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夏季練習試合・早大 対 関東学院大
8月21日 長野・菅平
春に続き宿敵・カントーを撃破
ワセダの連覇にとって最大の障壁である関東学院大戦・夏の陣。この先の道のりを決定する、分岐点とも言える試合が長野・菅平にて行われた。結果は佐々木隆道主将(人4)の後半14分の逆転トライで流れを引き寄せ38−19と勝利をもぎとった。
前半の立ち上がりは上々。14分までにSO久木元孝成(教4)・ロック権丈太郎(スポ2)の2トライで12−0とし、流れを作ったかのように見えた。しかし、そこはライバル・関東学院大。「相手のディフェンスに後手に回ってしまって展開が上手くいかなかった」とSH矢富勇毅(スポ3)が言うようにブレイクダウンの攻防を制し、ワセダを勢いに乗せない。そんな中、FWの足が止まったところを関東学院大・有賀主将にあざとく狙われ、後半2分に逆転トライを許す。
相手主将の逆転トライに対し、流れを引き戻したのはやはりワセダの主将・佐々木。ラインアウトからの矢富のパスを受けると、中央に渾身のトライ。チームの士気を奮い立たせる。その後も自らが起点となりバックスリー、WTB首藤甲子郎(スポ3)・FB五郎丸歩(スポ2)・WTB田中渉太(スポ1)の3連続トライに貢献。カントーを突き放す。ディフェンス面においてもFW陣が尻上がりに調子をあげ、押し切らせない。結局、最後に1トライを奪われるものの、対関東学院大戦2勝目をものにした。
春夏連勝と最高の結果で終えた戦いであったが、慢心・過信は生まれない。「春より手応えはありました。ラインアウトは競えるようになった」と関東学院大・有賀が言うのに対し、「(ラインアウトに関しては)これからの課題」と清宮克幸監督(平2教卒)も重重承知。
大学選手権連覇のため、油断のないワセダだが、この夏からはそれだけではない。打倒トップリーグも目標の一つだ。そしてその先に見すえるものは日本一。その偉業を達成すべく佐々木組は、ゆっくり、しっかりと歩んでいく。
(関 政和)
★2年連続夏4タテ! 春に続く部員一丸の勝利で今季カントー戦無敗!
「男は口にしたことは実現するということを、みんなしっかりやってくれた」。A〜Dチームまで関東学院大を打ち負かし、清宮監督は感慨深げに言った。最後の試合、まさに一進一退の攻防を見せたCチームの対決は、一時10点差まで離されたがその後4トライ。部員全員が固唾を呑んで見守るなか、40―24で歓喜の瞬間を迎えた。Dチームは56―21、Bチームにいたっては45―0の完封勝ち。「上から下まで強くて初めてワセダ」(佐々木)を実証する一日となった。
早大
関東学院大
前半
後半
前
半
後半
2
4
T
1
2
1
3
G
1
1
0
0
P
0
0
12
26
得点
7
12
38
総得点
19
早大出場メンバー
1前田航平(人4)、2青木佑輔(教4)、3畠山健介(スポ2)、4後藤彰友(理工3)、5権丈太郎(スポ2)、6豊田将万(スポ1)、7松本允(人4)→
東条雄介(教3)
、8佐々木隆道(人4)、9矢富勇毅(スポ3)、10久木元孝成(教4)→
高橋銀太郎(人4)
、11田中渉太(スポ1)→
首藤 甲子郎(スポ3)
、12谷口拓郎(人3)→
平野進也(一文3)
、13今村雄太(スポ3)、14勝田譲(人4)、15五郎丸歩(スポ2)
◆コメント
清宮監督
(春に続き4タテです)男は口にしたことは実現するということを、みんなしっかりやってくれた。Aチームについては、中はよくなかったんだけど。(先週ゲバの後にも確認していたラインアウトが乱れてしまいましたが?)そこはこれからの課題。けど、試合の内容的にはよかった。(残りの夏、目指すところは)じっくり、こんな機会ももうないから、本当にじっくりやりますよ。
佐々木主将
(春・夏2連勝です)すごく満足。(今季の関東学院大と初めて対戦して)やっぱり強くていいライバルだと、改めて思った。思ったより圧力があったし、強かった。(早々の先制トライ)狙い通りの展開。ただ、自分たちのミスから流れが悪くなっていった。後半も最初ミスから入ってしまって、10分流れに乗り切れなかった。まだやろうとしていることが途中なので、これからです。(自ら再逆転トライを奪いましたが)これで流れが来るかなと。ただ本当は、タックルやターンオーバーで流れを変えたかった。(春に続く4タテです)相当意味のあること。上から下まで強くて初めてワセダですから。(帝京大戦に向けて)今日出た課題、FWのブレイクダウンの見極めなど練習中から意識してやっていきたい。
前田
(最後の年ですが)そうですね。やっとスタメンになれましたが一年生の瀧澤がセンスフルで危機感を感じています。(鍛えている筋肉は?)体幹の裏の筋肉です。背、腰、ももの裏ですね。(今日の関東学院大のFWは強いですか?) 重くて強いです。その代わりあまり機動力は無いと思いました。(早大のFWのテーマは?)『こだわり』ですね。高い精度をキープしていきたいです。あとFWは今年から試合に出る選手が多いのでチャレンジ精神はありますよ。
