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| 対抗戦 対日体大 10月16日 東京・秩父宮ラグビー場 |


今季初の完封勝利! 日体大に95−0

完封勝利――。どんよりとした空とは裏腹にスカッとした勝利を手にした早大。10日に東芝府中との練習試合で17―67と大敗を喫し、悔しい思いをしてから1週間。「東芝府中に敗れて、1回終わったと。もう1度新生ワセダ、佐々木組ということで臨んだ」とロック百合洋(理工4)が言うように、浮かび上がった課題を修正して新たな気持ちで挑んだ日体大戦を95―0と見事勝利で飾った。
試合開始1分、モールを押し込みフランカー松本允(人4)がトライを決めると8分には日体大のパスミスをCTB佐藤晴紀(スポ1)が蹴りこむ。日体大に押さえ込まれるが、すぐさまWTB菅野朋幸(人3)がポスト右に蹴りこみそのままトライを決める。「積極的に攻めることができた」と清宮克幸監督(平2教卒)が言うように、続いて18分、25分とその後も5分に1つのペースでトライを決め、見ている側に息をつかせる暇もなく48―0で前半を終える。
その流れは後半になってもとまることはなかった。ハーフタイムから雨が振り出したが完全に流れにのったチームは、またしても開始わずか2分にしてCTB三角公志(人4)がゴール中央にトライを決めると、24分にはロック権丈太郎(スポ2)がゴールポストにトライと、悪天候にもかかわらず好位置にどんどん決めていく。しかし「点差がついたところで油断してルーズになった」という松本の言葉通り、試合終了間近、集中力がとぎれ日体大に攻められるといったあぶないシーンをみせてしまう。だがそのピンチをしのぎ、逆に最後はトライ、そしてFB五郎丸歩(スポ2)に替わって、自身この日3本目のキックもきっちりとSH三井大祐(教3)が決めてノーサイド。95―0と圧倒的な強さをみせつけた。
佐々木組初となる完封試合を「完封で抑えられてよかった」と喜びつつも「点差も開いたけど最後の方はダラダラしてしまった」と90分通しての集中力の持続ができなかったことに対して厳しい評価を下したのはSH矢富勇毅(スポ3)。清宮監督の口からも「後半集中力がかける選手が何人かいた」とあるように完封勝利という結果に甘んじることなくその強さを揺ぎ無いものにするために、さらなる集中力の持続を課題に掲げた佐々木組。次なる筑波大戦に向け、そしてその先の関東大学対抗戦5連覇を見据え1戦1戦ひたむきに戦っていく。
(藤田絢子)
★他会場で大波乱! 関東学院大が1敗
同時刻に神奈川・三ツ沢球技場で行われた関東学院大対東海大(関東大学リーグ戦)の試合で、過去4年間早大と大学日本一を争っている関東学院大が17−35と敗れる大波乱。清宮監督も記者会見場で、開口一番「他競技場が盛り上がっているようですが…」と切り出した。関東大学対抗戦及び関東大学リーグ戦では、勝ち点が並んだ場合直接対決の勝者を優先するため、東海大が1敗で並んだ場合、関東学院大の同リーグ自力優勝は消滅してしまう。今季、同リーグでは各校戦力が拮抗しており、今後の対戦カードも注目を集めそうだ。
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| 早大 |
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日体大 |
| 前半 |
後半 |
前半 |
後半 |
| 8 |
7 |
T |
0 |
0 |
| 4 |
6 |
G |
0 |
0 |
| 0 |
0 |
P |
0 |
0 |
| 48 |
47 |
得点 |
0 |
0 |
| 95 |
総得点 |
0 |
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早大出場メンバー
