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 対抗戦 対筑波大 10月30日 東京・秩父宮ラグビー場



 開幕4連勝も、2トライ許し課題が明るみに

独走で今季対抗戦初トライを決めた青木  完封勝利を手にした日体大戦からおよそ半月、迎えた筑波大戦では64−17と、勝利を手にするものの、課題が多く残る試合となった。「自分たちがやろうとしたプレー(とそうでないプレー)が半々くらい」と佐々木隆道主将(人4)が語るように、決して満足のいく内容の試合ではなかった。

 前半開始8分、11分、17分と、順調にトライを重ねたワセダだったが、前半29分、秩父宮ラグビー場にどよめきがおこった。ワセダのパスが筑波大にインターセプトされ、独走を許してしまった。得点にこそはいたらなかったものの、「ひとりひとりの弱さが原因」(佐々木)で、筑波大にスキを与えてしまった結果となった。

 後半は開始6分、HO青木佑輔(教4)がトライを決めるなどの場面もあったが、秩父宮に再びどよめきが起こったのは後半21分だった。SO曽我部佳憲(教3)へのパスが筑波大・中島にインターセプトされ、そのまま独走、トライされてしまった。「トッププレーヤーならインターセプトは1シーズンに1回あるかないか」(清宮克幸監督=平2教卒)なだけに、次の帝京大戦までにどれだけ修正できるかに期待がかかる。

 残るは、帝京大、慶大、明大と強敵ばかりだが、「1戦1戦を大事にしていきたい」と数々の選手が語った。残り3連勝にむけて、佐々木組の進撃は続く。

(阿部容子) 


早大   筑波大
前半 後半 前半 後半
4 6 T 0 2
3 4 G 0 2
0 0 P 1 0
26 38 得点 3 14
64 総得点 17

早大出場メンバー
1前田航平(人4)→瀧澤直(理工1)、2青木佑輔(教4)→臼井陽亮(スポ2)、3畠山健介(スポ2)、4百合洋(理工4)、5後藤彰友(理工3)→星野邦夫(法4)、6小峰徹也(スポ1)→東条雄介(教3)、7松本允(人4)、8佐々木隆道(人4)、9矢富勇毅(スポ3)→三井大祐(教3)、10曽我部佳憲(教3)、11首藤甲子郎(スポ3)→巴山儀彦(法3)、12三角公志(人4)→長尾岳人(教1)、13谷口拓郎(人3)、14菅野朋幸(人3)、15若野祥大(スポ3)


◆コメント
清宮監督
よくも悪くも曽我部がゲームを作っていた。ケガから復帰して初めての80分(出場)だったが、敢えて80分行かせた。トップパフォーマンスを出す条件がいくつかある中で、足りないものが見えたので、収穫ある試合だった。前半はエリアマネジメントの部分で、敵陣でのセットプレーがあまりに少なかった。ロースコアでゲームしてしまう原因のひとつ。後半の入りはキックが多く敵陣のセットプレーになった。(曽我部のパスがインターセプトされトライを奪われたが)トッププレーヤーならばインターセプトされるのは1シーズンに1回あるかないか。原因はコース取りか、精神的な問題か、ランナーの問題か、映像を見てしっかりと確認して、修正していきたい。(打倒トップリーグのためには)スペースをパスのスピードで支配することが、トップリーグに勝つためには必要だと思っている。9番、10番のパスは他のチームにはないスピードで、これからもワセダの武器になると思う。そこをマークされるとほかが弱くなるので、ウラのプレーもしっかりと用意していきたい。

佐々木主将
自分たちのやろうとしたプレー(とそうでないプレー)は半々くらいで、これからの試合ではひとりひとりの強さをもっと出していかないと、こういう点差にはならない。帝京大戦までの1週間で、直していきたい。(メンバーが何人か替わったが)コミュニケーションの問題は全くなかった。練習中にいつも以上にコミュニケーション取らせるようにしたし、BKとも話していて、不安はなかった。苦戦したゲームは一人ひとりの弱さが原因。(2トライ奪われたことについて)インターセプトと、SHにドライブされたりして、個人の弱さです。レベルの差を来週までに詰めたい。(やはりノートライに抑えることを狙いますか?)もちろん。練習で身体をバチバチ当てさせます。

前田
個人としてはタックル等の仕事ができなかった。チーム全体としてはテーマにかかげていた『激しく』と『コミュニケーションを取ろう』の二点が駄目だった。相手の流れにはまってしまった感がある。(スクラムは)言葉にするのが難しいんで点数で表すと45点。(瀧澤選手と途中交替されましたが、外から試合を見ていていかがでしたか)アグレッシブさが感じられた。最近自分が忘れていたものを思いださせてくれていい刺激になった。(次への意気込み)次の帝京大戦は残りの3連戦の軸となってくるもの。悔いが残らないようにやります。

