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| 夏季練習試合・早大 対 帝京大 8月28日 長野・早大菅平グラウンド |


曽我部復活! 11トライで帝京大に圧勝

このパスが見たかった――夏合宿の締めくくりとなる帝京大戦、後半30分。SO曽我部佳憲(教3)からNO・8佐々木隆道(人4)に4人を飛ばすロングパスが通ると、観客からはどよめきと拍手が起きた。曽我部がAチームの試合に出場するのは2003年(平15)度対抗戦・対慶大戦以来、1年9ヶ月ぶり。試合は後半爆発した早大が71―12と圧勝した。
鮮烈な先制トライだった。開始6分、中央スクラムからSH矢富勇毅(スポ3)が自ら持ち込みハーフコートを独走。勢いづいた早大は11分、17分にもWTB首藤甲子郎(スポ3)、CTB谷口拓郎(人3)と3年生BK陣が立て続けにトライを奪い、前半20分で19―0と快調な滑り出しを見せた。しかしラインアウトのミスが続くなどすると、徐々に自陣に引き戻される。22分、左右に振られディフェンスが後手を踏むと、最後は中央を崩され失トライ。その後WTB池上真介(人4)のトライで7点を返すが、前半終了間際にまたしても粘りきれず。26―12で後半を迎えた。
4人を入れ替えて臨んだ後半、ゲームメイクを任されたのは曽我部。後半4分、流れるようなパスで右サイドのFB五郎丸歩(スポ2)を走らせ、33―12と早大がリードを広げる。認定トライを含む3トライを奪った残り10分。自陣から、首藤が3人抜き去り左サイドをビッグゲイン。続く五郎丸が捕まると、矢富の速い球出しから曽我部へ。中央から右サイドを走る佐々木に圧巻の飛ばしパスを放つと、後は佐々木が走るだけ。「ここに放れっていうところに来た」(佐々木)。グラウンドが狭く見えるほど、タテに左右に動き続ける一連の攻撃。真骨頂を見せた早大は、その後も首藤の連続トライでたたみかけ71―12と帝京大を一蹴した。
夏に入り、首藤の復活で厚みが増してきた攻撃面。佐々木、両CTB、五郎丸など突破力のある選手が中で引き付け、リズム良く外に展開すれば快速WTBがサイドを切り裂く。SH矢富も球出しが速くなり、その上自ら仕掛けてくる。わかっていても止められない、個の力と高速展開から生み出されるアタックは脅威だ。対する守備面はこの日、前半に課題を残した。受け身になった早大のディフェンスは、決して相手の鋭気をそぐものではない。ただし、後半は「ディフェンスでは前に出て」(清宮克幸監督=平2教卒)完封。前半の悪い流れを断ち切れなかった関東学院大戦に比べ、「チームに修正能力がついてきた」(佐々木)。曽我部の復活で部内競争もますます激化。徐々に熟し切磋琢磨しながら、佐々木組は来週下山を迎える。
(青崎未来)
★『山下組』メンバーが激励に
トップリーグチーム・サントリーサンゴリアスから2002年(平14)度『山下組』のメンバーを中心としたOBが試合を観戦、激励に駆けつけた。13年ぶりの大学選手権優勝を成し遂げた先輩たちから「優勝しろ」と背中を押され、チームは改めて奮い立ったに違いない。
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| 早大 |
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帝京大 |
| 前半 |
後半 |
前半 |
後半 |
| 4 |
7 |
T |
2 |
0 |
| 3 |
5 |
G |
1 |
0 |
| 0 |
0 |
P |
0 |
0 |
| 26 |
45 |
得点 |
12 |
0 |
| 71 |
総得点 |
12 |
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早大出場メンバー
1前田航平(人4)→瀧澤直(理工1)、2青木佑輔(教4)、3畠山健介(スポ2)→橋本樹(スポ1)、4寺廻健太(教2)→権丈太郎(スポ2)、5百合洋(理工4)、6豊田将万(スポ1)、7宮田昇(人4)→松本允(人4)、8佐々木隆道(人4)、9矢富勇毅(スポ3)、10高橋銀太郎(人4)→曽我部佳憲(教3)、11首藤 甲子郎(スポ3)、12谷口拓郎(人3)、13今村雄太(スポ3)、14勝田譲(人4)→田中渉太(スポ1)→池上真介(人4)→菅野朋幸(人3)、15五郎丸歩(スポ2)
