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| 対抗戦 対慶大 11月23日 東京・秩父宮ラグビー場 |


慶大を零封し、対抗戦5連覇!

伝統の早慶戦。早大は2万3千人の大観衆が見守るなか、慶大に圧倒的な力の差を見せつけ54-0で勝利。最終戦の早明戦を前に、早くも対抗戦優勝を果たした。青学大戦で負傷し試合から離れていたCTB今村雄太(スポ3)がスタメン復帰し、2トライを挙げ勝利に貢献。「今年一番の出来」(前田航平=人4)と言えるFW陣の活躍もあり、チーム一丸となって掴んだ勝利だった。
前半、度々大きくゲインしゴール前まで攻め込むも、慶大の「魂のタックル」を前になかなかトライにつなげることが出来ない。この局面を打開したのは今村だった。18分「ケガで休んでいた期間に溜まっていたものを全てぶつけるつもりだった」という言葉通り、復活のトライを挙げる。前半終了間際には、自陣ゴール前でのスクラムからターンオーバーし前田が大きくゲイン。ラックから出たボールをプロップ畠山健介(スポ2)がフッカー青木佑輔(教4)へとつなぎトライ。前半を14-0で折り返す。FW第1列の連携で挙げたトライには清宮克幸監督(平2教卒)も「ビッグプレー」と賞賛した。
前半の勢いを保ったまま始まった後半。FW攻撃型の慶大にスクラムでもモールでも勝り、プレッシャーを与える。ペナルティートライを含め2トライを奪った後半14分、2度のラックを経てSH矢富勇毅(スポ3)が2人をかわして60メートル独走トライ。矢富とともにHBを務めるSO曽我部佳憲(教3)との息の合ったプレーが注目される今季。曽我部との連携もさることながら、持ち前の突破力を見せつけるトライとなった。その後、3トライを重ね、54-0でノーサイド。終わってみれば圧勝だった。「打倒・早稲田」をスローガンとする慶大に1ゴールさえも与えず、対抗戦5連覇を達成した。
慶大を零封したのは実に15年ぶりのこと。そこには早慶戦に懸ける特別な思いがあった。13日のジュニア選手権でBチームが宿敵・関東学院大に17−20で敗北。「あそこからひとつになれて、あの試合が今日の試合を作ってくれた」とNO.8佐々木隆道主将(人4)は言う。連勝を重ねる佐々木組は敗北の悔しさでより団結し、全員の手で早慶戦の勝利を掴んだ。早明戦、大学選手権、さらには打倒・トップリーグへと真冬の決戦に向け、佐々木組はさらなる進化を遂げる。
(渡邉絵梨香)
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| 早大 |
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慶大 |
| 前半 |
後半 |
前半 |
後半 |
| 2 |
6 |
T |
0 |
0 |
| 2 |
5 |
G |
0 |
0 |
| 0 |
0 |
P |
0 |
0 |
| 14 |
40 |
得点 |
0 |
0 |
| 54 |
総得点 |
0 |
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早大出場メンバー
1前田航平(人4)、2青木佑輔(教4)→16種本直人(スポ3)、3畠山健介(スポ2)→17市村茂展(理工4)、4内橋徹(政経4)→18上田一貴(スポ1)、5後藤彰友(理工3)、6豊田将万(スポ1)、7松本允(人4)、8佐々木隆道(人4)、9矢富勇毅(スポ3)→20三井大祐(教3)、10曽我部佳憲(教3)→19高橋銀太郎(人4)、11首藤甲子郎(スポ3)、12池上真介(人4)、13今村雄太(スポ3)→21谷口拓郎(人3)、14菅野朋幸(スポ3)→22勝田譲(人4)、15五郎丸歩(スポ2)
◆コメント
清宮監督
