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春季オープン戦・早大 対 関東学院大
6月25日 神奈川・三ツ沢公園球技場
ライバル倒し、全勝で春シーズンを終える
迎えた春最終戦にして大一番。早大は関東学院大と対戦し、19―7で勝利を収めた。チームの大黒柱、佐々木隆道主将(人4)がケガで欠場するなど、決して早大有利の下馬評ではなかったものの、「3年生、4年生などと気にせず、自分自身が引っ張るという気持ちでやった」(今村雄太=スポ3)と語るように、一人ひとりの意識、集中力の向上により掴み取った勝利だった。
試合開始直後は、何度も自陣深くに攻め込まれ、前半6分に先制トライを奪われるなど、我慢の時間帯となった。しかし、鉄壁のディフェンスでゴールラインを死守し、また相手のミスにも助けられ、失点をこの1トライとゴールによる7点のみに食い止める。徐々に早大も敵陣に攻め込むが、カントーの守備の前に、なかなかインゴールを陥れられない。この局面を打開したのは、矢富勇毅(スポ3)だった。春シーズン、持ち前の突破力を見せつけてきた攻撃的SHはこの日も自ら果敢に仕掛け、28分にゴール前でのラックから自ら飛び込みトライ。このまま前半終了し、5―7で折り返す。
後半に入っても両チームともに堅い守備を見せ、ロースコアの展開となった。早大は、今村、五郎丸歩(スポ2)が徹底的なマークを受けてBK陣が攻めあぐねるなか、FW陣が奮起。後半7分に右サイドでのモールを押し込み、最後は畠山健介(スポ2)が流れ込むようにトライを挙げ、慶大戦で課題となったモールで逆転に成功。後半25分には、途中出場の松田純平(政経2)が敵陣ゴール前で相手のラインアウトのミスを拾いそのままトライ。待望の追加点を奪った。相手のミスを見逃さずに付け込む研ぎ澄まされた集中力が、ここでも垣間見られた。試合はこのまま19−7でノーサイド。宿敵を倒し、春シーズンを全勝という最高の形で締めくくった。
清宮克幸監督(平2教卒)就任以降、春・夏のオープン戦での直接対決で2連勝したチームが大学選手権決勝での対戦も制し、その年の大学王者となっている。この重要な一戦で勝利したことは選手に自信を植え付け、必ずや今後への糧となる。しかし、当の選手たちからは、試合後課題が口々に聞かれ、あくまで貪欲な姿勢を崩さない。「ワセダ戦をターゲットにまたやっていく」(関東学院大=有賀主将)と、夏の再戦での逆転を狙うライバルを返り討ちにするべく、ワセダもこの試合で浮き彫りになった課題を克服し、更なる進化を目指す。この一戦で得た自信を胸に、しかし決しておごることなく、『佐々木組』は勝負の夏へ向かう。
(和泉恵太)
★B、C、Dチームも揃って勝利!
Aチームのみならず、Bチーム以下も関東学院大に勝利を上げた。昨季の夏、『諸岡組』が初めて成し遂げた『4タテ』。もちろん春の達成は初めてのことだ。Aチームにケガ人が相次いだしわ寄せが懸念されたが、フタを空けてみればこの通り。チャンスを得た選手が存分に力を発揮した証拠と言えるだろう。目指すは春・夏4タテで今季対関東学院大無敗!