1前田航平(人4)、2青木佑輔(教4)→臼井陽亮(スポ2)、3畠山健介(スポ2)→市村茂展(理工4)、4権丈太郎(スポ2)、5百合洋(理工4)、6豊田将万(スポ1)、7松本允(人4)→東条雄介(教3)、8佐々木隆道(人4)、9矢富勇毅(スポ3)→三井大祐(教3)、10曽我部佳憲(教3)→久木元孝成(教4)、11首藤甲子郎(スポ3)、12三角公志(人4)→須藤明洋(スポ3)、13佐藤晴紀(スポ1)、14菅野朋幸(人3)、15五郎丸歩(スポ2)→若野祥大(スポ3)
◆コメント
清宮監督
後半集中力が欠ける選手が何人かいて、そこら辺は反省しなきゃいけない。ただやろうとしたことはしっかり出来た。積極的に攻めることができた。練習でやろうとしたことが少しは出てきたかと。(完封について)ここまでの試合は獲られると意識してやっていなかった。この試合ではワセダが失点するならここだというところを抑える練習をした。いつも言っていますがこのチームには経験が必要で、過去2試合2ケタ失点したことがいい経験になった。突然ビッグゲームが来るわけではないので、少しずつ悪いところを出しながら進んでいかないといいチームができない。いいんじゃないですかね、今日も悪いところがあって。(集中を欠いたプレーとは具体的には?)力関係を考えたら、スクラムは全部勝たなきゃいけないのに半分だった。無理な体勢からのパスが軽いプレーにつながった。五郎丸のトライにいってなくしてしまったプレーについても。彼は1年生のときにも同じようなプレーでトライを失った。同じ失敗はあまりしないプレーヤーだと思うので、同じことはもうないでしょう。
佐々木主将
今日一番の収穫は0点に抑えたこと。清宮監督が言うように、後半集中を欠く選手がいたけど、穴を埋めるようなプレーもあり、獲りたいカタチで獲ることができた。東芝戦から1週間、いい練習が出来た成果が今日出た。2人目の速さや、ひとりひとりの激しさについて、どの相手にもやらなければならない。トップリーグとやる、大学選手権に入ってからやろうとしてもできない。ターゲットをそこにしぼってやることで、もっと激しい練習になるということを東芝から学んだ。替わったメンバーがいるけど、普段からAチームのメンバーとコミュニケーション取るようにしているし、替わったからと言ってチームの力が落ちるようじゃこの先狙えない。(0点に抑える意識は練習からありましたか?)集中していい練習するだけでした。まず集中しよう、と。いい練習を毎日して、その積み重ねが今日みたいな試合になるんだと、東芝から学んだ。東芝戦では全ての面で後手後手になって、相手が一枚上だった。挑む側が負けちゃいけない気持ち・集中力の部分で相手が上だった。そこなくしては勝てない。0点に抑えようとは言っていなかった。気付いたら0だった。(東芝に敗戦してからの練習は)フルコンタクトなど、コンタクトばっかり。(個人的な調子は?)右足のテーピングも外れて、いい調子です。(筑波大戦に向けて)今日の試合での結果を見て、まずは集中していい試合をすること。そしてひたむきに。
青木副将
(95―0のノートライでの大勝でしたが、何か反省点は)集中力が切れる時間帯があってすぐに立ち直すことができなかった。(後半の始めに流れが悪かったのはそのせい?)流れが悪かったというよりミスが多かった。(スクラムは?)自分が押させなかった。「ここ」というスクラムだけ押した。ミスの続いている時間帯だったから。(先日の東芝戦での課題は活かせましたか)はい。負けて悔しい気持ちが出た。メンタル部分で活かせた。まだ上に強いチームがあると思って常にひたむきにプレーしている。(ラインアウトは?)1本自分が普通にミスしてしまったのがあってあれで流れを変えてしまった。あれが成功していたら(成功率が)100パーセントになっていたと思う。(個人的には)先週復帰したばかりでまだ感覚が戻ってないです。(これからの練習のポイントは?)集中力を持続させることとミスを継続させないこと。(次の筑波戦に向けて)0点に抑えてまとまりのあるゲームをしたい。
権丈