ワセダにとって非常に大事な試合だった。というのも、1週間前にBチームがジュニア選手権で13試合ぶりに負け、その出来事がチームに緊張感を生み、選手のなかには早慶戦に懸ける今まで以上の特別な思いが生まれた。今日選手たちは自らの早慶戦をULTIMATEした。ここから本当のスタート。一気に大学チャンピオン、トップリーグを食えるチームにしていきたい。(慶大は)非常にひとつひとつのプレーに思いがある。ひとつのブレイクダウン、ひとつのタックル。いいチームで、監督・キャプテンの思いがしっかり伝わっている、チームの意思があると思った。(試合を決めたのは)2本目のトライ。フロントローのトライはチームを勇気づける、非常にチームの流れを変えるプレー。ビッグプレーを青木、畠山、前田がやってくれた。(久しぶりに出場した選手たちの試合勘)今村も五郎丸も最初の15分はなかった。いつもじゃないプレーをしていたが、その後期待どおりのプレーをしてくれた。早明戦は我々にとって最高の舞台。ワセダはその舞台に対して決して手を抜くなど失礼なことはもちろんしない。存分にその舞台を楽しみたい。
佐々木主将
最後の早慶戦、Aチームだけじゃなく下のチームのやつらもチームがひとつにまとまった。80分間楽しい時間を過ごせて幸せだった。序盤トライが取れなかったのはうちのミス。崩すカタチはしっかりと作れていた。組み立てはFW中心にやっていた。うまくいったとこも、BKに頼りすぎたとこもある。(フロントローの活躍について)いつも怒られてばかりの前田がビッグプレーしてくれて、流れが変わってみんな前に出られるようになった。今日はプロップのおかげでゲームが楽になった。(完封勝利です)今日は本当に勝ちにこだわって、ただ勝ちたかった。取られたくはなかったですけど、最初の目標ではなかった。(先週にはBチームが関東学院大に敗戦してしまいましたが)あそこからひとつになれて、あの試合が今日の試合を作ってくれた。(早明戦について)出るためにがんばる4年生、下級生も、試合が始まる前に結果はわかっている、というくらいの意気込みで臨む。メイジはワセダにとって永遠のライバル。圧倒して勝つ。このジャージーを着たかった同期の思いがいっぱい詰まっている。その幸せを思ってしっかりやらなきゃいけない。まだ自分たちとしてはできると思うので、満足はしてない。
前田
(対抗戦優勝)え?優勝だったの?というぐらい全然気にならなかったですね。(FWの出来は)今年一番の出来。ラインアウトを除いてすべてがよかった。(大きくゲインを切った場面もあった)たまたまです。近くにパスを出せる味方がいなかったので自分で行きました。(早明戦に向けて一言)慶大が明大にスクラムトライを奪っているので、自分たちも取りたい。
青木
(早慶戦、4年間負けなしで終えました)出られない4年生の思いを背負っていたので勝ててよかったです。(早慶戦までの練習は?)1週間、緊張感を持ったいい練習ができました。自分は出られなかったんですが、1年早慶の前みたいな感じで、必死に戦った仲間の姿を思い出しました。(完封でした。ディフェンスはかなり意識していましたか)狙い通りです。どの試合も完封を狙っているんですけどね。ディフェンスは佐々木組の特色なので。(前半終了間際のトライ。監督も「流れを変えたトライ」と言っていましたが)トライというより、スクラムからターンオーバーした一連の流れがよかった。(慶大FW陣の手応えは?モールはかなり押せていたのでは)ディフェンスはよかったと思うが、それに負けないという意地とプライドを持ってやれた。モールはよかったけど、次はもっといいモールを組みます。最後取りきれなかったのがあったので。(最後の早明戦に向けて)早明戦に憧れてワセダに入ってきたので、いい形で終わりたいと思います。
内橋
(前半は得点が動かなかったが)慶大はさすがにそれなりに対応してくるな、という印象。やりたいことをやらせないディフェンスをしてきた。こっちも、いい形になってもフィニッシュが悪くて、だいじなところでミスを出したりしたせいもある。後半は切り替えられた。やっぱFWが前に出ていかないとリズムも出ないし、FWでいかないとっていうのでみんながまとまれた。(完封しました)試合前から慶大の時間帯を作らないっていうのが目標だった。絶対点をやらないって思っていた。(次節に向けての修正点は?)ワセダの攻め方にあわせて、相手のディフェンスが広がってくることが多い。そうなるとBKは行きにくくなるから、まずFWで相手を崩していかないといけない。FWのところで勝負して、そこからBKが攻めていける形をもっとスムーズに作れるようにしたい。