青木副将
(今日の試合は)まだまだです。反省点が多い。(反省点は)ブレイクダウンの速さです。一人一人の動きをもっと速くしないと。(トライもありましたが、満足いくプレーはできましたか)トライはたまたまなので。全体的にはまずまずですね。(ラインアウトの出来は)1本サインミスはありましたが他は全部とれたのでよかったです。(2トライとられて、点差もこれまでの試合ほどは開きませんでしたが)全然攻撃は恐くなくて、インターセプトが2回あったくらい。なかなか点を取れないのはわかっていたし、10トライ取れたし、崩せたほうだと思います。たくさん点を取れたからいいのではなくて、いい流れでの得点というのが大事。一丸となった試合をしていきたいですね。(次はFWの強い帝京大戦ですが、今までとは違う、相手に合わせた戦い方になりますか?)そういうのはなくて、目指しているのはどこが相手でも関係なく戦えるチーム。勝ちをひとつずつ積み重ねていくだけ。帝京は確かにFWが強いというのはあるので、そこでどれだけ出来るかが課題になってくる。

畠山
(今日の出来は?)いつもと多少メンバーが変わったとはいえ、スクラムが押し切れてなかった。これからの相手のことを考えるともっと煮詰めていかないと。(前半すばらしいゲインがありましたが)あそこは狙っていた。ドライブは自分に期待されている役割のひとつなので、積極的にいくように意識している。(2トライを許したことについて)1本はミスからインターセプトされて奪われたが、インターセプトされた瞬間に自分を含めてみんながあきらめてしまった。もっと攻守の切り替えを早くするように意識しなければいけない。(来週はいよいよ帝京大戦ですが)FW戦になることは分かっている。ラインアウト、スクラムをしっかりやって頑張りたい。

百合
(後半に2トライ奪われていますが、振り返って?)今回は、(ロングパス時に)狙われて失点という形でしたが、それが曽我部のいいところであり悪いところでもあると思う。フォワードがもっとフォローしていくべきところ。自分自身としては、あまり気にしてはいない。(前半ファーストトライまで長かったですが?)筑波大は対抗戦をやってきて、一番ディフェンスがしっかりしているチームだったので、このような展開は予想していた。前半は競ったけれど、後半はコンタクトやパスのつなぎも良くなり、コンタクトでも勝てるようになってリズムが良くなっていった。(ラインアウトは)後半はメンバーが入れ替わって、合わせていない部分が出てしまって。ディフェンスをもっとしっかりしなければ。アタックはどこでもいけると思っているので。去年は桑江(崇行=平17人卒)さんとかがすごい取ってましたから、そういうふうにならないと。(今回試合をして見つけた課題は?)ボールをもらってコンタクトをする練習を個人練習でしてきてたんですけど…その点ですね。前半のディフェンスの強いときにもらえるようにならないといけないと思います。後半もらえるようになるのは当たり前なので。

後藤
個人としての出来は最悪ですね。ボール持って相手にひっくり返されたプレーがひとつあって、あんなのはありえない。最悪です。自分はありとあらゆる面での強さが足りない。ロックとして全然ダメ。ラインアウトは余裕だった。いつもとメンバーが違うのは問題ない。今日のメンバーだと高さがないのがちょっと気になるけど、相手ボールのときもうまく対応できた。(ディフェンスの出来は?)まだまだ。ひとりが抜かれたらそこから崩されていってしまう。対応しきれていない。(東芝戦後のコンディションは?)あの直後はやばかったけど、今はもう大丈夫。動く分には問題ありません。上(トップリーグ)の選手は体もコンタクトも何もかも違って、あんな風になったのは情けなかった。でもいい勉強になった。強い当たりに対してどうやるかっていうのを活かしたい。(次節に向けて)自分はもう、ただ試合に出続けられるように頑張るのみです。

小峰
(ポジション争いが激しい中でのスタメンでしたね)とても緊張しました。スタメンで出れたということは単純に嬉しい。(自分の持ち味は何だと思いますか?)ボールに絡むプレーですね。でも今日は出せませんでした。(同じポジションの先輩から学ぶことは?)自分はまだまだなんで全部です(笑)松本さんや東条さんのタックルや仕事量はすごいと思います。(同じ1年生の豊田選手ともポジション争いをしていますが)ライバル意識はないです。早く追いつきたいと思ってます。(今後の課題は?)自分の課題は仕事量を増やすことだと思います。チームとしては全体的にディフェンス面に甘い部分があると思うのでそこですね。

