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 対抗戦 対青学大 10月1日 埼玉・県営熊谷ラグビー場



 青学大に圧勝も100点満点とはいかず…

ついに解禁! 曽我部がスタメン出場で魅せた  関東大学対抗戦第2戦、5連覇を目指す早大が17トライ99点を奪う猛攻で青学大を退けた。しかし、試合内容は得点同様、100点満点とはいかなかった。

 序盤は怒涛のトライラッシュ。それを演出したのは約2年ぶりの先発スタメンとなったSO曽我部佳憲(教育3)だった。試合開始早々1分、早大ラインアウトの場面、前日に先発を告げられたというフッカー臼井陽亮(スポ2)のスローインをショートで受けたプロップ畠山健介(スポ2)がそのまま持ち込み先制トライ。このトライを口火に、司令塔曽我部を中心とした素早い展開から強力BK陣が7連続トライをあげ、前半17分までに41―0と大きくリードを奪う。だが、「タテばっかりだったので、外で獲ってみようと試した」(佐々木隆道主将=人4)との言葉通りパスを多用した攻撃に切り替えた直後、青学大に一瞬のスキを突かれる。28分にこの日初めてのトライを許し完封を逃すと、37分、39分にも連続トライを奪われた。結局、早大は10トライ58得点を奪うものの、青学大に3トライ19得点を許しディフェンス面に課題を残しての前半終了となった。

 BKの活躍が目立った前半から一転、後半はFWを中心とした攻撃を見せる。まずは3分、ラインアウトからモールで押し込みフランカー東条雄介(教育3)がトライ。8分には早大ボールスクラムからそのまま持ち込み、NO・8佐々木がトライを奪った。また、前半ミスの出たディフェンスも後半は修正し青学大をしっかり無得点に抑えた。その後はプロップ橋本樹(スポ1)ら途中出場3選手が次々にトライをあげるなど、終わってみれば大量17トライを奪い99―19の圧勝劇であった。

 この試合、一番の収穫はSO曽我部の復帰。一昨年の早慶戦で相手タックルを受け右ひざの靱帯を断裂。2年間リハビリ生活を送り、この日は実に1年10ヶ月ぶりのスタメン復帰となった。前半のみの出場だったが、ほとんどのトライに絡む活躍。途中インターセプトからボールを奪われ相手のトライまで演出してしまうというおまけつきだったが、それも試合に出場し続けるなかで勘が戻れば問題ないはず。本格的シーズン到来とともに天才司令塔の完全復帰も近い。しかし、この試合では新たな心配の種も。不動のCTB今村雄太(スポ3)と、主務としてもチームを支えるWTB勝田譲(人4)の負傷だ。ケガから復帰する者、新たなケガを抱える者、なかなかフルメンバーの揃わない佐々木組だが、それでもチームは5連覇に向け勝ち続けなければいけない。昨季を越える、新・史上最強集団を目指す佐々木組の長いシーズンはまだ始まったばかりだ。

(後藤太郎) 


早大   青学大
前半 後半 前半 後半
10 7 T 3 0
4 3 G 2 0
0 0 0 0
58 41 得点 19 0
99 総得点 19

早大出場メンバー
1前田航平(人4)、2臼井陽亮(スポ2)、3畠山健介(スポ2)→橋本樹(スポ1)、4百合洋(理工4)、5権丈太郎(スポ2)、6東条雄介(教3)、7松本允(人4)→小峰徹也(スポ1)、8佐々木隆道(人4)、9矢富勇毅(スポ3)→三井大祐(教3)、10曽我部佳憲(教3)→久木元孝成(人4)、11首藤甲子郎(スポ3)、12池上真介(人4)、13今村雄太(スポ3)→谷口拓郎(人3)、14勝田譲(人4)→森山健(一文2)、15高津雄矢(理工2)


◆コメント
清宮監督
悪いところがちゃんと出てよかった。(前半あっさりと失点したことについて)一生懸命やっている。あの辺を攻めてくるなというのが感覚でわかるところを、そういう読みなく全部一生懸命やってしまっている。後半抑えたのは、メンバーが代わったからね。(インターセプトされることが多かったですが)相手が飛び出してくるので、仕方ない。(HB団が前後半入れ替わりましたが)いいとこ、悪いとこがそれぞれあって、それが出ていた。曽我部はだいぶ回復してきたけど、いいとこと悪いとこがまだ極端だから。(BK陣にケガが相次ぎましたが)それは本当に最悪だった。

佐々木主将
3トライは余計だったけど、段々いいアタックが出来だした。前の試合よりは良くなった。(インターセプトされることが多かったですが)プロップの間を2回抜かれたけど、その辺はコミュニケーション不足。相手は攻めのディフェンスをしてきたので、長いパスじゃなく最初のようにタテに強いプレーを選択するべきだったんだけど、そればっかりだったので外で取ってみようと試した結果、取られたものも。なので曽我部のとこのインターセプトは気にしてない。(後半はゼロに抑えましたが)ディフェンスは修正できた。相手はコンタクトしてきてなくて、ディフェンスの前に寝てボールを出そうとしているので、仕掛けても取れないから自分たちのタックルのときにターンオーバーを狙おうと。いい感じでターンオーバーできました。(後半はFWでいこうと?)前半15分でBKが40点取っちゃったんで。後半はFWでいこうと。(ケガ人が相次ぎましたが)誰が出ても大丈夫。(対抗戦2試合を振り返って)1試合1試合良くなってきている。東芝(10日の練習試合)は(相手チームが)Bなんですけど今日出た課題を修正して臨んで、日体大戦に向かいたい。