◆コメント
清宮監督
(試合を振り返って)後半は満足できる内容。ディフェンスでは前に出て、攻めたときもしっかり攻めていた。(それに対して前半は流れを奪われたときに焦りが見られましたが)ああいうところはちょっとしたことで変わる。後半から入ったプレーヤーが、そのちょっとした部分を引っ張ってくれた。(関東学院大戦を終えて、チームのモチベーションは?)目指しているところが高いから、モチベーションは高い。部内競争がこれだけあるからね。(今日は先発のロック2人とも先週から替えましたが、今日の試合を見てもラインアウトは夏中に克服したい点ですか?)そうなるね。ロックを替えたのはカントー戦の結果を見て。やはり競争意識が一番必要なんで。(曽我部選手の復帰について)まだまだ、怖がっていて。シーズンに向けてというよりも、本人のケガの調子に合わせてゆっくり慣らしていくよ。(ケンブリッジ大戦に向けて)勝つしかない。
佐々木主将
(今日の試合は)Aチームの4年生にとって、このグラウンドでやる最後の試合なので、4年間このグラウンドで学んできたことの全てを出そうという気持ちで臨んだ。セットは速かったし、前出た課題は克服できた。下から這い上がってきた選手がいい影響を与えている。それに負けないくらい前から出ている選手がチームに芯を通すプレーをしないといけない。流れを失ったとき、自分たちがやるべきプレーを見失うので、もうちょっと落ち着いて出来たら。(関東学院大戦では前半最後の悪い流れを引きずってしまいましたが)前半出た課題を後半修正することができた。具体的にはFWがアップしよう、など。チームに修正能力がついてきたのはいいこと。(曽我部選手の復帰について)がんばっていたけど、まだまだ高いプレーを要求していくつもり。ポテンシャルはあんなものじゃない。やっぱり、僕は啓光(学園高)の子には厳しい目を向けます。ずっと一緒の道を歩んできたし、全員試合に出て卒業させたいですね。(2つ目のトライはその曽我部選手からのパスでした)ここに放れっていうところに来た。よかった。(どんな思いで来週下山を迎えたいですか?)今日出た課題を克服して、これだけしんどい合宿を乗り切ったという意識を持って終えたい。(ケンブリッジ大戦に向けて)イギリスは奥(克彦=昭56政経卒)さんのいた場所。負けてはいけない試合、になったんです。勝ちにこだわっていきたい。
曽我部
(1年次以来のAチームの試合は)楽しかった。同学年がいっぱい出てるんで、会話しながらやって。流れが悪かったんで、自分が入って傾けたらいいかなと思ったけど、最初は悪かったですね、最後はワセダの流れになったけど。(復帰3戦目ですが、身体は?)いい感じです。もっとがんばれるかなとも思うけど、ゆっくりやっていこうと思う。(どういうところから?)まずはケガをせんこと。自分のプレーは何とでもなるんで、チームのための自分のプレーを身につけたい。SOというポジションでの。そして最終的には10を着られるといい。(1年次はCTBで出場しましたが、今季はSOにこだわっていきますか?)はい。自分は10番っていう番号が好きで、ラグビー始めたときからずっと10がかっこいいって思ってました。(復帰のモチベーションはどういうところに?)僕と同じケガをしている平野(進也=一文3)や細川(明彦=社3)が、先に復帰していい試合・いいプレーをしていたので、自分もがんばれば出来るんだと思えたし、目標にしている。(ケンブリッジ大戦に向けて)もし出られたら、まずチームのためのプレー。それで余裕があったら…(観客を喜ばせるようなプレーを?)したいですね。
★なお、早稲田スポーツではラグビー蹴球部の試合をリアルタイムで速報中です。ぜひご覧ください。
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※次回の速報予定試合は9月18日(日)早大対ケンブリッジ大戦(東京・秩父宮ラグビー場)です。

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