早大
関東学院大
前半
後半
前
半
後半
1
2
T
1
0
0
2
G
1
0
0
0
P
0
0
5
14
得点
7
0
19
総得点
7
早大出場メンバー
1前田航平(人4)、2青木佑輔(教4)、3畠山健介(スポ2)、4豊田将万(スポ1)、5後藤彰友(理工3)、6権丈太郎(スポ2)、7東条雄介(教3)→
松田純平(政経2)
、8林 徹(スポ3)、9矢富勇毅(スポ3)→
茂木隼人(教3)
、10久木元孝成(教4)、11田中渉太(スポ1)、12谷口拓郎(人3)→
池上真介(人4)
、13今村雄太(スポ3)、14菅野朋幸(人3)→
勝田譲(人4)
、15五郎丸歩(スポ2)
◆コメント
清宮監督
(ケガ人が多い中での勝利)出るプレーヤーがしっかり仕事をするのがチーム力。抜擢した選手が期待通りがんばってくれた。今日は色んな局面において勝つことがテーマだった。ある程度は満足。(接点では)ワセダの意識が高かった。持ったときはお互いなかなか取れない。ブレイクダウンでミスが3〜4つあったが、カントーの方が取れなかった。ペナルティが少なく、うちが6個に対してカントーは16個くらい。これが点差になっている。
佐々木主将
(まず、春勝利です)自信になる。ただ実力はこうじゃないと思うので、勝ちを過信することなくチャレンジャーとしてやっていきたい。(ご自身は欠場でしたが)ケガ前のパフォーマンス以上のものが出せるコンディションで戻るつもり。自分が本当はあそこに立って引っ張るはずなのに出られなくて、申し訳ないしふがいない。(今日は守備に集中力が見られました)みんなすごく気持ちが入ってた。気持ちでこれだけ変わるのか、と。(ほかの多くの4年生も不在の中の勝利です)4年生以下の後輩たちが、自分たちがリーダーだという意識でやっていた。その差が最後の最後でも出てくるはずですよ。
青木副将
(今日の試合について)我慢の時間帯が多かった。ディフェンスは良かったがオフェンスはミスが目立ったので集中すればもっと点差をつけることが出来た。4年生が少なかったがそのことが逆に選手に良い緊張感を持たすことが出来たと思う。(春のオープン戦を終えて)結果として全勝だったことは良かったが、試合に臨む前のチームの雰囲気が関東学院戦と他のチームとでは全然違う。口うるさく言ってはいるんだけど、どんな相手にでも関東学院戦前くらいの雰囲気で臨まなければいけない。関東学院にも勝ちはしたが僅差だったし全国制覇するためには選手たちにAチームとしての自覚がもっと必要。
畠山
(今日の試合について)厳しい試合だったけど勝ったことに意味がある。春に勝って冬に負けるのは恥ずかしいんでこの勝利はいいことだし、嬉しい。(今日トライを決めたことについて)ミスがあったけどFW陣が切れずに固めてくれた。トライを決めたのは結果論になってしまうけど。そこらへんは夏合宿でしっかりやりたいです。(今後の課題は)もっとセットプレーを頑張らないと。この間の慶応戦でも試合に出させてもらってますけどまだまだ駄目なんで気を引き締めていきたい。
豊田
(ライバル関東学院に勝利しましたが)嬉しいです!試合は緊張しませんでした。(スタメン出場でしたが)昨日まで心臓バクバクでしたが、今日の朝は緊張せず、試合に万全の状態で臨めました。(試合を振り返って)前半はシーソーゲームでした。後半はワセダのペースでできてよかったと思います。(個人としての出来は)自分の仕事はできました。これからは筋力をUPして、倒れないようにしたいです。(春シーズンを振り返って)最初3試合は慣れるのに時間がかかりました。最近は慣れてきました。(次の目標は)アカクロを着続けることです!
後藤
(今日の感想は)楽しかった。ただ頭を打って…あまり覚えてません。(相手の印象は?)ブレイクダウンがうまい。あと2回あるので勝ちたい。(ラインアウトは?後半ほとんど取ったが)(相手の)やることはわかっていた。ただ、後半3本マイボールを取れなかったのが残念。(豊田とはどうだったか?)身長があるし、やりやすい。今季はスタメンでは初めて。これからもっとよくなると思う。(春シーズンを振り返って)自分は怒られてばかりだった。やろうとしたことをやれてないということで。今回で挽回できたと思う。夏は体を大きくしたい。
松田
(今日のトライは?)自分が取ったってよりも、前の5人がラインアウトでプレッシャーをかけてくれて、自分がこぼれ球を抑えた感じです。でもガッツポーズが出るくらい嬉しかったです。(今日の試合について全体的には?)カントー戦ということもあってなかなかトライはとれないだろうと思ってましたが、試合をやっていてそうではないことを感じたし、あまり点を取られる気がしなかった。(具体的には)カントーはミスが多かったことです。(これからの課題は?)普通のことですが、まだ自分には力がないので、上のチームにいられるように頑張りたいです。