後藤
(試合前は)4年生がアップから全員来てくれたし、昨日の内ゲバもあって、熱い気持ちになった。こんな結果になったのはスクラム、ラインアウトで優位に立てたから。FWで勝てたと思う。目立つプレ―はなかったが、貢献できたと思う。(前半慶大のタックルに苦しんだが)練習はBとやってるが、Bが熱く試合のように来るので、慶大に強さは感じなかった。(慶大のセットプレ―に対して)対策はしていた。ラインアウトやスクラムの組み方をビデオで見て練習した。(早明戦には)出たいですね。
松本
(今日の試合について、完封ですが)良いゲームだったと思う。昨日のB・Cゲバで、チームにすごく気持ちが入った。慶大はFWがいいし、FWで取りにくると 分かってたんで、うちもFWの強いチームなんだから絶対に圧倒してやろうと。(完封するつもりでいた?)そうですね、とにかく圧倒しなければと。慶大にスキを見せちゃいけないと思っていた。前半は慶大も鋭いタックル決めてくるし激しいプレーだしで少し押されたが、接点でFWが近場で勝つことができて流れをつかめた。(自身の出来は)ボールにからむのもだけど、仕事という面で今日はよかった。(明大戦に向け)早明戦という舞台ではメイジも死に物狂いでくるから、いいゲームが できるよう要所要所押さえて、意識を高く持って圧倒したい。
曽我部
(15年ぶりの早慶戦完封勝利ですが?)あ、そうなんですか?知らなかった。やっぱり(完封は)うれしかったです。自分自身はパスミスがあったりしたんですけど、周りが頑張ってくれて。(前半はなかなかトライに行き着かなかった印象ですが?)慶大のディフェンスがキツいというのは予想していたので。(2年ぶりの早慶戦)楽しかったです。両親も見に来てましたし。(昨日はどうでした?)すごい緊張してて寝られなかったんですよ。普段から緊張するんですけど、やっぱりケガしたら怖いなとかそういうのがあって。(今後に向けて)先は見ずに、1試合1試合積み重ねて、ケガをしないようにやっていこうと思っています。
池上
(今日はどんな試合にしようと思って臨んだのか?)今日は、慶大が前に出てくるので、焦って前に出ないで、深めに意識して、けど、そればっかだと相手の圧力で自分たちの前に行く圧力が出なくなるから、持ち味のタテへの突破を出していこうと思っていました。(タックルやデフェンスに関してはどうでした?)タックルでもっともっと流れ を変えたりしたかったんですけど、やろうやろうと思うからかはずしまくって、CTBとしてその点は良くなかったかなって思ってて。(最後の15〜20分はパスにもミスが出て、課題ですか?)そうですね。これから競った試合になるし、そういうときのがんばりと集中力がものをいうと思うんで、気を引き締めていきたいです。(今日はスタメンフル出場でしたが、これからも)これからももちろんスタメンでフル出場で。ただ、今日の試合でもまた足りないところが見つかったので、修正してですね。
今村
(復帰戦となりましたが今日の試合の自己評価を)ケガで休んでいた期間に溜まったものを全てぶつけるつもりだった。(前半なかなかトライを奪えませんでしたが、相手の守備に苦しみましたか?)それもありますが、思っていたより相手の守備が出てこなくて、その時にアタックの仕方を変えられなかったです。(完封したのはやはり大きいですか?)自分は最後まで出てないですけど、今日は完封できたことが一番嬉しいです。(途中交替は始めから決まっていたのですか?)いえ、決まっていなかったです。フル出場したかったんですけど、前半からかなり走っていて疲れていたので、それで替えられたのかなと思います。(早明戦に向けて)圧倒して、今日のように完封したい。
菅野
