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7月号 アウトライン

昔から自分の気持ちを素直に表現するのが苦手だ。ありがとう。ごめんね。大好き。ちょっとした一言でも、照れくさくてなかなか言えない。自分の考え、想いを自分の言葉でちゃんと語れる人を見ると本当にうらやましいと思う。世の中、ちゃんと伝えなければ相手に自分のことなんてわかってもらえない。わかっているけど、できない。だからもどかしい。
そんなわたしに活路を開いてくれたのが、書くということ。文章は何度もやり直しがきく。自分自身と相談しながら推敲(すいこう)できる。決してうまい文が書けるわけではないが、少なくとも語るより断然自分の言いたいことを表現できる。
このサークルを通して、これまで何度も胸が熱くなる場面と遭遇することができた。勝利への情熱、敗者の涙。どれも美しく、二度と味わえないかけがえのない瞬間だ。そしてその瞬間に出会うたび、多くの人にそのことを伝えたいと思う。しかしいざ書き始めると、ペンが思うように進まない。何を一番伝えたいのか。思い入れが強くなればなるほどあれもこれも伝えたくなり、結局散漫な文になってしまう。
あくまで主役はそのスポーツであり、選手たちであり、その試合である。自分の感情を押し付けてはいけない。わたしの役目はなるべく分かりやすい形で伝えるだけ。それを見てどう感じるか、感動するか喜ぶか悲しむかは読者の皆様の役目である。とは言っても、伝えるって本当に難しい。
こんなことを考えているうちに、いつの間にかわたしのこのサークル活動も、あと半年となってしまった。後半戦も考え惑い、時には絶望的な気持ちで締め切りの朝をパソコンの前で迎えるかもしれない。でも、同時に何にも代え難い瞬間にもたくさん出会うだろう。そして何より、わたしに表現することの面白さを教えてくれたこの活動に感謝しながら、あと半年思いっきり満喫したい。
(寒河江真奈)

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