東芝戦の敗戦を糧にして、集中していいゲームができたと思います。(その東芝戦から学んだことというのは)まずFWが圧力で負けて、一人一人のコンタクトでも負けていた。コンタクトプレーを中心に、モールとかを今週しっかり練習して、成果はでたと思います。(自身の3トライは)トライをとれたのはいいこと。ただ僕は他に課題があるので。(課題とは)ボールを持っていないときのプレーです。見て歩いてしまう時間が長いので、そこを直せと監督によく言われます。(対抗戦初完封でした)評価できることだと思います。ディフェンスも、絶対獲らせない、というのが目標ですから。良かったです。(監督はスクラムがもう少し勝てたんじゃないか、とおっしゃっていましたが)グランドが悪いということもありましたが、1番側で相手が反則気味だったんです。それを跳ね返すくらいのことはできたはずですから、そこは甘い点です。徹底して練習しなければと思います。(ラインアウトの出来は)東芝戦ではディフェンスできませんでした。今日は相手にクリーンにはとらせていないのは評価できます。(良かった点をあげると)ディフェンスでターンオーバーしたあとの攻撃が続いた点です。(反省点は)ちょっとFWがポイントに入るのが遅れて、何本か入られたことです。2人目は速く入らないと。(次に向けて)今日の試合はいい試合でした。東芝に負けたことで、今日はまたいいスタートになりました。次の筑波、帝京にも今日のようなゲームをしていきたいです。
百合
先週東芝府中Bとやって負けて、チームとしてしっかりとしたラグビーをしなくてはと。(しっかりとしたラグビーとは?)切れないラグビーですね。ディフェンスを抜かれない事や、フォロー、ラインアウトなど。(グラウンドコンディションは悪かったと思いますが?)雨だからしっかりボールを持ってアタックする、雨の時こそワセダの基本プレーが生きてくるので、自分としてはそんなに気にならないですね。(今回の試合の位置づけは?)東芝Bに敗れて、1回終わったと。もう1度「新生ワセダ、佐々木組」ということで(臨んだ)。95点取れたし、ノートライに抑えたということは収穫だと思います。東芝戦の経験を生かしたいい結果を出せたんじゃないですか。(スクラムについては?)押せるスクラムと押せないスクラムとありますけど、やっぱり押せるスクラムがあるならやらないと。途中、自分も疲れて力が抜けてしまったところもあったので。(ラインアウトに関しては?)ちょっと、1回サインミスもあったんですけど。ディフェンスで競ろうということで、プレッシャーをかけていきました。アタックに関してはもう取れるだろうと思っていました。(東芝戦で学んだ事は?)激しさが足りないと。やっぱり、ずっと試合が続いていたので、キツい練習があまりできなかったんですけど、今週は結構ギリギリまでコンタクト練習とかやりましたね。(まだ対抗戦は続いていきますが?)今はケガ人がいたりして、それで自分も出られていると言う状況なんですけど…チームのことはキャプテンに任せるとして、今出られていると言う事はチャンスなので、これを生かしてレギュラーに定着する事が最優先課題ですね。
松本
チームとしては、今週頭の東芝戦に負けたことで意識を変えてやってたんですね。集中した練習、激しくやることを意識してやっていこうってことで、今日はそういった部分が出せて良かったですね。FWはモールにしろスクラムにしろ、セットも安定してたし、良かったんじゃないですか。自分は最近、清宮さんにコンタクトがだめ、仕事ができてない、タックルにしろスイープにしろと言われてしまって…今日もそういった点に課題が残りましたね。(後半は集中が切れた?)点差がついたところで油断してルーズになりましたね。でも逆に、これから試合があるなかで80分集中しなければという課題が見つかって良かったです。(完封勝利は)久しぶりですからね。これは自信になるし、プラスになりました。(次へ向け)さっき言ったように、チームは集中して練習をしていかなければならないし、基本的なことをしっかりやる必要がある。自分は課題の残る部分の精度を上げていきたい。
矢富