(15年ぶりの慶応戦完封ですが?)いいゲームをしようと思っていてその結果完封がくっついてきた感じです。(今日は前半も後半も結構止められていましたが相手が菅野さんのことをマークしてましたか?)自分がいけるようなコースとタイミングが不完成だっただけで決してそういうわけではない。(今日の自分の走りについてはいかがでしたか?)前半はなかなか良い形でもらえなかったけど後半は自分から声を出していった。(反省点はどこですか?)前半からボールをもらってゲインしていかなきゃならない。(チームとしてはどうでしたか?)前半がかなり競っていた。後半はFWが自力で前に出た。それが試合前の目標だったので、目標が達成できた。(今日の試合展開としてはいかがでしたか?)トライを取れなくても我慢しなければならない部分が多かった。集中力がカギだった。(早明戦へむけての意気込みを)早明戦に出られたら自分の仕事をしっかりとやりたい。WTBはトライをとるのが仕事なので。
五郎丸
(久し振りの試合でしたが今日を振り返って)楽しかったです。お客さんも沢山いましたし。(個人的な調子は)良くないですね。(ロングゲインなどもありましたが)けど、その後のつなぎがなかったです。(慶大の印象は)色んなビデオを見て、FWが強いかなって思ってたけど、その上をワセダのFWがいっていたので、BKは楽だった。局面局面で勝ってましたね。(ハイパントは少なかったですが、予想してました?)いや、打ってくると思ってました。だけど一本も打ってこなかった。慶応らしくないです。もっと上げてきてほしかった。(BKの連携はとれましたか)今村さんと谷口さんが帰ってきて、もうちょっとコミニュニケーションとれるようにしたいです。でもゼロ(失点)っていう結果は良かったです。(BKを引っ張っていきたいと言っていましたが、シーズン終盤になってBK全体の手ごたえは)今村さんが帰ってきてスピード感も出てきました。実際今村さんが引っ張ってくれてる。(早明戦へむけて)今日できなかったチャンスフェーズでしっかり点を重ねて、FWを疲れさせないようにしたいです。
市村
やはり15年ぶりの零封というのは大きい。昨日の練習で全員の気持ちが一つになり、魂、意地をかけたことがこの結果を生み出したと思う。個人的にはケガが多く、なかなか出場できなかったが、早慶戦に照準を合わせトレーナーの協力でこの試合にこぎつけた。(四年生としてここまでの過程を振り返って)早稲田は去年、至上最強のFWと言われたが、今年こそ最強だということを証明したいという思いでやってきた。(早明戦にむけて)今日うまくいかなかった(慶応の反則でとめられた)スクラムトライをとりたい!
上田
(完封勝利での対抗戦優勝の感想は)みんなが大舞台で完封という勝利で優勝をきめられてよかった。(公式戦初出場の感想は)早慶戦で出れたっていうのもあるがとにかくうれしい。それに楽しかったです。(ワセダのフランカーとしてこれからどういう選手になりたいか)タックルはもちろんどんどんプレーにからめるように。先輩を見習って何でもできるフランカーになりたい。(慶大のディフェンスもよかったと思うがどんなことを考えつつ戦ったか)激しいディフェンスくるのわかっててどこで我慢しなきゃいけないかを隆道さんから聞いていたのでそのとおりにやった。(次の早明戦にむけて)負けれないん
で自分の力をだして戦っていくだけです。
三井
早慶戦に憧れてラグビー部に入ったので、時間は短かったけどその場に自分が立っていて、地に足が着かない感じがしました。楽しくプレー出来ました。(完封と対抗戦5連覇という結果は?)ディフェンスの力で0点に抑えることが出来ました。タックルがよかった。5連覇というのは試合の積み重ねで付いて来た結果。嬉しいです。(今日のチームの課題は?)1対1で勝って、FWで前にということをミーティングで言われました。(早明戦に向けての意気込みは?)やはり伝統の一戦なので、メンバーに入ることが第一。チームの勝利に貢献出来るように頑張りたい。
勝田
完封して勝てたことは大きい。課題もたくさん残った試合だったけど、それはまた修正してやっていきます。個人的には先週までずっとBチームでやってて、急遽早慶戦に出ることになったんだけど、四年生も頑張ってたし、それも含めてトータルで勝てたことは良かったと思う。
★早稲田スポーツでは、関東大学対抗戦を速報しています。ぜひご覧ください。
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