わりなので、もちろん今までもそうだったんですけど、一試合一試合本当にしっかり100%出して戦って、今日の最後みたいに苦しい時間帯を乗り越えて取られないようにしたい。トップリーグとか目指しているところに通じるように精神力や試合勘を成長させていけるようにしていきたいです。

菅野
雨でボールが回らなかった。アタックで触れない分、ディフェンスで勝とうとしていたけど、焦ってしまいました。

五郎丸
(前半なかなかトライに行き着きませんでしたが)簡単に取れるとは思っていなかったし、焦ってはいなかった。ただ雨の影響などでハンドリングミスがあったりしたので、これから雨の日の戦い方も考えていかなければならないのかなと。(明大の印象は?)強いですね。前半のような展開になれば、拮抗したいい試合ができると思う。(ノートライについては)ビッグゲームで2試合続けてノートライに抑えられてチーム状況がいいことを再認識できた。(大学選手権に向けて)1戦1戦課題の残らないような戦い方をしていきたいです。







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