完封で抑えられてよかった。点差も開いたけど最後の方はダラダラしてしまいましたね。守備も危ないとこもあったし詰めていかないといけない。ボールもタックルもまだまだ出来た。球出しもまだ早く、パスのスピードもまだまだ。ボール持ったあと行くのはいつでもいける。サバく経験を積みたかった。ただ今日は開いてるところに行くべきだった。今日の課題は集中力。ノックオンも多かったし、インゴールノックオンもあった。強い相手になると大ダメージになる。次回は今日以上の試合をする。完封、圧倒して勝つ。
三井
途中で集中力が切れてしまったけれど、完封できてよかった。中だるみがなく、集中力が切れなかったら120点ぐらい取れたんじゃないでしょうか。今日のチームの目標は、ディフェンスのコンタクトスピードを上げることと、ハンドリングミスをしないことでした。ジュニア選手権での疲れは多少あったけど、Aに出るとなると疲れは感じないです。(少ない出場時間で3Gという結果は?)蹴る人が1人しかいなかったんで。まぁおまけですね(笑) (先日の東芝との練習試合でどんなことを学びましたか?)ディフェンスの厚みです。試合以降はコンタクトスピードと1対1のタックルを中心に練習しました。(次戦に向けてのご自身とチームの目標は?)自分の目標はとにかくメンバーに入ることです。チームの目標は集中力を切れないようにすることと、ワセダのペースを保つことですね。
曽我部
(95―0で快勝。点数もいい形でとれたと思うがいかがでしたか)相手を0点に抑えられたのが大きい。みんなゴール前の意識を高くして守れたのが良かった。(どのようなことを意識してゲームメイクをしたか)毎試合のことだが今回も自分以外の14人がのびのびできるようにということを考えて。(久しぶりのゴールキックはどうだったか)五郎丸がしんどそうだったから1個入ってよかった。(東芝戦で感じた課題は)個人としては、全ての試合ディフェンスとタックルが課題だと思った。チーム全体としては集中して自分達のプレーをするということ。(筑波戦にむけての意気込み)来週もメンバーに入れていたらがんばります。
三角
(今日の出来)まだまだ動けてないですね。公式戦は久しぶりだし、これから少しずつフィットできるように練習する必要があると感じました。東芝戦に負けてから良い意識でチームは練習ができて。曽我部からのパスでトライが獲れたりだとか、獲りたいカタチでトライが取れてよかったです。(東芝戦後はどういった練習を)特に意識したのはコンタクトの差ですね。それから、ひとつひとつのプレーに拘ること。ディフェンスでもブレイクされない強さだったり、細かいことでも拘ってやろう、と。(次へ向けて)まず出ることが第一ですけど…出たらベストを尽くします。自分が特攻隊になる気持ちでやりたい。トライのための切り札というか、トライの道を作りたい。曽我部だとか首藤、五郎丸だとか、トライを取れて演出できるやつはたくさんいるから、自分はそのために道を切り開いていくプレーを心がけたい。
佐藤
(初スタメン、フル出場でしたが)自分では緊張してなかったつもりだったんですが、周りから見たら肩に力が入っているように見えたみたいです。(いきなりの抜擢でしたが)今村さんがケガをしていたので出られました。(トライを決めましたね)臨機(応変)にボールを蹴ってもらって、自分でもびっくりして、すぐ走ってトライしました。トライした後は、なにも浮かばなかったので(笑)普通にしていました。(今日の試合BK陣の調子は)今日はBKで回してトライを獲れたのでいいと思う。集中してしっかりとしたゲームをすることを心がけていた。(東芝戦の課題は生かせましたか)今日は今週一週間の練習の成果を出そうとした。いいゲームができたと思います。(CTBは激戦区ですがどこをアピールしていきたいですか)一人目じゃ倒れない、力ずくで前にいけるところをアピールしていきたいです。(次に向けて)それまで残れるようにやっていくしかないので…
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