松本
(試合全体を通して)筑波はディフェンスがまずプレッシャーがあって、先週までの相手と違うと感じた。タックルなんかは一発じゃ抜けなくて、そういったところでミスが出たから、気を引き締めてやっていかなきゃならないと感じた。今日の試合からはプレッシャーが上がるし、次の帝京大は今日よりも強い、早い、でかい。今日もミスは多かったし、自分たちのラグビーをするためにはより一層意識の高いプレーを心掛けなきゃいけないですね。(ご自身の出来は)ハーフタイムで清宮監督に「ボールをもっともらえ」と言われたから、後半は意識してもらいに行った。でも1年のときから言われているようなハンドリングミスが、まだ課題に挙げられる。(良いゲインも何本かありましたが)そうですね、あれはイメージ通り。ああいったプレーの数をもっと増やしていきたいんですよ。(久々のフルタイム出場)正直キツかったですね(笑)最後は足つりそうになったし。でも選手権の決勝はフルで出たいから、フルで出られるフィットネスをつける必要がありますね。(小峰選手は?)初めてですかね、一緒に出るのは。あいつも(豊田と同じく)走れるし声出せば合わせられるし、いい選手ですよ。出てたらもっと伸びていくと思う。

曽我部
もっともっとチームのために動かなきゃいけない。自分のプレー、僕が自分で抜けたり、トリッキーなプレーをしたりして場内が沸くのは嬉しいけど、チームのためにならないときがあるし、これから厳しい試合になってくるから、そんなことしてる場合じゃない。日々勉強ですね。(インターセプトは?)あれは反省というかマジ最悪です。独走されて、普通なら自分で止めに走らないといけないのに、諦めてしまって、悔いが残りますね。僕は試合で気が抜けたときがあるんです。そこで抜かれてしまった。(ランナーとか関係なく)自分自身の問題です。 (バックパスは?)どうにでもなれって感じで、とりあえず投げた感じです。人も余ってたんで、トライにはなるかなって思って。(反省の方に入るプレー?)そうですね。焦ってしまって。どんなパスでも通ればいいと思ったんで。(帝京大戦は?)まだメンバー発表まだなんで頑張ります。

首藤
(今日の試合の出来は?)課題としてきた所、激しさだったりコミュニケーションだったりするんですけど、出来は半々だった。ミスがあったり、正面でまともに受けてしまい、圧力に負けている場面があったと思う。(自身のトライについて)逆にコミュニケーションがよく取れているとああいう良いカタチで取れる。これを継続していけるようにしたい。(守備については?)一人ひとりに任せっきりの部分があったと思う。そこでゲインされてしまった。(次戦は帝京大。慶大を倒し勢いがあるが)相手というよりも自分たちのラグビーを出来るかが重要。自分としては激しいプレーをしたい。

三角
(今日の試合を振り返って)まだまだやろうとしていることができていないですね。(1トライ挙げましたが、ご自身の出来はいかがでしたが?)あのトライは相手ディフェンスの穴をついてあげたトライではないので、満足はしいていません。(BKとして今日の17失点をどう捉えますか?)このレベルになると、失点は仕方ないですが、ロースコアに抑えなければならないですね。それが、チームのレベルアップにもつながると思うんで。

谷口
(今日の試合を振り返って、ケガの調子は)前半出来があまりよくなかったが、後半は修正できた。チームとしては後半いいペースだった。(ケガの)痛みは全然ない。思うようにプレーできた。スキルが劣っているので練習で強くしたい。(個人としては)前半はいい感じでプレーできたがディフェンス面に課題が残った。受身ではなく、前に出てディフェンスしたい。(BKは)三角さんがBKで流れを作っている。プレーを見て自分のものにしたい。(次に向けて)課題があるので練習からなくして上の選手を目指したい。

菅野
(3トライ取りましたが仕事をしきった感じですか?)そんなことはない。まだまだとれる場面がたくさんあった。(では個人的な課題はそのあたりですか?)はい。もっとトライをとることです。(全体的な課題はなんですか?)隆道主将がおっしゃったように今日はやりたいことの半分もできなかった。(今日はインターセプトされることが多かったですね)はい。コールをしなければならない。特に自分は外から見えるのでコールしなければならない。(試合展開について)前半からがんがんいけばよかった。調子が悪かった。(筑波大に2トライとられたことに関して)コミュニケーションが足りなかった。防げるミスだった。(練習のポイントとして)BKでのコミュニケーション。一人ひとりの接点での強さが必要。(帝京大戦にむけて)自分の仕事はトライをとることなので仕事をきっちりやりたい。アタックとでフェンスの両方のバランスを大切にしたい。

若野
(今日の試合の感想は)全然ダメでした。自分がもっと頑張らなきゃいけなかった。(結果については)スコアについてはもう全然ダメでした。(見事トライを挙げましたが)自分的にはあれはごっつぁんトライです。まぁ、でも相手のカタチを崩して取れたのはでかいですね。(FBでのスタメンとなりましたが)初めてでした。緊張しました。いつも14番なんで。(スタメンを聞かされたのは)月曜日に。やっぱりワセダの15番は違う。後ろから見てて頼もしいチームです。(ご自身14番と15番ではどちらがやりやすいですか)自分的にはこういう風に15番を経験して14番もやれるような選手になりたりですね。でも、FBのほうが自分が前に進めるから面白いです。(帝京大戦への抱負を)メンバーに入れたら頑張ります。

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