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早慶戦展望 注目は早大アタックVS慶大ディフェンス

今季の対抗戦、帝京大を下した早大がついにヤマ場を迎える。相手は『打倒・早稲田』をチームのスローガンとし、ここまで戦ってきた慶大。注目は早大3年生HBコンビ、SO曽我部佳憲(教3)とSH矢富勇毅(スポ3)から描かれる多彩なアタックと、「魂のタックル」で明治をわずか7点に抑えた慶大ディフェンスのぶつかりあいだ。
早大の今季の試合を見ていると、2人の選手がすぐ目に留まる。SO曽我部とSH矢富だ。本来、二人のポジションに任されているのは試合の組み立て。SOはチームの司令塔として、SHはパスの配給役としてゲームを作っていく。「(SOによって)試合が変わる」(曽我部)、「(SHの仕事は)やっぱりパス!」(矢富)と2人も自身のポジションについて話す。
しかし、矢富の最大の魅力は自ら仕掛けること。自身がボールを持てば果敢に相手に突っ込んでいく。そして、曽我部から繰り出される自在なパスは、相手の意表を突くプレーを生み出す。2人から始まる予想のつかない、多種多様のアタックが相手ディフェンスをかき回すと、気づけば早大にトライが生まれるのだ。このアタックが相手に簡単に止められない限り、昨年に続く大勝をあげることが出来るだろう(昨年のスコアは早大73−17慶大)。
対して慶大は、ディフェンスに「魂」をぶつける。まさかの帝京大戦での敗戦により、チームは生まれ変わった。慶大の基礎であり、特徴でもある「魂のタックル」を含むディフェンスを重点的に鍛えてきたのだ。その成果を見事、明大戦で披露し失点をわずか7に抑えた。このディフェンスが機能すれば早大を苦しめることになる。
両校のチームの目指すもの。それは『打倒・トップリーグ』(早大)VS『打倒・早稲田』(慶大)。学生相手につまづかされるわけにはいかない早大とこの試合のため1年間練習してきた慶大。早大にとって早慶戦は過程に過ぎないのかもしれない。だが、慶大にとっては集大成。その気迫で王者を揺るがすことができるのか。それとも、アカクロ軍団は我が道を突き進むのか。11月23日。秩父宮で何かが起こる!?
(杉渕 敦)

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