青木副将
(今日の試合内容について)チーム全体としては良かった。試合の流れを常に自分のチームに引き寄せなければいけなかったのに流れのつかめていない時間帯があった。(春の対戦と比べて相手は?)特に変わりはない。ワセダはみんなのびのびとプレーしていたと思う。(ラインアウトについて。AB戦の後確認した事の成果は?)AB戦の時とはまた別の事が出来なかった。今日は本当に自分のミス。連覇を成し遂げるためにはラインアウトで自分が安定したボールを投げ続けなければいけない。(次戦うとすれば大学選手権決勝ですが?)今日以上の点差で勝つ。自分としても最後のカントー戦なので絶対勝ちたい。
畠山
(春に続き2連勝ですが)2連勝は隆道さんも目標に上げていた事なのでよかったと思う。しかし、ファーストタックルの甘さやセットプレーなどにミスが多かった。特に失敗の多かったラインアウトについては合宿でしっかり修正したい。(今日はスクラムがうまくいってなかったようだが)自分が出ていかなければいけない場面になかなか前に出れず、前田さんがカバーしてくれた。スクラムは春からの課題だったが、今日の試合で改めて浮き彫りになった感がある。(最後にトライを奪われたことについて)トライは奪われたが、ひとつ前のFW戦で押し切られなかったことは大きい。
後藤
(春・夏と連勝ですが)まだまだ。やろうとしたことができてなかった。勝つのは当たり前で、もっと点差を離していいゲームをしないと。(一時逆転される場面もありましたが)後半の最初、足が止まってしまい走れなくなった。途中から攻め方を変えたら前に出られるようになっていった。最後に取られたのはいらないですね。(自身のプレーについて)ラインアウトがまだ完璧じゃなかった。倒れてしまうところがあったので、強くなりたい。(ラインアウトの調整は)これから練習でどんどん厳しくやっていく。(課題は)ケガ人が復活してきたら出続けられる保障はないんで、チーム内の競争にまず勝つこと。
権丈
(6月15日の関東戦から2ヶ月ぶり)今日はスクラムで関東を制しようと思っていたのし、優位に立てた。でもFWは走れなかったのが残念。(一度逆転され たことについて)悪いところはわかっていたからひっくり返せる自信はあった。そしてすぐに皆で修正点を確認した。(個人的な反省)きつい時に仕事ができな かったことは反省すべき点。ラインアウトに関しても、チームとして100パーセントできなかったことが残念。このようなミスがでたのは課題。(最近ロック の出場が多いですが)チームの状況にあわせてポジションは決まるので、どのポジションででるにしても気持ちをきりかえて頑張りたい。
豊田
(試合を振り返って)6月に勝って、今日負けたら意味がないので勝てたことは次にやるときにつながる。(個人のプレーは)今日は何も出来なかった。周りに助けられた。(関東学院大の手応えは)まだ本性を出してないという感じ。冬にはまた強くなってきていると思うので、負けないようにこっちも力をつけていく。(6月と比べて)関学の選手はみんな大きい。今日は当たりが激しかった。対応が出来なかったので負けないようにしたい。(そのラインアウトの出来は)前より良くなかった。研究されていた。もっと研究して全部取るくらいにしたい。 (冬に向けて)チームに頼られるようになりたい。
松本
(ケガから復帰、Aでのスタメンについて)ケガはもう全く良くなりました。ABゲバではBで出て必死にやったけど、やっぱりカントー戦はどうしても出たかったから、Aに復帰することができてよかった。(カントーの1本目のトライは?)自分のところで完璧にやられましたね…激しく行こうと思ってたんですけど、試合慣れもまだまだできていなかったし、体力的に足が止まっていた。(今日の試合を通して)最後は自分たちの攻めたい形で攻めることができて、リズムが上がった。前半はブレイクダウンとかで向こうが徹底的に当たってきて、FWは最初からガンガン行くことができなかった。あとは最後ディフェンスが粘りきれなかった。
矢富
(今日のBKの出来は?)夏合宿でやってきた、取れるところでしっかり取り切るということを意識していましたが、まだまだですね。ミスも多かったし、もっと前に出なければいけなかった。前半は相手のディフェンスに後手に回ってしまって展開が上手くいかなかった。後半は前に出だしたので良くなったので、そういうところを伸ばして、前半の始めからそれができるようにしたい。3連続トライを奪ったあたりとかは春より成長できてるとこかなと思います。(関東の印象は春と変わりましたか?)やはり球際とかが激しくなった。それでミスが出たりして、やられました。
久木元
(試合については?)自分は10番なので、自分の出来が悪いとチームもダメになるので、そういうつもりでやりました。結果は勝てましたけど、勝負どころで ミスがでたりして、もっと楽にできたのに自分たちで首しめた感じがあるかな。そういうとこが反省点。(前半はかみ合わない部分もあったようだが?)ちょっ ともたつきましたけど、マズイなとは思わなかったし、負けるとも一度も思わなかった。気持ちは高く保ってました。うちらはいつも相手にやられてやっと自分 たちのダメなとこに気付くから、今日は最初から100%でいこう、油断とか気を抜くとか絶対しないでいこうって言ってました。