林
(試合の感想は?)大きいゲームに慣れていないし、観客がいっぱいいて、雰囲気も上井草と全然違うので緊張した。主将の代わりに出てるので、そういうプレッシャーも感じた。(自身のプレーの出来は?)大事なところでノックオンしてしまったので…申し訳ないし、情けない。ディフェンスは抜かれる場面がなかったし良かったと思う。チームの課題で特にディフェンスが出来てないっていうのがあったけど、今日は良かった。個人的な課題は、セットプレー。フィールドプレーよりも、セットプレーが(佐々木)隆道さんに劣っている。
矢富
(BKの攻めは)もうちょっとタックルさせて点を決められるとこでバシッといきたかったんですけど、ミスも多くてそれがあまりできてなかった。(主将がいなかった影響は)隆道さんがいない分うちらだけでやっていかなきゃという気持ちが強くて、それがいい結果につながりました。隆道さんがいるときは、隆道さんに頼ってしまっていたので。だから隆道さんが帰ってきても今の強さがこのままあればもっと強いチームにできると思います。(夏のターゲットはやはり関東学院大か)カントーっていうのは確かにありますけど、今のうちの目標は2004(年の早大)。2004を越えられれば間違いなくカントーに勝てると思うので。
久木元
(関東学院大戦に勝利)ケガ人の多い中で勝てたことが良かった。もっとBKで点を取ることにこだわりかたっかが、結局FWに頼ってしまった部分は大きい。BKも反省ばかりではなくて、良い場面、良かったところもあった。今村が厳しくマークされていたが、そこで五郎丸とかが抜けたり、他の空いたところをうまく使えたのは良かった。(BKではスタメン4年生ひとり、個人の出来は)4年生としてもSOとしても、個性の強いやつらのやりたいことを抑えるとか聞き役になることが仕事。矢富だの今村だの五郎丸だの、みんなやりたいことは異なっているんですけど、自分がコレって決めてまとめる部分はできていたと思います。
田中
(今の気持ちは?)とにかくまず嬉しいです。大学でラグビーをするならワセダか関東学院って思っていたのでそんな中勝てて本当によかった。(個人的には)もっとボールに触らないといけないと思った。(積極的にタックルに行くシーンが見られたのですが?)いやいや。タックル練習をもっとしないとだめだと思う。(1年生でスタメンをとりましたが?)ケガ人が多かったので…出られるうちに出て印象を残したい。(今シーズン振り替えって)Aチームは三菱重工戦あたりで調子が上がってきた。これからも調子を上げていきたい。
今村
(まず春、勝利です)今までやってきたことを出せて、課題も出てきた。(具体的な課題は?)アタックで、BKがチャンスフェイズで取りきれない。ミスも多かった。FWの集中力に助けられたので、もっと練習でしていることを出せるように。(ディフェンスには気合を感じましたが)(相手の)バックスリーが速いので持たせたくなかった。(昨季の)決勝でいいディフェンスができたので、それをイメージしてやった。(主将を欠く中での試合でしたが)3年生、4年生などと気にせず、自分自身が引っ張るという気持ちでやった。下からも気持ちを感じた。夏はもっと差をつけて勝ちたい。
勝田
勝ててほっとしたけど、もっとやれた。BK陣が点が取りきれなかったのが課題。個人的には教育実習から帰ってきたばかりであまり調子がよくなかったが、やれるという自信はあった。今日は勝ったが、カントーは必ず伸びてくるので、うちらも伸びて負けないようにしたい。(春季を振り返って)この春のスローガン『TARGET2004』というのはある程度できたし、自分たちの戦い方のベースがわかった。これをベースに夏以降に作り上げていくのが楽しみ。個人としてはまだ納得の行くパフォーマンスができていないので、春以上に頑張ってやっていきたいです。
五郎丸
(ターゲットにしてきたカントーに勝ちました)勝って嬉しいと言うよりチームの課題がよく見えた。(試合中に円陣を組むなど、気合が入っていたようですね)これに勝たないと先に進めない。ケガ人の多い中で練習中からかなり気合が入っていて、チームの雰囲気もよかった。(日本代表から帰ってきて1週間もないなかでコンビネーションは?)問題ないが、個人的に80分やり続けるゲームフィットネスが落ちてるし、パフォーマンスが下がっている。(これから個人として意識したいところは?)プレーの精度を上げてチームを引っ張りたい。
★今春は早稲田スポーツラグビー速報をご利用いただき、ありがとうございました。
夏合宿中の試合、対抗戦についても速報予定ですので、引き続きご利用ください。詳細は追ってお知らせいたします。
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