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桜とアカクロを着た春

本人も驚いたという選出。“日本代表”FB五郎丸歩(スポ2)は、同時期に選ばれていたU19日本代表の南アフリカ遠征へ3月末に出発すると、そのまま日本代表フランス合宿に合流、続いて南米遠征と約1ヶ月間海外を渡り歩いた。帰国後も桜のジャージー姿を披露し、代表活動の一区切りとなった6月19日のアイルランド戦を終えた時点で日本代表キャップ数は4。やるべきことも多く見つかったとはいえ、大きな経験を手に入れてワセダに帰ってきた。日本代表となってからこれまでのことを振り返っていただいた。

−まず日本代表に選ばれた時の気持ちは?
シーズンを通していいコンディションでできていた感じはあったが驚いた。まわりも驚いていました。でも出せる限りやってやろうと。
−セレクション中の調子は?自分のことをどう見ていましたか?
社会人はオフの時期だったこともあって調子があまりよくなかったが、自分はワセダで日本選手権まで出ていたのでパフォーマンスが良い状態のまま臨むことができた。やっていけるな、と感じました。
−同時にU19日本代表に選ばれていました。フル代表の合宿への参加が遅れるにもかかわらず、U19第1戦(対U19ルーマニア)に出場したのはなぜ?
日本代表の試合まで期間があったし、U19で1試合だけでも力になりたいと思って。
−そして日本代表に合流し、遠征初戦のウルグアイ戦で途中出場ながら初キャップ。感想は?緊張しましたか?
緊張はしなかった。チームが苦しい時に出してもらえたのに流れを変えられず、結果を残せなかった。でもアウェーの雰囲気を体験できたのはよかった。国内だとキック蹴る時は静かだけど、アウェーだとラッパとか笛とか吹いてプレッシャーかけてくる、なんてこともありますね。
−帰国してから、ケガで試合に出られない期間がありました。その間の気持ちは?
試合に出たい、とは常に思っている。ただ先を考えてドクターとも相談した結果、無理をして後に引きずらないようにと。
−ケガから復帰したTOSHIBAスーパーカップのルーマニア戦。交代出場後すぐに決勝トライの起点となる好プレーを見せました。手ごたえがあったのでは?
U19でルーマニア代表に負けていたし、試合にずっと出ていなかったので一発やってやろうと。向こうも疲れていたしチェイスも甘くなっていたので。チームにいい影響を与えるプレーができたと思います。
−続く4日後のカナダ戦は初先発。いつ言われたのですか?
言われたのは2日前。あまりピンと来なかったんですが、先発ということで国の代表という重みも感じました。ただ、いいプレーができなかったことには悔いが残ってます。
−観客の歓声もかなり大きかったのですが、期待されていることを感じていますか?
ルーマニア戦は国内で初出場だったし、歓声もよく聞こえました。期待されていると感じましたが、カナダ戦で裏切ってしまった。どこかで取り戻さないと。
−アイルランド戦でも途中出場しました。ワセダではずっと先発でしたが違いはありますか?途中から出る時に心がけたことは?
先発でも途中からでも気持ちは同じ。ただ高校の時から言われていたことなんですけど、後半最後の10分で出る人は、先発で出た人よりいいプレーをして流れを変えないと意味はない、と。
−代表の活動を通して、自分のことをどのように評価されていますか?
長い期間を通して試合に出続けられなかったし、コンディションやパフォーマンスを落としてしまったのは良くない。ホテル暮らしでウエイトができなかったのが1番大きかったんですが、個人の責任の大きいところで自分が取り組めなかった。ワセダではドクターやトレーナーがコンディションをよく見てくれているので、そういった恵まれた環境から外に出た時に、ウエイトや食事、体重など、今後自分でしっかりと対応して取り組んでいかなければならないことが見えた。これから先、世界とやっていく上で慣れていかないと。
−とはいえ、得たものも多いのでは?代表はベテランも多かったが?
世界ランクが上のチームと自分の体を当ててみたのはいい経験となった。大学に戻ってきて、去年以上に気持ちに余裕ができました。合宿中に疲れはみんな溜まるんですが、ベテランの選手はグラウンドに立つと気持ちを切り替えて疲れを表に出さず、まるで初日の練習のように取り組んでいた。弱音を吐いたりキツイ顔をしないでやるところは見習わなくてはと思います。

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