臼井
(前回初のAチームでフル出場、今回もフル出場だったが)気後れしないようにとやった。声を出してやれた。Aチームの青木(佑輔=教4)さんや種本(直人=スポ2)さんにはまだまだ及ばないので、二人を意識してやった。(副将と同じポジションは)やはり2番という番号がすごく重い。でも自分が任されたからには全力でやろうと。(セットプレーについて)ラインアウトは1本、自分かリフトかどちらか分からないがミスしてしまった。その他は良い形でできて、BKに繋げられたりモール組めたりできたと思う。スクラムも相手が小さいということもあったけど、うまくコントロールできた。キックオフのキャッチが集中できてなくてミスする場面があったかな。(前半3トライを許したが)フロントがBKラインに入ったときに遅かった。練習でも甘えていた所があった。あとはターンオーバーからの反応が皆一瞬止まってしまって良くなかった。(これから目指したいプレーは)フロントだけれど、運動量はフランカー並み、アタックはロック並みにと破壊力と機動力のあるプレーをやりたい。一戦一戦選ばれたからには全力でプレーして盛り上げていこうと思う。

橋本
(立大戦に続いての出場ですが)スピードが早くてコンタクトも強いのでついていくのが必死です。(後半からの出場でしたが、出るときに意識したところは?フィールドプレーも目立ちましたね)前半最後の方がスローペースになってトライが取れていなかったので、自分のコンタクトの強さを生かして、前に出る強いプレーを意識しました。(畠山選手に対して勝負していきたいところは?)スクラムはまだまだですけど、走力やフィツトネスが自分のウリにしていけるところなので、どんどん勝負していきたいです。(1年生がレギュラー争いにたくさん出てきていますが)滝澤(直=理工1)も出ているので負けられないですね。いい意味でライバルです。(今後の意気込みを)個人的には試合に出れるよう頑張っていきたいです。

矢富
前半の最初いいテンポでトライが取れたのは良かった。悪かった点は、やはり前半の終わりに立て続けにトライを取られたこと。一瞬の集中の切れがあって、声の掛け合いが足りなかった。(今BKではどんなことを重点的に取り組んでますか)チャンスで取り切るということ。前回もミスが多かったので。結果的に取られたのは3トライだけだし、やろうとしたことはある程度できたので良かったが、もっと詰めていく部分はあるという感じ。(今後に向けての課題)もっとしっかりディフェンスで圧力をかけて、ディフェンスから仕掛けられるようにしていきたい。

三井
前半に3トライも取られてしまって、みんなで後半はそこを直そうと言っていたので後半は0点に抑えることが出来てよかった。でも、後半もっとリズムのいい攻撃がしたかったし、もっと点を取りたかった。(3年生3人でSHを争っているなかでの久々のリザーブ入りでしたが?)久々のチャンスだったし、このチャンスをものにするためにやってきたから頑張ろうと思った。(自分の持ち味は何だと思いますか?)リズムとテンポを作ること。(交代で入れ違いになってしまいましたが、曽我部選手とは高校の同期ですが)そうですね。最終的には一緒にプレーしたい。今日は、交代で入るときに「頑張って」と言ってくれたので嬉しかった。

曽我部
(Aチーム復帰後初スタメンでしたが)チームが波に乗れるファーストプレーを心がけていました。前半の最初波に乗れたので良かったです。(今日のプレーの自己評価は)30〜40点くらいですかね。日々勉強して上を目指したいです。やりたかったことはある程度できました。今はラグビーができることが幸せなので、頑張ってスタメンを目指したいです。(前半の失点は)あれは僕のせいです。コミュニケーション不足でした。(今後に向けて)今日のようなプレーではまだまだ上は遠いと思うので、一つ一つのプレーにこだわって、いいワセダのラグビーをしていきたいです。

池上
自分としては前も見れて、積極的にボールをもらいに行って勝負できたし、ラインブレイクもできたので、その点では良かった。そのなかでパスミスがあったり、相手に対応出来ないで攻撃を切り替えされたり、課題が残った。試合の中で、相手の攻撃に対応していくのが必要だと思います。(ケ大戦から3試合タックルが良いですね?)ディフェンスは自分の持ち味の一つで、周りをリードしながらのディフェンスや、流れが悪いときは(自分のプレーで)変えれたらいいと思っている。(アタックは?)前の試合で外にどんどん出されて、外に行く攻撃ばかりだったので、前にアタックする場面がなくて、そこを課題としていて、今日は意識があった分前も見れたし、突破できたと思う。(立大戦でも失トライがありましたが)ミスからのターンオーバーで、相手の動きに対応しきれなくて、弱いところをつかれてしまって。それは先週の反省点でもあったんですが、(結果的に)練習での意識が足りなくてミスが出たのだと思います。

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