田中
(春の試合と比べて)気持ちが上がっていたし、いい感じで入れた。その後は厳しかったが、キャプテンのトライで流れが変わったと思う。(前半で一時交代と なったが)後半は勝田さんとポジションを変えてフルで出る予定だったんですが、ハーフタイムに20分経ってから代わるように言われました。(トライがあっ たが)させてもらったという感じ。自分の力ではないです。トライをとってのWTBなので、そこに拘りたい。(似たタイプの首藤選手とは)差を感じました。 (あと2週間)ハンドリングと1対1の強さをつけたい。1対1の局面が来たら絶対に抜けるように。
首藤
【全文はこちら】
(前半を見ていてどう感じました?)最初ミスから入ったのが、なかなかリズムが出来なくて。ハーフからの展開、ブレイクダウンからの仕掛け、そういう点は カントーが修正してきてたんで。もう1トライほしかったですね。(後半入ってからは?)リズムを作るという意味で、前に出る意識が変わってきた。今日、良 かった点の一つです。自分が入ったのは、流れを変えることが目的で、そこはよかったと思う。(トライの起点となるゲインもあったが?)自分のゲインが、本 当言ってイメージではトライに行くはずで、そこは(対面の)北川さんの足が速かったんで。ただ、自分の中でつないでトライになるのが理想の形なんで良かっ た。
谷口
(春・夏連勝です)CTBから仕掛けるフェイズがあったけど、力を出せなかった。ただディフェンスに合わせたアタックが出来たのは自信になった。(ゲバを 経てCTBのスタメンを勝ち取りました)CTBからラインを動かしたいから、まだまだ練習が必要。自分はスピードが武器なので、スピードで勝負していきた い。あとはディフェンス。内に切られるところのコミュニケーションを取って、もっとディフェンスでの視野を広げたい。今日はセットからはCTBばっかり で、12・13どっちもしんどかった。(春と比べて関東学院大は?)逆目に来るイメージだったけど近場に来てて、春とはやっぱり違うなと思った。
今村
(試合を振り返って)自分たちのミスでワセダのペースを乱してしまった。押され気味だったし、動きも堅かったと思う。今日は色々新しいことに挑戦していたんでミスも多かった。やりたいこともあったけど、それで回せなかった。ブレイクでも強さを見せられなかった。ただディフェンスブレイクができたことでペースを握ることは出来たと思う。(カントーの印象は)FW、BKも力がある。(秋への抱負)今回の合宿、BKのテーマは『精度とこだわり』。それを意識して完璧にしたいと思います。
勝田
(今日のワセダについて)試合を通じてFWのセットプレーがよくなかったし、ミスも多かった。うちのほうがFWが強いというのは分かっていたことだし、もっと最初からとばしていかないといけなかった。逆転されてからはみんな尻に火がついた感じで、底力を出せたと思う。(この試合の位置付け)夏のターゲットにしていた試合だったし、春に勝っているので負けるわけにはいかなかった。連覇、打倒トップリーグという新たな目標を掲げたので、ただ勝つだけじゃなくて相手を徹底的に叩く必要があった。夏にやってきたことは6割くらいは出せたかな、と。今のチームの強さは去年のチームに追いついていると思う。
五郎丸
(今日の試合は?)チームとして、夏合宿でやってきたことを試合に出せなかったことは悔いが残る。でも勝てたという面ではいいこと。今年は連覇とトップリーグ(に勝つこと)を目指しているので、まだまだ課題はたくさんある。先週のABマッチもだが、前後半とも立ち上がりにいいパフォーマンスが出せていない。あと2週間あるので上げていきたい。(ご自身も1トライ。後半にはBKが展開して、連続トライを取りましたね)ゲインの後のサポートの数が少ないとダメだが、サポートに入っていれば展開できるので。(やはり当たり負けはありませんね)コンタクトした後の技術を精確にしたいですね。
関東学院大主将・有賀
(夏合宿、この試合に向けてやってきたこと)夏合宿のテーマはもう1度基礎を固めるというものなので、基本を積んで、それが出せるかを試す試合だった。なので、この試合のために特別な対策などはしていないです。ここはあくまで通過点で、本番は大学選手権決勝なので。(今日の出来は?)春より手応えはありました。ラインアウトは競れるようになったし、完璧ではないけど段々取れるようになってきた。春はディフェンス80%という感じだったけど、今回は攻めれた時間帯もあった。後半に3本連続で取られてしまったのは、ワセダがシステムを変えてきたのに対応出来なかったというのもあるけど、集中力が切れてしまった。もう1度基本をしっかりやって、4ヵ月後には逆転したいです。
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